ホストクラブのお酒って高いの?飲めない人はどうする?なぜ高い?
ホストクラブに行ってみたいけど、お酒が高そうというイメージのため、なかなか行く決心がつかない人は多いのではないでしょうか。中にはお酒がまったく飲めない人もいるはずです。
ホストクラブのお酒の価格相場はどれくらいなのか?また、お酒が飲めない人はどうすればいいのか?
今回は、ホストクラブのお酒の相場と、お酒が高い理由・お酒を飲めない人はどうすればいいのかについてご紹介していきます。
ホストクラブに置いてあるお酒の種類は?
ホストクラブのお酒と聞くと、「ドンペリ」や「シャンパン」のイメージが強いですが、実際のところ取り扱っているお酒の種類はかなり豊富です。
お店によって異なりますが、よくあるお酒の定番がチューハイ,ビール,鏡月,カクテル,シンデレラ,ドルフィン,カミュブック,ラーセンポンパドール,カフェ・ド・パリ,ドンペリ,マグナムボトル,ルイ13,リシャール,ロマネ・コンティ,ペルフェクションです。
お酒は飲めるけど、強いものは苦手という女性はチューハイやカクテルなども取り揃えられていますので、「ホストクラブに行ったけど、飲めるお酒がなかった!」ということはほとんどないでしょう。
ホストクラブのお酒の相場まとめ
さきほどご紹介した通り、ホストクラブでは数多くのお酒が用意されています。一般的には居酒屋やコンビニで買えるようなお酒でも、ホストクラブで飲むとなるとお値段は数倍以上になっていることが多いです。
ここからは、ホストクラブで取り扱っているお酒の相場についてご紹介していきますので、参考にしてみてください。
グラス系のお酒の価格の目安
チューハイ:1,000円
ホストクラブで提供されるているチューハイの相場は1,000円です。チューハイは焼酎をベースに炭酸水と果汁を混ぜたお酒なので、女性が飲みやすいお酒として定番です。
ホストクラブでは、焼酎をベースに一から作ってくれるところもありますが、ほとんどのお店ではサントリーの「カロリ」という低カロリーのチューハイが用意されています。カロリは通常のチューハイに比べてカロリー50%オフになっていますので、女性客から人気となっています。
ビール:1,000円〜2,000円
ホストクラブでは「ビール」も人気なお酒のひとつです。ホストクラブで提供されるビールの相場は1,000円〜2,000円となっています。最近は女性でもビール派の人が増えてきているので、ホストクラブでは定番のお酒です。
ちなみに、ホストクラブでよく飲まれているのは“生ビール”ではなく“缶ビール”が多く、とくにアサヒの「スーパードライ」を用意しているお店が多いです。
スーパードライは苦味を抑えたスッキリとした味わいが特徴なので、女性からの支持も集めています。
テキーラ:2,000円前後
ホストクラブでは、ショットで飲むテキーラも人気のお酒。ホストクラブでは1ショット約30mlで2,000円前後で提供されています。テキーラは度数が高く、すぐに酔いたい人にはおすすめです。
個人差はあるものの、おおよそ3杯くらいで気分が良くなってきます。テキーラは度数に対して意外と飲みやすいお酒ですので、調子にのってグビグビ飲んでしまうと冷静な判断ができなくなるので飲み過ぎには注意しておきましょう。
グラスワイン:2,000円〜3,000円
ホストクラブでは、グラスワインも楽しむことができます。グラスワインの相場は2,000円〜3,000円ほど。銘柄によってお値段が変わります。ワインの種類についてはお店によって異なります。赤ワイン・白ワインと選べますので、好みに合わせて注文するといいでしょう。
ボトルのお酒の価格の目安
グラス系のお酒は比較的リーズナブルなお値段になっていますが、ホストクラブのボトルになってくると、お値段は急激に上がります。
ホストからおねだりされても、支払えそうにない金額のボトルは断るようにしましょう。比較的安いお値段で入れることができるボトルもありますので、注文する際にはそちらをおすすめします。
