【group BJホストセミナーvol.3】『ロイ』代表代理の売上年間2億のヒストリーに迫る
group BJホストセミナー3日目・『ロイ』さんのセミナーテーマは、「質問の大切さと実行力」。事前にDMで質問を募集し、質疑応答を中心としたセミナーは、億プレイヤーのノウハウが惜しみなく引き出された内容となりました。
2年連続2億、月間売上6000万、年間売上2億5000万突破の超人気ホスト。彼の現在の営業スタイルや、お客様との関わり方は、セミナー前半に語られた「ホストとしてのおいたち」に大きく関わっていました。
今回は彼の売上年間2億のヒストリーと、熱い質疑応答の内容を紹介!億プレイヤーの成功の軌跡をご覧あれ!
はじめに
「僕自身が色々なカッコいい人間を真似てできたハイブリッド人間なので、自分がカッコいいと思った部分を真似したらいいと思います」
これまでのセミナー講師を務めた『せなもぶ』さん、『天音シン』さんも、同じ億プレイヤーでありながらホストスタイルはそれぞれ全く異なりました。しかし、億を売るプレイヤーには、考え方に共通している部分がいくつかあるはず。
『ロイ』さんは「各々に合ったやり方を盗んでほしい」と前置きし、セミナーがスタートしました。
1年美容師を経験したのちに退社
「最低5年間はアシスタントしないとスタイリストになれないよと前もって言われて、それならその4年間は無駄だと思って。だったら自分でお店を開こうと思い、そのお金をどうしようかなーと」
『ロイ』さんの前職は美容師。入店したお店で、最初に長い下積み期間の話をされ、「自分のお店を持ったほうが速いな」と感じたとのこと。
ホストをはじめたのは、美容師としての開店資金のためでした。
友人の紹介でGUYSに入店
「自分はホストに向いてる部分がいくつかあったので、友達の紹介でGUYSにシフトで入りました」
携帯が好きで、メールの返信も速い。『ロイ』さんはそんな自分の性格をホストに向いていると判断し、美容室を退社して group BJ のホストに転身します。
「そんなに仕事意識も高い方ではなかったけれど、どうせやるなら一番になりたい。この人たちに食らいついていけばいいとこまでいけるなと思ったので、彼らの背中を見て目指そうと思ったのがきっかけ」
当時の同期は、現『BLACK DIAMOND CLUB』の『たお』代表や、『CLASSY』の『椿 鳴/つばき なる』代表という未来の億プレイヤーが揃った超豪華な世代。強豪たちを同期に持った『ロイ』さんは 、萎縮するのではなく大きな刺激を得たそうです。
上司の「お前ら全員クズ」から反骨精神が芽生える
「数字もないし言い返せないけど、ただ思ってるだけでは成果もないし、打開するには数字をつけるしかないなと思いました」
『ロイ』さんの脳に鮮烈に残っているのは、表彰式の当時のグループNo.1の壇上スピーチ。「お前ら全員クズだから」と言われ、しかし数字で言い返せないことがとても悔しかったそうです。
決して言われっぱなしで終わらず、悔しさを胸に前を向く。そんな『ロイ』さんだからこそ、お客様たちもずっと応援したくなるのでしょう。
ホストが悔しさを胸に成功の階段を登る姿を、最前線で応援し、共に喜べる関係。『ロイ』さんは、様々な姫と出会う中で、その強固な絆を大切にする努力を続けているとも語りました。
入店2ヶ月目の後輩ホストが1000万プレイヤーになり絶望
「まっすぐさだけで1000万売った後輩がいて。いろいろ考えてやってきた自分からしたら『なんなんだろう。ホストしんどいな』と思って、辞めようとして『禅』プロデューサーにも相談していました。ホストライフで唯一、ほんとに辞めようと思ったのがこの瞬間ですね」
丁寧にコツコツと続けてきた自分の努力は本物なのに、突然後輩から抜かれてしまうのはショックなもの。ナンバー争いをする全てのプレイヤーがこのプレッシャーと戦っています。
結局、プロデューサーと話して半月休養期間を設けることに。ここで心折れなかったからこそ、今の2億のホスト『ロイ』がいます。
壁を越えて卓数を追うことを決意
「復帰後、僕は卓数を追うことを目標にしました。
鳴代表・たお代表が何してたんだろうと考えた時に卓数を追ってるなと気づき、また YU-MA 社長も卓数でも見せてきたプレイヤーなので、何か見えてくるかもと思い自分も卓数を追うことにしました」
勝つためには自分の何を変える必要があるのか。BJの人気プレイヤーたちを参考に、「卓数」に勝機を見出しました。
翌月、初の小計240万を売り上げ、これを機に、本格的に月の指名100本を追う戦略へと切り替えていったそうです。
初No2になり「何事も継続をすることが大切」を体現
「根性論というか。論理的でもなんでもないんですけど、ちゃんとなにかを追ってれば、なにかが返ってくるよというのを理解しました」
しばらく連絡が途絶えていた姫も、『ロイ』さんの活躍を耳にして再びお店に通ってくれるようになったりと、お客様の後押しもあって初めてのNo.2を獲得!
