【歴史的な夏、歴史的ランカーたちへ】2020年上半期groupdandy レポート表彰式レポート~エリートホストだらけの会場から~
2020年、夏。ホスト業界では例年なら数多のグループが「上半期表彰式」を華々しく行うこの時期ですが、今年はランキング発表のみとするところも多く、オンラインでの盛り上がりが印象的でした。
そんな中、horeru編集部には業界最大手・groupdandyから表彰式のご招待が。この上半期、どこからもお呼びはかからまいと少し寂しく思っていた編集部でしたので、当日は喜び勇んで取材に参りました。
今回お届けするのは、歴史に残るとある夏の日の記録です。いまだ感染症の影響が大きな中、それでも対策を万全に施されたうえで開かれた、業界最大手グループのエリートホストをねぎらう厳かな会。出席者のスピーチやインタビューを交えてお届けいたします。
勇者たちを労う会の始まり
──さて、やって参りましたgroupdandy SUMMER FESTIVAL 2020!広くてキレイな会場には上半期のトップホストたちと、彼らが在籍する店舗の代表陣、グループ本部の運営メンバーの皆様の姿がありました。
今年は感染症対策を万全にすべく、表彰式に出席できるのはグループでも本当に選ばれし方だけとのこと。思えば会場入口でも、体温検査や質問表への記入など、入念なチェックを受けました。
表彰式はもちろん、groupdandyのドン・高見会長の挨拶からスタート。この状況であえて表彰式を開催した理由、そしてランカーホストたちへの思いを語っておられました。
高見会長
『本来はこうした表彰式は執り行わないと決まっていました。しかし、表彰式もなにもない中できちっとやり遂げてくれた素晴らしく愛しき勇者たちを、少しでも労うことができたらと思い、ささやかな会ではありますけれども、この度開催する運びとなりました』
『今年は稀にない年であったと思っています。そしてこういう特別な、50年100年に一度あるかないかというこの歴史的なとき、この2020年の表彰式というのは間違いなく、規模感は小さくありますけれども、大きく我々の心に残り続けるものであると思っています』
『今回はグループが約1000名で構成されている中、限定の50名で開催させてもらいました。ここにいるランカーの方たちは、本当に困難な中結果を出してくれた素晴らしい勇者たちだと思っています。ここにいる50名ひとりひとりが、20人分の思いを持って、勇者たちに拍手と称賛を送ってもらえればと思います』
『この歴史的な状況で結果を出したランカーたちは間違いなく、これからのホスト界を担う実力があるものと認識しております。改めまして、おめでとうございます。そして、ありがとうございました』
上半期新人売上No.1『JIN』(Kingdom -Birth- 在籍)
──まずは未経験からホストになった新人の、上半期売上ランキングが発表されます。今回のNo.1は、とても真面目で落ち着いた印象の金髪イケメンでした。
JIN
『はじめまして、JINです。よろしくお願いします。えっと、緊張するんですけども……僕はホストを始めたのが、去年の終わりくらいで。今年の1月に新年会で、今ここにいる皆さんが壇上に上がっているのを見ていました』
『この壇上を目指してこれまでやってきたので、また頑張れそうだなと思います。次は新人ではなくいちプレーヤーとして、ナンバーに乗れるように頑張りたいと思います。ありがとうございます!』
下半期の活躍も目が話せない、大型新人の登場でした。この記事の後半に特別インタビューもありますのでお見逃しなく!
上半期gd初加入者売上No.1『粟谷 麦/あわや むぎ』(RED在籍)
──次に、groupdandyへの移籍から間もないホストたちの売上ランキングが発表されます。見事1位に輝いた『粟谷 麦/あわや むぎ』さんは、すっかり馴染んでおられるためか会場中から「初加入者なの?!」と総ツッコミを受けておられました。
粟谷 麦
『グルダンで働かせていただいて、今すごく楽しくてやりがいがあります。下半期も僕なりに頑張りますので皆さんよろしくお願いします。グルダンには釣りが好きな方が多いと聞いたので、今度釣りに誘ってください!』
──horeruスタッフはこのスピーチを聞きながら、「釣り同伴」「アフター釣り」というワードを脳内に浮かべていました。イケメン達と行くフィッシングツアー……groupdandy様、やってくださいませんか。
上半期組数ランキングNo.1『鳳条 歩 / ほうじょう あゆむ』(RED在籍)
──さて、式は和やかに進行します。なんと上半期の組数ランキングTOP3は『RED』のホストが独占! 3位の『はっしー(´・ω・`)』、2位の『山田 北斗 / やまだ ほくと』に続いて紹介されたのは、日本一指名を呼ぶREDのギャル男でした。
鳳条 歩
『groupdandyに入って1年くらい経ちましたが、本当に、人生が変わりました。駿さん、常に共に歩んできてくれてありがとうございます。僕はこれからも駿さんと「ワンツーマン」で頑張っていきたいです。下半期も続けて、頑張りたいと思います。groupdandy最高最高! みんなも一緒に最高最高!』
──「マンツーマン」とおっしゃるつもりが、パワーワードを産み出してしまった鳳条さん、会場から総ツッコミを受けていました。このキラキラの笑顔で、きっと下半期もたくさんのお客様を虜にされることでしょう。
上半期売上ランキングNo.1『啓吾 / けいご』(CANDY在籍)
──表彰式の最後を飾るのは、もちろん売上ランキングNo.1ホストです!
