【在籍ホスト平均年齢46歳OVER】あの「じゃらん」「ポケカル」からも予約ができる?! 『レジェンド愛』を大特集!

大手旅行予約サイト「じゃらん」や日帰りツアー検索サイト「ポケカル」に2021年9月、突如として現れたホストクラブがあります。その名も『レジェンド愛 / レジェンド アイ』。

ホストクラブに詳しくなくても、『愛』の名にはピンとくる方も多いのではないでしょうか。そう、実はこのお店、あのホスト界のドン『愛田 武 / あいだ たけし』さんと関係があるお店なのです。

しかし、歌舞伎町のホストクラブで「日帰りツアー」ってどういうこと?! しかも調べてみたら、在籍ホストの平均年齢が46歳って書いてあるんですけど??? ということでこの度 horeru は『レジェンド愛』に突撃アタックし、もう在籍ホストや『桐生 武 / きりゅう たけし』社長に直接色々聞いてきちゃいました!

さらに今回はなんと、実際にお店に通っているお客様からもぶっちゃけ話を伺いました。「気になる」「来店してみたい」という女性は大いに参考にしてみてください。それでは早速どうぞ!


『レジェンド愛 / レジェンド アイ』とは

ホストクラブブームの仕掛け人であり、「ホスト界の帝王」と呼ばれた人物『愛田 武』社長(最終経歴は会長)。1971年にホストクラブ『愛本店 / アイホンテン』を作り、みずからメディアに露出するなど努力を重ね、最盛期は年商27億を稼いだといわれる伝説の存在です。

その『愛本店』が2020年に移転したことを機に、お店の歴代最高売上記録を持つホスト『桐生 武 / きりゅう たけし』が愛田社長の想いを継承するべく独立し、開店したのが『レジェンド愛』です。

現代の流行りのホストクラブとは逆行していると『桐生 武』が明言する通り、明るい店内には社交ダンス音楽やクラシックが静かに流れ、シャンパンコールなどの派手な演出は一切なく、ホスト・利用客ともに40~50代以上がほとんどという年齢層で、『レジェンド愛』は他の歌舞伎町ホストクラブとは一線を画しています。

完璧なコロナ対策を取るため、緊急事態宣言中の営業時間はホストクラブなのに14時から20時。「毎月赤字を出しつつ運営しています」と苦笑いしながら語る『桐生 武』ですが、2021年には系列2号店『レジェンド愛 Neo / レジェンドアイ ネオ』もオープンし、着実にグループとしての拡大を図っています。

金色で統一された豪華な内装

※写真は『レジェンド愛 Neo』

美しい照明や金色にピカピカ輝く置物が所狭しと並べられ、ド派手な内装で有名だった『愛本店』のDNAを受け継いだかのように、『レジェンド愛』の内装もまた豪華絢爛です。

なかには『愛本店』から譲り受けたものもあるそうですが、基本的にはかつて『愛田 武』社長が買い付けていたのと同じお店で、『桐生 武』が現在も『レジェンド愛』を彩る装飾品を調達しているとのこと。

色調をあたたかみのあるゴールドで統一し、少しずつ装飾品を買い足してはお店のレイアウトを変更していく『桐生 武』。「来るたびに何かが増えていたり変わっていたりして楽しい」と、利用客のハートをがっちりつかむエッセンスのひとつにもなっています。

なぜ? 在籍キャストの平均年齢は46歳

※ 写真は『レジェンド愛 Neo』

「ここが僕のお店の一番の売りです」と『桐生 武』が語るのが、在籍するホスト達の年齢。今や20代前半が大半を占めるこのホストクラブ業界で、『レジェンド愛』の平均年齢46歳のキャスト達は貫禄を見せます。

『レジェンド愛』の年齢層が高い理由は、社長の『桐生 武』にとってホストクラブが大人の社交場だからに他なりません。現代のホストは若者が多く「アイドル」化していますが、『桐生 武』がイメージするのは「古き良きホストクラブ」です。

社交ダンスがあり、生バンドの演奏があり、40~50代以上の年齢層の女性が、落ち着いてお酒を飲めて癒される場。それが『愛田 武』社長の遺志を継ぐ『桐生 武』の理想なのです。

ツアーイベントで気軽に体験!

そんな『レジェンド愛』、行ってみたいけどきっかけも勇気もちょっとないかも……と嘆く貴女には、まずはツアーイベントに参加することをおススメします。ひとりでも友人とでも参加可能で、安全にリーズナブルな本物のホストクラブ体験ができますよ!