梅酒:1万円〜2万円
ホストクラブの梅酒は、1万円〜2万円が相場になっています。梅酒のメーカーにもよりますが、通常の店舗小売価格の10倍前後のお値段が設定されています。
梅酒はロックでもソーダ割りでも楽しめますので、ブランデーやシャンパンが苦手な人は梅酒がおすすめです。
飾りボトル:3万円〜30万円
飾りボトルとは、テーブルに“飾り”として添えておくボトルのことです。お値段は3万円〜30万円。飾りボトルを注文してもその場で飲むことはせず(飲むこともできます)、次回の来店時にも飾りとしてテーブルに用意されます。
女性客のメリットとしては、次回の来店の際にテーブルに飾られる以外にも、ほかの女性客に対して「私はこれだけお金を入れているんだよ」というアピールができます。
スパークリングワイン:1万円〜2万円
カフェ・ド・パリやポンパドールがスパークリングワインの定番です。お値段は1万円〜2万円。カフェ・ド・パリは六種類のワインの品種にさまざまなフレーバーで香りと味付けをした甘めのお酒です。
ポンパドールは、マスカットやピーチ味など、トロピカルな味がありますので、お酒が苦手な女性でも飲みやすくなっています。
シャンパン:5万円〜
歌舞伎町でもっとも出るのがMoet et Chandon(モエ・エ・シャンドン)というシャンパンです。お値段は5万円〜。ホストクラブの定番のお酒ですので、よくホストたちからもすすめられることが多いと思います。
この辺りから急激にお酒のお値段が変わってきますので、注文する際にはあとの支払いについてしっかりと考えておきましょう。
ブランデー:5万円〜
ホストクラブのブランデーになると、そのお値段は“青天井”です。つまりいくらでもお値段が付けられるということです。比較的リーズナブルなブランデーですと、コルドンブルーが有名です。そのお値段は5万円〜。
飾りボトルとしても定番のドルフィンになりますと一気にお値段が上がり、15万円〜となります。
ホストクラブのお酒はなぜ高い?
はじめてホストクラブのお酒の値段を知った人は、「普通に買えば安いお酒がどうしてそんなに高いの!?」と疑問に思うでしょう。
ホストクラブが卸値以上のお値段でお酒を提供する理由は以下の3つ。
1.そもそもの仕入れ値が高い
2.お店の利益を増やすため
3.ホストの給料を払うため
それぞれの理由を順番に見ていきましょう。
1.そもそもの仕入れ値が高い
モエ・エ・シャンドンやドンペリは、お酒そのものが高額であり、物によっては1本1万円以上するシャンパンや、数十万円もするドンペリもあります。
そもそもの仕入れ値が高いお酒は、提供される時にお値段が高くなるのは仕方がないことです。
しかし、さすがに1本1万円のボトルを10万円以上で提供しているのは、正直なところ「ぼったくりでは!?」と思ってしまいますが、それにはきちんと理由があります。
2.お店の利益を増やすため
シャンパンやドンペリは仕入れ値が高いので仕方ないにせよ、その他のお酒は通常ではあまりない価格設定になっています。
その理由としては、お店の維持費・店舗代・人件費をまかなっているからです。ホストクラブは繁華街に店舗を構えていますので、立地的に店舗の家賃や光熱費も桁違いな金額になっています。
ホストクラブとしては、お酒で利益を出さないと経営そのものが困難ですので、どうしてもお酒のお値段を高く設定しなければならない事情があります。
3.ホストの給料を払うため
そのほかにも「バック代」としてお酒の料金の一部がホストに支払われているからという理由もあります。ホストの中には一夜で数百万もの大金を稼ぐ人もおり、その内約はお客様が注文したお酒の料金の一部です。
ホストのお給料は基本的に「歩合制」になっているので、お客様からの指名やお酒を入れてもらわないことには、満足なお給料を稼げません。
ホストクラブのお酒は高いのでご用心!
