「ホストグランプリ」って何?優勝ホストの特徴は?【歴代の優勝者も紹介】

世の中には多種多様なグランプリがありますが、「ホストグランプリ」というものがあることをご存知でしょうか?ホストクラブに興味がある方ならもうご存知かも知れませんね。でも、その詳細についてはあまり語られていません。

ホストグランプリにはどんなホストが出場するの?いつ開催されているの?グランプリになるとそのホストには何かあるの?などなど疑問が湧いてきます。

そこで今日は、その「ホストグランプリ」について詳しく解説していきたいと思います。

「ホストグランプリ」って何?

ホストグランプリとは、その名の通り、日本全国にあまたいるホストの中から日本一のホストを決める大会です。

記念すべき第一回大会は2014年に開催されました。毎年開催されているという訳ではないようですが、不定期ながらもこれまでに7回開催され、7人の覇者を生み出してきました。

ホストグランプリ当日、選抜されたホストたちは一同に会し、審査員やホスト仲間たちの前で自己紹介、自己アピールなどを行います。その様子を審査し、ナンバーワンを決定します。

ホストクラブの認知度を上げるために開催

ホストグランプリは、ホストクラブの認知度の向上が目的とされています。

大会当日はメディアも集まりますし、雑誌や週刊誌などでも特集が組まれたりと、ホストにとっても絶好のアピールの機会ですし、ホストグランプリが注目を浴びたことでホスト業も盛り上がっていったことは言うまでもありません。

2014年からはWEB投票も開始

ホストグランプリの選出方法は、審査員を立て、各店舗から選抜されたナンバーワンホストをステージ上で審査する形式でをとっていました。

しかし、2014年はWEBによる完全投票制になりました。つまり一般人の投票で全てが決まり、審査員による審査がなくなったと言うワケです。

投票は大会開催日の3ヶ月前からスタートし、2014年は全国各地のホストクラブでナンバーワンを誇る代表者たちがおよそ300名ほどエントリーし、5名が最終選考に残りました。

【保存版】ホストグランプリの歴代の優勝者は?

ホストグランプリの生い立ちが分かってきたところで気になってくるのは、そう、歴代の優勝者ですよね。

それではここで第一回大会からの優勝者を一挙みていきましょう。

初代ホストグランプリ・鶴見一沙(つるみ いっさ)


<出典:https://www.sankeibiz.jp/business/photos/140710/prl1407101508080-p2.htm>

2004年、記念すべき初代ホストグランプリは、鶴見一沙。2004年当時はダンディグループのホストとして活躍していました。

気になる現在ですが、ZERO GROUPの会長を務めているだけでなく、ホストの育成や店舗拡大などといった経営面において精力的に活動しています。

また、ホスト現役時代に培ったコミュニケーションスキルを生かし、企業コンサルに関わったり、行政とタッグを組んで少子化問題へ取り組むなど、実に多方面で活動の場を広げています。

2代目ホストグランプリ・陽生(ようせい)


<出典:http://www.air-group.jp/topics.html?id=3799>

2005年に開催された第二回大会のグランプリは、陽生。「ホストと言えば陽生」と言って良いほどホスト業界での知名度はトップクラスのホストです。

受賞当時はロマンスで活躍していました。いまだその人気は衰えず、当時からのファンも多いようです。また、ホスト仲間からの信頼も厚いようですね。

現在は活動の場を東京から広島に移し、AIR GROUPのBARのプロデュースなどを行っているようです。

3代目ホストグランプリ・一条蘭(いちじょう らん)


<出典:https://ameblo.jp/airgroup-ichiran/entry-11427813560.html>

一年空き、2007年に開催された第三回大会のグランプリは、一条蘭。「AIRと言えば一条蘭、一条蘭と言えばAIR」と言っても良いほど、AIR GROUPという一つのブランドを作り上げたホストです。

親しみやすいキャラクターがとても人気で、「優しいホスト」として評判だったそうです。

ホストブームの時代に第一線で活躍していたホストの一条蘭の気になる現在ですが、経営面に携わり現在もホスト業界に貢献しているようです。

4代目ホストグランプリ・一義(かずよし)

2007年は2回開催されました。第三回大会と同年に開催された第四回大会のグランプリは、一義。ホスト業界では知らない人がいないというくらい有名なカリスマ経営者井上敬一氏に後押しされ、大会に出場し見事栄冠を勝ち取りました。

この頃時を同じくして、7年に渡りホストのドキュメンタリーとしてメディアに出演されていたこともあり、名実ともに名を馳せました。

ホストグランプリ当時は紫苑のホストでしたが、現在は活動の場を東京に移し、aoiの店長としてホストクラブ業界を第一線でけん引しているようです。

5代目ホストグランプリ・NAOKI(なおき)


<出典:https://twitter.com/knaokik/status/1054557834073923584>

前回大会から少し間が空きます。2011年に開催された第五回大会のグランプリは、NAOKI。NAOKIはFANTASYのホストで、お酒の飲めないホストとして業界では知らない人がいないというくらい有名なホストです。

ホスト業のかたわらアーティスト活動も展開するなど、多才さが伺えます。

気になる現在ですが、2015年に惜しまれながらもホスト生活にピリオドを打ち、現在は巧みなコミュニケーションスキルを活かしてBARの経営などに携わっているようです。

6代目ホストグランプリ・JIN(じん)


<出典:https://twitter.com/superstar_BOSS/status/932425289417629697>

翌年の2012年に開催された第六回大会のグランプリは、JIN。Mロンリーの代表としてグランプリを獲得しました。ホストグランプリでは黒や白のスーツで決め込むホストが多い中、パープルのスーツに身を包み、華やかさがひときわ目立っていました。

