【キャバクラの仕組みやルール】指名システム・給料システムなど、キャバ嬢として覚えておきたい仕組みを紹介!

キャバクラで働く前に、夜の世界独特のルールを覚えておきたいですよね。

今回は本指名や場内指名、売上バックなどの気になるキャバ嬢のお給料の仕組みを解説します。

水商売ってどんな業種?

一言で水商売と言っても、実は業種は様々。

キャバクラ以外にも、会員制のラウンジや高級クラブ、もっとカジュアルに楽しめるガールズバーやスナックなど色々なお店があります。

キャバ嬢のお仕事とは?

お客様にお酒を出して楽しんでもらうのはどの水商売でも基本は同じ。

キャバ嬢のお仕事は、お客様を楽しませ、指名を取ること。次への売上に繋げ、キャバクラの売上に貢献することが最終的な使命です。

お客様の「女の子と仲良くなりたい」というニーズに応える

キャバクラに来る男性の目的は様々ですが、大まかにいえば「女の子と楽しい時間を過ごしたいから」。

女の子にちやほやされたいという人もいれば、単に若くて綺麗な女の子とお話してお酒を飲みたいという人もいます。

キャバクラという非日常空間で、若い女の子と特別な時間を過ごしたい。そのニーズに応えてあげることで、キャバ嬢は次への指名へと繋げていきます。

人見知りでもキャバ嬢ができる⁉

「人見知りで、初対面の人と会話ができるか自信がない」という人もいますよね。

芸能人でも「人見知り」を自称する人がいます。案外上手くいくもので、芸能人がキャラを演じるように、自分の思い描くキャバ嬢を演じてみてはいかがでしょう?

キャバクラ勤務の時だけは、いつもの暗い自分を捨てて別の顔に。キャバ嬢自身も特別な自分を演じる特別な時間なのです。

キャバクラの接客時の注意点

キャバ嬢の仕事はお酒を出しておしゃべりするだけではありません。

お客様に楽しい時間を過ごし、次の指名に繋げるためには、とにかく細かい気配りが大切なんです。

おしぼりや煙草にも気配り

お客様がテーブルについたら、まずボーイから渡されたおしぼりをお客様へ。この時の注意点は、おしぼりを丸めた状態ではなく使いやすく広げて渡すこと。

お客様と話している最中は、グラスに水滴がついていたらおしぼりやハンカチで拭いてあげるという気遣いも大切です。

また、お客様が煙草をくわえたら、自然な流れで火をつけてあげるのがキャバ嬢の仕事。ライターが着火するように、営業前に必ず確認しておきましょう。また、お客様が火傷をしないように、ライターは自分の手元で着火してからお客様の口元に差し出します。

お酒・ドリンクを作る

お酒を作るときは、お酒を作るための「ボトルセット」は必ず自分の手元に置いておくのもマナーです。テーブルの遠くに置くと、取りに行くためにお客様との会話が途切れてしまいます。流れるような動作で綺麗に出してあげたいですよね。

また、お酒を作るときも注ぐときも、ラベルがお客様に見えるように気を使いましょう。

お酒を作るときは濃さも要確認。お客様がお酒を飲むペースにも気を配り、飲み切る前に「もう一杯、同じものでいい?」と確認して作ってあげるとスムーズに楽しく飲んでもらえます。

お酒の飲み方も大切

お客様に最初に飲み物を出したときに、一緒に乾杯をします。

この時、キャバ嬢の手元に要注意!グラスは必ず両手で持ち、お客様のグラスより下の位置で乾杯することがポイントです。

そして忘れてはならないのが「いただきます」の一言。キャバクラでは当然のルールなので、これを忘れるとマナーがなってないキャバ嬢と思われてしまいます。

知っておきたい!キャバクラの仕組みやルール一覧

お客様がテーブルについたとき、お酒を作るだけでもこれだけいろいろとルールがあります。

他にも業界独自の仕組みやルールがたくさんあるので、チェックしていきましょう。

キャバクラの指名システムの違い

キャバクラでよく聞く「指名」。この指名をとるために、キャバ嬢は必死に営業努力をしています。

キャバクラのお客様は、指名なしで来る場合と、特定のキャバ嬢を指名して楽しむ場合があります。

本指名とは?

お客様がすでにお目当てのキャバ嬢を決めて来店するときの指名を「本指名」と呼びます。

この「本指名」を得てこそキャバ嬢の価値が決まります。本指名の数で時給がUPし、指名バックという賞金もつくので、結果的にキャバ嬢のお給料に還元されていくのです。

場内指名とは?

