【禁断のラブラブトーク】たお×三浦界──BLACK DIAMOND CLUB拡大移転記念対談
2022年2月、1億円プレイヤー在籍店舗・group BJ 『BLACK DIAMOND CLUB / ブラックダイヤモンドクラブ / ブラダ』が満を持しての拡大移転と相成りました。移転先は歌舞伎町のなかでも「大箱」の部類に入るというので、期待が高まります。
今回はそんな『BLACK DIAMOND CLUB』から、『たお』代表取締役と『三浦 界(せかいのかい)/ みうらかい』副主任のお二人の対談をお届けします。
移転直前、たくさんの思い出がつまったお店で二人が語るのは、お客様や従業員の皆さん、そしてお互いへの「愛」でした。
──この度は拡大移転、本当におめでとうございます!
たお・界
ありがとうございます!
たお
あ、間違えた! あじゃまるとぅんくです!
──あら(笑)。「ありがとう」の最上級ですよね。
たお
さすがです! 意外と細かいところまでいつも記事にしてくださるんで、ちょっとここはこだわろうかと。
──「あじゃまるとぅんく」、もっともっと広めていきましょう! さて、今回はお二人の対談ということですが……そもそも たおさんと界さんってどういう関係なんだろう? というところから聞いていきたいんですけれども。
たお
はい、えっと……恋人、ですねえ。
──おっ
界
えっ
たお
あっ、違いました? この設定やめようか。
界
え? 終わりですか?
たお
はい。
界
あはは! ええと、ボケなしで言うと本当に、めちゃめちゃ仲が良いです。僕は「後輩の面倒見が良い」と言われることが多いんですが、先輩とは逆に関わる機会が少なくて。でも代表は唯一、ご飯に連れて行っていただいたりして、だいぶ仲良いですね。
たお
生意気ですね。
界
ん? (笑) いや、本当に仲良しです!
たお
ね!
──一緒に働かれて結構長いんですよね。
界
確かに、もう3年になります。「たお補佐」と呼んでいましたね、最初は。
たお
僕が幹部補佐の時代からだもんね。
──そうでしたか。そんなたおさんも今や代表になられて……おめでとうございます!
界
3年で代表ですよ。
たお
ありがとうございます! 何もしてないんですけどね。気づいたら、なっちゃいましたね。
──『BLACK DIAMOND CLUB』史上初めての拡大移転になると思いますが、今の心境は?
たお
そうですね、お店が拡大するにあたって、僕たち従業員の心の器も拡大していこうかなと。
──……心の器。
たお
まあ、例えば人の失敗をより許せる人間になる、とかですよね。物理とともに精神的にも、大きくしていこうかなと思います。
界
素敵です。
──界さんは普段、たおさんにツッコミなどはなさらないんですか?
界
わ、確かに。そう言われたら突っ込まないかもしれないですね、そんなに。
たお
ツッコミ担当は『神宮寺 凛 / じんぐうじ りん』幹部補佐です。これ、記事に書いておいてください。
──わかりました(笑)
『BLACK DIAMOND CLUB』唯一の1億円プレイヤー
──(たおさんの目を見て)それ、視界は良好なんでしょうか……?
たお
いえ、見えないですね。でも見えないからこそ、コミュニケーショントレーニングになるのかな? という風に思います。目に見えるものだけがすべてじゃないなと思っていて、やっぱり心で見るからこそ、その本質が分かるというか。
界
本当に、そうですね。
たお
それを突き詰めた結果、3年以内で代表取締役になれたのかなと思いますね。ありがとうございます。
──あっという間の3年ですね。
界
早かった。
たお
早かったですね。
──界さんから見て、たおさんはどんな存在ですか?