ホストクラブと言えば、ドンペリやシャンパンといったお酒が欠かせません。ホストクラブで遊ぶ時の料金はほとんどがお酒です。さらに、ホストクラブのお酒は一般的な相場と違いますから、適当に注文してしまうとお会計の時にビックリしてしまいます。
ホストクラブに慣れていない頃は、ホストたちに乗せられてついついボトルを入れたくなりますが、一旦冷静になり、お会計の際にきちんと支払えるか計算しておくのも必要なことです。
お酒が飲めないけどホストクラブに行く場合
ホストクラブのお酒のお値段についてご紹介してきましたが、そもそもお酒が飲めない人もいますよね。ここからは、お酒が飲めない人がホストクラブに行った際の楽しみ方についてご紹介していきます。
自分は飲まない
ホストクラブでは、お酒を注文したからといって自分が飲まないといけないというルールはありません。お酒を注文すれば、ホストたちがそのお酒を飲み干してくれます。
それもホストクラブの楽しみ方のひとつです。
無理してお酒を飲んでしまい、意識がもうろうとしてしまうとせっかくのホストクラブを楽しむことができません。ですので、ホストからお酒をすすめられても無理して飲まないようにしておきましょう。
また、はじめからホストに「私はお酒が飲めません」と伝えておけば、以降は無理にお酒をすすめられることもないはずです。
薄めて作ってもらう
「せっかくホストクラブに来たのだから、お酒は苦手だけどチャレンジしてみたい!」という人は、お酒を薄めに作ってもらいましょう。たとえば焼酎の緑茶割りとかですと、普通のお茶を同じ感覚で呑むことができるので、「ホストと一緒にお酒を楽しんでいる」という感覚を共有しやすくなります。
お酒が飲めない人はソフトドリンクを頼む
どうしてもお酒が飲めない人は、ホストクラブでソフトドリンクを注文しましょう。普通のドリンク(ジュース)も用意されているので、お酒飲めない人はそちらを飲みながら楽しむといいでしょう。
また、最近はそもそもお酒が苦手で一滴も飲めないホストも珍しくありません。お酒が飲めないホストですら働いていますので、お酒が飲めない人は無理せずソフトドリンクを頼みましょう。
メニューにないお酒も相談したら入れてくれることも
ホストクラブでは、メニューにないお酒でも相談すれば入れてくれることもあります。たとえばカクテルに詳しいホストがいた場合は、お客様の好みにしたがいオリジナルカクテルを作ってくれることもあります。
ホストクラブに行ったけど、飲みたいお酒がなかった際には気軽に相談してみましょう。
お酒が飲めない人の楽しみ方
ホストクラブは、べつにお酒が飲めなくとも楽しく過ごすことができます。
たとえば、自分が注文したお酒をホストが一気に飲み干し「ごちそうさま!」と言ってくれたり、シャンパンなどのボトルを注文したら「シャンパンコール」をホストたちが唄ってくれる光景を見て楽しむのもホストクラブの醍醐味です。
ホストには色々なタイプがいて、歌が上手いホスト、トークが上手いホスト、甘え上手なホストなど、お酒を飲まなくても一緒にいるだけで楽しい気持ちにさせてくれるはずです。
お酒が飲めなくてもホスト遊びをしている女性は多いので、「お酒が飲めない=ホストクラブを楽しめない」という風な誤解は捨ててしまいましょう。
まとめ
ホストクラブでのお酒の価格は、通常の居酒屋よりかなり高額の金額に設定されています。お酒の注文は必須ですが、自分の予算に合わせて選べるようさまざまな料金メニューがあります。
高いお酒を注文すればホストは喜んでくれますが、お財布へのダメージが深刻です。あまり無理せずにグラス系のお酒や1万円程度のボトルにとどめておきましょう。
お酒が飲めない人は、無理して飲む必要はまったくないので、ホストのお酒だけ注文し、自分はソフトドリンクや度数の低いお酒を注文すれば、ホストと一緒に楽しい時間を過ごすことができますよ。