【horeru特別インタビュー】『SINCE YOU… -Genesis- /シンスユー ジェネシス』トップホストに聞く!
グランドオープンから2年経たずして月間初回来店数120組を誇る、SINCE YOU… GROUP 屈指の人気店『SINCE YOU… -Genesis- /シンスユー ジェネシス』。
今回はその中心人物としてお店を引っ張る存在である、『咲夜 蓮/ さくや れん』幹部補佐と『ツバサ』幹部補佐の対談をお届けします。
トップホストたちはいかにして成功し、どんな暮らしをしているのでしょうか。彼らの魅力に迫ります。
とにかく顔が良い鹿児島弁丸出しホスト
──本日はよろしくお願いいたします。まずはお二人に、お互いを紹介してみていただきたいです! 蓮さん、ツバサさんってどんな方ですか?
咲夜 蓮
『ツバサの紹介ですか? 顔が、イケメンですよね。それに尽きます』
──なるほど(笑)。
咲夜 蓮
『中身も素敵なんですけど、イケメンすぎる顔が先行して、ヘルプ中でも「きゃあツバサくーん!」ってハートマークつきで言われたりしていて。僕なんかは必死にお酒を飲んで喋ってナンボなので、羨ましいなと思います。あと鹿児島出身で訛っているんですよね』
ツバサ
『ほんまですか』
咲夜 蓮
『あ、ほら訛ってる(笑)。まぁでもこれだけイケメンなのにあえて標準語に直さないというギャップに、萌えますよね。あざといです』
ツバサ
『いや、標準語にしたい気持ちはあるんですけど、直し方が分からないんです(笑)』
咲夜 蓮
『前にツバサがいたお店のグループでは方言を矯正する講習もあったらしいんですけど。全然直ってないから、めちゃくちゃサボってたんだなこいつって思ってます』
──ツバサさん、その講習はキツかった……とか?
ツバサ
『いや、めっちゃ楽でした。YouTubeを見て、ニュースキャスターの話し方を真似しよう、みたいな内容で。でも、イントネーションの何がどう違うのか全然分かりませんでした!』
咲夜 蓮
『……まぁ、こんな感じの九州男児です(笑)』
──ツバサさんとはじめて会った時、蓮さんはどんな印象を持ちましたか?
咲夜 蓮
『かっこいいなー、イケメンやなーと。それぐらいです』
ツバサ
『ぐらい、て(笑)』
咲夜 蓮
『ああでも、すごく謙虚で、年下で未経験の新入店者にも敬語で話しかけたりしていて。自分はできないことなので、すごいなと思います。ココロが広いし、怒ることもほとんどないんですよね』
──イケメンでやさしいなんて最高ですよね。
咲夜 蓮
『そうなんですよ! イケメンで、怒らなくて、訛ってる。その三拍子は最強です』
ツバサ
『ふふ、なんか顔があつい……』
「カッコいい」よりも「オモロい」を追求
──ありがとうございます。では、今度はツバサさんから蓮さんのご紹介をお願いします。
ツバサ
『そうですね……蓮さんは仲間想いの兄貴みたいな、従業員から愛されている人ですね。ヘルプも人気で、お客様からの信頼も強いです。蓮さんは喋りが上手いので、普段あまり話さない姫の席にも積極的にヘルプについて、距離を縮めてお話したりができるんです。
自分は人見知りでヘルプでもあまり話せないので、蓮さんは見習うべき存在です。とりあえず、一言で言えば蓮さんは人気者ですね。面白いです』
咲夜 蓮
『嬉しいですね、もっかい最初から言ってもらっていい?(笑) 満たされたいやん』
──満たされましょう(笑)。蓮さんはトークが昔から得意だったんですか?
咲夜 蓮
『そうですね……ホストになる前も居酒屋で店長をやったりしていたし、ずっと接客業なので、喋ることには慣れていたのかもしれないです。それに、もともと中学生くらいのときにテレビでホストクラブの特集番組を見て、そのときからホストになろうとは決めていました』
──わあ、そうだったのですね! お喋りが好きではないお客様ともお話するということでしたが、一体どうやって攻略しているんですか?
