ホストの種類を7つの営業手法と特徴から全て解説!【あの人はどのタイプ?】
ホストクラブの客層というと、女社長・マダム・キャバ嬢といったイメージがあるかもしれません。実際のところ、お金持ちのマダムなどは一握りで、昼間は普通に会社勤めしている女性や学生も多くなっているそう。
でも、そんな普通の女性がホストクラブにどっぷりはまってお金を使い切ってしまったら大変です。
ホストも売上を上げるためにあの手この手で甘い囁きをしてきますが、後々お金に困る前に、安心して楽しむ方法を予習しておきましょう。
ホストの営業スタイルは人によって様々
女性は非日常を求めてホストクラブに通います。そこで夢を見させてくれるのがホストのお仕事です。店を出て日常に戻った後、再びあの夢を見たいと思い再来店してくれるかどうかはホストの腕はかかっています。
お店の中での接客はもちろん、お店の外でのマメな営業連絡がホストには欠かせません。最近はLINEでの連絡が主流ですが、時には電話することもあります。
ホストの経験年数・人気・キャラクターでその方法も千差万別。営業スタイルはホストとお客の数だけあると言っても過言ではありません。
女性によって使い分ける、ホストの営業方法とは
ホストクラブに来る女性にも色々なタイプがいます。一人で来るのが好きな女性・グループで来てワイワイ騒ぐ女性・放っておいても喋り続ける女性・どんな話題を提供しても乗ってこない女性など様々です。
売れているホストは、ちゃんとお客のタイプを見分けて営業の方法を変えています。
お客の立場としてはそんなテクニックも予習して、うっかりはまりすぎないように楽しくホストクラブを利用しましょう。
一般的なホストと客の関係「友営」
気の置けない男友達との話は恋愛感情がなくても楽しいものです。そんな心理を利用したのが友達のように接する「友営」。ベタベタしなくて理想的な付き合いにも思えます。
普段のLINEも男友達とやり取りするような内容で、時には他の女の子のことを相談されて「こんなこと言えるのお前だけ」と頼られたり。
長く通い続けてもらうには効果的な方法です。ただし、あくまでお客とホストですから、付き合いが長くなり女性側に独占欲が出てくると関係がこじれる危険性もあります。
疑似恋愛を感じさせる「イチャ営」
この後出てくる「色恋営」の一歩手前がこの営業法です。お店の中ではボディタッチもするし、まるで恋人同士のような会話で盛り上がります。
LINEもちょっと恥ずかしいような台詞のやり取りをしてみたりするけれども、お店の外でデートすることはなく割り切ったイチャイチャというお付き合いです。
お客はもっと関係性を発展させたくてついつい無理してお店に通ってしまうかもしれません。
営業のために恋人にする「色恋営」
実際に女性と恋人同士であるかのように錯覚させるのがこの「色恋営」です。最初は「イチャ営」で様子を見てから発展することもあります。お店で口説くのはもちろん、実際にデートに出かけたりして特別感を演出。
当然、お店に通いつめれば他の女性に接客している姿も目にするので、嫉妬からケンカも多くなってしまうかも。
ファンとして会いに行く感覚「アイドル営」
まるでアイドルファンが握手会に行くように、ホストに憧れたお客が会いに来ます。
多くはテレビや雑誌で取り上げられる人気ホストや、ネットでルックスが紹介されているホストなどが対象になります。スターとファンなので、接待が下手でも営業がなくても全然お客は気にしません。
眺めているだけで幸せな関係で満足できれば良いですが、その先を望みすぎないように自己管理する事も必要です。
実績を積んで人気と知名度を築き上げたホスト、あるいは極端にルックスが良くてホスト専門雑誌で取り上げられたと言うような特別なホストしかできない方法ですね。
オレ様タイプの「オラオラ営」
ホストの方が心理的に上になり、お客を支配しようとするのが「オラオラ営業」です。お店に誘うのもお願いではなく命令になります。時に強い言葉で、時に優しくと言ったテクニックで翻弄してきます。
Mっ気が強い女性だけでなく、一見気の強そうな女性も実はこういう男性に弱かったりしますよね。
強気な態度にドキドキしてしまうのはいいですが、度を越えて、女性の収入をほとんど渡してしまうといったようなアブナイ関係に発展しないよう気をつけてくださいね。
可愛いのがあざとい「弟営」
かわいい系の見た目だったり話し方で甘えてくるのが「弟営」です。年下の男の子に頼られたいタイプの女性がはまりがちではないでしょいうか。うまく下おだてられつつ可愛くお願いされたら断れなくなってしまう人も多いのでは。
この方法が得意なホストはあざといとも言える無邪気さを身につけているタイプです。なんとかしてあげたくて気がついたら大金をつぎ込んでいたなんてことにならないように!
