【ACQUA Group スターイケメンにインタビュー】亜璃珠 帝雅 総支配人──くじけずに、向き合い続ける

歌舞伎町のみならず全国において店舗展開を重ね、いま圧倒的にその勢力を拡大している『ACQUA Group / アクアグループ』。

先日 horeru編集部がその ACQUA Group に対し「今最もノッているひとは?」と質問したところ、『alpha by ACQUA / アルファバイアクア』総支配人の『亜璃珠 帝雅 / ありす たいが』である、と即時回答がありました。

ホストを始めて3年足らずにして、既に『alpha by ACQUA』総支配人の座までのし上がった驚異にして脅威のプレイヤー『亜璃珠 帝雅』。年間指名本数1,500本、月間510本という記録保持者であり、顔面無整形ながら圧倒的な美を誇る男です。

今回はそのご本人へ、なんと直接インタビューすることができました! 強さ、聡明さ、美しさを備えるプレイヤーでありながら、プロデューサーとしても活躍の幅を広げる彼の、あらゆる秘密に迫ります。男も女も “惚れる” その理由とは一体──?


──本日はよろしくお願いいたします! ちょっともう、まぶしいです笑顔が……緊張します。

帝雅
よろしくお願いします! あはは、そんなことないですよ。ありがとうございます。

──えっと、現在『alpha by ACQUA』さんの総支配人ということですが、まだ 22 歳なんですよね? お若い!

帝雅
いやいやいや。

──『亜璃珠 帝雅』ってあまり見かけないお名前だなと思ったのですが、源氏名といいつつ漢字以外はほぼご本名なんですよね。

帝雅
そうなんです。

──で、現役の上智大生で理工学部のご所属と。「ガリ勉タイプ」とご自身も認めてらっしゃるそうですが。

帝雅
ガリ勉ですね(笑)。もともと勉強が好きで、歴史とか文学とか文系も大好きなんですが、ただ理系の方が就職に強いかなと思って理工学部を選びました。でも結局、ホストしてますけどね(笑)

──将来を見据えての理系選択だったんですね! もっと昔に話を戻していくと、いつ頃からお勉強がお好きだったんですか?

帝雅
高校生の時ぐらいですかね。それまでは正直、やんちゃボーイというか。小中学生の時は応援団長とかやったり、わんぱくな感じでした。足も速くてイケイケで……

──帝雅さんの明るさは幼い頃からの持ち前のものなんですね。さぞモテたでしょう。

帝雅
小学生のときが一番モテてました(笑)。バレンタインに25個とかチョコもらってましたね。

──ヤバい!

帝雅
本当に。もうそのときはナルシストになっちゃった(笑)。浮かれてましたね、今思うと。

教材も買えなくて始めた大学生兼ホスト

──つまりモテの基礎は幼少期にもうできていたわけですね。そして大学に入って、ホストを始められたと。

帝雅
はい。最初は予備校講師のバイトも掛け持ちしていたんですが、途中で「やっぱりホストの方が未来もあるかも」と思って1年くらいで辞めて、そこから大学生とホスト両立という形でやっています。

──ホストをやるにあたって、そんなにご抵抗はなかった?

帝雅
いや、ありましたね。でもはじめての歌舞伎町が、ここ『alpha by ACQUA』の体験入店で、もう雰囲気がいいなと思って即日「入らせていただきます」と。正直、何も知らずに好奇心で行ってノリで始めたので、こんなに長くやると思わなかったですね。

──へえ! では、それが大当たりだったわけですね。

帝雅
そうですよね。そもそもホストって「面接が厳しくて受かるかどうか分からない」っていう世界かと思ってたんです。だからとりあえず行ってみよう、で始めちゃって。うーん、今思うと大胆ですよね(笑)。

