ホストクラブの「締め日」とは?締め日にお店に行く時の注意点や雰囲気を徹底解説【初回注意】
ホストクラブには毎月「締め日」と言われる“超”重要な日があり、その日は初回料金で遊びに行くことをあまりおすすめできません。
最近ホストクラブに行きはじめた人、これから行ってみようと考えている人は、ホストクラブの「締め日」について知っておいたほうがいいです。
今回は、「ホストクラブの“締め日”に“初回”で行くのは避けたほうがいい! 」理由についてお伝えてしていきます。
ホストクラブの締め日とは
「締め日」とは、その月の最終営業日のことで、1ヶ月の総売上が決まる日。
この締め日が近づくにつれホストは内心穏やかではいられなくなり、いつもは仲の良い仲間のはずがどこかよそよそしい雰囲気になっていきます。
どこの会社にも締め日は必ずあり、なにかと重要視される日でもありますが、ホストクラブほどギスギスした雰囲気になるのは珍しいのではないでしょうか。
ホストにとって締め日は超重要
ホストクラブの締め日が超重要とされる理由は、「1ヶ月のトータル売上によってナンバーが決まるから」というのが大きく関係しています。
なぜなら、ナンバー入りを果たしたホストは当然お客様がつきやすくなりますし、ナンバー入りしていなかった頃に比べて遥かに稼げるようになるからです。
これが一般的な会社で働く身であれば、そこまで深く考える人はいないのではないでしょうか。普通の会社に勤める人と、ホストクラブで働く人では、締め日の“重さ”が違います。
ここからは、ホストクラブの締め日にまつわるお話をご紹介していきます。
売上によって「ナンバー」の順位が変わる
ホストクラブには必ず「ナンバーホスト」というランク付けされたホストが在籍しています。
このナンバー入りを果たすのは、毎月の締め日までに“一定額以上の売上を上げた者”とされており、たとえお店ナンバーワンホストであろうとこの売上額によって降格されますし、あるいはナンバーから除外されることもあります。
一度ナンバー入りを果たしたホストはさらなる高みを目指し、ナンバーワンになろうものならそのランクを維持したくなるものです。
争いに破れたホストはお店を去っていくことも
締め日の結果によって、ホストの中にはお店を去っていく人もいます。ホストにとって「締め日」は自分がナンバー入りを果たせるかどうか決まる運命の日。
お店としては、ホストたちの熾烈なナンバー争いが売上に影響しているのでありがたいことですが、当人のホストからしたら決して良いことばかりではありません。
ナンバー争いに破れたということは、自信を失くすことにつながり、後輩ホストやライバルに追い抜かれると、そこで一気にやる気を失くしてしまうホストもいます。
「締め日は怖い」という女性も多い
普段は優しくて穏やかなホストでも、締め日の日はいつもと雰囲気が変わります。
いつも以上に必死に、「今日絶対来てくれ!」「あと少しで勝てそうなんだ」などと、女性客に懇願することも珍しくありません。
売上を伸ばすためにいつも以上にお酒を求められますし、人によっては楽しめない日になってしまうかもしれません。
こういう事情を知っている女性たちは、「ホストクラブの締め日だけは絶対に行きたくない」と口を揃えて言ってます。
締め日にはどれくらいお金が動くのか
締め日はホストの売上対決。つまり、締め日は1ヶ月の間でいちばんお酒がおりる日です。どれくらいのお金が動くのか、少し興味がありませんか?
