K-POPバー『Barbie / 바비 / バービー』を徹底取材!【K-POP初心者も安心の優良店】
※『Barbie / バービー』は 2022年7月24日より無期限休業中です
新宿の夜を彩るさまざまなお店をhoreru編集部が厳選してご案内!
今回ご紹介するのは新宿区大久保のK-POPバー『Barbie / バービー』です。
編集部が実際にお店を訪ね、ママや所属スタッフの皆さんに根掘り葉掘り聞いて参りましたよ! それでは早速どんなお店なのかチェックしてみましょう。
新大久保駅から徒歩圏内にあるK-POPバー『Barbie / 바비 / バービー』
新宿ドン・キホーテのすぐお隣のビルにあるのがK-POPバー『Barbie / バービー』。新大久保駅から歩いて徒歩8分、歌舞伎町で楽しく遊んで2件目、3件目に行くのにもちょうど良い場所です。
エレベーターで2階に上がると、すぐ左手にK-POPバー『Barbie / バービー』への入り口があります。常連さんやスタッフさんは、入店時「あんにょ〜ん!」と元気よく挨拶するのが習わしのようです。
『Barbie / 바비 / バービー』の店舗情報
アクセス:新大久保駅 徒歩8分
住所:東京都新宿区大久保1-12-3 カーサ第2新宿204
電話番号:03-6233-7015
営業時間:19:00~翌5:00
定休日:無休
料金:チャージ500円 TAX10%
K-POPアイドルだらけの店内
店内は狭すぎず、ちょうど落ち着けるくらいの広さです。カウンター15席とテーブル席が数タイプあり、一人で行っても何人かで連れ立って行ってもOK。スタッフは全員女性です。
壁は一面、K-POPアイドルのポスターや写真、ウチワなどで埋め尽くされていて壮観! K-POP好きなら、お気に入りアイドル探しでテンションアップ間違い無しです。
奥の方にはダーツもあり、お客様に大人気なのだそう。1プレイ100円から遊べる仕様ですのでとってもお手頃ですね。
「バービー人形」みたいなママがお出迎え
ドキドキしながらカウンターに座ると、「バービー人形そっくり」と噂のママがにこにこお出迎えしてくれました。服装や髪型、メイクも本当に可愛らしく、K-POPアイドルみたい! 韓国出身の方ですが日本に暮らして20年以上経つとのことで、日本語も話せる気さくなママに話を聞いてみました。
開店は2011年9月
ママ
『新大久保にはずっと住んでいたんだけど、2010年頃はKARAや少女時代が日本ですごく流行って、韓国ブームが来たのね。それで、なにかお店を開いたら人がいっぱい来てくれるんじゃないかと考えて始めたのがこのお店なの。』
『最初は食堂にしようかと思っていたんだけど、結局カフェからはじめて、気づいたらバーになってた。しかも最初はこんなにK-POPを全面に出したお店じゃなかったのに、気づいたらこうなってた(笑)』
『お客様の要望を聞きながら、今の形に落ち着いたね。開店から8年以上経つけれど、今のような雰囲気になってからは、大きく変わることなくずっとやってこれていると思う。』
日本人のお客様も多いお店
horeru編集部(以下horeru)
『常連のお客様も多いわけですね。お客様は韓国の方が多いですか?』
ママ
『近くのK-POP系のお店は8割9割が韓国のお客様というのが実態だけど、うちは半々なの。日本語のできるスタッフも、韓国語が分かる日本人スタッフも多いからだと思う。』
horeru
『確かに! 私のような日本人女性が一人で来ても、日本語で対応していただけるので安心できます。』
『バービー』で働いていて楽しいポイントは?