──巡り合わせですね。

帝雅
俺が入店したときは、ほぼオープニングのような感じでやりやすかったですし、でも売れてないキャストばかりじゃなくて『南 心亜 / みなみ ここあ』とか『芹沢 心 / せりざわ しん』さんとか、既にちゃんと結果が出せる先輩がいたので、自分も頑張れたという感じでした。心さんなんて、最初から親身に色々と相談に乗ってくれましたし。

──そういうライバルや先輩の存在はとても大事ですよね。

帝雅
まさに。当時は上京してすぐでお金もなくて生活に困っていたくらいで、ホストの寮を借りて大学に行きましたよね。最初はお金がなさすぎて、大学まで歩いて行ったりしていました。今考えるとやばいな。

──今こんなにイケイケのかたがそんなスタートだったというのはとても意外ですが、このお話はいろんな人の勇気になる気がします……!

帝雅
ですかね(笑)。最初はパソコンとか教材も買えなくて……でも結局、ホストで頑張って買えたんですけどね。大学の授業も最初の方はフル単で取ってましたし、両立は大変でしたね。

──すごい。フル単ってさらっとおっしゃいますけど、それも頭が良くないと取れませんし。ホストとして活動されるなかで、明晰さってとくに見せない面なのかなとは思うのですが、でも対面してお話しているとビシバシ感じるんですよね。

帝雅
ええ、嬉しい。見せかけですよ。

──いえいえ、すごく感じます。お話の仕方だったり所作にも。髪はめちゃめちゃ金髪さんですが(笑)

帝雅
ですよね。ギャップ萌え狙ってるんで!(笑)

──その頭の良さって何なんでしょうね? 物心ついたときからもう、頭が良かったんでしょうか。

帝雅
いや、そんなことなかったと思うんですけど、どうですかね? でもコミュニケーションというか、いろんな人と話すことがもともと好きだったので。今も同業付き合いがメッチャありますし、後輩との付き合いとか体験入店の対応、人事とかも、それでうまくいってるのかな? とは思います。

だからか俺、実は男性のお客様も多いんですよね。ゲイのかたとかではなく、遊びに行く先のお店のウェイターさんがお客様として来てくれたりとか。結構珍しいタイプかなとは思います。

──確かに、あんまり聞かないですね。

帝雅
ですよね。色んな人がいますよ、2m近い身長の野球選手とか(笑)

──へえー!(笑)いろんな方面にお友達もいらっしゃるし、それが売り上げにもつながっているんですね。

ただ大きな数字が取れれば良いわけではない

──それだけお稼ぎだと、お給料っていったい何に遣うんですか?

帝雅
そんな稼いでるわけじゃないですよ! でも、ある程度のブランドものを買って、あとは実家と後輩とにちょいちょい、ですね。でもそんなに遣ってないですね。毎月何百万かは遣って、何百万かは貯金みたいな感じです。

──サラっと言われる桁がもうすごいんです(笑)。やっぱり将来的には、経営方面を目指してらっしゃるとか。

帝雅
それは、何かしらをやりたいですよね。そのための資金貯めみたいなものですしね。

──それで毎月何百万かを貯められるということですから……

帝雅
ふつうの大学生と比べると、ホストって夢、ありますよね。

──夢ありますね!

帝雅
あと、自分は本当に、後輩には自己犠牲の精神で接しています。後輩のアフター代は全部出しますし、ご飯も出しますし、賞金も出しますし、もう全部やりますね。後輩に売れて欲しいって思いが強いんです。

──「売れて欲しい」、ですか。

帝雅
ちょっと前までは自分本位で売上を上げようという意識だったでんすけど、今はもう自分個人より、お店のことを考えるようになりました。

──いよいよ視点がそちらに変わってこられたんですね。

帝雅
もちろん自分としてはもっと売上を伸ばしたい気持ちもありますけど。でも、そんなにお金もいらないしな、ある程度あればいいかなと思っちゃって。

──今がそういう意識の転換期なのかもしれませんね。このタイミングでお話を聞けて、すごく嬉しいです。Twitter でのご発言も、最初の頃と最近では全然違っていて、中身から変わってきてらっしゃるんだなと思いました。