気になる貴女は、まずはツアーサイト「ポケカル」をチェックしてみてください。2021年10月現在は、『レジェンド愛』と新店『レジェンド愛Neo』の2店舗を見学・体験できる特別プランが用意されています。

ツアーは大きく2部構成となっており、最初に『レジェンド愛Neo』にて Jazz の生演奏鑑賞 &『レジェンド愛』の歴史やホスト業界用語・マナー講座を受けられます。そして『レジェンド愛』へ移動したら、お待ちかねのホストクラブ体験! なんとソフトドリンク、焼酎、ブランデー、赤・白ワインまで飲み放題なのだそうです。

こんな大ボリュームプランで、2021年10月現在のお値段はひとり税込み6,600円。もう行くしかありませんね。ただしこのツアープランは40代以上の女性のみが対象とのことですので、お申し込み時はよくお確かめください。


インタビュー:社長『桐生 武 / きりゅう たけし』

ここからは horeru スペシャル! 『レジェンド愛』の主要メンバーやお客様へのインタビューを特別掲載いたします。

まず登場するのは、『レジェンド愛』『レジェンド愛 Neo』を作った『桐生 武 / きりゅう たけし』。改めて『愛本店』キャストから『レジェンド愛』社長となった経緯を伺いました。

一度は去っても、やっぱり取り戻したかった『愛』

──桐生社長は「愛田社長の後継者」というイメージですが、そもそも愛田社長とはどういう出会いだったのでしょうか。

桐生
まさしく僕は愛田社長を、崇拝していまして。川崎のホストクラブにいた27歳の頃、まずテレビで愛田社長を見て「こんな人いるんだ!」と衝撃を受けて、それで歌舞伎町の『愛本店』に面接に行ったんですね。

──愛田社長のどういったところに惹かれたのでしょうか?

桐生
やっぱりオーラです。喋りからもなにか人柄が伝わってくるし、見た目でも人を引き付けるんです。面接で実際にお会いして話すと、やっぱり漢気が違いましたたね。

周りの人を明るくするし、社長が登場するだけで温度が2度くらい上がる感じ。カリスマでしたね、本当に。2,500万の時計とかエメラルドの指輪とか、テレビだけでなく普段からも本当に身につけていて、それがすごく光ってて。「この人すごいな」と思いました。それが今からちょうど20年前ですね。

──そこから『愛本店』の勤務が始まったと。

桐生
はい。2009年から12年までは、年間No.1になって社長にも認めてもらって、社長に「継いでくれ」と言われたこともあるんですけど。

ただそのときに社長が4回目の脳梗塞で倒れ、そこからバタバタといろんなことが起こって、僕が39歳のとき、オーナーチェンジと同時に僕はこの世界を上がりました。僕は『愛』が好きで、愛田社長が好きだったから。

──愛田社長に操を立てたということですね。

桐生
まさにそうです。それからは社交ダンスのインストラクターと、ダンススタジオとバーの経営をやっていました。でもやっぱり刺激が無くて、つまらなかった。そんなときに愛田社長が亡くなって……。そのお通夜で、かつての『愛本店』の仲間と再会しました。それでいろんな話をして、戻ろうかなという気になったんです。

最初は「最近どんな感じ?」って、軽く聞いたんですよ。そしたら「桐生君、もう昔の『愛』じゃないよ。若い流れになっちゃって。シャンパンコールも服装も客層も若い。これはもう『愛』じゃないよ」と。これを聞いて、もう絶対に戻ろう、愛田社長が作った『愛』を取り戻したいと思ったんです。それが45歳のときですね。

当時の『愛本店』の幹部陣は僕の出戻りに大反対でした。僕が店を空けていた4、5年の間に世代が交代してしまっていたんです。それでも「2ヶ月見てください。それでダメだなと思ったらすぐクビにしてください」と言って、入店させてもらいました。

──過去の栄光は「過去」でしかなかったと。決してやりやすい環境ではなかったんですね。

桐生
はい、でも人間、どん底に行くともう下がないから上を向くしかなくなって、なにかしらのパワーがみなぎってくるんです。ちょっと社長のパワーをもらったかもしれないですね。こういうときって、色んな人が応援してくれるんですよ。

それで入ってすぐに5,300万円の売上で、ナンバーワンになって。2ヶ月目が5,500万、3ヶ月目が6,300万で、もうみんな引いちゃったんです(笑)。そこからじわじわと『レジェンド愛』の段取りを組んでいきつつ、その年は2億4,000万の売上を上げました。それが1年半と少し前のお話ですね。

