ホストクラブでの「飾りボトル」とは?種類と価格の目安・メリット【可愛いお酒も】

あなたはホストクラブの『飾りボトル』というものをご存知でしょうか?

飾りボトルはホストクラブのマストアイテムと言っても過言ではなく、飾りボトルを知らずしてホストクラブを語ることはできません。

ということで今回は、ホストクラブの「飾りボトル」について徹底解説します! さらに種類や価格の目安、飾りボトルを注文することのメリットについてもご紹介していきます。

ホストクラブでの「飾りボトル」とは?

ホストクラブのメニューにある「飾りボトル」とは、通常のボトルに比べデザイン製が良くホストクラブでは“卓を飾り付ける装飾”として使われています。

レストランやホテルなどではテーブルに花などを飾ることが多いですが、そこにお酒を飾るという発想がなんともホストクラブらしいですよね。

「飾りボトル」は飲むこともできるの?


飾りボトルは“飾ることが目的”なため、「それって飲めないの? 」と質問される方がいますが、飾りボトルもれっきとしたお酒なので普通に美味しく飲むことができます。

ホストクラブの場合は飲んで楽しむよりも、卓を彩る装飾のひとつとして使われているのであまり飲むお酒としては適していないです。

もちろん希望であれば飲むこともできますが、なにせお酒の種類がブランデーやバーボンといった好みの分かれやすいお酒が多いので、おいしく頂くにはちょっと工夫もいります。

飾りボトルの美味しい飲み方についても後ほどご紹介しておきますので、合わせてご参考ください。

飾りボトルの種類とお値段の目安

さて、ここからはホストクラブに置かれている飾りボトルの種類とお値段の目安についてご紹介していきます。

シンデレラ(1万5千円〜5万円)

「シンデレラ」はホストクラブの飾りボトルの中で一番安価な品になっています。

お値段の目安としては、1万5千円〜5万円ほど。

ホストクラブでは定番の飾りボトルなので、お目に掛かる機会が多いかもしれません。

モチーフはガラスの靴


「シンデレラ」は、「シンデレラのガラスの靴」をモチーフにした非常にデザイン製の高いボトルになっています。

お酒の種類は「リキュール」で、アルコール度数は15度。

リキュールですので、ジュースなどを加えて飲むお酒になっています。

また、シンデレラは味とカラーのバリエーションも豊富で、定番のピンクを始め、ブルー・レッド・ブラック・ホワイトの中から選ぶことができます。

レッドとピンクで飲み方が選べる


シンデレラの美味しい飲み方は種類によって違ってきます。

例えばレッドだと、カシスオレンジと赤ワインを加えた「カーディナル」やソーダで割った「カシスオレンジ」にして美味しく飲むことができます。

定番のピンクは、オレンジジュースとレモンを加えた「トニックウォーター」が美味しく飲めておすすめです。

シンデレラを注文する際はカラーだけで選んでもいいですが、後で飲みたいのであれば自分の好みに合いそうな物を選んでおきましょう。

デコシンデレラ(7万円〜30万円)


「デコシンデレラ」はさきほどの「シンデレラ」のグレードアップバージョン。

お値段の目安は7万円〜30万円ほど。

名前に「デコ」と付いているのは、アクリルストーンやスワロフスキーなどのガラスで“デコレーション”されているからです。

一時期、携帯にラメやストーンで“デコる”のが流行りましたよね、まさにあんな感じにデコられたキュートなお酒です。

ちなみに正式名称は「シンデレラシューデコレーション」

シンデレラと中身は一緒なので、お酒の説明と美味しい飲み方については省略します。

ドルフィン(15万円〜20万円)

続いては「ドルフィン」

ここから少しお値段が上がっていきます。

ドルフィンのお値段の目安としては、15万円〜20万円。

モチーフはイルカ


ドルフィンは飾りボトルの中でもとくに変わったデザインをしており、その名の通り「イルカ」の形をしたボトルです。

お酒の種類は「ブランデー」で、アルコール度数は40度。

オーク樽で熟成されたブランデーなので、香りが高く、やわらかい口当たりとの評判です。

カクテルにおすすめのブランデー


ドルフィンはブランデーの中でも割りと高級な位置づけですので、飲み方としては「ストレート」や「オンザロック」がおすすめとなっています。

しかし女性の中にはブランデーの味と香りが苦手な人も多いので、そういう人はブランデーをカクテルにして飲むことをおすすめします。

定番なのは「ニコラシカ」というカクテル。

こちらは自分の口の中で作るというユニークなカクテルでして、砂糖とレモンを口に含み、甘さと酸っぱさが口の中に広がった頃にブランデーを流し込むという飲み方です。

カミュブック(15万円〜40万円)

お次は「カミュブック」

お値段の目安は15万円〜40万円。

ホストクラブによってお値段の幅がかなり違います。

大卒初任給ほどのお値段なので、なかなか手が届かないかもしれませんね。

モチーフは本


「カミュブック」にも色々種類がありますが、定番なのは「我輩に不可能はない」で知られる「ナポレオン」の写真を表紙に模した“本”の形をしたお酒です。

お酒の種類は「コニャック(ブランデー)」で、アルコール度数は40度。

「カミュ」のナポレオンは、ブランデーの中でも最高級・高品質、世界三大コニャックとして名高いお酒です。

カミュブックは元々の仕入れ値が高いため、ホストクラブでも高額な飾りボトルとなっています。

まずはストレートで飲んでみて


カミュブックはブランデーの中でも高級酒なので、まずはそのままで飲んでみるのがおすすめです。

どうしても飲めないという方は、ドルフィンと同じようにカクテルにして飲むと美味しく頂けると思います。

ブランデーのカクテルの中で、ひとつおすすめを挙げるならば「ブランデースプリッツァー」というカクテルを推しておきましょう。

こちらは炭酸で割り、オレンジなどのフルーツを入れて楽しむ人気カクテルです。炭酸のシュワシュワ感に加え、ブランデーとオレンジの香りが本来の味を引き立ててくれます。

ラーセン(15万円〜50万円)

