ホストが引退するときって?お店でのイベントや引退後の道【引退祝いにはコレ】

どんなに人気を誇っているホストでも、いつかは必ず引退するときがきます。では、ホストが引退するタイミングはどういうときでしょうか?また、引退後はどのような道に進むのでしょうか?

本記事では、ホストが引退するまでの流れ・理由について解説! さらに引退後のホストはなにをするのかについてもご紹介していきます。

ホストの引退までの流れ

ホストが引退するまでの流れとはどのようなものでしょうか? ここではまず、ホストが引退に至るまでの流れについて見ていきましょう。

下積み・新人時代は約1年程度

ホスト未経験者はまず、先輩ホストのヘルプに着いたり、お店の掃除や開店準備など、あらゆる雑用をこなす“下積み・新人時代”に入ります。

これはホストであれば誰でも通る道で、こうした下積みを積むことで人気ホストへと成長していくもの。そして下積みをだいたい1年ほど経験をすることで、はじめて先輩ホストに並ぶスタートラインに立てます。

ホストになる男性は20代前半が多い


新人ホストとして稼ぐためには最低限抑えておきたい条件があります。

それは「若さ」です。年齢で言えば20代前半の年頃。もちろん30代や40代の男性でも人気ホストとなり稼げる可能性はありますけど、女性客から人気を集めやすいのはやはり若いホストのほうが断然有利。

そのため、新人ホストには20代くらいの若い男の子が多いです。

27歳〜28歳になるとベテランホストになる


ホストとして長年キャリアを積み、年齢が27歳〜28歳になるとベテランホストと呼ばれる位置付けになります。

ホストの世界に精通し、ホストとしてのプロ意識が強いのもこの年頃の特徴です。新人とベテランホストの接客を比べてみると分かりますが、お客さんへの配慮・気遣い・接客方法など、どれをとっても「さすが」と思ってしまうほどレベルの高い接客術を味わうことができます。

30代前後で引退する人が多数

ホストの仕事を一生続ける人は稀で、大体30代前後で引退する人が多いようです。やはり30歳という年齢に引け目を感じ、引退の節目として考えてしまうの人が多い様子。

また、“男性が転職しやすいのは30代まで”とも言われているので、自分の将来を考えて30代で引退を決意する人もいるようです。

30代でも現役は多い


20年ほど前までは、20代ホストが活躍するのが当たり前で、「ホストは30代になると引退」という流れが普通でした。

しかし現在のホストクラブで働く男性の年齢を見てみると、30代を過ぎてもまだまだ人気ホストとして稼いでいる人は多いです。中には40代でも未だに現役の人も。

30代を越えると再就職に不利ということもあり、諦めてそのままホストを継続する人や、根強い人気を誇るホストは年齢に関係なく在籍し続けるようです。

ホストが引退する理由

年齢を理由にホストを引退する人もいますが、中にはその他の理由でホストを引退する人もいます。

ここからは、ホストが引退するさまざまな理由についてご紹介していきましょう。

独立など自分自身のステップアップのため

若くして人気ホストに成り上がり、毎月数百万円もの大金を稼ぐホストに多いのが、独立したり自分自身のステップアップのために独自に商売をはじめるパターンです。

自分のホストクラブを持つため


おそらくこのパターンが“ホストとして完璧な引退”かもしれません。ホストとしてのノウハウがあるわけですから、自分でホストクラブを立ち上げてもそれなりに軌道に乗せやすいです。

また、ホスト時代に培った人脈などを駆使すれば、開店時に大勢のお客さんを呼び込むことや宣伝もできるため、開店と同時に人気店の仲間入りもしやすいそうです。

ホストクラブ未経験からスタートするよりも、ホストとして経験を積んだ上で開業したほうが上手く行く可能性が高いですからね。

飲食店など他業種で独立するため


筆者の知り合いにも、元ホストで現在カレー屋を営んでいる人がいます。彼はもともと自分のお店を持ちたかったようで、その資金を貯めるためにホストの仕事をしていたそうです。

ちなみに開店資金を貯めるまでに5年もの歳月が掛かったようで、「普通に働いたほうがもっと早く開店できたかもしれない」とも語っていました。

ホストの中には彼のように、将来の夢のために仕事をしている人もいるので、目標の金額が貯まると引退して違う道へ進んで行く人もいます。

稼げなくなったから


ホストの仕事はいつまでも稼げるような甘い世界ではありません。年齢的にも24歳〜25歳くらいが年下・年上のお客さんから慕われやすいので、そのピークを過ぎると次第に稼げなくなることもあります。

ホストは歩合制なことが多いため、人気の低下は収入に響き、その日の指名がゼロであれば日当もゼロ……。そういう日が多くなると働いている意味がないので、稼げなくなったタイミングで引退していくホストもいるようです。

後輩ホストに敗れて引退するホストも


中には“後輩ホストとの売上勝負で負けて引退”してしまうホストもいるようです。ホストは実力世界・売上主義という非常にシビアな一面があります。

己のプライドや意地にかけて奮闘するも、自分の後輩に敗北したことで引退を意識してしまうのは仕方のないことかもしれませんね。

結婚して昼の仕事につくため


ホストが引退する理由の中には、結婚を機に昼の仕事へ就くためにホストを引退する人もいます。中にはお金持ちの女性客の家に婿入りする、“寿退社”をするホストも。

また、結婚をするホストには30代が多く、この理由にはやはり転職への不利さや、30代という年齢が男性が理想とする結婚適齢期であることも関係しているようです。

なんにせよ、結婚で引退はおめでたいことなので、そんなホストが近くにいれば祝福を送っておきましょう。

ホストが引退するときはなにをすると喜ばれる?