「だらだらホストをやってたら、(その女性客も)帰って来てくれなかった」
「人に見られて恥じない・誇れる自分でいたほうが成果はつきやすいのかなと思います」
継続しなければ結果は出ない。自分の思うホスト像を貫くことで、周囲が共感し、更なる結果へと続く。1億を売るホストたちの共通点は全て、「継続」に帰結するのかしれません。
自分の「やったことがない」を武器に2000万突破
「ナンバーで勝てていない、売上1000万を達成したことがない、ホストあこがれのクリスタルを入れたことがない。そういう「やったことがないこと」を達成して売上2000万・指名120本になりました」
ホストになって半年経ち、お客様との信頼関係が出来上がって売れてきた頃。お客様が、『ロイ』さんがこの半年実現できなかったことを応援してくれるようになったそうです。
そんな「やったことない」を応援してもらい、売上2000万・指名120本を達成! しかし、それでも『禅』プロデューサーに負けてしまったとのことでした。
プロデューサーに負けたことを糧に5000万を達成
「でも、そこで負けたのがミソで。締め日にプロデューサーの目の前で営業中に大泣きして。その姿を見て(お客様も応援してくれて)、次の月にその分の悔しさも全部打ち込んで、5000万を超えました」
『ロイ』さんの悔しさに共感してくれたお客様たちが、翌月こそはと後押ししてくれたとのこと。
「いきなり初めてのお客様に『〇千万』なんて話をするのは間違っていると思うんですけど、自分の目標を時間をかけて少しずつ話していけば、女の子も一緒に目指してくれたりもします」
時間をかけて信頼関係を作り、自分の目標に共感してもらうことで、一緒に目標を追ってくれるようになる。一緒に喜びを分かち合える関係は、全てのホストが目指すものですね。
「負け」をもアイテムとして使うことが鍵
「『負け』をあえて活かすというか、伝えています。
ちっちゃい『負け』を見つけて女の子に伝えることで、意外と女の子が応援してくれるようになって。その年は年間グループNo.2でした」
切磋琢磨できる強すぎる同期や上司に恵まれ、常に「負け」という壁を乗り越えてきたのは、お客様との関係を大切にしてきたから。
「ここで1番だったら、次の年の2億は行ってなかったと思うんで」
『ロイ』さんの悔しいという思いに、お客様たちの心が動かされたからこそ、2019年グループNo.2、翌年以降の2年連続2億が実現されたのでしょう。
人のために・グループのために頑張ることが大切
「2億の売り方にはいろんな形がある。
僕は誰かのバースデーやお祝い事などで、主役を立てるためにやってきたのが一番やりやすかったなと思います。
先輩のためにやってきたことを後輩のためにやってみるとか、
店全体で考えた方が、確実に自分の数字は上がっていくと思うので。
ほんとに上を目指したいなら、そうしてほしいなと思います」
同僚ホストのバースデーなどお祝いの日、『ロイ』さんが同僚のために盛り上げてあげたいという気持ちを、お客様たちがさらに応援してくれるそうです。
group BJの教育・文化として「人のために頑張る」が根付いています。
また、「『自分だけ売れたらいい』ではなく、店全体のことを考える」という思考は、group BJで億を売るホストの共通した特徴です。
質疑応答:各店舗幹部からも質問殺到!
「自分で考え、見て学ぶことも大切だけど、聞いて行動したほうが確実に早い。思考や行動を変える為にも、質問をしてたくさん学び、それを実行してほしい」
「普段はできない、トッププレイヤーに聞けないことが聞ける」というチャンスを前に、質問が本番というくらいに質問が殺到しました。
Q.お客様の気持ちが離れないようにするには?
