【キャバ嬢のメンタル】水商売はメンヘラのリスクが高い?メンヘラになる理由や対策、メンヘラキャバ嬢のメリット・デメリット
キャバクラの仕事は、接客業だけにストレスも多く、病んでしまう女の子もいます。
キャバ嬢同士の苛烈なナンバー争い、お客さんの使命をとるための日々の営業努力、接客中のお客さんからの心ない一言やセクハラなど、避けられないストレスも多いです。
キャバ嬢はメンヘラになってしまうのか、メンヘラだからキャバ嬢が務まるという説もあります。実際のところはどうなのでしょうか?
キャバ嬢など水商売の仕事はメンヘラになりやすい?
メンヘラとはメンタルに問題があったり、精神的に病んでいたりと、心の健康に問題を抱えている人のことを指します。
特に夜の世界の女の子は鬱になりやすかったり、精神疾患になったりとメンヘラになりやすいとも言われています。
夜の仕事は鋼のメンタルが必要?
キャバ嬢をはじめとするナイトワークは接客業のため、仕事でのストレスの負担も大きい傾向にあります。
しかし、その仕事柄、人間相手のストレスは避けて通れません。メンタル管理も大切となります。
人気キャバ嬢ほどアンチも多く、SNSでは様々なやっかみを受けることもあります。彼らはそれらを受け流したり跳ね除けたりと鋼のメンタルを維持しています。メンターを持つことで上手に均衡を取っている人もいるようです。
昼夜逆転の生活に疲れる
ストレスは客相手のことだけではありません。
キャバ嬢は基本夜の仕事のため、生活リズムが狂ってしまいがち。日の光を浴びない生活は精神的にも肉体的にも負担がかかりやすいです。
また、昼職の友人や親しい人間が昼間に活動しているために、周囲の人間と生活サイクルが合わないことに精神的に疲れてくることもあります。
客やキャバ嬢同士の人間関係にストレス
お酒の席故に、お客さんの中には酔って「ブス!」と平気で言ったり、お触りが激しかったり、しきりに枕営業を求めてくる人もいます。そんな客トラブルをかわしながらの接客は、かなりのストレスですよね。
また、キャバクラは女の戦いの場。人気店ほど苛烈な上位争いが繰り広げられています。
女は無意識のうちにマウントを取りたがるもので、店によっては女性特有のドロドロしたものを抱えていることもあります。この女同士のナンバー争いに疲れてしまう子もいるようです。
指名をもらうための営業活動やノルマに疲れた
指名がなくては売上は伸びません。同伴ノルマを設定されているお店もあり、ノルマが達成できないと罰金という方針のお店もあります。
真面目なキャバ嬢ほど目に見える成績に悩まされやすく、「こんなに頑張ったのに今月もダメだった」と自分を責めてしまうことも。
また、お客さんを繋ぎ止めるための営業電話やLINEも、人気キャバ嬢ほど数が多くなり大変です。しかし、お客さまから次の指名をもらうための努力は、毎日継続して行わなければならないもの。美しさを維持したり、常にダイエットをしたりと、その努力に疲れてしまう人がいることも確かです。
メンヘラキャバ嬢のメリットとデメリット
メンタルを病んでしまった場合、キャバ嬢としてはデメリット…と思いきや、以外にもメンヘラだからこそのメリットとして頑張ってしまう子もいるんです!
メリット
メンタルを病んだ女の子がキャバ嬢として長く続いていることもあります。
キャバ嬢は、他人に何か負担させることはなく、自分の時間を割くだけでお給料がもらえる職業。
キャバ嬢としての大変な側面が、メンヘラ女子には魅力的に見えてしまうこともあるのです。
早起きをしなくていい
メンヘラは基本、朝起きるのが苦手。キャバ嬢であれば、昼過ぎまで寝ていることができ、自分の目覚めのペースで働けます。
遅刻や欠勤で精神を追い込まれていくものですが、朝起きられない分しっかり寝て午後に起きるので、遅刻・欠勤をある程度抑えることができるのです。
朝起きることが苦手な人には、夜の仕事は適職かもしれませんね。
努力次第で承認欲求が満たされる
また、キャバ嬢という仕事は、営業努力をすれば結果に出てきやすいものです。
努力の結果、褒めてもらえる、認めてもらえる。という点は、メンヘラさんの承認欲求を満たしてくれることでしょう。
努力することで評価してくれるお客さんがついてくるようになれば儲けもの。どんどん承認されて、満たされながら仕事をすることができます。
デメリット
いいこともあれば悪い事もあり。デメリットも当然あります。
他の昼間のお仕事よりも短時間でたくさん稼げる分、様々なしわ寄せもあるのです。
指名が取れず稼げないという負のループ
心を病みやすいメンヘラは基本的に心が折れやすいもの。営業のLINEで一度断られてもメンタルの強いキャバ嬢はさっさと次のお客さんにターゲットを設定しますが、メンタルが弱い子の場合、その1回でズーンと落ち込んでしまうこともあります。
強いキャバ嬢は何度断られても気にしません。来店しやすいイベントを口実に時間をおいて連絡し、来店してもらえばボトルの交渉もグイグイいきます。
逆にメンタルが弱いキャバ嬢は、「断られたらどうしよう」「嫌われるのが怖い」と悩んだり、断られたことで落ち込み、指名が取れなかったことで落ち込み、売上が芳しくなかったことで落ち込むという負のループに入ってしまいます。
悪い客に狙われる
また、メンヘラのキャバ嬢ばかりを狙う悪質な客もいます。
メンヘラは優しくしてくれる・承認してくれる人に依存しやすい傾向にあります。中には、ちょっと優しくされたり褒めてもらうだけで「この人は私のことをわかってくれる!」と簡単に心と体を委ねてしまう女の子も…。
そういったメンヘラ傾向のキャバ嬢は、質の悪い客からは「すぐにやれる」と思われやすいのです。
他のキャストから嫌われる
メンタルを病んでいる人って、弱音を吐きやすいですよね。「もう私だめ」「死にたい」「もうダメかも」…と、ネガティブ発言を聞いていると周囲は疲れるものです。
ましてやタフなキャバ嬢にとっては、この発言はめんどくさい以外の何物でもない!