咲夜 蓮
『ええ? うーん、なんですかね? お客様の空気を見て、話さない方とかお酒を飲まない方には、自分が合わせているかもしれないです』
──ということは、それまでの接客のご経験などから、人を見る能力を培ってこられたのかもしれないですね。
咲夜 蓮
『うーん、確かに! いま自己発見しました(笑)。人を笑わせるのが好きなので、「カッコいい」よりも「面白い」と言われたいです』
──トークが上手いと賞賛されている理由が少し分かった気がします。
カリスマに導かれし自律的な店舗、それが『SINCE YOU… -Genesis- /シンスユー ジェネシス』
──そんなお二人は、どんなきっかけで『SINCE YOU… -Genesis- /シンスユー ジェネシス』に来られたのですか?
ツバサ
『冬城雪プロデューサーをあるとき紹介されて、朝の4時くらいに会って話をして、そのとき入店を決めました』
──ちょっと待ってください、朝の4時って……?
ツバサ
『本当に朝の4時だったんです(笑)。雪さんもそのとき寝ていたところを、僕と話すために焼肉屋まで会いに来てくれて、という感じで』
──プロデューサーの手腕で入店が決まったんですね。蓮さんはなぜ『Genesis / ジェネシス』さんに?
咲夜 蓮
『僕は、拓真社長がいたからですね。僕はもともと『SINCE YOU…-本店-』にいたんですが、拓真さんが現場に出るのはこの『Genesis / ジェネシス』だけなので、一緒に現場で働きたいと思いました。地元・大阪に戻ろうかなとも考えたタイミングだったんですが、結局はここに来ることに決めました』
──雪さんも拓真さんもカリスマなんですね。
咲夜 蓮
『カリスマなんて言ってないですよ、逆にそれはディスなのでは(笑)』
──いえいえ。仕事場所を変えるということは、ご本人にとって大きな事だと思うんです。その理由がそれぞれ「この人」となるということは、やっぱりすごいことなので。
咲夜 蓮
『確かに』
──では、他のお店から『Genesis / ジェネシス』さんに来られて、どんな変化がありましたか?
咲夜 蓮
『とくに戸惑いは無かったです。ただハコが小さくて、従業員もそんなに大人数というわけでもなかったので最初はどうかなとも思ったのですが、その分結束力があっていいなと思いました。『Genesis / ジェネシス』でしか出せないアットホーム感もあって、担当ホストを問わずお客様もみんな仲が良くて。
みんなもちろん前提として指名ホストに会いに来ているとは思うんですけど、「ヘルプに会いに来た」とか、「お店が楽しいから」という理由で会いに来てもらえることも多いので、そこが仲が良いという証拠かなと。従業員同士も先輩・後輩というのは一応ありますが、そこを飛び越えてみんな友だちのような感覚があります』
ツバサ
『あと、自分が前にいたお店では「付けまわし」と言って、スタッフから「この席について」という指示がないとつけなかったんですよ。でも『Genesis / ジェネシス』は基本的に自由なんです』
──えっ。付けまわし制度が無いんですね。
咲夜 蓮
『そうなんです、一人一人が意識を持って自分で考えて席を決めています。なので、自分のお客様がいてもヘルプまわりはします。例えばツバサが自分のお客様が来ている中で僕の席にヘルプに来てくれたら、「あっ、ツバサが来てくれたから自分もヘルプに行かなきゃ」ってなるんですよね。目の前のお客様を楽しませることを考えつつ、同時に周りもちゃんと見つつ、という感じです』
──すごく自律的なシステムなんですね。一般的には付けまわしの方がスタンダードなのではと思うのですが……。
咲夜 蓮
『もちろん初回の付けまわしはあるんですけど、それ以外はこの仕組みになっています。空席が万一あったら、僕たち幹部が気付いてすぐに指示したりして……いや、というよりは、気付いたら僕らがその席に行っちゃうことが多いですね』
──背中で見せるタイプ!
ルックスだけじゃない! 鍛え抜かれたトーク術も運も持つ男がそろうお店
──お店を牽引するホストとして、お二人が自信があるのはどういうポイントですか?
咲夜 蓮
『うーん…………。おもろさ、ですかね。おもろさと、あと酒の強さ。とにかくお店で一番面白くありたいです』
──失礼ですが、言うのはカンタンでもそれを体現するのはなかなか難しいように思います。どうやって「おもろく」あり続けるのでしょうか?
