【奥田ラナ×煌上薫スペシャル対談】ONE’S CREATIONの新生1,000万イケメン!──正反対な2人が「ド被り」しまくる理由
新店オープンやお店の拡大移転が相次ぎ、「今もっとも忙しいグループ」のひとつ group BJ。入店ラッシュシーズンのなか、今回 horeru では ONE’S CREATION の新1,000万プレーヤー2名をご紹介します。
『奥田 ラナ / おくだ らな』は『CLUB CLASSY / クラッシー』の人気キャスト。2部 (朝の時間帯) のお店でキャリアスタートののち、『CLUB ARTIST / アーティスト』での経験とオタク知識を活かし、現在は『CLASSY』でトップ争いの日々です。
もう一名、『煌上 薫 / こうじょう かおる』は『BLACK DIAMOND CLUB』の期待の星です。20代の終わりに有名一般企業の営業マンからホスト界へ転身し、この度1,000万プレーヤーの称号を見事勝ち取りました。
ONE’S CREATION 『一条 ヒカル / いちじょう ひかる』会長が言うには「とても対照的」な二人。今回はそんな二人の対話を通して、1,000万のヒミツを探って参ります!
──本日はよろしくお願いいたします! お二人はお店が違いますし、これまであまりお話しされたこともないとのことなので、まずは自己紹介し合っていただいてよろしいでしょうか?
薫
はい! では僕から……『BLACK DIAMOND CLUB』の薫です。
僕は昼職で営業の仕事をしていましたが、コロナ禍をきっかけに離職して、2020年の6月に入店しました。ですのでホスト歴はもうすぐ2年ですね。今年32の歳です。
ラナ
えっ! そうなんですか、30代には全然見えない。
薫
29歳で腹くくって、この世界に飛び込みました。
ラナ
僕はホスト歴は2年半くらいです。もともと雇われて働いたことがあんまりなくて、自分の実力次第な仕事ばっかりずっとしてきました。それで、「まあ20代だし、せっかくだからやろうかな」という気持ちでホストを始めました。
──実力試しのようなお気持ちだったんですね。
ラナ
そうです、そうです。
──お二人とも、元々ホストの仕事に抵抗みたいなものはあまりなく?
薫
はい、なかったです。
ラナ
僕も全くなかったですね。それまでずっと家で仕事してきて、親にはニートだと思われていたので、やろうと思うと伝えたらむしろ歓迎されました。「やっと働くのか!」って(笑)
──そうなのですね(笑)。ちょっと気になっていたのが、薫さんは Twitter で「幸甚(こうじん)の人」ブランディングをなさっていますが、あれは一体……?
薫
あはは、以前友人と遊びに行ったメイドカフェで、スタッフのメイドさんが幸甚、幸甚ってずっと言ってたんですよ。僕は源氏名が「煌上(こうじょう)」ですし、いい感じだなとピンと来て「それ、俺もらっていい?」って聞いて。その日から Twitter で使い出しましたが、営業中はなぜか全然言えてないですね(笑)。
──接客時も是非使ってください(笑)。お二人とも、源氏名の由来はなにかあるのでしょうか?
薫
僕は、夜職のきらびやかなイメージから「煌」の字を使おうと思ったのと、「薫」は僕の本名の第二候補だった名前で、それを使いました。
ラナ
僕は、下の名前は花から取ったんですけど。
──ラナンキュラスですか?
ラナ
えっ! 初めてその花を知ってる人に出会いました。
──おお、なんだか嬉しい「初めて」をいただきました! 「奥田」はあんまりホストっぽくない苗字ですね。
ラナ
奥田は、「オタク」をもじって考えました。それからこれは後づけですが、売上1億を達成したら、「奥」の字を「億」に変えたいなと思っています。
薫
ああー! なるほど!
──改名の日が待ち遠しいです!
元営業マン・薫 VS 派手髪・ラナ
──薫さんは、失礼ですがこの世界では比較的遅いスタートだったのですね。
薫
29歳で入店して、その3ヶ月後が30歳のバースデーでした。ナイトビジネスは元々気になっていて、ギリギリ20代だったので「今だったら間に合うかな」と思いました。
僕、実は新卒で就職しようと思った時に、リーマンショックで内定が取り消しになったんですよね。その頃からナイトビジネスは気になっていたんですが、当時は経験も浅かったので「ちょっと自分には縁がないな」って敬遠してたんです。ですが10年経ってこのコロナ禍となったときに、前回は踏み込めなかったけど今回はやろうと思いました。
──なんと。10 年経って、またご縁が巡ってきたんですね。おふたりとも入店されて、最初からうまくいきましたか?