「その人に時間を使うこと。なるべくいろんなものをその人にかけてます。お客様が離れちゃった理由は、ちょっと楽をしてみたから。シンプルにつまらない。他にいい男がいた。とかそういうことだと思うんです。
他にいい男がいたのなら、何が負けたのかまず知って、自分がもっといい男であればいいし、その子の中で一番に留まるよう自分を磨き続ければいいかなと。
特別なアプローチをするのではなく、自分のできる時間を使って、思いを伝えて。アフターで何かしたりというのも僕はないです。アフターはあまりしないので」
億を売るホストでも、売り方はそれぞれ。アフターや同伴は当たり前という人もいれば、『ロイ』さんはその逆。
アフターをしない代わりに、小まめに連絡を取ったり、休日に会ったり、その人のためだけに時間を割いているそうです。女性は、自分が大事にされていると行動で示してもらいたいもの。『ロイ』さんはそこを外さないのでしょう。
Q.SNSで決め台詞がないと思うんですけど、「やったロイ」っていうのどうですか?
という、たお代表からの提案に、
「あとでそれ、(詳しく)LINEで送っていただいていいですか?
Twitterが唯一苦手で、インスタに逃げてしまっているので。
活かし方がいまいちわからないので、今日から実践させていただきます」
年間2億を売っていても、実はSNSが苦手とのこと。Twitterが苦手でも2億売れたということは、Twitterも得意になった暁には大変なことになりそうです!
この後、早速Twitterで「やったロイ。」が登場していました。
Q.意識した卓数の伸ばし方
「僕のお客様はほとんどが常連で、しかもお客様が切れないんですよね。
シャンパンは煽らず、最低料金でも嬉しいと伝えて、店に来やすい環境・会いやすい環境を整えています」
「『店が楽しい』か『この人かっこいい』のどちらかがあれば来てもらえると僕は思うので、これを落とさないためにも楽はしないようにはしてました。例えばヘアメをしないで出勤するようなことなどです」
『ロイ』さんの楽とは=手抜き。ホストとして手を抜かず、いつもかっこいいと思ってもらえるように気を配っているとのこと。
ホストはシャンパンを煽るもの、と思われがち。でも、「ただ楽しく飲みに来るだけでいい」とわかっていれば、女性客も安心して遊びに行けますね。そんな安心感をくれるからこそ、『ロイ』さんのお客様は切れることなく長続きしているようです。
Q.お客様との連絡の中で大事にしていること
「連絡は誰にでもできますが、僕はなるべくもらった連絡には即レスしています」
LINEの時間を決めて、内容を吟味して送るというホストもいますが、『ロイ』さんはできるだけ早く返すのがポリシー。また、携帯を使うこと・メールをすることを好きだから、自分はホストに向いていると思っていたそうです。
朝起きた時や仕事終わりの疲れた頃にメッセージが届くのもうれしいけれど、メッセージにすぐに返信が来るのもうれしいもの。返事が速いほど、大事にしてもらえていると思えるものです。
Q.接客で注意していること
「売上の話は一切しないです。普通っぽく、を心掛けています」
「いつでも来やすいというか、『そういうキャラなんだよね』とイメージで選んでもらいやすさはありますね。売上の話をしないことだけ意識してます」
売上額で自分の価値をアピールするホストもいれば、『ロイ』さんのように一切売上の話をせず、フランクに楽しんでもらうホストもあり。
街の広告や名刺で、売上2億円プレイヤーというのは知られてしまうため、敢えてアピールすることもないそうです。
ホストの売り方に正解はない。今回セミナーに参加したホストたちも、自分がカッコいいと思った部分を取り入れ、自らのホスト像を実現するのでしょう。
Q.3億売る目標のために一番意識してやっていることとは?
「僕は有名でもなければ特別かっこよくもないし、話し上手でもない。何ができるかといったら『このグループを大きくしたいから売り上げることしかない』というのを言ってて。3億はそのための目標です。
すごい人ほど、個人じゃなくて店を背負ってるけど、僕はもっと上のものを背負っていきたいと、お客さんに伝えています」
ホストは売れてくるほど、自分の売上から店全体へと視野が広がっていきます。『ロイ』さんが見るのは店ではなく、さらに上のグループ全体。
「上だけで走るグループじゃなくて、末端まで強いのがいい組織。
みんなが売り上げてみんなが笑っていられるグループであるように、頑張っていきましょう」
group BJ全体を牽引していく人間になりたい。『ロイ』さんにとって、3億はその通過点なのです。
まとめ:『負け』や『失敗』『初めて』などネガティブなことも武器にすることが大切
負けも失敗も、初めてのバースデーにタワーがなかった寂しさも、全てのネガティブは新しい成功のきっかけに!
シャンパンを煽ったり、売上の話は決して口にしないNo.1ホスト。今回の『ロイ』さんのセミナーをきっかけに、「ホストのやり方に正解はないんだ。自分もやったロイ!」とやる気を出したホストも多くいたことでしょう。
あとは『ロイ』さんが、group BJを背負って3億の壁を突破する吉報を待つのみ‼