続いては「ラーセン」という飾りボトル。

こちらのお値段の目安は、15万円〜50万円。

この辺りの飾りボトルが置かれている卓になると、相当お金を使ってくれる太客の方が目立ちます。

高級ホストクラブへ行くと、お目にかかる機会が多いかもしれません。

モチーフは海賊船


「ラーセン」は、ヴァイキング(海賊)の船をモチーフにしたデザインのボトル。

カラーのバリエーションも多く、ガラス製や陶器製タイプの物など合わせて10種類ほどあります。

お酒の種類は「コニャック(ブランデー)」、アルコール度数は40度。

ソーダ割がおすすめのブランデー


ラーセンもブランデーなので、苦手な方は水割りやソーダ割り、カクテルにして頂くのが一番美味しく飲めるかと思います。

ホストクラブではカクテルメニューも豊富なので、ブランデーのおすすめカクテルで作ってもらいましょう。

テディ(20万円〜30万円)

「テディ」を置いてあるかはホストクラブによりますが、こちらもホストクラブの飾りボトルとしては比較的有名なお酒です。

お値段の目安は20万円〜30万円。

なかなか手が出しづらい価格帯ですが、おろしてあげるとホストにはかなり喜ばれます。

モチーフはテディベア


「テディ(デキャンタ)」は、テディベアのようなクマのぬいぐるみの形をしたボトルです。

バリエーションも豊富で、プラチナ・ローズ・ゴールドなどの高級感のあるタイプやハロウィンの衣装を身にまとったハロウィンバージョンなどがあります。

お酒の種類は「ブランデー」で、アルコール度数は40度。

テディは美濃焼による純日本製の陶器に、フレンチブランデーXOを詰めたやわらかい口当たりが特徴のブランデーです。

デザインが愛くるしいクマの形になっているので、卓に添えることで可愛らしい雰囲気を演出することができます。

コーヒーと合わせるのがおすすめ


テディはブランデーなので、ストレートで飲むのが一番理想ですが、苦手な人は“コーヒー”で割るのもひとつの手です。

まずは温めたコーヒーカップを用意してもらい、そこへ角砂糖を3つほどいれます。そこにテディを上からたっぷり注ぎ、ライターで火を付けて約1分間ほど燃やします。火を消したらカップの中に熱々のコーヒーを注ぎかき混ぜれば完成。

これは「カフェロワイヤル」といって女性でも飲みやすいブランデーのひとつとして人気です。お好みでホイップクリームやチョコレートを入れると一層美味しく頂くことができます。

空の飾りボトルの持ち帰りはできる?


飾りボトルは卓を彩るためのお酒ですが、もちろん飲むこともでき、空いたボトルはそのままもらって家に持ち帰ることも可能です。

飾りボトルはデザインがどれもオシャレな物ばかりですので、記念に持ち帰って飾っている人は多い様子。

SNSで見つけた人の中には100均などでLEDと台座を購入し、素敵な間接照明を作っている人もいました。

アイデア次第で飾りボトルの使い道もたくさんあるので、ボトルが空いたときにはもらって帰るのも悪くないですね。

飾りボトルをいれるメリット

ここでは、飾りボトルを入れることによるお客様のメリットについてお話していきます。

飾りボトルは次回来店時にも飾られる


飾りボトルをおろすと次回以降、来店の度に卓に飾られることになります。

給料日前や急な出費により、シャンパンやボトルをおろせないと卓の上が寂しいことになりますが、飾りボトルがあることで卓の上にお酒がないという状況にはなりません。

他人の卓をよく見ているお客様も多く、卓の上に高価なボトルやシャンパンがないと、「この人は無理してホストクラブに通っている。」などと判断されてしまうことも。それを回避する意味で飾りボトルが役に立つこともあります。

他の客から「すごい」と思われる


高価な飾りボトルが卓に存在するだけで「あの人はお金を持ってる」という風にまわりから「すごい」という評価をもらいやすくなります。

ホストクラブに通うお客様の中には、お客様同士で見栄を張り合う沈黙の勝負もされるので、そういうときにも飾りボトルが役立つので、これもある意味メリットではないでしょうか。

シンデレラなどの安価な飾りボトルだとあまり意味をなさないですが、それ以上のランクになってくるとまわりの目も違います。

飾りボトルを入れるとコールはあるの?


ホストクラブでは、シャンパンや高価なボトルをおろすことで「シャンパンコール」をホストたちが唄ってくれることでも有名ですが、飾りボトルに関しては少し事情が違うようです。

飾りボトルはそもそも卓に華を添えるためのお酒なので、おろした瞬間に封を開けて飲むなんてことはしません。

それにシャンパンコールはお客様がおろしてくれたお酒を感謝しつつ飲む行為なので、飾りを入れてもコールを聴けることはないです。

まとめ

ホストクラブの飾りボトルについてお分かり頂けたでしょうか?

飾りボトルは、卓を彩る華として添えられるボトルです。飾りとしての役割とは言え、その場で飲んで楽しむこともできますし、空いたボトルは持ち帰ることもできます。

まわりから一目置かれたい、と考える方は飾りボトルを検討してみてくださいね。

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