帝雅
嬉しいですね。やっぱり環境で変わったんだと思います。ホストを始めた当初は週1~2のアルバイトでしたし、本当に学費が稼げたら辞めようと思っていたので。

──それが最初の1年ぐらいで、もう4年分稼げちゃったんですよね(笑)

帝雅
はい(笑)。高校生の時の奨学金も同時に返し終わっちゃって、そこで辞めようかなと思っていたんですが……なんだか夢が変わっちゃいましたね。ホストの道で、成功したいなっていう夢になったんです。

──いや、そりゃそうなりますよ、短い間にこれだけの記録を出せちゃうんだったら。だって年間指名本数記録、1,500本でしたよね? 月間記録も510本だとか。

帝雅
そういえばそうですね(笑)。でも本数は正直、今はこだわってないんですよ。

あのときは、1 回記録にこだわってみようと思ってやってみたんですけど。自分の場合、ほぼキャッシャー会計なしだったので、きつかったです。毎日鬼のようにスケジュールを管理してやってみましたけど、正直本数って、呼べばいいってもんじゃないんです。何事もそうですが、自分のペースというものがあってそれが大事だなと。でもそこに気が付けたので、やって良かったと思っています。

※キャッシャー会計とは:女性客がホストの接客を受けず、来店して代金だけ払うこと。担当ホストの売上や指名本数につながる。

──ちなみに、そうして限界まで行った帝雅さんの「ちょうどいい」って、月何本ぐらいなんでしょう。

帝雅
あ、でも最低100本ですね。俺の場合、何も営業しなくても毎月100本くらいならいくので(笑)。自分は初回から飲み直していただくお客様も多いので。

──インスタとか tiktok からの初回指名も多いとおっしゃってましたね。でも納得です! この頭の回転の速さとルックスとを兼ね備えていたら、そりゃもうそうだろうなと。

帝雅
あはは、でも営業中はこんな感じじゃないですよ。もうグイグイいきますし「バーテンか」って言われてますからね。

──「酒ヤクザ」とあだ名がついていると伺いました。

帝雅
いやいや(笑)。でもお酒はかなり飲めます!

「絶対」の自信が美しきカリスマを作る

──ところで帝雅さん、売上が落ちたことが無いというのは本当なんですか。

帝雅
そうですね、バイトからレギュラーになって約3年ですが、本当にずっとナンバー5以内に入っています。もちろん大学の試験で出勤が少ない月もあったんですけど、そのときも売り上げは絶対落とさないようにしてきました。しかも、テストのときは月間2,000万上げたりしてますね。

──エッグい(笑)。 すごいですね。あの、イジワルな質問ですが、仮にいつか売上が落ちることがあったらどうなると思いますか。

帝雅
いや、絶対落ちないですね。

──すごい自信!

帝雅
もし今のお客様が全員いなくなったとしても、1ヶ月あれば1,000万売れます。それがホストの営業力だと思っています。

──努力の仕方もご存知だし、その上で外見も磨いてらっしゃるでしょうしね。

帝雅
でも整形はしてないです! 注射とか痛いのは嫌いなので。フェイシャルと全身のエステと、ホワイトニングしか行ってないんです。あんまりメイクもしないですかね。

──おお……もう、その美しさは生まれつきなんですね。

帝雅
あはは、ありがとうございます。整形はするつもりないですね。鼻があんまりナチュラルな形じゃないから、よく「これ整形じゃないの?」って言われるんですけどね。

──ギフトですね。ほんとに鼻筋がキレイ。金髪がよく似合いますね。

帝雅
ホストになってからはずっと金髪キャラですね。トレードマークというか、2回目に見てもらったときに思い出しやすいかなと思って。

──細やかな戦略あっての金髪だったんですね。じゃあもう、変えたいとは思われないですか?

