ホスト用語「細客」とはどういう意味?ホストからしたら迷惑なの?【太客・繊維との違い】

ホスト用語の一つ「細客」。一度は聞いたことのある方も多いのではないでしょうか。ホストによって細客に対する考え方は様々ですが、実際のところ細客はホストにとってどんな存在なのでしょう?

この記事では細客をはじめとしたお客さんの種類と、細客に対するホストの考え方を解説。「細客はホストから見て迷惑?」と悩んでいる方もぜひチェックしてみてくださいね。

ホスト用語「細客」の定義とその他の客の種類

ホストの世界で使われる「細客」という言葉。「そもそも細客って何?」という疑問をお持ちの初心者さんも多いのではないでしょうか。

まずは細客をはじめとしたホストクラブに来るお客さんの種類について、分かりやすく解説していきます。

「細客」とは

細客とは、ホストクラブには来るもののあまり多くのお金を使わないお客さんのこと。有名店だと月10万未満で遊ぶお客さんは「細客」と考えられているようです。

そのため月の売り上げ1000万を超える人気ホストの中には、細客に対して適当な対応をしたり、文句を言ったりする人もいるようです。

しかし女性の平均月収が付き20~30万くらいであることを考えると、たいていの女性は細客になるので精一杯。毎回何十万単位で遊べる女性はごく一握りのため、あなたが細客でも罪悪感を持つ必要はありません。

細客から太客にされることもある


もともと細客だった人が、お金に都合をつけて太客へと成長していくパターンもあります。

昇進が見込める人や、実家にお金があるという人は成長する可能性を持っていますので、ホストも大切にしてくれます。

また、もっと多くのお金を手に入れるため、借金をしたり、時給の高い水商売を始めたりする女性もいます。好きなホストのために努力するのはある意味楽しいことかもしれませんが、将来に影響する選択は慎重に行いましょう。

細客よりお金を使わない客「繊維」

あまり聞いたことの無い方も多いかと思いますが、「繊維」と呼ばれるお客さんもいます。繊維とは、細客よりもお金を使わない客。お店にもよりますが大体月3~5万円以下しか使わないお客さんはこう呼ばれているそうです。

繊維のお客さんは月1,2回の来店で、一回当たりのお会計が1~2万円。ホストクラブで安く遊ぼうと思っているお客さんであればこの繊維に属するかと思います。

人気ホストは例え繊維のお客さんと上手くいかなくても売り上げにほぼ影響がないため、気楽に接することが出来る良い客と思われることもあります。

繊維より細客の方が大切?


売り上げのみを考えれば、繊維と言われる客より細客の方が大切に思えますが、大きな態度に出る細客はホストに好まれません。

数万円しか払わないのにしつこくアフターに誘ったり、一日デートを要求したりする細客は「お金に見合わない」として迷惑がられる場合もあります。

色んな要求をしてくる細客より、払ったお金に見合うサービスしか求めてこない繊維の方が良い、と考えているホストも案外多いかもしれませんね。

細客の次とされる「普通」


細客よりお金を使うお客さんは「普通」の客として考えられています。「中客」と呼ばれる場合もあり、大体月10万円以上、30万円未満のお金を使うお客さんが当てはまります。

ホストにとって普通の客は、その名の通り可もなく不可もなく普通。いなければ困るかもしれませんが、特別なサービスをするほどではないお客さん、と考えられているようです。

普通よりも少しお金を使う「中太客」


普通のお客さんよりお金を使う人は「中太客」。月30~50万くらいのお金を使ってくれるお客さんのことを指します。

中太客はホストにとって、コンスタントにお金を落としてくれるありがたい存在。中太客を何年もキープしておけばトータルでかなりの売り上げになりますので、ホストからの印象もかなり良いでしょう。

ホストからしたら手放せない「太客」


毎月多額のお金を使ってくれるありがたい存在の「太客」。月50万円以上を使うお客さんは多くのお店でこう呼ばれています。人気店だと「月50万なんて普通」ということもあるのですが、お店によっては月50万で十分トップを狙えます。

ホストにとって太客は何が何でも手放したくない女性。超人気ホストなどでなければ、一人のホストに対し太客は1人か2人ですので、もし太客が居なくなると売り上げに大きな影響が出てしまいます。

そのためあなたが太客であれば、ホストはアフターや同伴にも積極的に行ってくれます。太客をつなぎとめるため、普通では見られないような特別なサービスなどをしてくれるかもしれません。

さらにお金を使ってくれる「極太客」

太客以上にお金を使ってくれるお客さんは「極太客」と呼ばれ、神様のようにもてはやされます。

大体月の支払いが100~150万円を超えると「極太客」と呼ばれ、そのホストだけでなくお店にとっても欠かせない存在となります。

極太客ってどんな人?


非常に数が少ないと言われる「極太客」。一般の女性にとっては縁遠い存在ですが、一体彼女たちはどうやってお金を手に入れているのでしょうか。

極太客に関する正確なデータはありませんが、極太客の多くが社長や医者もしくは風俗で働く方など収入の高い職業に就いています。また、家族や夫がお金持ちで、お小遣いが十分にあるという場合も極太客になり得ます。

しかし、先ほど言ったような女性の中でも、ホストに使えるお金が月数百万あるという方はごく一部。やはり極太客としての地位を築けるのは限られた女性だけと言えそうです。

ふらっと立ち寄って大金を使う「ジョーカー」

ほとんど目撃情報が無いとも言われる「ジョーカー」。突然お店に現れ大金を使って去っていくという謎めいた存在です。

半年、もしくは一年ほどお金を貯めればあなたもジョーカーになれる可能性があります。一度にたくさんのお金を使うか、何度もお店に行ってこまめにお金を使うか…そのどちらを選ぶかはあなた次第です。

ホストに来店を止められる!?


