ホストは高額なお給料をもらう“お金持ち”なイメージがありませんか？ 実際のところ、かなりの額を稼いでいるお金持ちのホストもいますし、反対にまったく稼げていない貧乏ホストと極端に分かれています。

一夜にして数千万円もの大金を稼げるホスト業界は、今は貧乏でも明日にはお金持ちになっているポテンシャルを秘めたロマン溢れる世界。

今回は、そんなお金持ちのホストと貧乏ホストの違いについてご紹介していこうと思います。

ホストはお金持ちなの？

ホストはお金持ちなのか？ 冒頭でも触れたように、お金持ちかそうでないかは極端です。

例えば、大手のホストクラブに勤務していて、そこでナンバーホストとして在籍しているのであれば、毎月のお給料はおそらくかなりの額になっていると予想されま。

逆に小さいホストクラブに勤務しており、ナンバーのついていないホストであれば、普通に働くより少ないお給料で頑張っているホストもいます。

人気のホストは年収数千万〜1億円以上にもなる

ホストのお仕事はかなり夢のある内容で、たった一夜で数百万円〜数千万円もの大金を稼げてしまうことがあります。

しかも人気ホストとなれば、そんな大金を頻繁に稼いでしまうので年収で見ると数千万〜1億円以上にもなることも。ちなみに平成28年度のサラリーマンの平均年収は男性521万円。稼いでいるホストがいかに凄いかわかりますよね。

東京や大阪のホストクラブには年収数千万クラスのホストが多いようで、その分接客にも磨きがかかっているのでしょう。

新人ホストは0〜200万円程度で貧乏

ホストが稼げるかどうかは、実力やキャリアがものを言います。例えば、下積み時代の新人ホストは、年収0〜200万円程度でかなり貧乏な生活を余儀なくされるようです。

「ホストは稼げる」というイメージもありますが、実際は「稼げるかもしれない」と言ったほうが正しいですね。誰でも稼げるような甘い業界ではなく、ほんの一握りのホストしか大金を掴むことができない世界。

しかし中には、人気がなくても一生懸命な新人ホストに母性本能をくすぐられ、お金をつぎ込んでしまう女性もいるようです。

ホストは基本給＋歩合給＋手当＋賞金で給料が決まる

ホストたちのお給料は、「基本給＋歩合給＋手当＋賞金」で決まります。ホストは普通の会社員と違い、月給ではなく『完全歩合制』となっているお店が多く、その月の売上が0円ならお給料も0円だったりすることもあるようです。

お客さんから指名をもらい、そしてお客さんにお金を使ってもらうことでホストのお給料が支払われるので、指名がゼロ、売上もゼロだとお給料がもらえないんです。

さすがに0円では生活できないので、救済処置として「最低保証（基本給）」として10万円ほどは保証してくれるお店もあります。まあ、それでも少ないお給料ですが……。

言い返せば、その月に頑張って数百万〜数千万円もの売上を上げることができれば、普通に働くよりも効率良く稼ぐことができます。

お金持ちホストと貧乏ホストの違い

お金持ちホストと貧乏ホストにはどのような違いがあるのか？ ここからは、お金持ちホストと貧乏ホストの違いについて見てみましょう。

お金持ちホストは指名本数が圧倒的に多い

お金持ちホストと貧乏ホストの違いは、「指名の数」です。上でもお伝えしたように、ホストは指名客の売上によって稼ぐことができるお仕事です。

つまり、ホストとして稼ぐためには指名本数をたくさん持っておくことが条件。

そしてお金持ちホストは、この指名の本数が圧倒的に多いので、割りと安定して稼げるようになっているんです。指名が2〜3本程度のホストだとあまり売上を伸ばすことができませんが、指名本数が20〜30もあるホストであれば安定した収入を得ることもできますし、場合によっては月に数百万円〜数千万円を稼ぐことも可能です。

お金持ちホストはその他の収入源も

お金持ちホストは仕事で稼ぐだけではなく、その他の収入源もあったりします。例えば、太客から送られるプレゼントの中には高級車やマンションなど、売ればかなりの額になる物をもらっているホストもいます。

また、中には“お小遣い”をもらっているホストもいたりと、仕事以外の収入も色々あるようです。

「バック（歩合率）」の違いがある

お金持ちホストと貧乏ホストの違いがでる理由には、「バック（歩合率）」が関係しています。このバックの歩合率の違いが、同じホストでも収入に差がでてしまう要因のひとつ。

売上の一部がバックされる割合はホストごとに異なり、バックの差によって同じ売上を上げてもどうしても差が開いてしまいます。

ホストのバックは40〜80％ほどと大きく違う

お店によってバックの割合は40〜80%とかなり幅が広いです。バックが80％ともなると、売上のほとんどがホストのお給料になるので当然かなり稼げるようになります。

反対にバックが40%だと、80%のホストの倍近く売上を上げないと同等のお給料を稼ぐことができません。

上位のホストの方がバックの割合が高い

バックの割合は、人気ホストやナンバーホストになることで引き上げられるので、お店の上位に位置するホストが稼ぎやすくなっています。

新人ホストでも一定の売上を上げることができればバック率が高くなるので、頑張り次第では誰にでも稼げるチャンスがあります。

お金持ちホストは豪邸暮らし

お金持ちホストの中は、1億円以上もする分譲マンションやホテルを住居として暮らしているホストもいます。

一般人からするとかなり羨ましい生活を送っていますが、その背景にはホストとして頑張ってきた結果があるからです。

また、お金持ちホストの豪華な暮らしぶりは、後輩ホストの励みにもなったり、ホストを志す人への勇気を与えてくれることも。

貧乏ホストは寮で共同生活することも

あまり稼げない貧乏ホストは、お店が用意してくれた寮で共同生活をすることがあります。普通に賃貸を契約するよりも安く入居することができるので、収入の低い頃はお世話になるホストが多いようです。

