ホストの「色恋営業」とは?色恋の種類とそれぞれの楽しみ方を徹底解説【ハマりすぎ注意】

最近、「ホストクラブに行ってみたい」という女性が急増しています。「分からないことだらけだから1人では不安。営業のことも良く知らないけど行くからにはとことん楽しみたい!」あなたもそう思ってはいませんか?

ホスト遊びの醍醐味といえば、何と言っても疑似恋愛を楽しむ色恋です。しかしその「色恋」はどうやって始まるのでしょうか?というわけで本日は、初心者が安心してホストと疑似恋愛を楽しめるよう、「色恋営業」の核心に迫っていきたいです。

「色恋営業(色営)」とは

「色営(いろえい)」とも略される色恋営業は、お客の女性と疑似恋愛をすることで女性の心を虜にし、またお店に来てもらえるように気持ちを仕掛けていく営業のこと。わかりやすく言えば、「ホストは疑似恋愛を提供し、女性はお金を払う」という継続システムを作る事です。

ホストの色恋営業とは営業スタイルの1つ


こんな言い方をすると、ホストクラブに行く前から興ざめしてしまいそうですが、そうではありません。

色恋営業は多くの女性客が求めている営業方法。ホストクラブ=色恋営業、と言ってもいいくらい王道な接客スタイルです。初めてホストクラブを訪れる女性にとっては、いきなり口説かれたり疑似恋愛のような距離感で接客されるのはドキドキですよね。

しかしこれはホストクラブの様式美のようなもの。キャストを相手に恋愛ごっこを楽しむテーマパークのようなものです。「色恋営業ってなんか怖い!」なんて思わずに、気軽な気持ちでホストクラブデビューしてみましょう。

色恋?本命営業?ホストの営業方法


参考までに、ホストの世界の営業には色恋営業のほか、友達営業、枕営業、アイドル営業、弟営業、オラオラ営業など営業にも色々なスタイルがあるようです。時代によって多少変化はあるようですが、色恋営業は、ホストの世界では今でも最も王道な営業方法と言われています。

本当の彼女のように思わせる営業スタイルのことを「本命営業/本営(ほんえい)」と呼びます。自分が客なのか彼女なのかわからなくなってくるほどの距離感なので、女性側も見極めが大切です。

色恋営業は人気の営業スタイルなので、色恋営業を得意とするホストは当然、売り上げも良く人気であることが多いです。人気のホストほど女性の心理を熟知していますし、女性の扱いがとても上手なので、ホストクラブ初心者の女性でも、女性を彼女のように扱ってくれる色恋営業なら、安心して身を委ねることができます。

まるでお気に入りホストと「恋人同士」のような演出

ホストクラブでは、女性側は遊びとして、ホスト側は職業プロとして振る舞います、どのような魅了をさせてくれるのでしょうか?

欲求を満たしてくれる


端正な顔立ちと整った身だしなみ、スマートな礼儀作法に鍛えられたカラダ…そんなホストの立ち居振る舞いに、遊びと分かっていても、多くの女性はうっとりとしてしまうことでしょう。

女性は、たった1人の特別な彼女のような扱いを受けると、それが営業だと頭では分かっていながらも、癒され満たされ、特別扱いされるたびに、ホストに魅了されていきます。すると、ふとした時にホストとの甘い思い出がよぎり、また会いたいと思っている自分に気づきます。そしてまたお店に足を運んでしまうようです。

擬似恋愛体験として


ホストとの擬似恋愛の駆け引きを楽しんでいる女性とは、長期的に友好な顧客関係を築いていくことができるので、ホストクラブ側からもとても重宝されるそうです。

最初は疑似恋愛を楽しんでいるだけだったのに、気づいたらすっかりハマってしまってホストを本気で好きにる人もいます。それくらい、ホストの色恋営業は女性のハートをわしづかみにしてしまうようです。

疑似恋愛は、ホストの世界においてはあくまで「友好な顧客関係も築くための営業行為」だということを念頭におくようにしましょう。

色恋営業にも様々な種類が

お客の女性と疑似恋愛を楽しむ「色恋営業」にも、様々な種類があります。今回は色恋営業の中でも、「女性から仕掛ける色恋」と「ホスト側から仕掛ける色恋」について掘り下げていきたいと思います。

女性から仕掛ける色恋


「ホスト遊びをしたいな」と思った時、自分からホストに仕掛けていって、恋愛ごっこを楽しもうとする女性もいます。そういったタイプの女性は、女性はホストクラブに入店する時点で指名したいホストをあらかじめ決めていることが多く、「今日はタイプのホストと思いっきり遊ぼう!」と疑似恋愛モードがマックスな状態で入店します。