──すごい数字にクラクラしてしまいました(笑)。そして現在、『レジェンド愛』オープンから1年と少し経ちますが、今はどんな目標をお持ちなのでしょうか。

桐生
今47歳なんですが、50歳になるまでに10店舗に増やしたいなと思っています。歌舞伎町に限らず、ホストクラブ以外の業態も考えています。

ホストにこだわる必要はなくて、グループ化したら『レジェンド愛』が『レジェンド愛本店』と言えるようになるからなんです。僕は『愛本店』で育ったから、自分のお店にも『本店』と付けたくて。

『愛』の名前を守りつつ、これからも『レジェンド愛』『レジェンド愛 Neo』、そして更なる店舗展開に励みたいと思います。

──壮大なビジョンにワクワクします! ありがとうございました。


インタビュー:キャスト『源 / げん』

続いてご紹介するのは、47歳にして現役ホストの『源 / げん』です。

『源』は20代で『愛本店』に入店し、現在も会社経営の傍らホストを現役で続けているという、他に類を見ないパワフルさを持つダンディイケメン。しかも女性の気持ちに寄り添えるようにと、自らスカルプやジェルネイル、カラエクなどにも挑戦する猛者なんです。

そんな『源』には、今もホストを続ける理由、そして『愛』の名を受け継ぐお店があるべき姿について質問してみました。

『愛』は忘れられないロマンの結晶のようなお店

提供:レジェンド愛


続ける理由……そうですね、まあなにせずっと尊敬しているお店だったので、『愛本店』は。これだけ長年やったお店というのはなかなかなくてですね、約50年の歴史を引き継いで『レジェンド愛』として続けてやっているということは、素晴らしいと思うんですね。

なので、今もホストを続けられる理由ってのはですね、昔のことが忘れられない部分もありますけれども、そんなお店を継承して長く続けられれば、良いなあと思うからなんですね。私はずっとプレーヤーはできないかもしれませんけれども、でも携われたらいいなあなんて思ってるんですよ。昔の良いところ、今もありますから。

──伝統を紡ぐために、今も働いてらっしゃるということですね。引き継ぎたい「愛本店」像とはどんなものなのでしょう。


今はコロナで色々と難しいですけれど、『愛』は芸能人のお客様の来店もあれば、はとバスツアーで来ていただいたりということもあるお店でした。年齢層が幅広く、それこそ18歳から杖をついているようなおばあ様まで来られてダンスをやられたっていうような、前向きなホントの老舗のクラブなんですね。それを引き継いだ『レジェンド愛』はロマンのかたまりですよ。だから私なんかは、続けたいなと思っているんですけどね。

提供:レジェンド愛

──「ロマンのかたまり」。いい言葉ですね! 『レジェンド愛』での日々の営業で、意識していることはありますか?


ベテランとして今のコロナ禍で僕が思っているのは、消毒とかマスクで対策をして安心していただくことは必ずですけれども、それだけだと面白くないじゃないかということです。

なので、フェイスシールドを反対にしてつけてみたりね(笑)。そんなエンタメを織り交ぜながら、笑わせながら、営業しています。ちなみにこれは実はね、顔がデカくないとできないんです。

──明るさと楽しさ、それにお顔の大きさと、源さんはいろんな武器をお持ちだということが分かりました(笑)。


はい(笑)。今はなかなか難しくても、これからは団体のお客様が安心して来店いただけるシステムをつくりたくて、下準備をしています。コロナが何年続くか分からないですけどね。こういう新しい展開をしていくことで、光が差し込めばと思います。

──諦めず考え続ける姿勢に、経営者としてのお顔も見せていただいたように思います。ありがとうございました!


インタビュー: トータルプロデューサー『美島 光司 / みしま こうじ』

明るい笑顔にバチバチの関西弁、そして王子様のような185㎝という高身長。3人目は『桐生 武』と同じ47歳の『レジェンド愛』トータルプロデューサー『美島 光司 / みしま こうじ』です。

ホストクラブでの仕事をしながら、同時に司法試験の勉強をし続けていることでも知られる『美島 光司』。彼には勉強を続ける意義からホストの極意まで(!)たっぷり伺いました。

君はお茶を1杯100万円で売れるか

光司
自分は働くためには、勉強が必要なんです。勉強というのはメンタル。どういうことかと言うと、ホストクラブには「時の運」があるんです。ホストって、実は他力本願な仕事でしょう。最終的には「お客様に気にいられるかどうか」で勝負が決まります。

でもこの「他力本願」だけやったら、精神がやられるんです。選ばれるのを待つ立場って、すごくしんどい。でも勉強は、自分が頑張れば頑張るほど実力が付くでしょ。

僕はかつて『愛本店』で現役だったときは、早稲田大学に通っていました。その方が上手くいくんです。勉強しながらホストもする方が、お客様も「応援してやろう」という気持ちになるんですよ。その当時はそれで僕、うまいこと行きました。選んでもらうというのは大変です。

──今は現役ホストではなくトータルプロデューサーとして、在籍ホストを売れっ子にするのがお仕事だと伺いました。たとえば、「売れっ子になる奥義」などあるものでしょうか?

