ホストクラブでの「エース」とは?エースになる方法やメリット【結婚も夢じゃない】
ホストクラブでエースと呼ばれる女性客の存在をご存知ですか?派手にお金を使い、ホストの売り上げに最も貢献してくれるエースですが、一体どのような存在なのでしょう。
今回は、どうやったらエースになれるのか?エースになるメリット・デメリットも合わせてご紹介します。
今、応援したいホストがいる方はもちろん、これからホストクラブに遊びに行きたいと思っている方も是非読んでみてくださいね。
ホストクラブでの「エース」とは?
エースとはそのホストにとって一番お金を使ってくれる女性客のことです。
ホストクラブでたくさんお金を使うと聞いて、パッと思い浮かぶのは、お金をたくさん持っている中年以上の女性。お金持ちのマダムや女社長です。
しかし、実際のエースは20代の女の子がほとんどなんだとか。その大半は水商売や風俗の女性です。元々は普通のOLだったのにエースになるためにあえて、そちらの世界へ転職した女性も少なくないそうです。
お金は使わないが毎日のように来る人は「本数エース」
ホストクラブに行くと、大量のお酒を頼むわけではないけど、毎日欠かさず気に入ったホストを指名して会いに来るという女性がいることがあります。
このように、大金を使うわけではないけれど、毎日通ってくれるお客のことを「本数エース」と呼びます。売り上げだけではなく、指名客を何回お店に呼べたかもホストの成績に繋がります。
「本数エース」は、成績以外の面でもありがたい
ひっきりなしに、声がかかる超売れっ子ホストならともかく、普通のホストは指名客がいなければ他のテーブルにヘルプとしてつかなくてはいけません。ヘルプは、担当をカバーするために常に気を抜けないので精神的にとても疲れるそうです。
でも、本数エースの子が毎日来てくれていたら、自分の他のお客がいる間はそちらの相手をして、空いてしまった場合もヘルプにつかず彼女のテーブルで好きなだけタバコを吸ったり、のんびりできます。
1回に使う金額は少なくても毎日となると、普通の女の子には結構痛い出費です。そんな理由もあって本数エースもホストにとっては大切にすべきお客様なのです。
担当のエースになる方法
担当のエースを目指すなら、とにかく高いお酒を入れたりシャンパンタワーをしたりと派手にお金を使う必要があります。
比較的、簡単にエースになる方法としては、まだあまり知られていない新人ホストを指名するという手もありますが、彼の人気が高まるにつれ、エースの座を維持するのは難しくなります。
お客とホストはお金を介在する関係ではありますが、一方的に彼に依存するのではなく信頼関係を築き、互いに頼り頼られる関係を目指すことができたらいいですね。
お店にたくさん通い指名する本数を増やす
エースになる一番の近道は、とにかく通えるだけお店に通い、彼を指名し続けることです。
彼がまだ指名も少なく、そんなに売り上げを上げられていないうちなら、「本数エース」=「エース」でいられるでしょう。
ただし、顔が売れて指名も増えてくると、次第にエースの座を維持することは大変になります。
ホストクラブで高額を使う
毎月、定期的に通い、高いボトルを入れたり、イベント時にはシャンパンタワーを注文したりしてある程度高額のお金をつぎ込めばやがてエースになれるでしょう。
しかし一般的な給料の女性が、高額を使い続けることは容易ではありません。
実際、元々キャバ嬢や風俗嬢だったエースも多くいますが、昼職だったのにエースを目指して自ら風俗に転職した女性も少なからずいるのが実情です。
最初から高額を使わなくてもOK
とはいえ、最初からそんなにお金をつぎ込む必要はありません。エースになるくらいの覚悟をするためにはまず、担当ホストとの信頼関係を築くところから始めましょう。
少額でいいので、何回か通って彼の営業としての顔だけではなく、本音をついポロリとこぼされるくらいになれたらいい関係になれてきたと言えるでしょう。
その過程で、彼の真の姿を垣間見て、自分の気持ちがフッと冷めてしまうこともあるかもしれません。大金をつぎ込んだ後だったら意地でも彼から離れられないかもしれませんが、そうなる前にじっくり相性を見極めることも大切です。
担当から気に入られることは必須
エースになるのなら、こちらからの一方的な思いだけではなく担当ホストからも気に入ってもらえることが大切です。
お客とホストとはいえ、あまりにも一方的な片思いで、彼から明らかに嫌がられているのでは、エースとしてお金を使う甲斐がありません。
連絡を強要するなどめんどくさい女はホストに嫌がられる
自分がエースになったら彼を支配しているかのように勘違いする女性も中にはいます。定期的な連絡を求め、ちょっと途絶えただけで鬼電するような女性はホストにとってめんどくさい女になるだけです。
また、お店で被りの客(同じ担当ホストの客)や、ライバルホストのエースと揉め事を起こすような振る舞いも、担当ホストの顔を潰すことにもつながり嫌われます。
余裕の態度で担当ホストを見守るくらいの器がないと、売れないホストならともかく、売れっ子ホストのエースとしてはやっていけません。
エースになると幸せになれるのか
偶然見たホスト雑誌でとても好みの彼を見つけ、思い切ってお店に通うようになったとします。
