ホストクラブの「初回荒らし」とは?初回荒らしに対するホストの本音【初心者必見!】
ホストクラブには「初回料金」というシステムがあります。初心者にとっては嬉しいサービスですが、お客さんの中には、その初回だけを目当てに数々のホストクラブを荒らし回る「初回荒らし」という人たちが存在します。
今回の記事では、ホストクラブ初心者のために「初回荒らし」について解説! さらに、初回荒らしの特徴についてもご紹介していくので、そのうち初回を利用してみようと考えている人は参考にしてみてください。
ホストクラブの「初回荒らし」とは?
「初回荒らし」とは、格安の初回料金だけを堪能し、同じお店には二度と行かない行為のこと。その行為自体は別に問題ないのですが、一部のホストたちは初回荒らしのお客さんにあまり良い印象を持ちません。
どうして「初回料金」というシステムがあるのに、初回目的で色々なホストクラブ行くと良い印象を持たれないでしょうか?
ここからは、その理由について解説していきます。
初回荒らしはホストの売上にならない
初回荒らしがあまり良い印象を持たれない理由は、ホストの売上につながりにくいからです。
来店しても初回料金に含まれないメニューは注文しませんから、売上は初回料金の数千円のみ。ホストのお給料はお客さんが飲食した料金の一部が反映される仕組みなので、初回荒らしのお客さんを相手にしても稼げないわけです。
初回荒らしは今後お店に来てくれない可能性が高い
ホストにとって初回で来てくれたお客さんは指名を増やせるチャンスなので、次回に向けて一生懸命自分をアピールしてきます。
しかし初回荒らしだとわかると、もう二度とお店に来てくれない可能性が高いですから、そのときのガッカリ感は半端ないと聞きます。
本音としては“見込み客”だけ相手にしたい
ホストクラブは全国各地に何百とありますから、新規のお客さんを獲得しても継続して通ってもらうのはなかなか難しいようです。
本音としては今後も通ってくれるような“見込み客”だけを相手にしたいわけですから、初回以降来てくれないお客さんを相手にするのはハッキリ言って時間の無駄。
しかしながら、初回で体験しに来てくれたお客さんなのか、それとも荒らし目的で来たのか、それを見極めることはなかなか難しいところのようです。
「初回荒らし」は女子大生の間で人気の“夜遊び”
ホストクラブ側にとって迷惑とも言える初回荒らしですが、一部の女子大生の間ではとても流行っているそうです。
友達同士で“初回ツアー”なるのもが開催されることもありますし、女子会や単に飲んで騒ぎたいときなんかにもホストクラブの初回はよく利用されています。
初回だけを利用して安く飲めるのは女子大生にとってはありがたいですが、ホストクラブにとってはかなり迷惑なのは間違いないです。
初回荒らしのメリット
初回荒らしにはいくつかのメリットがあります。メリットを知ることで、あなたも「初回荒らし最高じゃん! 」と思うかもしれません。あまり参考にしてほしくはないですが、一応ご紹介しておきましょう。
初回料金なら居酒屋で飲むより安いことも
初回荒らしが蔓延するほど人気な理由は、なんと言っても“料金が安い”ここが最大のメリットでしょう。格安のところでは“1時間1,000円”という破格の料金で提供しているお店もあるので、居酒屋で飲むより遥かに経済的です。
友達3人で行ったとしても1時間たったの3,000円ですからね。こんな料金でお酒が飲めて、なおかつホストに接客してもらえるのですから、かなりお得な内容ではないでしょうか。
今後常連になる可能性があるのでちやほやしてもらえる
初回のお客さんは常連になるかもしれない可能性を秘めているので、ホストからはちやほやされます。
ハッキリ言って、この点だけでも初回はかなり楽しめますね。なにしろ指名欲しさにホストたちは必死ですから、かなり質の高い(ちやほや)サービスを受けることができます。
男性からちやほやされるのは女性にとって最高に気分が良いでしょうからね、それが癖になって初回荒らしになってしまうわけです。
色々なホストと出会える
ホストクラブには、本当に色々なタイプのホストたちがいます。ルックス重視のイケメンホスト、体を張った笑いでお客さんを楽しませてくれるお笑いホスト、恋愛・人生相談なんでもアドバイスしてくれる聞き上手ホスト。
ひとつのホストクラブでお気に入りホストを見つけて通うのもいいですが、初回を利用して色々なホストを味わってみたほうがおもしろいのは間違いないです。
それを繰り返してしまうと今回のテーマである初回荒らしと見なされてしまうことになりますが、お気に入りのホストが見つかるまでは仕方のないことかもしれません。
初回荒らしのデメリット
初回荒らしにメリットがあるのなら、当然デメリットもあります。
ここからは、初回荒らしのデメリットについてご紹介していきます。
荒らしだと判断されると良いサービスを受けられない可能性
ホストも仕事ですから、たとえ荒らしのお客さんであっても接客はしてくれます。しかし内心は「適当に接客して早く帰ってもらう」なんて考えているホストもいるようです。
実際に、初回荒らしを認める女性の中には「荒らしだとバレたらホストが冷たくなった」と、ホストの急な態度の変化を実感している人もいます。せっかくのホストクラブですからホストと楽しまないのは損ではないでしょうか。
初回荒らしがバレるとなにかマズい?