ここではホストクラブの締め日に動くお金の金額についてご紹介します。
一晩での最高売上
売れっ子で超人気ホストになると一晩で1,000万円〜2,000万円以上稼いだという報告があります。
ちなみに「城咲仁」さんは一晩で2,500万円を売り上げた記録を持っているようです。サラリーマンの年収を大きく超える金額ですので、普通の人が聞くと働くのが阿呆らしくなりそうな金額です。
また、余談ですがホスト業界で史上最高売上を樹立したのは、歌舞伎町のヴェルサイユ宮殿所属「優希☆刃」さんというホスト。彼の月最高の売上が「6,200万円」、当時ホスト業界では大きく話題にもなっていました。
1本100万円以上のお酒はたくさん出る
普通に買えば安いお酒でも、ホストクラブで注文すれば数万円〜数百万円の価格に大変身。1本20万円(時価)のお酒が1本100万円でおろされています。
そんなとても高いお酒ですが、「実際によく出る」というから驚きです。
地方や小さいホストクラブではそういった高級なお酒はあまりでませんが、東京や大阪に構える高級ホストクラブでは自分のお気に入りホストを応援するためにじゃんじゃん100万円クラスのお酒がおろされていきます。
締め日はエース同士の戦いでもある
締め日はホスト同士の戦いだけではなく、“エース同士の戦い”でもあります。
指名客の中でもいちばんお金を使ってくれる女性客は「エース」と呼ばれます。お金持ちの女性だったり、夜職で稼いでいる人、推しのホストのために借金してまでお金をつぎ込む方もいます。
どうしてそこまでするのかというと、自分のお気に入りのホストを勝たせてあげたい、ナンバー入りさせてあげたい、という応援の気持ちがあるからです。
締め日の勝敗の行方は、このエース同士の戦いによって決まることになります。
締め日はなんとかしてお酒の注文をさせてこようとする
締め日が近づくと、ホストたちは自分が担当している女性客に連絡を取り、締め日にお店に来るようにとお願いしてきます。もちろん狙いは、高額なボトルを入れてもらうことです。
担当ホストから締め日に呼び出しがあっても、高額なお金を使いたくない場合はあまり行かないほうがいいでしょう。
ホストは、締め日にシャンパンや高額ボトルを入れて欲しい
ホストにとって締め日は最終的な売上が決まる日ですから、本音としては高額なボトルを入れて欲しいと思っています。
中には「いつもと同じ感じでいいよ」と言ってきたりもしますが、実際のところはやはり高額なボトルを入れて欲しいと思っているものです。
無理して入れる必要はまったくないのですが、お気に入りのホストからおねだりされたり、困ったりしている姿を見るとついお酒を入れてあげたくなります。注文するときは支払いのこともしっかり考えておきましょう。
「掛け」でお酒を入れさせようとするホストもいるので注意
「ボトルを入れたくてもお金がない」と言うと、「掛けでもいいから入れてほしい」と頼まれることがあります。
掛けとはつまりお店に「借金」することです。その場は支払いせずに帰ることができますが、あとで料金請求が来ますので注意しておきましょう。掛けをするときは、余裕のある範囲で行ってください。
締め日に初回料金で遊びに行くと印象が悪い?
ホストクラブでは、新規のお客様に自分たちのお店を体験してもらうべく「初回料金」というシステムがあります。しかし、締め日に初回で行くことはおすすめできません。
というのも、初回で来店されてもほとんど売上に反映されないので、ホストからしたら少し迷惑に思ってしまうからです。
初回で印象良く遊びたいのであれば、締め日以外の日に行くことを強くおすすめします。
悪気がなくても「初回荒らし」認定されるかも
それを知らずに軽い気持ちでホストクラブへ行ってしまうと、少し嫌な思いをしてしまう可能性があるので出来れば避けておきたいところ。
というのも、ホストクラブの締め日に「初回料金」目当てで行くと「この客は初回荒らし」と認定されることもあるので、あまりいいサービスを受けられないかもしれません。
そんなつもりはないのに、初回荒らしだと思われてしまうと嫌な気分になりますよね。ですから、できるだけ締め日に初回で行くことは避けておきましょう。
番外:ホスト同士の“熱いバトル”を見たい人は締め日がおすすめ
ホストを題材にした映画やドラマ、漫画などのシーンでいちばん盛り上がるのはおそらく「締め日のシーン」だと思います。
駆け出しホストがお店のナンバー入りをかけて、これまで関係を築いてきた自分を応援してくれる女性たちを呼び、高級なお酒をドンドン入れてもらう。
「No.1の○○さんに届くまであと100万だぞ!」「たのむ、俺をNo.1にさせてくれ」「やった!逆転だ!!おめでとう!!」こんな掛け合いが想像できますよね。
どうしても締め日に繰り広げられるホスト同士のバトルを見たい人は、以下のことを参考に自己責任で遊びに行ってみましょう。
もう二度とそのお店に行かないつもりなら、初回で行ってみよう
たくさんのお金を使える人であれば締め日に行くと100%喜ばれますが、そうでない人は正直迷惑に思われてしまいがち。
しかし、どうしてもホスト同士の熱いバトルを見たいという人は、“もう二度とそのお店には行かない”ということを条件に行ってみましょう。
高級店や状況によっては初回のお客様はお断りされることがあるかもしれませんが、よほどの理由がないとお店は来店を断らないはずです。
ホストクラブにとってはいい迷惑ですが、こういう楽しみ方ができるのもホストクラブの醍醐味と言っていいかもしれませんね。この辺についてはくれぐれも自己責任でお願いします。
まとめ
いかがでしたか? ホストにとって締め日はとても重要な日であり、月に一度のビッグイベントです。応援したホストがいるのであれば、締め日に行くとかなり喜ばれますが、あまりお金を使いたくないときは避けるべきです。
また、初回料金で遊びに行っても「初回荒らし」と認定されることもありますし、質の高いサービスをしてくれないこともあるかもしれません。
初回料金で楽しみたいときは、締め日以外の日を狙って遊びに行きましょう。