なかなか例の少ないジョーカーですが、こんな情報もあります。それは多額の売り上げを一度に出すため、担当ホストに言われて来店を控えていた女性の存在。

一日の売り上げ「○○万!」という実績を出すべく、担当ホストと協力して半年ほどお金を貯め、久しぶりの来店日にその貯金を使います。

ホストからしたら細客は迷惑?

売り上げにほとんど影響を与えない細客。ホストにとっては正直迷惑な存在なのでは…と不安に思っている方もいるでしょう。確かに売り上げトップを目指すホストにとってみれば同じ時間でよりたくさんのお金を使ってくれるお客さんの方が大切です。

しかしホストによっては「細客でも来てくれれば嬉しい!」ということもありますので、細客というだけで落ち込む必要はありません。ここからは細客に対するホストの考え方について、いくつかのバージョンを紹介していきます。

指名の数を稼げるから嬉しい


ホストにとってお店での指名数は、人気ナンバーを決める大切な要素の一つです。

どれだけ使う金額が少なくても、一度指名を入れれば誰もが平等に「1指名」。指名数を獲得できるだけで十分ありがたい!と思っているホストもたくさんいます。

ある程度人気のホストにとってもこの「指名数」は重要ですので、細客からの指名も大切な1票なのです。

無理して来れなくなるなら細客でもいい


年に一度しか来ないけれど50万円を使ってくれるお客さんと、毎月5万円使ってくれるお客さん。一年の単位で見れば毎月お金を使ってくれるお客さんの方が売り上げに貢献しています。

そのため、「無理して太客になろうとするより、何年も通ってくれた方が良い」と考えているホストもいます。

今は太客に到底かなわなくても、5年も通えばかなりの金額。たとえ細客でも定期的に通ってくれるお客さんの方がありがたいということも多々あるのです。

新人や売れていないホストからは喜ばれる


細客でも、お店に来てくれるありがたいお客さんであることに変わりはありません。特に新人や人気のないホストにとっては細客の売り上げも大切。定期的にお店に通っていればホストから喜ばれることも多いです。

細客だからと言ってどのホストからも迷惑がられるというわけではありません。自分の使えるお金が少ないと気にするより、自分のことを大切にしてくれるホストと長い関係を作っていくことを重視してくださいね。

人気のホストやお店からは迷惑に思われることも


細客も大切にするホストが多い一方で、特に人気のホストやお店によっては細客を「迷惑な客」と考えていることもあります。

同じ時間接客をするなら、当然単価の低いお客さんより単価の高いお客さんの方がありがたいのは事実。ホストの中には細客を軽視する人もいます。

担当が人気ホストだという場合、細客であればあまり対応してもらえないかもしれません。

どうしてもお金がない場合はどうする?

本当は細客でいたくないのにどうしてもお金が足りない!という場合、何かいい方法はないのでしょうか。もちろん普段から節約をして何とかしてお金を工面することもできますが、それにも限界がありますよね。

お金がなくても、担当ホストのために出来ることはあります。お金がないからホストクラブに行く意味はない…と思わず、自分に出来る範囲のことをやってみましょう。

お店に行く頻度を減らす


人気ホストであれば、細客のために使える時間はわずかです。「細客なのに何度もお店に来るなんて…」と考えるホストもいますので、もし使えるお金が少なければお店に行く頻度を減らすというのも有効な方法です。

週に一回、月に5万円使っているという人であれば来店頻度を二カ月に一度にして、一度の来店で10万円を使うというやり方でも金銭的には大丈夫なはず。特に人気ホストの場合、少ないお金で何度も来るより、一度に使うお金を増やす方がよいでしょう。

無理はせず、ホストに相談


ホストの売り上げに貢献したいけれど、どうしてもお金がない!という心の内を、実際にホストに伝えてみるのも手です。

ホストによっては「その気持ちだけでうれしい」と思ってくれるかもしれませんし、売り上げ以外で貢献する方法について教えてもらえるかもしれません。

お金が足りないというとき、自分一人で無理をするのではなくまずはその状況をホストに伝えてみてくださいね。

「いい細客」になる


使うお金が少なくても、ホストにとって「いい細客」になれば迷惑がられることは少ないでしょう。

お店にもほとんど来ず、来ても一万円くらいしか使わないお客さんが執拗に店外サービスを求めたり、連絡を取ってきたりすると、仕事と言えどホストも疲れてしまいます。

細客でも、支払った値段分のサービスしか求めなければ、ホストから迷惑がられることはありません。お金がなければ「いい細客」でいることを意識してホストクラブに行ってみましょう。

まとめ

売り上げ=価値、というホストの世界で細客はあまり有難くない存在に感じてしまうかもしれません。ですが、ホストの性格や人気によっては「細客でも来てくれるなら嬉しい!」という場合もあります。

細客にしかなれないからと言って落ち込まず、自分に出来る範囲で好きなホストの売り上げに貢献するのが一番大切です。

他のお客さんより優位に立とうと無理してお金を支払うのではなく、より長くホスト遊びを楽しむことを意識してみてくださいね。

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