最近のホストクラブ事情とは?変化するファッションや営業・今までにない楽しみ方【最新版】
これまでのホストクラブといえば、黒いソファーにシャンデリアが燦然と輝くギラギラした夜の遊び場で、ホストたちは黒いスーツにバッチリセットした盛り髪というイメージを持つ方も多いのではないでしょうか?
でも最近はカジュアルなお店が増えていたり、お酒を飲まないで接客するホストもいるそうです。今回はそんな最近のホストクラブ事情についてまとめてみました。
最近のホストクラブの特徴は?
最近のホスト情報誌や情報サイトをみていると、カジュアルな服装にラフな髪型のまるでジャニーズや韓国アイドルのようなホストの写真が目に付きます。
彼らは従来のホストとどう違うのでしょうか?
また、そんなカジュアルなホスト達が在籍しているお店はどんな感じなのかをまとめてみました。
ギラギラな夜の世界から「カジュアル化」が進んでいる
壁にはミラーが貼り付けられ、シャンデリアの光がギラギラとした内装のイメージが強いホストクラブですが、最近はカジュアルなお店も増えてきています。
カジュアル系のお店は、客層も若い女性がほとんど。それも、従来からホストクラブの客層として多い水商売の女性に加えて、ごく普通のOLや女子大生といった顔ぶれも増えています。
カフェのような雰囲気のところも
ゴージャスで照明を落とした薄暗い店内のイメージがあるホストクラブですが、カジュアル路線でまるでカフェのような内装のお店も現れてきました。
隣の席を見えにくくする仕切りを無くした開放的なお店もあれば、明るい照明、明るいインテリアを売りにしているお店まであります。
ギラギラした従来のイメージから脱却して、ファッショナブルさを売りにしているのも、カジュアル系のホストクラブの特徴です。
夜だけでなく、朝・昼の営業をしているところも
昔は深夜から朝まで営業していたこともあるホストクラブですが、風営法が厳しくなってから、営業時間は深夜1時までと規制されました。
そのため、夕方から深夜1時までの1部営業、早朝からお昼までの2部営業と営業時間を分けて営業するようになってきたのです。
まれに昼過ぎから夕方までの3部営業をやっている店舗もあります。
朝・昼営業は主婦の利用も
一般的なホストクラブは1部営業と2部営業のいずれか片方、もしくは両方の時間帯で営業しています。
ホストクラブはどうしても夜のイメージが強いので、朝から昼まで営業しているホストクラブがあるというのは不思議な感じがしますね。
2部営業は、水商売の女性が自分の営業明けに訪れることが多かったのですが、最近は昼間なら時間が取れる主婦の来店も増えています。
社会人や学生の副業ホストも増えている
歩合制が給料の大半を占めるため、勤務時間が短くても、売上さえあげられたならばそこそこ稼ぐことができるのがホストクラブです。
そのため、勤務明けのサラリーマンや大学生がバイトで勤めていることも増えてきました。
カジュアルOKのホストクラブなら、勤務後学校帰りにそのまま出勤できるのでバイトで働くのには向いています。
観光客向けに英語の練習をしている場合も
日本独自の文化として発展してきたホストクラブ。
初回料金は通常の店舗では格安なため、外国人女性も観光で訪れた際に立ち寄ることが増えてきています。
観光コースにはじめからホストクラブの体験を取り入れているツアーも多く設定されています。
ホストクラブにはアジア圏はもちろん、欧米からのお客も多く訪れるため、熱心なホストは英語の勉強もしています。
また韓国や中国からの訪れたお客の場合、気に入ったらリピートも見込めるため各ホストも接客には力を注いでいます。
「ネオホスト」の登場でホスト界に大きな変化が
テレビ番組でも取り上げられ、ぐっとメジャーになってきたのがネオホストです。
見た目からは従来のホストとかけ離れていますが、通常のホストとどのように違うのでしょうか?