現在は「考えて働くホストクラブ」という理念を掲げ、super starというホストクラブを経営しながら、自ら採用活動に参加したりと人材育成に力を入れ、後継者育成に励んでいるようです。

7代目ホストグランプリ・灯東鷲(あかり とわ)


<出典:http://recruit.club-prince.jp/>

1年空いた2014年に開催された第七回大会のグランプリは、大阪ミナミMERRY GO ROUNDの灯東鷲。

先述した通り、この回はWEB投票制が採用され、これまでのステージ上での審査形式ではなく、大会当日に投票結果の発表と授賞式を行うという形式に変わりました。

灯東鷲は12,110票の投票数で見事グランプリに輝きました。
現在は大阪ミナミprinceを独立オープンし、現役バリバリのホストとして精力的に活動しています。

ホストグランプリで優勝したホストの特徴

ホストグランプリには日本全国のホストクラブの第一線で活躍するいわば選りすぐりのホストたちが集まってきます。ホストの中のホストと言っても良いかもしれません。

それではそんなホストグランプリで優勝するホストには一体どんな特徴があるのでしょうか。

常に上を目指す向上心がある

「お客の女性に満足して楽しいんで貰いたい」。そんなホスピタリティ精神がなければホストという仕事は務まりませんが、グランプリで優勝するホストはその精神も人並みではありません。

とある優勝者は、仕事が終わった後も睡眠時間を削って顧客心理の本などを多読したりと、スキルアップのための努力を惜しみませんでした。

お客様を満足させるためにはどうしたら良いのかを思案し、観察し、トライアンドエラーを繰り返しながらスキルアップをしていく。

グランプリ優勝者たちはこぞって「やるからにはナンバーワンを目指してやる!」といったハングリー精神がとても旺盛です。

経営者・お店をプロデュースしている

ホストクラブは立派な客商売です。接客レベルはかなり高く、そのスキルはサービス業界の中でもトップレベルと言っても良いかもしれません。

グランプリで優勝するという偉業を達成したホストは、持ち前のスキルを活かし、さらなる向上心から自分の経験を生かして人材育成に力を注いだり、店舗拡大などといった経営活動にも積極的です。

それはホスト業界を熟知し、その頂点にたったからこそ成し遂げられるものです。

また、そのコンサル能力や経営力を生かし、ホストの世界を飛び出して、全くの異業種で経営者として活躍されている方もいます。

カリスマ性がある

そして、何と言っても「カリスマ性」でしょう。

カリスマ性というのは天性として持ち合わせている方もいますが、グランプリ優勝者の経歴を見ると、たゆまぬ努力、そして向上心とハングリー精神など、内面からカリスマ性を生み出しているという方が多い印象です。

他のホストとは違う個性がある


人には色々な個性がありますが、弱みを強みにシフトしてけるのもその人の「個性」です。

例えば、水商売でお酒が飲めないことは弱みになりかねませんが、あえて「お酒の飲めない異色のホスト」というキャラクターを確立させ、巧みなコミュニケーションスキルでお客を虜にしていくことで、お酒が飲めない弱みを見事に克服しています。

このように、自分にしかできないことを追求して表現することができているホストは、グランプリを獲得できるだけの人気と底力があります。

ホストグランプリ以外のグランプリ

ここまでホストグランプリについて解説してきましたが、実は、ホスト業界にはホストグランプリ以外にもグランプリがあります。それはどんなグランプリなのでしょうか。

関西のNo1を競うシャンパングランプリ

関西地方限定で、関西のナンバーワンホストを競うグランプリがあります。その名も「シャンパングランプリ」。シャンパングランプリは2015年に第一回大会が開催されました。

競技方法もホストグランプリとは一味違います。期間中、対象商品のシャンパン「ドルチェ」の売り上げ本数を競うという、ホスト業界初のシャンパン売り上げ本数決定戦です。

対象シャンパンにシールが貼ってあり、そのシールの枚数をカウントして競います。期間中WEB上でリアルタイムでランキングが更新され、見ている側も楽しめるイベントです。

グランプリをとったホストに会う方法

ホストグランプリと関西のシャンパングランプリについて解説してきましたが、やはり、グランプリをとるようなホストには一度は会ってみたいものですよね。それではグランプリ覇者に会うためにはどうしたら良いでしょうか。

ホストが在籍するお店をチェック

まず一番確実に会える方法は、グランプリ覇者が在籍しているホストクラブに足を運ぶことです。

最近ではホームページだけでなく、ほとんどのホストが個人のTwitterやInstagramなどといったSNSを運用していますので、それらに出勤情報やイベント情報などが頻繁にアップされています。WEBの情報はタイムリーなので、是非チェックしてみることをおすすめします。

現在は違う活動をしているホストもいるので注意

ただし一つ注意したいことがあります。ホストグランプリ覇者の中には、すでにホスト業界から退いていたり、業界にはいるものの、現役は引退して裏方業務に徹していたり、また人によっては全く異業種で活動されている方もいます。

ですがそういった場合でも大丈夫です。ホストグランプリ覇者の方々はたとえ業界を離れていても知名度が高いですし、やはりその後もホームページやSNSを運用されている方がほとんどです。

現在の活動内容を知る手がかりになりますし、メディアなどに出る場合は大抵告知されていますので、そういった情報をチェックすると良いでしょう。

まとめ

ここまでホストグランプリについて解説してきましたがいかがでしたか?

ホストクラブの知名度向上のために始まったホストグランプリですが、このおかげでホストたちは日々の仕事をさらに勤しみ、また、多くの女性が気軽に足を運ぶキッカケにもなりました。

シャンパングランプリは現在も盛り上がりを見せているようです。ホストクラブ業界のさらなる盛り上がりのために、次回はあなたも投票してみてはいかがでしょうか。

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