どんな人気ホストでも、いつかは必ず引退する日が訪れます。もしもあなたの担当が引退することになったとき、あなたはどうしますか? 見送るときは喜ばれるようなことをしてあげたいですよね。

という訳でここからは、ホストが引退するときにしてあげると喜ばれやすいことについてご紹介していきます。

人気のホストはお店が引退イベントを開催


引退するホストを見送るタイミングとしては、やはりお店が主催してくれる「引退イベント」が最適です。

担当ホストを見送るときは必ず引退イベントに参加して、これまでの感謝を伝えたりプレゼントを送ってあげましょう。

最後に特別なお酒を入れてあげる


引退イベント時は、最後ということもあり、今までに入れたことのないような“特別なお酒”を入れてあげてはいかがでしょう。

ホストクラブのお酒にはさまざまな種類・値段があり、最後の締めくくりに相応しいのはやはりお酒を入れてあげることではないでしょうか。

お酒を注文することでコールも掛かりますし、場の雰囲気も盛り上がるはず。最後だからこそ今まで以上に盛大な祝福で彼の新たな門出を祝ってあげるのもいいと思いますよ。

お財布と相談しつつ、最後は特別なお酒(高いボトル)を奮発してみましょう!

手紙やプレゼントなどを渡す


お酒を入れてあげるのも喜ばれますが、あなたの思いをしたためた手紙や彼が喜びそうなプレゼントを私してみるのもいいと思いますよ。

彼の次の就職がわかっているのであれば、その新しい仕事で役立ちそうな物を送ってあげてみてはいかがでしょう。

ホストは引退後、なにをするの?

ホストを引退後は、どのような生活を送ったり、どんな仕事に就くのか少し気になりませんか? ここからは、引退したホストたちがどのような仕事や生活をしているのかご紹介していきます。

ニートやヒモになる人は意外と少ない


この記事を読んでいる人の中には、「ホストは引退したら女性のヒモになったりニートになるのでは? 」というイメージを持つ人がいると思います。

確かにホストは、自分に好意を寄せている女性たちから貢いでもらったりしているので、引退後はその女性にあやかれば生活に困ることはないでしょう。

しかし実際のところは、あまり女性のヒモになることや、貯めた貯金を切り崩してニート生活を送る人は少ないようです。

ホスト業界に残る場合も多い

ホストの仕事が好きな人は、引退後もホスト業界に身を置くことが多いようです。長年培ってきた経験を活かせるのは、やはりホストの世界が最適。

30代を超えていれば再就職がむずかしいこともありますし、いまさら一から新たなことにチャレンジするのには労力が伴いますからね。

内勤などホストクラブの裏方になる人


ホストクラブの内勤は、元ホストの人が多いってご存知でした? 内勤の主な仕事はお客さんの案内や在籍するホストの管理など、ホストの経験がないとなかなか厳しい内容だったりします。

また、内勤になればホストのようにお客さんに着くこともありますが、ホストとは違い歩合制ではなく固定給になるので、あまり個人の売上を気にしなくてもイイというメリットも。

内勤はある意味安定した職業なので、引退後は内勤として同じお店に勤務する人もいるようです。

ホストクラブの経営者になる人


引退後、ホスト業界に残る人は、内勤になるか自分でホストクラブを立ち上げて経営者になる2パターンです。

人気ホストとして活躍してきた人であれば、そのノウハウを活かして独立しやすいので、引退を機にホストクラブのオーナーになる人は珍しくありません。

また、中には独立に合わせて慕っていたホストが移籍してくれることもあるようで、その際に元のお店と揉めてしまうケースもあるようです。

“ツテ”で他業種の仕事に転職する人


ホストを続けていると、多方面で幅広い人脈ができたりします。そのツテで、新たな就職先を紹介してもらい、ホスト業界とは無縁の仕事に就く人も。

自分で仕事を探して来るのは大変ですが、自分をよく知っている人からの紹介先であれば再就職もスムーズですし、その後も上手く仕事を続けられたりします。

ホストという経歴を活かして就職先を探すのはむずかしいですが、ツテの多いホストは意外と簡単に次の仕事を見つけられるみたいですね。

土方や鳶職など力仕事系に就く人


引退したときの年齢が高ければ高いほど就職先は少なくなるもの。引退後になかなか仕事が見つからない人は、土方や鳶職など力仕事系に就くことが多いようです。

力仕事系の求人は探せば年中募集しているので、就職するのは簡単です。しかしホストの仕事を長年続けていた人は、体力がかなり低下しているので慣れるまで相当苦労するのだとか……。

現役のときから将来のことを少しは考えておかないと後々苦労するハメになるので、早い段階で次の仕事について考えておくべきですね。

工場や派遣業に就く人


力仕事系に就くのが嫌な人は、工場や派遣で県外に出稼ぎに出るパターンもあります。派遣業は職歴や学歴が不問なことが多いため、年齢さえクリアすれば誰でも簡単に就くことができます。

引退後について深く考えていなかった人、学歴やスキルがない人はあまり仕事を選べないので、働きやすい派遣業が最終候補として挙がるようです。

最近は社員雇用してくれる企業も増えましたが、社員雇用されるのはほんの一握りなので、派遣業に就いても安心・安定とはいきません。

まとめ

ホストは30代を目安に引退を考える人が多いようです。中には30代40代でも現役の人がいますけど、全体で見るとそれは少数。どんなに人気のあるホストでも、いつか必ず引退する時期がきます。

引退後のホストは、勤めていたお店の内勤に上がったり、ホストの経験を活かして独立する人、まったく別ジャンルに転職するなどさまざまです。

お気に入りだったホストが引退するのは寂しいですが、彼の新たな門出を祝福してあげましょう。

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