貧乏なホストに貢ぐのはアリ？

あまりイイ暮らしをしていない貧乏ホストが気になり、ついつい貢いでしまう人は多いのではないでしょうか。

自分が気に入ったホストをどうしようがそれは個人の自由ですが、実際のところ貧乏なホストに貢ぐのはアリなのか？ 以下を参考に貧乏ホストに貢ぐかどうか考えてみてください。

貢ぐことで大事な人にされる

誰でも苦しい時代を支えてくれた人への感謝は忘れないもの。ホストとして苦しい状況を金銭的に援助してくれたお客さんは、そのホストにとってとても大事な存在になれるでしょう。

もしも人気にホストになったとしても、バックボーンとして支えてくれたお客さんへの感謝は決して忘れません。

こういう感謝の気持ちを忘れないホストもいるので、そういう彼には貢ぐのはアリかもしれませんね。

成長していく姿が見れると嬉しい

ホストとしての成長していく姿が見れる。こういう楽しみ方もホストクラブの醍醐味です。自分が気にかけていたホストが成長していく姿は、まるで自分のことのように喜ぶことができます。

あなたが貧乏ホストに貢ぐことで、彼はそのお金で自分を磨くことができ、いつしか人気に火がつくかもしれません。

彼が人気ホストとして成長していけたのは、あなたのように貢いでくれるお客さんがいたからです。

こういうのもホストクラブの楽しみ方のひとつなので、推しのホストがいるのであれば応援してあげてはいかがでしょう。

お金の自己管理をはしっかりと

ホストに貢ぐときは、お金の管理には十分気をつけましょう。ホストに貢ぐのは、あくまでも金銭的に余裕がある人、もしくは余裕があるときだけに留めておくのが理想です。

喜ぶ顔が見たいからという理由で、彼のために借金してまで貢いではいけません。世の中にはホストに貢ぐために平気で借金してしまう人や、稼ぐために風俗に身を落とす人もいます。

ホストクラブは所詮遊びに過ぎないので、生活を切る詰めてまで貢いではダメです。お金の自己管理はしっかりとしておきましょう。

見返りを求めると苦しくなる場合も

ホストへ貢ぐにあたり、なにか見返りを求めてしまう人がいますけど、それを考えて貢いでしまうとツライ思いをしてしまうことがあります。

例えば、貢ぐことによって彼を自分に振り向かせたい、自分と交際してほしい。おそらく貢ぐ人の中にはこうした狙いを持っている人は多いと思います。

ですが、お金のチカラだけで相手の気持ちを得られるものではありません。なにか狙いがあって貢いだとしても、必ずしも自分の思い通りにはならないということも覚えておきましょう。

貢ぐお客さんはお金持ちだけなの？

ホストに貢いでいるお客さんってみんなお金持ちなんでしょうか？ ここからは、ホストに貢ぐお客さんについてご紹介していきます。

ホストクラブに通う人はお金持ちばかりじゃない

ホストクラブに通う人たちは、みんながお金持ちというわけではありません。確かに富裕層に位置するお客さんもいますが、客層全体で見るとごくわずか。

ホストクラブに通う客層の7割近くは“夜職の女性”で、残りは普通のOLや主婦、稀にお金持ちの女性といった具合です。

ホストに貢ぐお客さんは風俗嬢に多い？

ホストに貢ぐお客さんは風俗嬢に多いようです。風俗の仕事は普通に働くよりも効率良く稼ぐことができるので、ホスト遊びに費やせる資金にも余裕があります。

月に数万円だけ使うお客さんも多い

風俗嬢やもともとお金持ちの人であれば、1回に数十万円〜数百万円使って遊ぶことができますが、普通はそんな大金を使えませんよね。

ホストクラブにはそういう羽振りのいいお客さんもいますが、実際のところは月に数万円程度の範囲で楽しむお客さんのほうが多かったりします。

普通の主婦やOLでもホスト通い

どこにでもいる主婦やOLでもホストクラブに通っていたりするもので、「ホストクラブ＝お金持ちしか通えない」というのは間違った認識です。

まあ、たくさんお金があったほうが楽しみ方の幅が広がるのは事実ですが、別にそこまでお金がなくても遊ぶことはできるんです。

初回なら2千円〜3千円あればホストクラブで遊べる

例えば、ホストクラブには「初回料金」という、初回の来店に限り通常の半額以下の料金で遊べるシステムがあります。

この初回を利用すれば、お店によってはたったの2千円〜3千円程度で遊ぶことも可能です。時間内であればお酒は飲み放題ですし、さらにホストの接客付き。普通に居酒屋で飲むよりも安く楽しめるので、「あまりお金を使いたくない」「ホストクラブに行ってみたいけど、料金が高そうで行きにくい」という人は、まずは初回でホストクラブを体験してみましょう。

初回で気になるホストを見つけてみて！

初回のときは、お店に在籍するさまざまなホストたちが接客してくれるので、その中からお気に入りのホストを探してみてください。

気に入ったホストが見つかればその後も通えばいいですし、見つからなければほかのお店に行ってみましょう。そうやって色々なホストクラブ巡りをするのも楽しいですよ。

もしかしたらそのうち貢ぎたくなるほど夢中になれるホストが見つかるかもしれませんね。

まとめ

いかがでしたか？ お金持ちのホストと貧乏なホストの違いは、指名本数の数やバック率が関係しています。

今は人気がなく貧乏なホストであっても、お客さんから貢いでもらったり応援してみらうことでお店の人気ホストになることができます。

お店で上位に上がることができれば、貧乏から一気にお金持ちへと昇格するので、応援したいホストがいるのであればチカラになってあげてはいかがでしょう。