そんな女性は、ホスト側からしたらとても扱いやすいお客です。女性主導で関係を築いていきやすいので、ホスト側からガツガツ責めてきたりはしません。

ホストから仕掛ける色恋


ホストの営業の中では最もポピュラーな営業方法と言えるので、初めてホストクラブに行く際は、「ホストに色恋営業を仕掛けられる」と思っていた方が良いでしょう。

お客の女性を彼女のように扱い、思わせぶりな態度をとったり、イチャイチャしたり、時には彼氏さながらに親身になって悩み事の相談に乗ってくれたりすることもあります。優良店や一流のホストともなると、色恋営業の経験値も高く、それだけ女性の気持ちを汲む力量があります。

【実際自分とホストの関係は】色恋営業の段階とは

最初は緊張や不安でいっぱいでも、いざホストクラブに足を踏み入れ、女性の扱いが上手なホストとお酒を飲みながら話しているうちに、女性はすっかりリラックスして心が打ち解けていきます。そして、連絡先をバッチリ交換することができれば、よほどのことがない限りその女性に対して引き続き色恋営業を仕掛け続けていきます。

やはり営業…客をランク別に管理している場合がほとんど


ホストクラブでも、お店全体でお客様の情報を共有しています。その情報にはランクがあり、たくさんお金を使ってくれるお客様には、お店側もサービスを充実させ、女性をお店全体で全面的にもてなします。

一流のホストクラブともなると、在籍しているホスト全員が全てのお客様の名前を把握して、全てのお客様を名前で呼ぶことを徹底しているそうですよ。

ホストがよく使う、「色恋営業トーク」

ホストは職業柄、恋愛心理に長けていますので、女性の気持ちを察したり汲み取ったりすることがごく自然にできてしまいます。ある意味、女性よりも何枚も何枚も上手です。それがたとえ「営業トーク」であったとしても、甘い言葉をかけられると悪い気なんてしないものです。

そんな恋愛の達人とも言えるホストは、一体どんな「色恋営業トーク」を使っているのでしょうか。

女性を惚れさせるために、思わず赤くなってしまうセリフも…


「本気で好きになっちゃいそうだよ」「会いたいな」「彼氏がいたらショック!」「職業柄、たくさんの女性に会ってきたけど、キミほどタイプな女性は初めてだ」なんて、耳まで真っ赤になってしまいそうなセリフも日常茶飯事。こんなことを言われたら、いくら営業とは分かっていても女性ならグッときてしまいますよね。

連絡がマメなのも…「営業」であり「色恋」


色恋営業は、トークだけではありません。仕事の前後にマメにラインをしてきてくれたり、お出かけ時にはそっと手を握ったり、会話が至近距離だったり…と、口だけではなく行動面まで、まるで本当の彼氏のようです。本当の彼氏よりホストの彼の方がマメに連絡をしてくる、なんてことは当たり前のようです。

人気のホストほど、連絡がマメです。中には、LINEはスマホで入力するよりPCでキーボードをたたいた方が早いから、とラインをする時は必ずPCをを使うホストもいるくらいです。もうプロ中のプロですね。

「色恋」が発展して「枕」の関係になることも

通常の男女の恋愛関係でも、プラトニックなデートを重ねていくうちに気持ちが高まり合い、最終的には体の関係を持つことになるのが一般的でしょう。それでは、ホストとの疑似恋愛の先に、体の関係は存在するのでしょうか。

「枕営業」とは

枕営業とは、お客の女性と体の関係を結ぶ事で、その女性にホストクラブに足繁く通ってもらえるように仕掛けていく営業の事です。中には一度の枕営業で3万から20万程度稼ぐホストもいるそうです。色恋営業しかしないというポリシーのホストもいるようですが、色恋営業が発展して、枕営業にシフトしていくというパターンも多いようです。この辺は、通常の男女の恋愛関係と一緒なのかも知れません。

「枕」目的で「色恋」にハマる女性も

「色恋」が発展して「枕」の関係になることもあるなら、その逆もしかりです。初めから体の関係が目当てで通う人もいます。

一度だけの関係なら

「ちょっと人肌恋しいな」とか、「彼氏と別れたばかりで寂しくて、誰かに癒して欲しい」などと感じた時一夜限りの関係なら、せっかくならば自分のタイプの男性が良いし、恋愛経験が豊富な男性の方が良い。そんな男性にとろけてしまうような甘いセリフを耳元でささやかれながら、胸に顔を埋めたい。

そんな時こその、ホストクラブです。お金さえ払えば、自分のタイプのホストと朝まで一緒に過ごすことができるかもしれない。

相手は魅了のプロ

最近では、「枕」目的でホストクラブに足を運ぶ女性も多いようです。

それでも、ホストはあくまでホスト。女性は一夜限りの「枕」目的で来店しているだけでも、ホストはその女性を一限さんで終わらせたりはしません。長期の優良な顧客として育てるために、さらに仕掛けてきます。枕営業を仕掛け続けられているうちに、気づいたら本気になっていた、なんて言うこともザラです。