「あの子に関わっているとモチベーションが下がっちゃう!」と、自然と周囲から距離を置かれてしまいます。
お店の扱いが悪くなり大事にしてもらえない
落ち込んだりメンタル不調で泣き出したりと、情緒不安定なスタッフは、お店側にとっても扱いにくいです。
そのキャバ嬢のメンタル次第では、お客さんに嫌な思いをさせてしまったり、気分が出ないからと欠勤してしまうなど、お店にとっても損害になることも。
毒を以て毒を制す的な、厄介な客が来た時用にメンヘラキャバ嬢をぶつけるお店もあるようですが、基本はお店から大事にされません。
メンヘラにならないための秘訣
誰しもが望んでメンタルを病むわけではありませんよね。
ここからは実際のキャバ嬢が取り組んでいる秘策、メンヘラにならないためのポイントをご紹介いたします。
①ランキング・順位を考えない
メンヘラは基本真面目な人や思い詰めやすい人が多いです。努力しているのに売上がいまいちだった、ナンバーに入れなかったと落ち込んで、落ち切っていきます。
No.1じゃないと意味がないわけじゃないんだから、ランキング・順位・売上をあえて考えない!こだわらない!というのも1つの方法。
自分と誰かと比べていては苦しいことばかりです。キャバ嬢として楽しく働くことに重きを置いてみてはいかがでしょうか。
②時々長期休養を入れてリフレッシュ
売れているキャバ嬢の中では、365日あったら360日出勤というタフすぎる人もいます。
しかし、多くのキャバ嬢は売れないこともあり落ち込むことも当然あります。
海外旅行に行く、温泉に行く、少し時間をとって好きな事をやるなど、自分なりの休養期間を作りましょう。
③自分に合ったお店選びも大切
お店選びはとても重要。売れっ子キャバ嬢はみんな長くその店で務めています。自分に合った長く働けるお店を選ぶことで、売れ方は全く変わってくるのです。
自分のキャラ・雰囲気がお店に合っているか・活かすことができるか、内装はモチベーションを持って働くことができるか、給料システムは妥当か。上司になる人は、長く一緒にやっていけそうな相手か。
求人チェックや面接・体験入店の時点で、しっかりチェックしましょう。
ノルマがない店もある
指名や同伴など、ノルマを設けているお店もあります。ノルマ達成するためにキャバ嬢は毎月頑張っていますが、これが精神的に疲れている女の子にとっては負担になるもの。
ノルマが達成できるか心配という新人キャバ嬢や、ノルマ達成に疲れて辞めたというキャバ嬢もいますよね。
朝キャバ・昼キャバや、リゾートキャバ、ラウンジなど、ノルマの設定がないお店もあります。ノルマが怖いという人は、そんなお店を選んでみましょう。
④たまには朝昼に活動して太陽の光を浴びる
人間は太陽の光を浴びたくなるもの。骨の成長も適度な栄養と運動、日光の刺激が必要といわれています。
夜の闇ときらびやかなネオンに囲まれていると、時には柔らかな日光の光もほしくなるものです。
たまのお休みの日は、買い物に行ったりフィットネスに行ったり、エステに行ったりと、昼間に外出して日の光を浴びてみてはいかがでしょうか。
⑤キャバ嬢を辞めたときのライフプランを考えておく
キャバ嬢として働ける期間は短く、いつか必ず辞める日が来ます。
水商売を辞めると、通常は昼職(普通の仕事)に就く事が多く、事務職やキャバ嬢の美意識を生かしたエステ業界に進む傾向が高いです。
キャバ嬢の仕事が苦しくても、いつまでも続くものではありません。辞めた後の夢を描くのも前向きになれる方法の1つです。希望の仕事・学校に通う、資格の取得のために情報を集める、学生生活のために生活費を貯めておくなど、具体的な夢を考えておきましょう。
まとめ
キャバクラの仕事はストレスが付き物。
これからキャバ嬢を目指す女の子が、自分がストレスに弱い、メンタルが弱いと自覚のある場合は、上記のポイントを踏まえて対策をとっておきましょう。