ラナ
いえいえ、もう全然ダメでした。
──いわゆる下積み期間はどのくらい?
ラナ
今も下積みみたいなもんですけども……
──いやいや、そんな1,000万も売っておいて(笑)
ラナ
僕の場合は、2部の時間帯でやっていた最初の半年間は、もうまるまる下積みという感じでした。『ARTIST』に移籍してから、状況がガラっと変わったように思います。面倒見のいい上司ばかりで、とても助かりました。
──移籍することで、ラナさんに合った環境に変えることができたんですね。そういえばラナさん、最近までずっと黒髪だったような……?
ラナ
ああ、そうですね。ホストになった当初は派手で、緑色にしていたときもあったんですけど、お客様のウケがハッキリ分かれてしまって、「これやめよう」と思って(笑)。しばらく黒髪でしたが、最近また明るくしはじめた感じです。
──そんな変遷があったんですね! 薫さんは髪型へのこだわりは?
薫
僕はくせ毛がすごくて、正直セットも全然うまくいかないんです。
──ですが髪質改善に通われたり、しっかりケアされている印象です。
薫
そうなんです、髪質改善も通ってるんですけど、それでもやばいんです(笑)。もういろんなスタイリストさんのところへ行ってみたんですが、僕の髪の毛はちょっと厳しいと言われまして。
──ええ! プロでも扱いが難しい髪質なんですね……。
薫
もうすごいんです。だから毎日毎日、家を出る前30分ぐらいはヘアアイロンをかけています。苦労を重ねています。
──涙ぐましい努力。髪の悩みは女性も尽きないですし、薫さんとなら良い美容室情報の交換ができそうです……!
──ホストというよりも「営業マン」な雰囲気の薫さんと、イマドキ男子な感じのラナさん。確かにお見かけした感じは、対照的なお二人です。
ラナ
あはは!
薫
「営業マンっぽい」とは本当によく言われます(笑)
──もう少しお二人のことをお聞きしたいので、学生時代どんな部活に入っていたかなど伺ってもいいですか?
薫
はい! 僕は硬式テニスをしていました。「テニスの王子様」の全盛期で、高校になるくらいまでもう、同級生みんなが硬式テニスをしていましたね。
──薫さんの貴公子然とした雰囲気にも、公式テニスはピッタリですね!
ラナ
わあー、めっちゃマトモだ! 僕は小5から中2までバスケをしていました。
──ラナさん、バスケ部っぽいです!
ラナ
はは、そうですか? 僕は極端な性格なので、仕事のことを考えだしたら仕事しかできないし、趣味のことを考えたら趣味しかできないんです。それで、中2からは趣味に走ってしまいました。
──趣味に走って、とは?
ラナ
音楽ライブがとても好きで、ライブを見るために海外とかいろんなところに行ってたんですよ。
薫
すごいな!
ラナ
でもそれで学校の単位が足りなくなるくらい、趣味に走っちゃいました(笑)
薫
行動力がすごいですよね。
──ラナさんはフットワークが軽いんですね。そして音楽の趣味が広そう!
ラナ
でも、今は仕事が趣味みたいな感じですよね。
薫
うお、かっこいい!
ラナ
あはは。単細胞なのでひとつのことしかできないんです。
──とっても一途なんですね。
仕事意識を持つのにオンもオフも関係ない
──では、お仕事においてお二人が一番大事にしてることはなんですか?
ラナ
ちょっと照れ臭いんですけど、僕は従業員ですね。1,000万を売った時は、従業員がみんな僕の横にいてくれて卓を盛り上げてくれて……。みんなのお姫様の卓に着かせてもらったときにも、すっごいヨイショしてもらったりしました。それがもう本当に、ありがたいなと思ったんです。
大事にしてるというよりも、感謝を忘れないようにしていますね。基本的にはそういうスタンスです。
──ラナさんってもっとこう、失礼ながらチャラい感じかと思っていたんですけども……言葉を選びながら丁寧にお話しされていてギャップを感じました。
ラナ
ああ、確かに「そう思ってたけど落ち着いてるね」とはよく言われます。
──薫さんは、大事にしていることは?