──せっかくなのでスタッフさんにも話を聞いてみました。日本語・韓国語を使い分けお客様と自在に会話していたのは、スレンダー美人のナナさんです。
horeru
『ご友人の紹介で入店されて約1ヶ月とのことですが、こちらのお店で働いていて大変なことはなにかありますか?』
ナナさん
『全然ないです! すごく働きやすい!』
──一瞬で会話が終わってしまいました(笑)。
horeru
『では逆に、どうしてそんなに働きやすいと感じられるのでしょう』
ナナさん
『ここはタイムチャージ制じゃない(※入店時にチャージ500 円がかかるのみ)から気楽に遊びに来てくれるお客様が多いし、あれこれ面倒なルールもないからスタッフも楽なの。』
『スタッフは皆だいたい昼間は別の仕事をしていて、夜に副業としてここで働いているんだけど、シフトも自由が効くから助かってます。私は他のお店から移ってきたんだけど、今本当に楽しい。』
──確かに、遊ぶ側としては気楽に来やすい料金設定ですし、お客様とお話しているスタッフさんもみんな生き生きしていて見えます。 スタッフへの配慮が行き届いたお店は、結果遊ぶお客様にとっても楽しくなるんですね。
記憶に残る夜職の方のエピソード
そんなK-POPバー『Barbie / バービー』には、夜の業界(=「夜職」と呼ばれることが多いです)のお客様もたまにお越しになるのだとか。なにか印象に残るエピソードがないかを伺ってみました。
エピソード1:ホストのアフターを期待して待つ女性客
ママ
『数年前の話だけど、しょっちゅう一人で来店しては、指名してるホストが来るのを何時間もずーっと待ってる女性のお客様がいたよ』
horeru
『何歳くらいの方でしたか?』
ママ
『50代くらいだと思う。いつもあんまり話すことはなくて、お店の隅の方に座ってた。ウチはタイムチャージが無いから、ずっと居やすかったんじゃないかな』
horeru
『そのお相手のホストさんが来ることはあったんですか?』
ママ
『うん、毎回ではなかったけど。たまに来て、その人と一杯お酒を飲んでくれて、出て行ってたね。聞き耳を立てているわけじゃないから会話まではそりゃあ聞いてないけれど、ホストが来たときはすごく楽しそうだった。あの女性のことはなんだかずっと印象に残ってるなぁ……。』
──顔も知らないその女性の、嬉しそうな笑顔が目に浮かぶようなお話でした。彼女は『Barbie / バービー』でホストを待つ間、いつも何を思っていたんでしょうね。
エピソード2:夜職ダブルワークなスタッフの思い出
ナナさん
『銀座のクラブで働きながらウチでもアルバイトをしているっていう子達が二人、最近まで居たんだけど。一人がまずウチに来て、同じクラブの子がもう一人紹介されて入ってきて。そのクラブでは副業が禁止されていたのを、二人仲良くこっそり働いてたのね。』
『それがある日、銀座のお客様がウチに飲みに来ちゃって、バレちゃった。そしたらお互いが「アンタの責任だ」って言い出して、もう大喧嘩になっちゃって。せめて裏のキッチンなんかでやってくれればいいのに、表のカウンターでグラスを割りまくられちゃって(笑)』
『もちろんその二人はまとめてクビになったんだけど……色んな意味でプライドの高さを感じたね。あと、やっぱり夜のお仕事をしている女の子は、普段から姿勢とか仕草もキレイだし、基本的には礼儀正しい。お客様にも皆にも迷惑だから、もう二度とあんな喧嘩はしないでほしいけど(笑)、今何してるんだろうね』
──おしとやかな印象のクラブレディの、なかなか強烈なストーリーでした。その後来店した常連さんも「あの時大変だったね! あのあとどうなった?」とスタッフさんに聞くほどだったので、やはりかなりの喧嘩だったようです。しかしながら別のクラブでまた二人、一緒に仕事をしていそうな気がしてなりません。
番外編:部屋の鍵をなくしてホストに救われる
ナナさん
『そういえばママ、住んでるところの隣の部屋がホストの寮なんでしょ?』
ママ
『そうね、何人かで住んでるみたい。みんな楽しいし礼儀正しいし、助けてもらったこともあるよ』
horeru
『えっ? どういうことですか。』
ママ
『ある晩にね、家の前まで帰ってきたんだけどどうしても鍵が見つからなくて。隣にピンポンして、「ベランダ伝いに自分の部屋に帰りたいからちょっと入れて」ってお願いしたの。』
horeru
『ええー! それでホストたちの寮に入ったんですか? すごい! みんな親切なんですね。』
ママ
『そうなの。みんな優しいの。おかげでちゃんと家に入れたよ、あのときは助かった。みんな仲良しだから、たまにホスト2〜3人連れ立って、ウチにも飲みに来たりしてくれるよ。』
──ホストさんの人の良さはもちろんながら、普段からのママの人徳も伺えるエピソードでした。編集部もホストさんの寮に、いつか突撃してみたいものです。
まとめ
色んな方が夜な夜な集まる、新宿は大久保にあるK-POPバー『Barbie / バービー』。K-POP初心者さんでも、日本人でも、扉を開けば楽しいママとスタッフさんがにこにこお出迎えしてくれます。
タイムチャージがかからず飲食も低価格の安心料金で、店内も他のバーに比べればかなり明るい方なので、バーに行き慣れない方もここなら気軽に遊びに行けちゃいます。
K-POPが好きな方、アイドルやファッションに興味がある方には特に行ってみていただきたいオススメのお店です!