ホストの「友達営業」とは?魅力とメリットを徹底解説【飲み友感覚もOK】
ホストの営業スタイルには様々なものがあり、時代と共に日々進化しています。そんな営業スタイルのひとつに「友達営業」というのがあります。
「友達営業」というのは、女性客と“友達関係”を築き、売上を伸ばしていく営業スタイルです。
まだホストクラブに行ったことがない女性や、最近ホストクラブに通い始めたという女性向けに、今回は「友達営業」にスポットを当ててご紹介したいと思います。
ホストの「友達営業」とは
ホストの「友達営業」のいちばんのポイントは、女性客に対して絶対に恋愛感情を抱かせないような接客をすることです。
仮に女性客がホストに対して恋愛感情を抱いていても、友達以上の関係にならないように関係を続けていきます。
ホストの営業方法には様々なスタイルが
ホストの営業スタイルには「友達営業」以外にも、以下の営業スタイルがあります。
・「色恋営業」
・「本命彼女営業」
・「オラオラ営業」
それぞれを順番に見ていきましょう。
「色恋営業」
「色恋営業」とは、女性客に対して甘い言葉や態度でまるで恋人のように接客するスタイルです。ホスト業界ではわりと定番の営業スタイルになっています。
女性客のことを好きである素振りを見せたり、接客中にイチャイチャしたり。場合によっては体の関係に発展することもあります。
「本命彼女営業」
「本命彼女営業」というのは、「お前は俺の本命だよ」「俺が愛しているのはお前だけだから」という風に、女性客のことを本命彼女だと言い聞かす営業スタイルです。
ホストは複数の女性客と交際に発展することも多く、その際に女性客を傷つけないように「本命彼女」として接することがあります。
「オラオラ営業」
本来接客業というのはお客様ありきのサービス業であり、丁寧な接客が基本。しかし「オラオラ営業」の場合は、女性客に対してグイグイ攻めたり煽ったりする、いわば“偉そう(オラオラ)”な態度での接客スタイルです。
おそらく世界中のどこを探しても、この「オラオラ営業」は日本のホストクラブでしか味わえません。このオラオラのノリが大好きで、ついボトルを入れてしまう女性客は多いです。
女性客によって、ホストは使い分けている
ホストの営業スタイルは、大きく分けると「友達営業」「色恋営業」「本命彼女営業」「オラオラ営業」の4種類です。そしてホストたちはこの営業スタイルを女性客によって変えており、トークをしながら「この女性はどういうタイプなのか」を同時に判断しています。
つまり、女性客に合った接客スタイルを選んでくれるので、接客される女性のほうも楽しい気分になれるわけです。
ホストクラブに遊びに行った時、ホストが友達のようなノリで接してきたら、それはあなたのことを“友達感覚で楽しめる人”だと認識したのでしょう。
飲み友達感覚で楽しめること間違いないので、あなたも友達と飲むような感覚で接してみてください。
ホストと女性客が付き合いやすい関係になるには
ホストと女性客が付き合うには、いくつかのプロセス(課程)があります。そしてよくあるパターンなのが、「友達営業」から「色恋営業」に発展するケース。
最初は友達のように親しくなり、関係性が良好になってくると今度は客のことを好きである素振りを見せたりイチャイチャして、客をその気にさせてきます。
お金を使うことが付き合うことへの近道
今現在ホストから友達営業をされている女性は、そのうち色恋営業を仕掛けられるかもしれません。そうなると、ホストの彼女になれるのもそう遠くはないでしょう。
そうでない場合、ホストと付き合うための手っ取り早い方法は、“たくさんお金を使うこと”です。ホストにとってお金をたくさん使ってくれる女性というのは、お店での人気を上げるためや売上を伸ばすため重宝されるので、ほかのホストに取られないように彼女にしたがります。
ホストも女性も「友達」の関係がいちばんラク
ホストクラブの楽しみ方・遊び方にはいろいろありますが、どうやら「友達」としての関係で楽しむほうが、ホストにとっても女性客にとってもいちばんラクなようです。
女性客にしてみれば、ホストにどっぷりハマることもないので、そこまでお金をかけずに楽しめますし、ホストもまた、女性関係のトラブルに巻き込まれることがないので非常にやりやすいそうです。
ホストも仕事とはいえ本気で好きでもない女性と恋愛したり交際するのは、精神的にも負担がありますし、なにより罪悪感を感じているはずです。
ホストの「友達営業」のメリットとは
ホストの「友達営業」のメリットには、以下のことが挙げられます。
1.友達だからホストにハマりにくい
2.気軽に飲める「飲み友」感覚になる
3.ホストと客どうしの「束縛」が生まれない
4.恋愛感情によって関係が悪化することがない
番外:ホストの場合
それぞれを順番に見ていきましょう。
1.友達だからホストにハマりにくい
友達感覚でホストと楽しくワイワイ飲めるのは、ある意味正統派の楽しみ方ではないでしょうか。お互い変に気を遣うこともありませんし(ホストは遣っていることも)、時には相談に乗ってもらうこともできます。
ホストから友達営業をされているうちは、ホストクラブを単なる息抜きの場として使うことができるので、どっぷり(身を滅ぼすほど)ホストにハマることもそんなにないはずです。
2.気軽に飲める「飲み友」感覚になる
ホストクラブはお酒を楽しむ場でもあります。ゆえに、友達感覚で付き合えるホストと「飲み友」の感覚で楽しくお酒を飲むことができます。また、ホストクラブでは「お酒のコール(シャンパンコール)」やカラオケ、卓越したトーク力で場を盛大に盛り上げてくれるので、友達や会社の同僚と飲むのとは桁違いに楽しめるはずです。