薫
僕のお店『BLACK DIAMOND CLUB』の拡大移転もあって、いま新入店者さんがたくさん入ってくれているのですが。体験のときに僕が声をかけて、それで入店を決めてくれたかたもいるので、そういった人たちにしっかり背中で結果を見せていきたいなと思っています。それを大事にしていますね。
あと拡大移転ということで、お店を盛り上げるメンバーに自分もなりたいなって思っています。その気持ちも大事ですね。
──うーん、お二人ともなんだか……真面目ですね!
ラナ・薫
あはは!
──そしてお二人とも、落ち着いたトーンでお話しされるタイプ。今日はこんなアダルティな雰囲気の取材になるとは思いませんでした(笑)。お二人、気が合いそうですね。
薫
居心地が良いですね!
ラナ
ほんとに。
──(なにこの図、微笑ましい……!)
──お二人は、仕事以外の時間はどんな風につかわれていますか?
ラナ
とくに変わったこともないんですが、いいですか?(笑) 買い物に行ったり、マッサージとか整体に行ったり、美容院に行ったり、ですかね。あとは情報収集として、 YouTube を見てみたり映画を見たり。普通ですよね。
──やっぱり情報収集は、お客様との会話のために?
ラナ
うーん、そうですね……やっぱり知識を披露できるほうが、かしこく見えますしね(笑)
薫
あはは! 確かに!
ラナ
本当にそう見えているかは分からないですけど(笑)。勉強系の YouTube 動画なんかはめっちゃ見ます。
──薫さんはご覧になりますか?
薫
僕、まさにかぶっちゃって、この質問で今同じ答えを言おうとしてました!
僕は営業マン時代にも自己啓発本とかビジネス本はよく読んでいたのですが、今はそういうものが YouTube で網羅されていて話のネタにもなるので、本当にお休みのときなんかはずーっと見ています。
──やっぱりお二人、似ているんですね。好きな YouTuber さんなどはいますか?
ラナ
僕は YouTuber で選ぶというより内容で見ているので、美容系の動画を見たり、怪談モノを見たり、魚の解体を見たり、色々です。
薫
ああ、はいはいはい!
──さ、魚の解体?!
ラナ
あるんですよ、でっかい魚を解体する動画が。自分で実践するわけではないんですけども(笑)、勉強になります。
──やっぱり勉強が大事なんですね。
薫
僕はオリエンタルラジオの中田敦彦さんの動画をよく見ます! やっぱりお笑い芸人さんで、普段から口で勝負をされている方かたなので、話し方・伝え方が面白いですね。
──確かに。なんとなしに見ていても面白い動画をつくる YouTuber さんの話し方って、すごく参考になりますよね。1,000万プレーヤーはこうして普段から勉強をなさっているんですね。
人間なにごとも「経験値」
──そしてあらためまして、今回は月間売上1,000万を突破とのこと、お二人ともおめでとうございます。ご実感のほどは?
ラナ
……そうですね、もちろんお姫様のおかげという前提ですが、純粋に嬉しかったですね。2月度に関してはナンバー2だったんですけど、ナンバーワンとは接戦で、その1位争いがすごく楽しくて。終わって3日ぐらいは「楽しかったな」って、余韻にずっと浸っていました。4日目から「やばい、どうしよう」ってなりましたけど(笑)
──1,000万売っても、また月が変わればゼロからですしね。
薫
ヒリつきますよね……。
僕は、1,000万突破は正直「やっとか」という感じがしています。実は2年前にも一度狙えそうなときがあったんですけど、残念ながら叶わず、去年は実は不調だったんですよね。「年齢的にももうキツイのかな」なんて考えていた矢先の、今回の1,000万でした。
ですので、まだ自分の気持ちが追い付いてないというのもあるんですけど。ただ、1,000万を突破しても、『BLACK DIAMOND CLUB』でナンバーワン・ツー争いをしている二人は1,400万で……まだまだ届かないと痛感しました。次はナンバーワンにいきたいなと思っています。
──ありがとうございます。イジワルな質問ですが、薫さんは経験がおありなだけに「昼職に戻る」という選択肢もあったのではないでしょうか? 昨年不調を感じられたとき、そんなことが頭をよぎったりしませんでしたか。
薫
実は僕、昼職ではトップ営業マンだったので、その経験でホストもイケると思ってこの業界に入ったんですけど、ちょっとうまく行かなかったという感じでして(苦笑)。でも、毎日ヘルプにつかせていただいて、めちゃめちゃ楽しいな、この空間が好きだなと思って。それでこの世界に残ったのが、今につながるきっかけになっているんです。
だから本当に『BLACK DIAMOND CLUB 』がこのメンバーじゃなかったら、このお姫様達じゃなかったら、今僕はここにいないんです。これはもう常々言っています。
──素敵なお話、ありがとうございます。ですがやっぱりホストってメンバーに「勝つ」ことが求められる職業ですよね? そのためにしていることはありますか。
ラナ
……。(薫さんに向かって)ありますか?