バシッとスーツ…ではなく私服での接客
まず一番目立つ要素はその服装です。ネオホストはスーツではなく、カジュアルなファッションに身を包んでいます。
それもかなり気合の入ったカジュアルから、まったくの普段着にしか見えないファッションまでバラエティ豊かなこと、基本はそのまま街を歩いていても違和感のないカジュアルな服装で接客するのが特徴です。
特にファッション重視のホストクラブでは、新規入店時にそのホストに似合うスタイリングをしているところまであります。
盛り髪ではなく、ナチュラルなヘア
従来のホストクラブのホストは「スジ盛り」と呼ばれる、独特の盛り髪や、ビジュアル系のような髪型が主流で、お店に出る前のセットも美容師さんにしてもらう必要がありました。
それに比べ、ネオホストの髪型は基本的に自分でセットできます。そのまま街を歩いていても違和感がない自然なヘアスタイルが特徴で、最近は韓国系のアイドルのような髪型のネオホストが増えてきています。
また、ジャニーズ系や、中性的なホストが多いのもネオホストの特徴です。
お酒ではなく、スイーツとコーヒー
お酒を頼まなくても、スイーツとコーヒーで楽しむことができるのもネオホストクラブの大きな特徴です。
オシャレなハーブティーなどが用意されていることもあり、従来のホストクラブのイメージを打ち破る組み合わせですね。
ネオホストももちろんお酒を飲むこともできるので、飲まずに接客しても、飲んでも自由です。
お客に勧められたお酒は必ず飲み干さなくてはいけないのがホストと言われていましたので、そこから考えると確かに時代は変わったと思えます。
最近のホストの「営業方法」
昔は携帯片手に営業電話をかけまくるのがホストの営業のイメージでした。
スマホが普及した今の営業方法はどのように変わったのでしょうか。
SNSを活用して営業している
最近のホストの営業はSNSを使うのが主流です。
Instagramをはじめ、ブログやtwitterを利用して自分の情報を発信し、効率的にお客を集めます。
うまくSNSを活用すれば、実際に会ったことのない女性でも新規顧客として来店につなげることができるので、
SNSは営業活動をする上での強い武器となります。
Youtubeで動画配信も
YouTubeではホスト動画が多くアップされています。色々見比べると自分の好きなホストの傾向が見えてくるかもしれません。
また、お店の雰囲気やイベントの様子も見ることができます。
売上対決のイベントを動画配信で流していたら、最終日に動画を見たお客さんが初回来店して、応援しているホストを勝たせるために高額ボトルを入れてくれたなどということが実際に起こるのが今の時代です。
YouTubeは一方通行で情報を発信するだけの手段と思われがちですが、このように思いが通じれば双方向にもなりうる手段なのです。
LINEでメールよりも気軽に連絡できる
ホストの名刺には必ずLINE IDが印刷されています。新規来店時の連絡先交換もLINEがほとんど。
今やLINEはホストの営業には欠かせないツールです。
電話で営業をかけていた時代、ホストが営業をかけられる時間は通常の昼職の女性だったら勤務中の時間です。
営業の電話がかかってきたとしても、電話に出られなかったり、迷惑がられることもありました。
メールが一般的だった時代には、相手が読んでくれたかわからないという難点がありました。
その点、LINEなら空いている時間にメッセージを送っておけば、相手が読んだかどうかも確認でき便利です。
ホストクラブの新しい楽しみ方
ホストクラブの楽しみ方にはどんなものがあるのでしょうか?
お話ししたようにだんだんカジュアル化が進み、初めてでも通いやすいお店が増えてきています。それでも初めてのホストクラブはなかなか敷居が高く感じられるもの。
そんな方にもオススメの新しいホストクラブでの楽しみ方を以下に挙げておきます。
初心者向けの「ホストクラブ体験ツアー」が開催
ホストクラブ体験ツアーは1人5000円前後の定額料金で、ガイドがホストクラブに案内してくれるというツアーです。
あらかじめツアーを予約しておけば、当日はガイドと待ち合わせるだけ。
まず1件目のお店までガイドに案内してもらい、お店に着いたら内勤スタッフへの取次などもガイドが済ませてくれます。
あとは1件目のお店を1時間楽しみましょう。時間が終わる頃またガイドと連絡を取って待ち合わせし、2件目に案内してもらいます。
体験ツアーは大手ホストクラブグループ主催
体験ツアーを開催しているのは、グループ展開している大手ホストクラブグループです。
グループ内の2店舗を案内してもらい雰囲気をつかむことができます。
初めてのホストクラブがどうしても不安だという方におすすめのツアーです。
ホストクラブでの女子会もおすすめ
ホストクラブによっては女子会プランを用意していることがあります。
飲み放題とホストがついて格安の料金で女子会を行うことができおすすめです。
クラブに行く前に、ヘアメークやエステ体験のついているプランまであり、ヘアサロンまでホストがお迎えに来て、ホストクラブにエスコートまでしてくれます。
そのほかにも、ネットで探せばお得な女子会プランを見つけることができます。
初めてのホストクラブもみんなで行けば怖くない、ぜひ気の合うお友達と女子会を楽しんでみてください。
まとめ
ホストクラブのイメージやホストのタイプも時代とともに変わってきています。
カジュアルなホストクラブは、料金も従来のホストクラブより割安で遊べるお店が多くあります。
ここぞという時に、現金をたくさん用意して出かける、非日常的な特別な場所というのが従来のホストクラブです。
逆にカジュアル系のホストクラブは、構えて出かける特別な場所ではなく、日常生活に気軽に取り入れられる遊び場へと移り変わってきています。
非日常から脱却して気軽に通えるホストクラブもぜひ試してみてください。