界
やっぱりシンプルに売上がすごいです。ブラダって1億円プレイヤーがたお代表しかいないんですけど、毎月ずっとナンバー1で、ラスソンも獲られるし……みんな悔しがってますね。
でもありがたいんです。やっぱり基準が高いからこそ、みんな超えたいなって思うし月間1,000万円も売れる。1,000万売ってもナンバーワンが取れないお店のおかげで、上が目指せるので。
──ではそこは恐るべきところでもあり、尊敬するところでもあると。
界
そうですね。それと尊敬ポイントは他にもめっちゃめちゃあるんですが……視野が本当に広いなと思います。指名本数が多くて営業中は一番忙しいはずなのに、めっちゃ周りに気配りできて、一番周りを見てるな、って。
──今、全然見えてないと思うんですけど……
たお
(きょとんとしているらしい)
界
まったく同じことを思っていました(笑)。今は多分、温存してるんですよ。営業になると開眼します。
──ああなるほど! そうか、他にも目があるのかもしれないですね。
界
ああ、それもありますね。本当に後ろも見えてるし、動きがすごい。お客様にもめっちゃ気が遣えて、すごいなと思います。
──たおさんを羨ましいなって思うところはありますか?
界
(たお代表を見つめながら)こういうマスクをつけたりできるところ……キャラクターですかね。僕はエンターテイナー性を出すことについては頑張ってるんですけど、キャラクターっていうのがあんまりないので。たお代表は変顔で看板載ったりとかしてるじゃないですか。
たお
(間髪入れずに)変顔したことないですけどね!
界
あはは! そういうところ、羨ましいなーって思いますね。
──突き抜けてらっしゃるところがありますよね。
界
ぶっ飛んでるところが、はい。すごいなと思いますね。
──(たお代表に)だそうですよ。
たお
うんうん。例えるとあれですね、ぶっ飛んでトランポリンの上でホッピングみたいな感じですかね? ぶっ飛んでからの、着地した先に、ホッピングでトランポリンの布を突き抜けるという。
界
そういうことですね。
「自分のため」には動かない
──では今度はたおさんに、界さんはどういう存在かお伺いします。
たお
うーん、そうですね。ホストクラブって、営業中常に盛り上がっている状態にするということはまあ、難しいんですよ。やっぱりシャンパンが止まっちゃう瞬間もあるんですよね。でも、そういう時に盛り上げてくれるのが界補佐なんです。本当にすごいと思うし、助かってますね、うん。
──タイミング上手なんですね。
たお
タイミングだったり、あとは「漢(おとこ)」感がすごいんです。例えば営業中にシャンパンをいただいて、ラストオーダーで「僕もう 1 本行くんで」って宣言して、本当に行くんですよ。行かなかったことが1 回も無いので、すごいなと思いますね。
それから界補佐は、「人のため」で動くことが多い。人のイベントで「あ、またシャンパンだ」とか、「また高額オーダーだ」というところを見ると、すごいなと思いますね。
そういう、人のために何かできるところが羨ましいというか、そりゃあ僕よりも全然すごいですね。人のためにものすごく時間も使えるし、うーん。本当にすごいんですよ。
──前回のインタビューでも、「自分のため」よりも「人のため」「お店のため」とおっしゃっていました。そこはもうずっと変わらずなんですね。
たお
そうですね。あと人間性がしっかりしているので、界副主任のお客様の表情を見ていると、彼の隣にいることですごくこう、安心感が出てるなっていうのが伝わりますね。
──安心感。頼りがいがありそうですよね。
たお
そうなんです。お客様に対してすごく誠実に向き合ってるなっていうのも、伝わりますね。(界さんに向かって)いいこと言うでしょう。
界
はい。驚きました(笑)
──本当に仲良しで羨ましい限りです。ちなみに、お互いに「実はこういうところをマネしています」というものはありますか?