一晩を共にして関係をつくる「枕営」
身体の関係を持ってお客をつなぎとめることを「枕営」と言います。「色恋営」から発展することもありますが、いきなり一線を越えてしまう場合もあります。
単に好みのタイプだったということもあるかもしれませんが、大抵はもっと引き出せそうな相手だと思われた場合に取られる方法です。
お客側も割り切れるのならそれはそれでいいかもしれませんが、一気にのめり込むきっかけになることが多いので流されないようにしましょう。
営業スタイルを一つに絞り込んでいるホストも
売れているホストは、自分のキャラクターだけではなく、女性のキャラクターも考慮した上で営業方法を変えることができますが、多くのホストは一つの営業スタイルを取り続けています。
「弟営」・「オラオラ営」・「アイドル営」などは特にホスト自身のキャラクターに左右される要素なので、変えるのが難しいかもしれませんが、うまく相手に合わせられるホストはお客の立場から見ると魅力的です。
また、お客をある程度選べるくらいの人気と地位を確率した後であれば、一つの自分スタイルを貫くのがかえってカッコイイなんてことも。
圧倒的な営業力で成功を掴んだカリスマホスト達
日本で生まれて花開いたホストクラブという世界では、圧倒的な営業力で君臨し名を馳せたホスト達がいます。
そんな歴史に名を刻んだホスト界を代表するカリスマ達をご紹介します。
年間売上1億4000万円という伝説を持つ、渚光(なぎさ ひかる)
<出典:http://topdandy1st.jp/staff/detail.php?photoNo=1&ID=185>
テレビのバラエティ番組にも出演して有名な渚光、歌舞伎町で月間売上3,500万以上、年間売上1億4000万円という伝説的な記録を出した、未だ現役のカリスマホストです。
岐阜県の出身で、ホスト人生は名古屋から始まって天下を取るために歌舞伎町に移籍、大成功を収めました。
あの診療報酬詐欺で逮捕された某タレント女医が入れ込んでいたホストとしても名前が挙がっています。有名なホストクラブ「AIR」から別の有名クラブ「TOP DANDY -1st-」に突然移籍し、歌舞伎町を震撼させました。
元歌舞伎町の帝王、城咲仁(しろさき じん)
<出典:https://anincline.com/shirosaki-jin/>
ホストからテレビタレントに転身した城咲仁、歌舞伎町の老舗ホストクラブ「愛」において5年連続No.1を記録し、年収も1億円を越えていました。
トップに立ってもお客を徹底的に立てる接客態度を取り続け、店外では絶対にお客と合わないポリシーを貫き通したそうです。
タレント転身後は、バラエティ・ドラマ・CMなどに出演しする人気タレントとして活躍し、CDデビューや料理本も出版。現在もフードアドバイザーの資格を取り、テレビショッピングでバイヤーとして活躍中。そちらの世界でも1日の売上最高金額1億7000万円という伝説を作りました。
未だ衰えない人気を持つ鳳帝(おおとり みかど)
<出典:http://hostclub.biz/matome/4672163575980222225>
鳳帝と言うその名前にふさわしく歌舞伎町に君臨し、2億円の売上を達成したと言う伝説も打ち立てました。どんなに売れっ子になっても丁寧な接客を貫き通していたそう。
ホストを始めた理由は夢を実現するための資金を貯めると言うものでした。実際に、ホストとしての人気絶頂期に突如引退して、夢であったアパレルブランドを立ち上げています。
ホスト時代は後輩の面倒見がよく慕われていたという彼ですが、現在はホストクラブ激戦区の歌舞伎町でオーナーとして活躍中。
好みがある場合は初回時に内勤に希望を伝えてみよう
ここまでご紹介してきたように、ホストといってもタイプは様々です。初回来店時は席に来るホストが定期的に変わるとはいえ、できれば自分の好みに合ったホストと会話を楽しみたいですよね。
そんな時は、席まで案内してくれる内勤のスタッフに、希望のタイプや苦手なタイプを伝えてみましょう。新規のお客を獲得するのはお店の重要課題です。いいお店だったらなるべく希望に沿って配置してくれますし、せっかく楽しむために通うのですから、遠慮は必要ありません。
ホストの営業力にハマり過ぎ注意
ホストの世界は売上第一、あの手この手で営業をかけてきます。自分にピタッとはまった営業をされたらついクラりとなることもあるでしょう。
嘘だとわかっていても騙されたいのがオンナ心。お客としてチヤホヤされる存在であったはずが、逆にホストになんとか振り向いてもらおうと立場が逆転してしまうことも少なくありません。
一般の女性でも営業トークに踊らされ、気がついたら水商売を紹介されていたということが無きにしも非ず。自分の身にそんなことが起こらないよう節度を持って遊びたいですね。
まとめ
いろんな種類のホストの営業、自分が弱そうなものありましたか?
ご紹介したカリスマホストの中には絶対に売り掛けをしない、店外では会わないというポリシーを貫きつつ人気を博した人もいます。
怯えすぎることもありませんが、ハメを外して代金が支払えないなんてことになったら大変。自分の身を守れるのは自分だけ。営業トークに踊らされることなく割り切ってオトナの遊びを楽しみましょう。