【キャバクラの仕組み】キャバ嬢初心者が5分で納得!指名やヘルプ、給与システム等を解説
キャバクラで働いてみたいけれど、キャバクラのことがよくわからない!
そんなキャバ嬢志願者たちに、給料システムや指名、ヘルプのルールなど、ぜひ読んでもらいたい内容をまとめました。
水商売の仕組みが知りたい!
短時間で高収入な夜のお仕事。
やってみたいけれど、初心者にとっては「水商売って一体何するの?」「キャバクラやスナックってどう違うの?」というところから始まる人もいるはず。
水商売(キャバクラやラウンジ等)業種一覧
水商売とは、大きな意味で言えば飲食店ですが、現在では夜の営業でお酒を提供する飲食店を意味することが多いです。
代表格とも言えるのが、キャバクラの他に、ラウンジ、会員制の高級クラブ、スナック、ガールズバー等があります。
ガールズバー、スナックはカウンター越しにお酒を提供する飲食店なので深夜営業OK。キャバクラ、ラウンジ、クラブは女の子が客の隣に座って接待するという風俗営業の接待型飲食店なので、深夜営業はNGとなっています。
キャバクラってどんなところ?用語も紹介
キャバクラはキャバ嬢がお客さんの隣に座り、トークでもてなしながらお酒を提供するお店です。
接待を伴う営業のため風営法上深夜営業はNG。しかし、深夜営業に当たらない時間帯の朝キャバや昼キャバなど、多様な営業時間のキャバクラもニーズが高まっています。
キャバクラは大きく分けて3パターン
料理店にも種類があるように、キャバクラも「高級店」「中堅(中流)」「大衆店」に分かれます。六本木と歌舞伎町には約350のお店があるようです。
女の子の質も変わってきますが、基本料金(セット料金)も高級店ほど高くて8000~12000円、大衆店であれば3000~4000円程度、中堅であればその間くらいの金額で遊べます。高級店のほとんどは六本木と歌舞伎町に集中しています。
高級店で働けば必ずしも稼げるというわけではありません。高級店ほど質やルール、ノルマに厳しい店もあります。初心者や自分の空いた時間で自由に働きたいような人はむしろ大衆店の方が働きやすい環境にあります。
有名キャバ嬢の台頭で人気職業として注目
キャバ嬢が雑誌モデルとして活躍し、SNSやテレビでも取り上げられるようになった現代。
有名キャバ嬢が自分のブランドを立ち上げ、女社長やモデルとして華やかに活躍する。昔よりもキャバ嬢が身近な存在に感じる時代となりました。
ネイルやファッション、時代の美の最先端を行く有名キャバ嬢の姿に憧れ、キャバ嬢を目指す女の子も増えています。
キャバ嬢の仕事はお客さんのニーズに応えながら売上貢献すること
キャバ嬢に憧れている女の子たちが勘違いしがちなのが、キャバ嬢の仕事の内容です。
「お客さんとおしゃべりしながらお酒を作って提供するお仕事」と思っている人も多いのではないでしょうか?
間違いではありません。正しくは、お客さんをもてなして次も来店してもらうこと。お酒のオーダーをもらい「売上面でお店に貢献すること」がキャバ嬢の仕事です。そのために必要なのがお客さんからの指名。指名を得るためにキャバ嬢たちは美しさを磨いたり、営業努力を重ねています。
人見知りでもキャバ嬢になれる?
人見知りで、初対面の人と会話できない…でも、キャバ嬢の華やかな世界に憧れがある、という女の子もいますよね。
大丈夫です。素でぶつかる必要はありません。キャバクラはお客さんに疑似恋愛を売る場。普段は人と話すことが好きじゃない、人見知りだけど「お客さんが求めるキャバ嬢を演じる」ことで成功しているキャバ嬢もたくさんいます。
綺麗なドレスを着てお客さんをもてなす自分を想像し、そんなきらびやかな自分を演じることを楽しんでみてはいかがでしょう?
店内はどうなってるの?
キャバクラは在籍するキャバ嬢の人数によって、お店の広さも変わってきます。
50人以上のキャバ嬢が在籍する規模のお店は「大箱」と呼ばれます。20人以下のアットホームなお店を好むお客さんもいます。
お客さんが店内に入ると「待合スペース」に案内され、指名のキャバ嬢やテーブルでの接客の準備が整えばテーブルに案内されます。また、接客をしていないキャバ嬢たち用の待機スペースもあり、指名が入ったりヘルプの指示がくるまで待機しています。
ヘルプの仕組み
人気キャバ嬢の場合、1人のキャバ嬢を複数のお客さんが同時に指名することがあります。(指名被り)
指名のキャバ嬢は複数のテーブルを渡り歩くことになりますが、他のテーブルに行っている間、残されたお客さんをもてなして場を繋ぐのがヘルプの仕事です。
「場を繋ぐ」と言っても、指名のキャバ嬢が戻ってくるまで気持ちよく待ってもらわなければならないため、ヘルプの仕事は重要です。1つ間違えればキャバ嬢同士の信頼関係やお店の評判にも影響してしまいます。
初心者キャバ嬢でもヘルプのルールは初日から叩き込んでおく
体験入店や新人キャバ嬢が最初に回されるのがヘルプの仕事です。ヘルプにもルールがあり、これを理解していないととんでもないトラブルに!