4位『千秋 / GOLDMANCLUBちあき』(GOLDMAN CLUB在籍)
千秋
『来年の新年会でも壇上に立てるように頑張ります!』
3位『美咲朱里 / みさきしゅり』(CANDY在籍)
美咲 朱里
『下半期もストレスフリーで、あまりナンバーを気にせずやっていきたいと思います!』
2位『麻夢 / まゆ』(OZONE player’s club在籍)
麻夢
『「だせぇ」「かっこわりぃ」などと言い続けられて今もやってるんですけど、そもそもそれっていけないことだったかなって思っていて。後輩たちにも「悩みの8割は売上が上がったら解決する」と教えてきて、自分自身もそうして解決してきました。これからも頑張っていくのでOZONEともどもよろしく、よいしょ!』
──と順に発表され、最後にその名を呼ばれたのは……この男でした。
1位『啓吾 / けいご』(CANDY在籍)
啓吾
『CANDYは1月に分店(CANDY’S HEAVEN)して、正直1~3月とバラバラになったのがすごく大変でした。でも6、7月と1億の売上を叩き出せるくらいに復活できたのは、CANDYの底力と、前代表・心之♂友也さんが作ってくれたCANDYを一番にしたいという思いがあったからで、僕ら一人一人が突っ走ってきました。
去年は #きらお代表がグループの売上年間No.1を獲得してくれました。そして今回、僕が上半期のNo.1を獲りました。年間も絶対CANDYのホストが獲ります。やっぱりgroupdandyが日本一で最強のグループだから、そこの一番のお店は日本一の売上を出さないといけないと本気で思っているので、これからも応援していただければなと思います』
『気持ちを伝えるのってすごく大事で。僕は正直普段はしないのですが、「一番を獲りたい」とお客様に本気で伝えて頑張ったら、今回運よく一番が獲れたので、これが人生の絶頂期かなって思っています。一番を獲らせてくれた僕の姫様がた、こんな景色を見させてもらえて本当に幸せです。1300人中の1位なので、本当にうれしく思います。今回は上半期なので、年間もしっかりNo.1目指して頑張ります』
──会場からは最高! イケメン! CANDYのアイドル! の声が飛び交い、この日一番の盛り上がりを見せました。
特別インタビュー
──さて、ここからはランカーホスト達への特別インタビューを公開いたします。まずは上半期組数ランキングNo.5のこの方から。
nanaさん (Re:BORN在籍)
──組数5位、おめでとうございます! この上半期はお店の営業がなかったり、再開してもなかなか、ということが正直ほとんどだったと思うんですけれども、そういった中で壇上に立てるほどお客様をお呼びになった秘訣はなんでしょう。
nana
『僕、3月4月はほとんど自分で呼んでいなくて。その、「組数を意識してるんだよ」とは普段から言っている中で、気にかけてお客様の方から応援しに来てくれるケースがほとんどなんです。「行くよ」って言って来てくれて、毎度シャンパンを卸してくれるお客様もいたので、すごく感謝しています』
──ええ、すごい。それはnanaさんの人柄なのでしょうね。
nana
『いやいや、それは分からないですけども』
──謙虚でいらっしゃるんですね……! 数あるお店のなかでも、『Re:BORN』さんで働く理由はありますか。また、今後の意気込みを教えてください。
nana
『Re:BORNというのは生まれ変わるという意味なんですけど。名前の通り、自分自身も「生まれ変わりたい」という一心でやってきていています。気持ちを入れ替えて、また新しい自分を見せていきたいなと。代表という役職をいただいたので、視野を広げて、これからも挑戦者として前進していくのみです 』
──次は新人&上半期売上ランキング9位のこの方です。
JINさん(Kingdom -Birth- 在籍)
──はじめまして……わぁ、背が高いんですね! 簡単にプロフィールをお教えいただけますか。
JIN