光司
そらいっぱいあります! でもひとつだけ言えるのは、この仕事は下に出て媚びれば売れるものじゃないということです。やはり自分に自信を持ってる子の方が、売れます。この仕事ってすごいですよ。

たとえば、「ホストってお酒を売る仕事」と思ってるでしょ。でもね、うちで売ってるビールも、隣りのバーで売っているビールも、まったく同じなんですよ。そこの酒屋さんから買い付けてるだけです。なのに隣りの店では1本1,000円。でもうちでは、1本5,000円で売れるんです。すごいでしょ、同じものなんですよ。

お酒は商品と呼んでいますが、実際ホストクラブの何がウリかと言えば、スタッフなんです。極端なことを言えば、ウーロン茶1杯を100万円で売れるのがナンバーワンホストです。お客様が納得して「いいよ、あなたのためやったら払うよ」と言ってくれれば、契約が成立するんですよ。それができるのがナンバーワンホストなんです。

そういうホストをいかにつくっていくかというのが僕の仕事ですね。脅迫とか騙しなんかではなくできるのが、ホストなんです。面白いでしょう。

ああでも、すぐに100万で売るのはムリですよ。どんなにはやくても、そのお客様と出会ってから2ヶ月はかかりますね。

──逆に2ヶ月で100万円も?!

光司
そうです。逆に半年立ったらもう、いけないです。そういうもんなんです。長くなればなるほどできるもんじゃない。むしろ、早い方が良い。やっぱり僕らの仕事は心理なんですよ。そこをしっかり考える店が流行るし、まさに「惚れる」かどうかですね。

あと、やっぱり最終的には自信です。ホストで売れるためには、自信が要るんです。

──そこはホストに限らない普遍の真理かもしれないですね。光司さん、ありがとうございました!


インタビュー:キャスト『本庄 / ほんじょう』& お客様『サチコ(仮)』

最後は、なんと営業中の『レジェンド愛』店内にて編集部がお邪魔虫(死語)をしてしまいました。48歳・実力派キャスト『本庄 / ほんじょう』が接待している指名のお客様、『サチコ』さん(仮)にお話を伺います。

IT系企業にお勤めで、ホストとは縁が遠かったという50代の美魔女・サチコさん。数年前にイベントで『愛本店』を体験し、そこで『本庄』と出会ったことがきっかけで、以降お店へ通うようになったそうです。

しかし、2回目に『本庄』に会いに行くまではすごく悩んだとか……?

色恋でボロボロにされるんじゃないかと思ってた

サチコ
本庄さんと出会ってから3年が経ちます。本庄さんはしっかりしててダンディなところと、ホストクラブを知らなかった私に「楽しむためにはこういう飲み方がいいよ」「このダンスを踊ろうよ」と、遊び方を教えてくれる優しさが素敵なんです。

本庄
本庄です!

サチコ
お酒を煽ったりもされませんし、良心的。それで安心して通うようになりました。 でも出会って半年は「こわいかも」という迷い期間があって……

──「こわい」と思われたのはなぜでしょうか。

サチコ
やっぱり一般的なイメージってあると思うんですね。ドラマとか事件のニュースのイメージで「何十万円もつかわされる」みたいなのがクローズアップされて、それをお店に通っていない人は鵜呑みにするんです。まさに私も、鵜呑みにしていました。

本庄さんは出会った時から良い人で全然変わらないんだけれども、それで最初は「なにかウラがあるんじゃないか」とか思ったりして(笑)。やっぱり出会いがホストクラブだから「良いかただけれども、通うのはどうなんだろう」と迷いました。

──最終的にその迷いを振り切ってお店に行った理由はなんなのでしょうか。

サチコ
興味が勝ったんですよね(笑)。もともと興味があったからイベントにも行ったわけですし。だからこそ迷っていた期間も、本庄さんとは連絡を取り合っていました。

──本庄さんの粘り勝ちというところですね!

本庄
粘り勝ちです。本庄です!