咲夜 蓮
『おお、難しい(笑)。でも、たとえば自分がなにかを発信するときは、それに対する反応を予測して、その反応に対しての答えを先に頭に入れてから発信しますね。「こういう反応をされたらこうやって笑いにしよう、こっちの反応でもこう返して笑いにできる」みたいな。
頭の回転は多分早い方で、もちろん相手にとってイヤなことは言いたくないし、やっぱり笑いを取りたいので、何通りかを先読みしたうえで発言しています』
──すごい……。
咲夜 蓮
『笑顔にするのが一番なので。それだけです、ふふ』
──ちょっと照れた感じがかわいいです。では、ツバサさんはお顔以外にアピールしたいポイントはおありですか?
ツバサ
『えっ、顔以外で?! うーん……負けず嫌いじゃないですかね。ずっとサッカーをやっていたので』
咲夜 蓮
『この顔でサッカーをやってたなんてもう最高ですよね。めちゃくちゃモテたでしょ?』
ツバサ
『いやいやモテてないです。バレンタインのときはヘリでチョコレートを渡されたりしましたけど……(シーンとした場を見て)ほら、こういう空気になるじゃないですか!』
咲夜 蓮
『トラックとかの方が、量が想像できて良かったんじゃない?(笑)』
ツバサ
『確かにそうっすね(笑)。話を戻して、負けず嫌いというのはふとしたときに出てきます。最近だとポーカーとかでアツくなりました』
──ポーカー……?
ツバサ
『ポーカーの世界大会で優勝しました、ホストに関係ないんですけど。始めて2ヶ月なんですが、トーナメントに参加してみたら優勝しちゃいました』
──天才すぎませんか。なんでまたポーカーを始めたんですか?
ツバサ
『趣味が無かったんですよね。サッカーは、お酒を飲む仕事をしているとなかなかきつかったですし、アイドル(編集部注:後述します)のダンス練習なんかもあって。なにか他に趣味を作りたいなと思ってダーツを始めてみたんですけどすぐ飽きて、そんなときたまたまYouTubeを見ていたらポーカーの動画が出てきて、面白そうだなと思って始めました』
──で、2か月で世界大会優勝ですか……?
ツバサ
『参加者2,500人くらいのオンラインの大会で、優勝しちゃいました』
──あの、なんか、ズルくないですかね、色々? どういうことなんでしょうか……。
咲夜 蓮
『ズルいです。持ってる男は違うって感じです』
ツバサ
『たまたまです、マジで。でも次の大会ももう出ることが決まってて、秒で勝てると思います!』
咲夜 蓮
『なんか話してて今日一番キラキラしてるな』
──いいご趣味を見つけられたんですね。
ツバサ
『でももうお客様は飽き飽きしていますね、僕が隣りでポーカーをやっていると』
咲夜 蓮
『……そら、隣りでされるとね……』
ツバサ
『俺はすべてをさらけ出すタイプなので』
咲夜 蓮
『ウソとかつかへんもんね』
たくさんの出会いのすべてが一期一会
──では少し質問を変えて……ホスト人生で最良の日はいつですか?
ツバサ
『自分のバースデーイベントですね。基本自分以外の人のバースデーイベントも楽しいです。いいな、自分もこうなりたいなって嬉しくなって。ホストになる前は誕生日を友だち同士でめっちゃ祝うなんてこともなかったので、今までにない、ホストをやっててよかったなって思えるイベントですね』
咲夜 蓮
『1年やって来た結果というか、答え合わせみたいなイベントですね。売上が上がらなかったら、「1年頑張ってこれなかったんだな、ダメやったな」ってことやし。でもみんなから笑顔をもらえるイベントやし、シャンパンを卸してもらったら嬉しいし、バースデーがまた1年頑張ろうっていう糧になるし、自分でテストしてるみたいな感じですね、僕は』
──ただの騒げるイベントというわけではなく、1年の計となっているわけですね。蓮さんはホストになって良かったことはなんでしょうか?
咲夜 蓮
『人との出会いですね。お客様も従業員もですけど』
ツバサ
『普段出会えない出会いがありますもんね』
咲夜 蓮
『Genesisに入ってなかったらツバサとも出会えなかったかもしれないですし。人との出会いがめちゃくちゃ多い世界ですが、一期一会なので、ひとつひとつの出会いを大事にしたいなと思います。楽しい人とこれからも出会いたいですね』
──ありがとうございます。少しお話は変わりますが、ツバサさんはSINCE YOU…GROUP様から誕生したアイドル『Sinceyou Prince / シンスユープリンス』メンバーとしてご活躍です。近ごろはレッスンでお忙しいとか。
ツバサ
『昼にはレッスンが始まって、そこからYouTubeの撮影をしたり、あとはライブが月4本くらいあったり、というところです』
──オリジナル曲も数曲完成したと伺いました。
ツバサ
『そうですね! 今4曲めの練習中で、夏頃にはワンマンライブをしたいね、という話をしていて。やっぱり日々の営業をこなしながらなので、二日酔いでみんな疲れているときもあるんですけど、檄を飛ばしあって厳しいレッスンをこなしています』
──レッスンはどのくらいのペースなんですか?