帝雅
そうですね、自分でもしっくり来てますし。一度真っ黒にしたときも受けは良かったんですけど、金髪はキャラだから、やっぱり大事なんです。

「人間不信」で諦めてしまわない大切さ

──最後にプロデューサーとしてのお話も、ぜひ伺いたいです。現在『七瀬 るい / ななせ るい』支配人や『皇 夜空 / すめらぎ ないと』さんを始め、何名かのプロデュースをされているとのことですが、どういうところが楽しいですか。

帝雅
やっぱりホストの道でやりがいを見つけてくれたら、そこで自分はもう嬉しいですね。本当に。今は後輩を育てたいという思いが強いので、例えば後輩が飲み直してもらったら、もう自分でファーストに行ってるんです。あ、つまりドリンクを出したりテーブルのセッティングをしたりということなんですが。

──え、そんな作業を帝雅さん自ら?

帝雅
そうですね、自分の管轄ではやっています。ヘルプとしての価値も、自分は高めたいんですよ。だから自分の価値をその卓でアピールするというか、そういう意識はしていますね。ヘルプでの価値と担当の価値を、それぞれ高めるようにしてます。

──うわあ、なんかもう帝雅さんのお人柄ができすぎていて、言葉が出ないです。

帝雅
いやいや(笑)

──やりがいというのはどのお仕事でも通じるお話ですね。逆に、難しいところはどんなところですか?

帝雅
難しい、ですか。うーん、歌舞伎町って入りやすくて抜けやすい空間だと思うんですよね。だから、自分の管轄にも今まで10数名入ってきましたが、やっぱりその中で違う道を選ぶ子がいると、自分としては1人ひとり向き合っているつもりなので、その度に正直ショックはありますよね。

でもそこはくじけずに、これからも向き合いたいと思います。そういうことは女の子も男もザラにありますが、そこでも信じたいですね、俺は。この3年間で思ったのが、「人間不信」って言っちゃえば終わりだなということで。信じてあげることで、また次も会ってくれると思っていますね。

──どうやったらこんなイケメンが生まれてくるんでしょう……

帝雅
いやいや! 俺は3年間結構考えて、そういう結論に至りましたけど、もちろん途中で人間不信みたいになったこともあります。

──そういう時をどうやって乗り越えたんですか?

帝雅
行動しちゃえばやる気が出ると思ってて。仕事でうまくいかない時なんかもあるけど、出勤しちゃえば行動ができて、それでやる気を出してましたね、自分は。もう無理やりで、何をするとかでもないですけどね。

──そうでしたか。でも、環境がそうは許さない場合もあると思うんですけど、それができる『alpha by ACQUA」さんはやっぱり素敵なお店ですね。

帝雅
うん、そうですね。いい意味でホストクラブっぽくないです。敷居が高いわけではないですし、上下関係も厳しくなくてフレンドリーで。

──そんな『alpha by ACQUA』さんで、帝雅さんは今後もプレーヤーもやりつつ、でもお店全体の運営・経営を視野に入れていかれるわけですね。

帝雅
はい、頑張っていきたいです。 プレーヤーとしては年間2億が目標で、これは自分のなかでずっと思ってるんですけど。でも無理せず着実に、今年じゃなくてもいい、来年でいいと思っています。ホスト人生の目標ですね。

──まだまだプレーヤーも続けてください!

帝雅
あと10年は全然やります。最近めっちゃ元気なんですよ、本当に。暇すぎなんです。

──月500本以上呼んでおいて暇とは(笑)

帝雅
あはは、でも本当に元気が今、有り余っているんです。あとは後輩に、もっと売れて欲しいですね。

──ここでも後輩さんのお話が出ちゃうところがもう、素晴らしい先輩ですね。キャスト思いの優しくて強い帝雅さん、これからも目が離せません! 今回はありがとうございました。

帝雅
ありがとうございました!

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