本気にしないで!ホストだってあくまで「仕事」

はじめのうちはホストとの疑似恋愛を楽しみ、それだけで満足できていたのに、気づいたらハマってしまい、最終的には相手がホストであると言うことを忘れて、分不相応な態度をとってしまう女性も少なくないそうです。

ホストからすれば、「色恋」はあくまで営業です。仮に他の女性に対して同時進行で色恋営業をしていたとしても、咎めることなどできないのです。仕事ですから。

ホストとの関係はあくまで金銭関係で結ばれた遊びの関係、という本分を忘れないようにしたいですね。

色恋営業以外のホストの営業スタイルも紹介!

色恋営業こそホストの営業の真髄!色恋から派生した様々な営業スタイルも需要が増えています。

ここでは、ホストクラブでよくある営業スタイルについて紹介します。

友営(友達営業)はホストのトーク力の見せ所

「友達営業/友営(ともえい)」は、色恋営業とは真逆のスタイル。疑似恋愛ではなく、友達のような楽しい接客をします。友人のように悩みを聞いたり、パーッと盛り上げて楽しませたりと、本物の友達以上に満足させる必要があります。

色恋を使わない分だけ本物のトーク力・接客力が勝負となります。友達営業でも人気店でNo.1を獲得し続けるホストもおり、元カリスマホスト『鳳 帝/おおとり みかど』は現役時代はバリバリの友営だったと言われています。

オラ営(オラオラ営業)はメリット・デメリットが大きい

「オラ営(おらえい)」は、文字通りオラついた態度・上から目線で接客するスタイル。「俺のためにシャンパンいれろよ。できるだろ?」と横柄な態度で煽る行為です。

ホストクラブ以外の場所でされるとドン引きな行為も、イケメンホストからされると意外にハマってしまう女性も多いのがこのオラ営。需要が合ったときは、オラオラされるのが快感になってついオーダーを入れてしまいます。

病み営(病み営業)もホストの色恋手口の1つ

女性は好きな男性から、ちょっと弱みを見せられると心を許してしまうもの。「病み営(やみえい)」とは、そんな弱みを敢えて晒して、相手の心に入る営業です。

特に有効なのは月末締め日前。「月末なのに売上が全然なくて…」「ナンバーに入れない俺なんて…」と、大好きなホストに弱音を吐かれると、思わず応援したくなっちゃうもの。

ただし、切り札として使うタイミングや頻度も重要で、頻繁に使っていると女性側もげんなりしてしまいます。時々見せてくれる弱さがキュンとくるんですよね。

そだて(育て営業)

ホスト遊びにそれほど熱心ではない客や、あまりお金を使わない客を、少しずつ関係を作り、上客へと育てることを「そだて(育て営業)」と呼びます。

メールや電話で連絡を取り、無理にお店に誘うこともなく、長い付き合いから信頼関係を作っていきます。頻繁には来店しない客も、そだてによって、バースデーやイベント時に高額オーダーを入れてくれる客に化けることがあります。

同棲もホストの宿営業かもしれない⁈

ホストの彼氏と同棲していても、それは恋愛ではないかも⁈実は「宿営業/宿営(やどえい)」かもしれません。

宿営とは、実際に女性客と同棲し、本命の恋人のように思わせること。女性としても自分が本命だと思っているので、全力で応援しようとします。

中には、複数の女性の家を曜日ごとに渡り歩き、それを女性側には全く気付かせないという凄腕の宿営ホストもいます。

ホストの奥の手⁈結婚営業

ホストの中には「ナンバー1になったら結婚しよう」「ホストをあがったら(やめたら)結婚しよう」と言って、繋ぎとめることもあります。宿営・本営との組み合わせで来ると、そのまま信じてしまうことも…!

結婚営業に泣く女性がいることも確かですが、ホストと長年の太客が引退・結婚するパターンも現実にあります。

まとめ:ホストの色恋は見極めも大切

いかがでしたか。「日頃の疲れを癒してほしい」「疑似恋愛を楽しみたい」このような理由でホストクラブに行けば、恋愛上手なホストとの時間は癒しとまどろみの時間になるでしょう。

仕事や人間関係のストレスなどから解放されて、自分のタイプの男性から甘い言葉をかけてもらい、彼女のように扱ってもらう。場合によっては体の関係を持つ事で女性としての自己肯定感を満たしてもらいましょう。

ただし、ハマりすぎは厳禁。ホストの色恋は見極めも大切です。「ここまで」と線引きをして、疑似恋愛を楽しみましょう。

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