ツバサ
『週に3回くらいなんですけど、そこに追加でライブの予定が入ったりします。ただ最近はボイトレがこのご時世なのでできなくて、ちょっと大変です。ライブは感染対策を万全にして、十分に注意しながら開催しています』
──蓮さんは、そんなツバサさんのご活躍をどういうふうにご覧になっていますか?
咲夜 蓮
『あ、頑張ってるなと思います!』
ツバサ
『(笑)』
──やっぱりお店全体でツバサさんを応援されているんですか?
咲夜 蓮
『もちろんそうですね、SINCE YOU…のアイドルとして今はそれを一番に頑張ってほしいなと思いますし、お店の皆もそう思っています。営業中はお酒を飲んで、昼間はレッスンでと大変やと思うんですけど。あとアイドルになってからツバサが遊んでくれなくなって寂しいですけど』
──それは確かに寂しいですよね。
咲夜 蓮
『この前たまたま僕がお休みやった日、ツバサがほかの皆と営業後に食事に行ったって聞いてめっちゃヤキモチ妬いちゃいました(笑)』
──本当に仲が良いんですね!
従業員同士の仲の良さは、自然と伝わる
──最後に、おふたりが『SINCE YOU… -Genesis- /シンスユー ジェネシス』さんをどんなお店にしたいかを伺いたいです。
咲夜 蓮
『レギュラーホストを30人まで増やしたいです! それに売上も上げたいですね。お店から1,000万プレーヤーを出したいです! 僕ももちろんなりたいですが、まずは『Genesis / ジェネシス』から出たら嬉しいなという気持ちです』
ツバサ
『自分もそうですね。年内にその目標を達成できるようにと思っています』
──実際にその目標に対して、今なにかご自身が取り組んでいることはありますか。
ツバサ
『最近アフターをするようになりました。実は今までしないようにしてたんですけど、最近ちょっとずつですね』
──アイドルの活動をしながらアフターも、ですか?
ツバサ
『さすがに身体が死んじゃうので(笑)、ちょっとずつではありますがそうですね。他にやってるメンバーがいたので、じゃあ俺も出来るよなって思って』
──アイドルになってまたさらに意識が変わられているのですね!
咲夜 蓮
『すごいな』
──蓮さんはなにか頑張っていらっしゃることは?
咲夜 蓮
『ダイエットですかね、今85キロあるので』
──なんと。ダイエットトーク、気になります。
咲夜 蓮
『ホストを始めてから20キロくらい太ったので、拓真さんにも言われて今頑張っています。たまにジムに行くのと、営業後は食事を抜いていますね。普段も炭水化物を抜いて、肉・タマゴ・魚・野菜だけで頑張っています。
大阪時代は2ヶ月で10キロ落としたこともあるんですよ。ホストを大阪でするのは最後というときに、「やっぱり最後やし身体も締まってた方がええよな」と思って、炭水化物を抜いて営業中も水だけで過ごして』
ツバサ
『ストイックすね』
──皆さんお酒を飲むお仕事ですし、体重管理が大変ですよね。
咲夜 蓮
『まぁでもダイエットしつつ、僕は楽しくこのお店の皆と働けたらいいなと思っています。ゲームに誘ったり食事に行ったりして、楽しく仲良くいてくれたらと』
ツバサ
『従業員の仲の良さって、自然と伝わるんですよね』
咲夜 蓮
『そう、売上は上げようが上げまいが別にその子の給料が変わるだけなので。もちろん、自然と売上アップの方法を聞きに来てくれるような空気にしたい、とは普段から思っていますが。一緒に遊ぶためにも、是非このお店で楽しく稼いでほしいなと思います』
──素敵な考え方ですね。おふたりのご指導でさらに楽しいお店になることを期待しております! この度はありがとうございました。