ヘルプでついた相手は、「指名キャバ嬢のお客さん」であることを忘れてはいけません。不必要にベタベタする、名刺を渡す、連絡先を交換する行為は「お客さんを奪う」行為なのでNGです。
また、お客さんにドリンクのおねだりもNGです。お客さんが勧めてくれたときだけありがたくいただきましょう。この時は、全て飲み干すこともルールです。ヘルプのルールは新人が失敗しやすいものなので、しっかり覚えておきましょう。
指名の仕組みを教えて!
キャバクラでよく聞く「指名」とは?
指名と言っても指名制度には本指名、場内指名があります。
キャバ嬢は指名が命
お客さんが特定のキャバ嬢狙いで来店する場合、「本指名」での来店となります。
指名を得ることでキャバ嬢にインセンティブが入り、お給料にも大きく影響するのです。
このため、キャバ嬢たちは指名を得るためにお客さんの連絡先を聞き、日頃からお客さんにメールをしたり、同伴やアフターをしたりと営業努力を積み重ねています。
フリー客に指名客になってもらう
初めてお店に来たお客さんは、指名するキャバ嬢がまだいない状態。「フリー客」「新規」と呼びます。単に指名するキャバ嬢を決めていないフリー客もいます。
この場合、お客さんのテーブルに10~15分ごとに数人のキャバ嬢が順番で接客します。この順番は「つけまわし」と呼ばれる内勤の黒服が決め、時間ごとに交代の指示を出しています。
キャバ嬢たちは、挨拶と名刺を渡し、フリー客に指名交渉をします。お客さんによってはその日に指名を決めずにいろんな女の子とおしゃべりして帰る人もいます。その時は指名をもらえなくても連絡先を聞いておけば、また次の来店で指名を得られるかもしれないため、キャバ嬢たちは次回に賭けて営業連絡するのです。
本指名と場内指名の取り方
フリー客が来店し、接客した女の子を気に入って指名すれば「場内指名」となります。これによってそのキャバ嬢には場内指名のポイントがつき、お給料に反映されます。
場内指名を得たらそこで終わりではなく、次も来店してもらえるように慎重な接客をします。
会話の中から少しずつお客さんのことを知って距離を詰めることで、次回の来店で指名をもらい「本指名」となるのです。本指名を得る程、キャバ嬢に入る評価ポイントは大きくなります。
キャッシャーとマイクコールの仕組み
フリー客が来た時、時間ごとにキャバ嬢に指示を出すのがつけまわしの仕事。
そのつけまわしをする内勤がいる場所を「キャッシャー」と呼び、時間がきたら「マイクコール」でキャバ嬢交代の指示を出します。このコールによってキャバ嬢は指名交渉に入ったり、テーブルを去ったりします。
キャッシャーはどのテーブルにどのキャバ嬢がいるのか見渡せる場所にあり、ホール全体のキャバ嬢の流れを把握しています。
キャバクラの給料システムは結構複雑
キャバ嬢は基本は時給制。その時給も売上によって変化します。
お店によって給与システムは細かく違いがあるので、面接の時点で十分に確認しておきましょう。
同伴料金や指名によって時給は上がる⁉
時給の他にも「バック」と呼ばれる様々な賞金制度が用意されており、皆勤賞やドリンクバック、同伴バックという制度があるお店も。
お客さんと店外で待ち合わせして軽い食事をしてから一緒に入店することを「同伴」と呼びます。同伴の場合、そのまま自動的に本指名となりお店の売上にも直結するため、店側からも推奨されています。
同伴・指名が多いほど、そのままキャバ嬢の評価になり時給UPに繋がります。ノルマの厳しい高級店の場合は、同伴のノルマが設定されているお店もあるので、面接時に確認しましょう。
キャストドリンクとは?
キャストドリンクとはドリンクバックのこと。お店によってはこのシステム自体が存在しないところもあります。
キャストドリンクはお客さんがキャバ嬢にごちそうしてあげるドリンクのことで、ドリンクバックの制度があるお店では、ドリンクをおごってもらう数によってボーナスがもらえることもあります。
お酒が大好きなキャバ嬢はうれしいシステムですよね。お酒が飲めない・弱いキャバ嬢も心配ありません。ウーロンハイを注文してウーロン茶を出してもらったり、アルコール薄めで作ったドリンクを出してもらうこともできます。
ポイントスライド時給
ポイントスライド制は、キャバ嬢の営業成績をポイント化し、それを時給に換算したもの。
指名・同伴・延長・ドリンクのオーダーによって、それぞれポイントが加算されます。〇ポイントまでは時給2500円、〇ポイント以上は時給2700円といった形でスライド換算となるのです。
指名客が多いキャバ嬢ほど、このポイントが多く稼ぐことができます。まずは同伴し、複数のお客さんから指名をもらい、延長もしてもらう…という形です。
保証時給制
大学生や主婦のアルバイトの場合は、それほど多くポイントを稼ぐことはできません。
このため、最低保証された「保証時給制」で働くキャバ嬢もいます。
保証時給であっても通常の昼間のアルバイトよりはかなりの高時給です。
まとめ
キャバクラ導入編として、初歩のところをご紹介いたしました。
ポイントスライド時給や指名、同伴について理解できれば、求人情報や他の記事も読みやすくなるはず。
キャバ嬢への第一歩を応援します!