結論から言うと、とくにマズいことはありません。ただ、ホストの多くは初回荒らしにあまり良い印象を持たないので、さきほど述べたように荒らしと認定されるとあまり良いサービスが受けられないかもしれない、ということだけでしょうか。
今後も通ってくれる見込みのないお客さんですから、そんなお客さんにサービスしてもあまり意味がないと考えるホストもいるようです。
初回荒らしがバレたとしてもその場が少し気まずい空気になるだけで、青の空気感が気にならない人は今後も初回荒らしを続けていけるでしょう。
ホストがガッカリする初回荒らしの特徴
ここからはホストがガッカリしてしまう初回荒らしの特徴についてご紹介していきます。
そもそも今後お店に通うつもりがない
初回で行った際、ホストから「今度いつお店来れそう? 」という質問をされます。その問いに対して「そもそも今後お店に通うつもりがない」と受け取れるような返答をしてしまうと、初回荒らしと認定されてホストはガッカリしてしまいます。
ホストクラブの初回はお店を格安で体験してもらうためであって、今後も通ってくれるか考えてもらう場です。
嘘をつくのを勧めているわけではありませんが、ハッキリと「もう来ません」というのは控えたほうがいいかもしれませんね。
「もしからしたら通うかも」と駆け引きをする場合も
「もしからしたら通うかも」とホストに思わせぶりな言葉を言ってしまうのも初回荒らしと認定され、ガッカリされやすいです。
“もしかしたら”という曖昧な返事は便利ですけど、ホストからすれば「ああ、この子は色々なお店に出入りしたいんだ」と思惑が筒抜けだと思いますよ。
仮に本当に通うか悩んでいても、その辺の心境はホストには伝わりません。逆に「初回荒らしかも? 」という疑いの念を向けられるだけです。
ホスト業界にやたら詳しい
ホスト業界には一般人には馴染みのない言葉やシステムが多く、何度も通わないと意味がさっぱりなことばかりです。にも関わらず、さまざまなホスト用語やお店のシステムに精通しているということは、ホストクラブ初心者ではないことがわかってしまいます。
例えば、「ここ大箱(おおばこ)だね(※店内が広いこと)」「最後に送り指名していい? (※初回のお客さんを最後に見送ってくれるホスト)」などと言ってしまうと、「あれ? この子慣れてる? もしかして初回荒らし……? 」となります。
友達同士で盛り上がりホストと話す気がない
初回荒らしをしている人の中にはお目当てはホストではなく、“お酒を安く飲むこと”が目的だったりします。
つまりホストに用はないので、ホストと楽しくお喋りしたり会話を広げようとしてくれないことがあるんです。またさらにその中には、ホストのことを見下していたり馬鹿にしていたりする人も多いので、ホストを軽くあしらってくる始末。
そして、そういったお客さんはホストを横目に、一緒に来た友達同士で勝手に盛り上がっているわけです。ホストにとって非常にやりにくいお客さんですね。
自分から「初回荒らし」と認める「痛い客」も
初回荒らしの中には、自分から「初回荒らしです」と伝える人がいるようです。自分で認めているのだから初回荒らしの特徴とは言えませんが、本当にこういう人がいるので驚きです。
こういうお客さんは通称「痛い客」と呼ばれ、ホストへ嫌がらせをして楽しんでいたりします。こういう楽しみ方はハッキリ言って邪道なので、絶対にやめておきましょう。
初回荒らしだと思われないようにするために
初回荒らしのつもりはないのに、時と場合によっては初回荒らしだと思われてしまうこともあります。
せっかく通ってみようと思ったのに、ホストから荒らしだと思われてしまうと気分も悪いですよね。
というわけで最後は、初回荒らしだと思われないようにするための方法についてお伝えしていきます。
事前にホストクラブ初心者だと伝える
信じてくれるかどうかはホスト次第ですが、席に着いたホストに「私、ホストクラブ初心者なんです」もしくは「最近ホストクラブデビューしました」と伝えておきましょう。
まあ中には、「わざわざそんなこと言ってくるのは怪しい」と勘ぐってしまうホストもいると思いますので、伝えるか伝えないかはそのときの空気によって考えたほうがいいかもしれません。
例えば、「ホストクラブは初めて? 」と聞かれたときに「Yes」と答えておけば、ホストも初回だと思ってくれるはずです。
友達大人数で行くのは避けたほうがいいかも
初回荒らしの中には女子グループで来店することが多いので、友達数人と一緒に初回を利用するのは避けたほうがいいかもしれません。
また、ホストにとって接客する相手が複数人だと正直やりにくいようなので、そういう意味でも一人かせいぜい二人で行くほうがいいでしょう。
“締め日”に初回で来るお客さんは荒らしと認定されがち
初回はいつでも利用することができますが、ホストクラブの締め日に初回で行ってしまうと荒らしと見なされることもあるので避けておいたほうが無難です。
ホストクラブには毎月必ず“締め日”と言われるとても大事な日があります。締め日は在籍するホストたちの1ヶ月のトータル売上が決まり、ホストのナンバーが変動するとても重要な日。
締め日はホストが担当するエースや太客(たくさんお金を使ってくれる人)で賑わい、売上勝負が行われているので、あまりお金を使わないお客さんは締め日を避けるほどです。
まとめ
ホストクラブはそれなりにお金がないと遊ぶことができない場所ですが、初回に限り通常の半分程度の料金で遊べるので、ホストクラブ初心者や色々なホストクラブを体験してみたい人にはピッタリなシステムです。
しかし、その初回料金だけを目当てにする初回荒らしは、初回システムの意図に反しています。初回荒らしとして遊ぶのはほどほどにしておき、いつか通い続けられるお店を見つけられることが一番でしょう。
ホストクラブの基礎が身についたら自分にあった ホストクラブをぜひ見つけてみてください!