最初から指名するキャバ嬢が決まっていて「本指名」するお客様に対して、お目当てを決めずに「フリー」で来店するお客様もいます。

フリーで来店したお客様の場合、お店側がキャバ嬢を交代でテーブルにつかせます。この時に気に入ったキャバ嬢がいたら、「もっとこの子と話したいから」と指名するのが「場内指名」です。

勤務初日から押さえておきたい!ヘルプのルール

ヘルプとは、指名をもらっていないキャバ嬢が、他のキャバ嬢を指名したお客様のテーブルにつくこと。

ヘルプは単に手伝うだけでなく、そこにはこの世界独自の掟があります。知らずに初日で失敗しないように、ルールを押さえておきたいですね。給料システムの後、詳しくご紹介します。

キャバクラの給料システムは結構複雑なので注意!!

時給制とはいえ、キャバクラのシステムは意外に複雑。

キャバ嬢の頑張った結果が還元されるよう、やる気に繋がる給与システムをその店ごとに採用しています。

ポイントスライド制

多くのキャバクラで採用されているのがこの「ポイントスライド制」。

本指名、同伴など、お店の売上に繋がる接客をポイントに換算し、そのポイント数によって時給が変わるシステムです。指名をとるほど時給が上がっていくのでやる気に直結しますよね。

ポイントの換算率は、お店によって設定が異なります。

売上スライド制

売上によってランク分けし、そのランクに設定された時給があてはめられる制度です。

1回の接客の売上が10~20万=時給3000円、20~30万=時給3500円、30~40万はさらにUP、という形で、売上ごとにランクアップしていきます。

たくさんお金を使ってくれるお客様を抱えているキャバ嬢の場合は、こちらのシステムの方が稼げます。

売上&ポイントスライド制

指名本数と売上の両方を評価するシステムがこちら。東京を中心とした関東のキャバクラで採用していることが多く、大阪を中心とした関西圏ではあまり利用されていないシステムです。

売上バック

売上バックとは、店で売上をあげたときにもらえるインセンティブのこと。

本指名バックや同伴バック、ボトルの注文によるボトルバック、ドリンクバックなどが設定されており、金額はお店によって様々ですが、500円~1500円がメジャーです。

やってはいけない!暗黙のルールとは

どんな仕事も、明文化されていないけれど暗黙の了解というものがありますよね。女の世界だけに、キャバ嬢の中でも暗黙のルールが存在します。

知らないままキャバ嬢の仕事をスタートしてしまうと、とんでもないトラブルを起こしてしまうかも⁉

他のキャバ嬢のお客様に手を出す

キャバ嬢同士のトラブルの原因第1位がこれ!他のキャバ嬢を指名しているお客様を奪う・誘いをかけるような行為はNGです。一般企業の営業で言うなら、大口顧客を奪うようなもの。ヘルプで呼ばれても名刺を渡してはいけません。

一度でも他のキャバ嬢のお客様に手を出した事実があると、問題のあるキャバ嬢というレッテルを張られてしまい働きにくくなります。

また、そういったトラブルは店同士の横のつながりでも伝わってしまうもの。この業界で平穏に働きたいのであれば、絶対に守らなければならないルールです。

無断欠勤・遅刻

社会人として当然のことですが、無断欠席・遅刻はお店の信用に関わる上、楽しみにしているお客様を裏切る行為。

夜の仕事で不規則な生活になりがちなので、生活パターンが崩れて遅刻してしまうキャバ嬢も少なくありません。

お客様の信頼を大切にしたい、確実に指名を維持したいなら、時間を守って行動しましょう。

風紀

風紀とはキャバ嬢とボーイが恋愛関係になってしまうこと。キャバ嬢は色恋という感情を売る仕事だけに、ボーイと関係ができてしまうと営業自体に影響が出てしまうのです。

自分の恋人(キャバ嬢)にボディタッチがしつこいお客様がいたとき、ボーイが冷静に止めることができなかったり、ボーイの前で他の男性(客)と疑似恋愛をすることはなかなかのストレス。

バレてしまえば、キャバ嬢・ボーイが辞めざるをえないため、店の損失が大きくなります。このため「風紀」は厳しく禁じられているのです。

まとめ

キャバクラのシステム・ルールはその他にもいろいろあります。

細かいルールの目的は、「お客様に気持ちよく過ごしてもらうため」。また、キャバ嬢同士が衝突することなくモチベーションを維持しながら仕事ができるようにという側面もあります。

ご紹介したものは最低限ですがどれも重要なものばかり。キャバ嬢としてデビューする前に、一度ルールをおさらいしておきましょう。

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