界
僕はいっぱいあります! なかでも一番は、お客様にめっちゃめちゃ優しいところですね。僕は昔はそういうのがあまりなかったのですが、代表と仲良くなってからマネするようになりました。
今はもうマネを超えて「代表だったらこういう風に言うかな」「代表はこうするかな」って想像して、それを言ったりしたりもしますよね。
たお
僕は見た目に関することについては、彼を参考にしてるかもしれません、実は。界補佐はうちのお店の中でも一番、見た目だったり考え方が「ホストっぽい」んですよ。
界
でもたお代表、今日のネックレスとか時計、ヤバいですよね。
たお
いやいや。これ、記事に書いておいていただきたいんですけども、僕はハイブランドがすごく苦手なので、今日なんて全身ユニクロで来てるんですよ。アクセサリーとかもしまむらで。
界
自分で作ったりもするんですよね。
たお
そうこれ、ホームセンターで金の釘を買ってきてこう、バーナーで炙りながら曲げてて。で、ここのキラキラの部分は「ねるねるねるね」の 3 番目の粉をすり鉢で砕いて、木工用ボンドでくっつけてキラキラさせてるんですよ。
なので、まああの、僕はハイブランドはちょっと好きじゃないというか……自分がブランドなので! ハイブランドは絶対身に着けないって決めてるんですよ。これはホストをやってる間、貫き通します。
──さすがの意識の高さで。
たお
……とは言っていたんですが、こういうアクセサリーをつけるとやっぱり、見られ方も変わりますね。
──(たお劇場が終わって一安心しながら)見かけも大事と言うことですね。
界
大事じゃないですかね、ホストは。
たお
そういう意味で、彼のブランド志向なところは取り入れましたね。界補佐は異名を持ってるんですよ。「歌舞伎町の歩く伊勢丹」っていう。「( 時々高島屋)」なんですけど。
──素敵な異名だと思います。
界
「(時々高島屋)」が気に入りました。本当に広めたいです!
新しいお店には業界初の〇〇〇?!
──では次の質問です。この度お店が新しくなるということで、もちろん基本的な所は変わらないと思うんですけども、これからはどんなところが変わると思いますか?
たお
まず、今まで以上に「ホスト感溢れる」というか……ちょっと抽象的ではあるんですけども、ギラギラした内装と、それにプラスして、おそらく業界初の仕掛けがあります。
界
え!
たお
多分業界初めてじゃないかっていう仕掛けを取り入れてるので、期待してください。
──気になります!
界
ええ、これは本当の情報ですか?
たお
なんで嘘つくと思うのここで!おかしいでしょ!(笑)
とにかく、そんな仕掛けがあるので楽しみにしておいてください!
──それはまだたおさんと一部の方しかご存じないんですね。では界さんは今のうちに、予想だけしておきましょうか。
界
仕掛けの予想ですか?(笑) 何系だろう、内装的なことですか? それともエンタメ的な……?
たお
うーん、まあまあなんかこう、精神論というか。お客様を飽きさせないというか。やっぱりこうね。毎日来店されるお客様だと、見ている風景がずっと同じっていうか……あっ。(「話し過ぎた」というお顔)
界
ちょっと想像がつきましたね。
──そうですね。あとはオープンしてからのお楽しみということにしましょう。しかしとってもお金がかかっていそうですね……!
たお
いやもうかけましたね、相当かけました。お客様のお力あってこその拡大移転です。もう頭が上がりませんね。……って言っておけばいいのかな?
──界さん、ここ記事にしていいんでしょうか。
界
絶対使ってほしいですね(笑)
──気を取り直して。ではブラダはさらにパワーアップしつつ、でも皆さんは……
界
変わらないんじゃないでしょうかね、おそらく。
たお
それはまあ、変わってほしいですけどね。いい意味で。
界
ですよね。ブラダはキャストの仲がめっちゃ良くて、それは箱が狭いからこそというのもあったと思うんですよ。でも多分、これから広くなっても、そういう良いところは変わらないかなって思います。
たお
ブラダは去年、1人も退店者がいないんですよ。
界
そうなんですよね。
──すごい!