『あはは、身長は184㎝です。4月18日生まれで、今年21歳になりました。ホストは未経験で去年の11月から始めました。地元が横浜の方で「横浜にもホストがあるんだ!」と思って、『Kingdom -Birth-』 に入りました。お店が groupdandy 系列ということは最近知りました(笑)。「業界最大手なんだ、すげー! 入ってよかったな!」って思っています』
──そうなのですね(笑)。ホストになったきっかけはなんでしょうか。
JIN
『高校を卒業してすぐは営業のお仕事をしていたのですが、辞めて次を探すときに僕、夜行性なので夜のお仕事がいいなぁと思ったんです。それで「ホスト 近い」っていうキーワードで検索して(笑)、今のお店に入りました。全部ノリと勢いとタイミングでここまで来ました』
──ホストは楽しいですか、それとも大変ですか。
JIN
『大変なこともありますけど、でも楽しいですね。じゃなきゃ、続いてないです。環境に恵まれています。一緒に働く方もそうですし、今まで指名してくれたお客様にも。恵まれすぎて「オレ、ホストなのかな?」って思います』
──どういうことでしょう?(笑)
JIN
『ホストクラブのイメージって僕、本当に悪かったんですよ。最初はこわくて「ノリで入ったけどオレ大丈夫かな」と思っていました。でもそんなことなくて、クリーンでホワイトで。お客様も本当に良いかたばかりで楽しく仕事してたら、ここ(ランカーとして表彰式)に来た、みたいな』
──「良いかた」とはどんなかたのことでしょう。お店でのJINさんはどんな会話をなさっているんですか。
JIN
『僕、めちゃめちゃ酒乱なんです(笑)。暴れまではしませんが、お酒が大好きでもう人格が変わっちゃって。全然面白くないことばっかり笑顔で言っているのを、みんなが受け止めてくれています。そういう僕を笑ってくれる、やさしいかたといったところですね』
──なるほど(笑)。最後に、今後の目標を教えてください。
JIN
『もともと新人ランキング1位は狙っていたのですが、今回思いがけず上半期のグループ売上も9位に入れたので……もっと上を目指していきたいです!高みを目指して、頑張っていきます』
──最後は上半期売上ランキング1位のこの方にも大胆直撃しました!
啓吾さん(CANDY在籍)
──上半期売上ランキング堂々のナンバーワン、おめでとうございます!
啓吾
『ありがとうございます! 』
──今の思いを教えていただけますか。
啓吾
『この上半期『CANDY』からは、例えるなら「槍」みたいに、なにかが飛んでいたと思うんですよ。グループ1,300人のうちにTOP10が3人で。しかも去年の年間トップの #きらおさん、琢磨さん、綾瀬さんではない3人(啓吾さん、美咲朱里さん、流聖さん)だったというのは、他のお店からしたら相当な脅威だったと思います。
今年はこの「槍」をよりいっぱい作って、次の年間表彰式でまた、『CANDY』の誰かが壇上に立てたらいいなぁと、強く思っています』
──確かに、『CANDY』さんからは尋常ではない勢いを感じていました。
啓吾
『あはは! 働いていても「なんでこんな店に入ったんだろう」って思いますよ、やっぱり。それぐらい気が抜けないですし、一生懸命にホストに生きる空間なので、CANDYは』
──もしかして、今日はこの表彰式後もご出勤ですか。
啓吾
『はい! 歌舞伎町を盛り上げにね。歌舞伎町に帰ります』
編集後記
業界最大級グループ・groupdandy。そこに所属するトップランクホスト達は皆、グループを誇りに思い、仕事に誠実な方々ばかりでした。表彰式後も、ほとんどのホストさんがそのままお店に出勤していったそうです。
今回はとりわけ、感染症拡大を防ぐべく練りに練ったプランで式を進める運営の皆さんの懸命な姿にも、編集部は心を打たれました。業界随一のグループはこうしてできていくのだなと、教えられた気がします。
この記事を公開する頃はもう、秋の気配が感じられるでしょうか。年間成績を見据えてひた走るグルダンホストの姿を、編集部はこれからも捉え続けて参りたいと思います。次なるトップホストは誰になるのでしょう。はやくも次の表彰式が楽しみですね。