薫
僕で言うと、個人で勝つのではなく「お店単位として勝つ」ために、全卓盛り上げられるようにというのは心がけています。
毎日来ていただくお客様に、毎日「楽しい」と言っていただけるのはすごいことだなと思っていて。女性を幸せにした数が、ナンバーや売上になるんだという風にうちの『たお』代表取締役はおっしゃるので、そのマインドだけは忘れずに、今はやっています。
ラナ
僕は、はっきり言うとないと思ってて。というのも、キャストのみんなはたくさんお酒飲んだりしてすごく頑張ってるんですけど、僕は先月も、先月に限らずこれまでも、自分の卓でお酒は一滴も飲んでないんですよ。
薫
えー!
ラナ
なので、僕は努力していることがあるわけではないと思うんですけども……強いて言うならよく妄想していて、僕。
──妄想。
ラナ
初回指名で高額のオーダーをいただいたりする妄想だとか、「今日どういうふうにやっていこうかなあ」、とか。
薫
ああ! イメージトレーニングですね
ラナ
そうですね。それは、寝る前とかお風呂に入っている時とか、出勤中なんかに常にするようにしています。
薫
いかなる状況にも備えられるように、練り上げられているんですね。
──今日のインタビューもイメトレしていただいて?
ラナ
しました!
薫
あははは!
──ありがとうございます(笑)。今後、将来的にどうなりたいというイメージはお二人はありますか?
ラナさん、目で薫さんに「どうぞ」と合図
薫
譲られた!(笑) 僕は、この仕事を始めたからには一通りのことをやっぱり経験したいですね。ナンバーワンですとか巨大な設置タワーとかもそうですし、あとは店舗別売上ナンバーワンという部分にも携われるキーマンになりたいです。
ラナ
思っていること、けっこうドかぶりでした(笑)
あと、僕はホストを始める前の仕事はうまくいってましたが、今はナンバー争いになかなか勝てない状態なので、ナンバーワンなどなにかしらの成功体験をしたいです。できる限りのものは経験していきたいですね。
──そのために、未来の自分に投資していることはありますか?
ラナ
今のこの時間ですね。経験値を買っているというつもりで、僕は今ここにいるので。
薫
うわああー……同じだ……! すごく共通点が多いです。
ラナ
あはは!
──正反対と言われたお二人なのに、今日は1,000万プレーヤーとしての共通点がたくさん出ますね。
薫
はい。ヒカル会長もよくおっしゃるんですが、人間なにごとも経験値の数が、その人の魅力に直結すると思うので。今しかできないことを、今やらせていただけているということがもう、幸甚ですね。
──出ました、「幸甚」!
薫
すみません、ふざけました!
──いえ、もっと使っていきましょう! それでは最後にお二人とも、読者や大切な方へのメッセージをどうぞ。
ラナ
(照れながら)ええーっと、ではお客様に……今に始まったことじゃないですが、ありがとう。従業員たちも、いてくれてありがとう。そんな感じです。
薫
(小声で)かぶっちゃうなー……! 僕、「かぶっちゃうな」ばっかりですね(笑)。でも本当に同じです。自分ひとりでは何もできませんから。
──文章でお伝えしづらいのですが、お二人ともすごく恥ずかしそうにおっしゃっていて。本当に本当に、心からそう思ってるんだろうなと感じました。ずっと、そんなシャイなお二人でいてください。
ラナ
あはは。ああ、最後にうちのグループは従業員大募集中ということもお伝えしたいです!
薫
最近店舗数も増えて、どんどん拡大していますしね。
──女性からただモテるだけじゃなく、お客様にも一緒に働く従業員の皆さんにも感謝を忘れないのが、group BJ のホストさんの大きな特徴のひとつだと思います。この記事をここまで読んだらもう、一目瞭然ですよね。興味を持たれた男性には是非、挑戦していただきたいです!
ラナ・薫
待ってます!!