たお
ホストクラブで1年間、1人もレギュラーが辞めてないんですよ。ここに関しては、自信がありますね。
──そう言いきれるお店って、すごく貴重だと思います。確かに『BLACK DIAMOND CLUB』キャストさんの仲の良さはずば抜けてるイメージがありますね。
界
それも他店舗さんからよく言われます。
──お店が広くなる分、皆さんがのびのびと仕事できるといいですね。
ますますレベル高まる group BJ で……目指すは「頻波羅(びんばら)」
──お二人の今年の目標を教えてください。
界
では僕から。去年は年間2ヶ月前ランキングで19位だったんですが、最終的に年間ナンバーで15位以内に入れなくて、めっちゃ悔しかったんです。それこそたお代表が上半期の表彰式で、「年間表彰で一緒に壇上に上ろう」って僕の名前もわざわざ出してくれていたのに。
それがすごく悔しかったので、今年は絶対年間ナンバーに入りたいのと、売上は1億は行きたいな。それが最低ラインという感じです。もし今年の年間ナンバー15位までが1億超えだったら、もっと上を目指したいですね。
── group BJ さんも「1億売っても年間ナンバーに入れるのか」というハイレベルっぷりですもんね。
界
そうなんですよね。それとお店としてはやっぱり、僕らはまだ月間1億店舗に一度もなっていないので、拡大移転したらそこはもう絶対にいって、継続していきたいです。そこしか見てないですね。やっぱり歌舞伎町で1億のお店というのはトレンドになるので、そうなりたいです。
──ありがとうございます。たお代表はいかがでしょう。
たお
個人としては最低 W BILLION、2億ですかね。でも本当の目標としては、5頻波羅(びんばら)ですかね。
界
そんな単位、本当に聞いたことないですね。
たお
頻波羅(びんばら)って響きが良くない?
※頻波羅(びんばら)……10の56乗。
界
ポケモンみたいでいいです。
たお
5頻波羅(びんばら)! それからお店としての目標は、1億店舗はモチの当たり前なんですけども、従業員数として常にレギュラー30名体制。もしくは6,000人体制というのを常時保ちたいですね。
界
常時6,000人。
たお
はい。常時30人か6,000人体制の、ホストクラブでいたいなと思いますね。
──極端な数字ですが……選べるならどちらのお店に行きたいですか?
たお
(即答で)僕個人的には30人ですね。
界
あはは!
たお
6,000人は絶対嫌ですね。でも目指すところは6,000人で。
界
6,000頻波羅(びんばら)で。
たお
それはやばい。もう小宇宙ができちゃいそう。
宣材に騙されないで! 実物の方がかっこいい
──最後に読者に向けてひとこと、ありますか?
界
はい。今回『BLACK DIAMOND CLUB』は拡大移転するので、これまで来てくださった方はもちろん、まだ来たことのない方も絶対来てほしいです。めちゃめちゃ面白い人ばかりだし、イケメンがいっぱいいます。間違いなくおすすめですね。
たお
宣材写真に騙されずに、実物を見に来てほしいですね。実物の方が……かっこいい。宣材越えの集団です。
界
代表はとくにそうです。変顔とかぶっ飛んでるキャラを売りにしているフリして、実は最近は「かっこいい」で売ってるんですよね。
たお
これ、最近言われるんですけど、ちょっとね、おかしいんですよね。
界
いやいや。最近そのことに従業員も気付き出してるんですよ。僕は昔から見抜いてたんですけどね。
たお
ちょちょちょ、ちょっとめっちゃ恥ずかしいです。やばいよそれは恥ずかしすぎちゃう。
界
代表は「変顔で売ってる人」みたいな認知をされていますが、実際はもう本当にイケメンで売ってるんですよ。皆から「かっこいいかっこいい」って言われてる。僕のお客様もかっこいいとか言うので。
──それについて界さんは、ちょっとこう、嫉妬心みたいなものはないのですか?
界
僕がですか?(笑)いえ、でも代表には本当によくしていただいて。ある意味「第2の担当」みたいなポジションにいてくださるので、嬉しいですね。
──素敵な代表ですね。
たお
界副主任のお姫さまっていいかたが多いんですよ。本当にいいかたしかいないんです。
──お互いそう言い合えるのが、いいご関係の証ですね。
たお・界
いえいえ。
──こんな仲良しな方々のお店、本当に遊びに行ってみたくなります。拡大移転が楽しみです!今日はありがとうございました。