また、一般男性に比べるとホストは恋愛経験豊富だったりするので、恋愛話や相談を聞くのが得意な人が多いです。こういう話がしやすいのも、友達という関係だからこそです。
3.ホストと客どうしの「束縛」が生まれない
特定のホストにハマったり、ホストから「色恋営業」をされると「束縛」が生まれます。しかし、友達営業であれば客がホストを独占したり逆に客がほかのホストに取られないようにするために束縛する必要がお互いにありません。
恋愛感情を抱いてしまったりホストの彼女になったりすれば、束縛されてほかのホストクラブに行くことを禁止されたりと、なにかと行動を制限されます。
もしくは、彼女のほうがホストに定期的な連絡を求めたり、ほかの女性客とお付き合いするなとか、あれこれ束縛されるのも面倒な案件です。
4.恋愛感情によって関係が悪化することがない
ホストが友達営業を続ける限り、たとえどんなにホストにアプローチしてもホストは恋愛関係に運ぼうとしません。男女間に友情があったとしても、どちらかが恋愛感情を抱いてしまうと一気に関係が悪化することがありますが、友達営業にはそういったリスクが一切ないです。
番外:ホストの場合
ホストにとって「友達営業」の最大のメリットは、ホストの方から恋愛を意識させるような言葉や態度を取る必要がなく、純粋に女性客と楽しく接客ができることです。
たとえ女性客からアプローチを仕掛けられても、「友達だから」で一蹴するという逃げ道もあります。
そのためお店の中では女性客の独占欲にかられた指名争いや、同伴・アフターに振り回されることもほぼないでしょう。
ホストの「友達営業」のデメリットとは
続いては、ホストの「友達営業」のデメリットについて。考えられるケースとしては以下の3つ。
1.頻繁にホストクラブに通う関係にはなりにくい
2.ホストにとって「お金を引っ張れる客」にはなれない
3.ホストから「恋愛対象」として見られない
それぞれ順番に見ていきましょう。
1.頻繁にホストクラブに通う関係にはなりにくい
ホストと友達関係になると、あまり営業電話がかかってきません。つまりお店に呼ばれないわけです。女性客の中には「ホストから呼び出しがあると行きやすいけれど、呼ばれないとなんだか行きにくい」という人もいます。
一人でホストクラブに行くのは何気に勇気がいりますし、「ホストに呼ばれたから」という口実があれば行きやすいものです。
本人はホストクラブへ頻繁に通いたいけど、お気に入りのホストとは友達。そこまで通うほどの関係ではないので、なにかと行きづらく感じてしまうことがあるようです。
また、ホストのほうも友達を頻繁に呼んでしまうとお金をたくさん使わせてしまうので、呼びにくいというのもあります。
2.ホストの「良いお客様」になりにくい
友達として付き合っている女性は、ホストにとって「良いお客様」になりにくいです。友達として付き合っている女性を一晩数万円もするホストクラブに誘うのは困難ですし、その努力をするくらいなら、もっとお金を落としてくれる女性客を相手するほうが効率がいいですから。
ホストは仕事上、どうしても「売上」を意識する必要があります。売上を伸ばすため、女性客に対して1本数万円のボトル注文をおねだりますし、お金を引っ張るために様々なテクニックを駆使してきます。しかし、友達として付き合っている女性に対して1本数万円もするボトルは頼みにくいものです。
3.ホストから「恋愛対象」として見られない
「友達営業」の基本は、女性客と恋愛関係にならないことです。こちらがどんなに恋心を抱いても、その想いはホストに届きません。たとえその気持ちに気づいても、サラッとかわしてきます。
ホストのことが好きだから通っているのに、自分の気持ちを受け取ってくれないのは非常にツラいものです。
ホストが「色恋営業」の前段階で「友達営業」を行っているケースも
本記事でも少し触れましたが、ホストは「色恋営業」を仕掛ける前段階として「友達営業」を行ってくるケースもあります。
さきほど、友達営業をされると恋愛対象として見てくれないとお伝えしましたが、それは女性客によって臨機応変に変えてきます。たとえば、女性客が実は資産家だったとか、今月の売上がピンチでどうしてもお金が必要だとか。
そういう時に、友達営業から色恋営業に切り替えてくる場合があります。こちらとしては、急な態度の変化に戸惑いますが、甘い言葉や誘惑に友達以上の気持ちを抱いてしまうことがあります。
「色恋」を求めていない時は、しっかり女性から一線を引くように
ホストと友達感覚で楽しむのが好きな女性は、もしもホストが甘い言葉で誘惑してきても誘いに乗ってはいけません。色恋営業に引っかかると恐ろしいほどお金を引っ張られます。ホストとの色恋を求めていない時は、しっかり一線を引くようにしてください。
急に恋の雰囲気を漂わせてきた場合は、それはあなたのことを「お金を引っ張れそうだ」と判断したのでしょう。ホスト業界では、色恋営業をされている女性客のことを「色カノ」と呼び、色カノからお金を引っ張ることを、「イロをかける」「色恋する」というそうです。
押しに弱い女性やお気に入りのホストから優しくされたり、好きだといわれたら、ハマってしまう女性は多いですので、気をつけておきましょう。
まとめ
ホストの「友達営業」とは、友達のようなノリや雰囲気で気軽に楽しむ、いわば王道な遊び方です。「友達」の関係を続ける限りは恋愛に発展することもなく、ホストからの営業電話もないですし、そこまでホスト遊びにのめり込むようなこともないでしょう。
しかし、中には友達を思わせておいてから「色恋営業」を仕掛け、お金を引っ張るという営業スタイルもあるので、その気がない時はうまくかわすようにしてください。そこさえ注意しておけば、ホストとも上手く付き合っていけるはずですよ!