彼を担当ホストとして指名して、定期的にコツコツと通い続け、彼との信頼関係も築くことができ、時には高いお酒をおろして何とか彼のエースになれたとします。
さあ、彼女は幸せになれたでしょうか?以下、エースになった後に降りかかってくることを想定してみましょう。
エースで居続けるには金銭的に厳しい
今月初めて、担当ホストのエースになることができて、彼からとても感謝されたとします。その後に待ち構えているのは、エースを維持し続けることの大変さです。
エースを目指して、必死にお金を稼いだり、もしかしたらカードローンやカードのリボ枠まで使ってしまっているかもしれません。
ライバルたちとの戦いに勝ち続けなければならない
1回彼の一番の売り上げをあげたくらいでは真のエースとはいえません。今回悔し涙を飲んだ被りの子が来月は対抗してもっとお金を使ってくるかもしれません。
そんなライバルたちに負けないためには、さらに夜のバイトを増やさなくて頑張らなくてはいけない。
お店では数十万のボトルをポンっと入れるのに、私生活の面ではお金を節約することになるかもしれません。
エースを維持することは金銭的な面だけみても、それだけの覚悟が必要になります。
掲示板やSNSで叩かれることもあり精神的に疲れる
エースになるとどうしてもお店では目立ちます。ホストクラブ専門の掲示板やSNSで悪口を書かれることもあります。
勤めている風俗店の出勤記録や顔写真まで晒されてしまったエースもいます。出勤記録は「こんなに必死に稼いで、エースを維持している」とバカにするネタに使われました。
彼が売れっ子であればあるほど、ネットで叩かれたり晒される機会も増えます。そんなものを一切見ないでマルッと無視するぐらいの精神力の強さが必要になります。
他の女の子にも優しくしているのを見るのが辛くなる
ホストにとってはエースといえどもただのお客の一人です。彼女が来店していても、他の指名客が来れば当然相手をしなくてはいけません。
ホストクラブでは他のテーブルの様子が見えないよう仕切られていたり、会話が聞こえないようにBGMをガンガンかけるなどの配慮がされています。
気にしていれば彼が他の女の子をちやほやしている姿はどうしても目に入ります。それが、仕事だからと最初は割り切ることができたかもしれません。
エースとはいえ、割り切ることも大切
エースになると「私はこんなに苦労してあなたのためにお金を使っているのに、なんであんなお金も使ってない子にちやほやするのよ!」とホストに文句を言うようになる女性もいるとか。
お金をどんなに使っても、彼の心や行動を決して支配できないのがホストと客の関係です。それが割り切れないのでしたら、最初からエースを目指すのはやめておいたほうが無難です。
担当を困らせない・迷惑をかけない、悲しいけれどもそれがエースとしてのあるべき姿です。
それでもエースを目指すメリット
それでも、エースを目指して夜の世界に落ちていく若い女の子が後を絶ちません。
ホストクラブに通い詰める女性はどこか精神的に満たされない、自分に自信がない子が多いです。
ホストクラブに通うことに自分の全生活をつぎ込み、精神的にベッタリ依存することで何とか生きる目標を得ているのかもしれません。
担当から大事にしてもらえる・独占できる
エースは担当にとっていざという時頼りになる存在です。今月売り上げがちょっと足りてないなーというとき、エースにだったら躊躇なく「今日これだけ使って欲しいんだけど」と言えます。
だからこそ、テーブルに着く時間も一番長くとるし大事にもしてもらえます。アフターや同伴出勤で彼を独占しているところを、被りの客に見せびらかすこともできます。
彼のイベント時に中心の席でちやほやしてもらえるのもエースならではです。
承認欲求が満たされる
自分に自信がない劣等感が強い女の子には、実はプライドが高く自己顕示力が強いものの、日常生活でそれを発揮する場がないというタイプもいます。
そんな子がホストクラブに来るとどうでしょう。安くはないお金を払い続けてエースをキープさえし続けていれば、彼からも店からもちやほやしてもらえます。
自信がなかった自分でも、こんなキラキラした世界の中心にいられる、そんな錯覚を抱けるのがホストクラブです。
本カノになれることもある
ホストとお客の関係性は疑似恋愛の上に成り立っています。
特にエースになる程そのホストに入れ込む女性客は、金銭関係と割り切る珍しい女性も時々いますが、ほぼ100%彼の本当のカノジョになりたいと思っています。
ホストだって、精一杯働いて自分に貢いでくれているエースは大切に思うでしょうし、本気になることだってあります。
実際に引退したホストがエースと結婚したという話もちらほら噂になることがあります。
でも、実際は金の切れ目が縁の切れ目になるのがほとんどです。あの羽振りよく来てたエースの子最近見ないねなんて聞いてみると、貢ぐのに疲れて実家のある田舎に帰ったという話を聞くのも実情です。
まとめ
エースになるとちやほやされ、担当ホストの他の客に対して優越感を味わうことができるなど、特別な気分になれるでしょう。
「一月だけでもいいから彼の売り上げのエースになりたいの」という程度ならまだしも、エースをキープし続けるというのは、精神的にも肉体的にも負担が多くなります。
ホストクラブは女性が楽しくお酒を飲むための場所です。あくまで、楽しく自分の収入の範囲内で遊ぶのがスマートな遊び方です。