サチコ
興味があっても行きづらいというかたは多いと思いますが、ツアーやイベントなどで入店のハードルは低くなっていると思います。まずはそれで体験してみて、「ああこんな感じだったんだ」と知るのが良いかなと思います。

──通うようになってイメージの変化はありましたか?

サチコ
やっぱり煽られたり色恋でボロボロになったりという、世間一般で言われるホストクラブのイメージがあったんですけれども、来てみると『レジェンド愛』も本庄さんもそういう感じでは全くなくて。無理のない範囲で飲みたいものを飲んでね、楽しんでねと。来てくれたからには精いっぱい楽しませるよという感じで。

しかもそれが一方的に押し付ける感じではなくて、お客さんがそれぞれどういう人かというのをホストさんって瞬時に見極めますよね。私、それがすごくビックリして。下ネタから真面目な話まで色んな話をふって、「このお客さんにはこういう感じがいいんだ」というのを瞬時に見極めるのは、経験豊富なベテランならではだと思います。

私の場合はダンスが好きで、社交ダンスは『レジェンド愛』に通うようになって、お店の中で覚えたんですけど。

本庄
すごく上手くなったよね。

──つまり本庄さん仕込みなんですね。

サチコ
本庄さんと、あと社長たちにも教わりました。

──ダンスって、指名ホストさんとだけ踊るのかと思っていました!

サチコ
ジルバなんかはみんなと踊れるんですよ。チークだけは担当と踊るんですけどね。よその厳しい教室と違って「今の良かったよ」「今の上手くなったよ」と指導してくれるので、もう楽しくて。下手でも「踊ろうかな」という感じにさせてくれる、そういうところが良いです。社交ダンスというカテゴリでも、すごく良いお店だと思います。

「社交場」っていうネーミングがノスタルジックな感じがあって、いいですよね。チークダンスも「古き良き」っていう感じがありますし、踊れるお店は他に一軒もないです。こういう場を残したいという社長の意志がお店にすごく詰まっていて、こだわられているなって思います。

──お店全体に古き良き時代の『愛』の精神があふれているんですね。

サチコ
あと、この飲みに行くにもちょっとした覚悟が必要な時期ですから、お店に窓があって良かった。キッチリ対策していることが分かるので、通う側としても安心です。安心して飲みに行ける場所が、このコロナ禍でもあるというのはすごく幸せだなと思います。

お客さんの層も、20代の若いかたはいなくて50代くらいの落ち着いたかたが多くて、なんだかアットホームな雰囲気で安心します。争いごとがなくて、私としては楽しい感じ。イベントのときなどは一体感も感じられたりして、好きですね。

──ちなみにサチコさんがお店に通う頻度は?

サチコ
前は1ヶ月に1~2回くらいは来てたんですが、最近は2ヶ月に1回とかですね。

本庄
本当は毎日来てほしいです! そらもう。

──それはそうですよね(笑)。最後にサチコさんにとって、今の生活の中で一番楽しいことを伺えますか。

サチコ
やっぱり2ヶ月に1度ここに来ることかな。私はもともとディスコとかクラブが大好きで、以前はほぼ毎週に近い形で行っていたんですけど、今は密な感じがこわくて行っていません。

だからひとり暮らしで楽しみなんて全然無くて、テレワークも多いので下手すると一日誰とも話さず……「自分の声ってどうだったっけ」とか、あと言葉が出てこないというのもある。言語を発する脳が衰えちゃうんですよね。

そういうなかで、こうして行けるお店があるというのが本当に楽しみなんです。今の私の、心の支えです。

本庄
最高な気分ですよ。ありがとう。

──おっと、そろそろお邪魔虫は退散しなければ……! お二人とも、ありがとうございました。素敵なお話でした。


まとめ

キャスト平均年齢46歳という異色の歌舞伎町ホストクラブ『レジェンド愛』を特集しました。コロナ禍でも対策を徹底的におこない、80代の女性も楽しんで通える唯一無二のお店『レジェンド愛』。

「飲んで騒ぐ」ではなく「話して踊って楽しむ」ことを大事に、亡き『愛田武』の遺志を継いだ古き良き昭和のマインドが完璧に再現されている、一度は訪れるべき名店です。

でも年齢層が高めで『レジェンド愛』には足をのばしづらい……という年若き乙女たちには、系列店で2021年11月にグランドオープンする『レジェンド愛 Neo』をおススメします。『愛』の精神はそのままに、若い女性をも楽しませるという気概にあふれたホスト達が貴女を待っていますよ。

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