【『RED』京介のVIP ROOM】第2回ゲスト:REDで一番マジメな幹部『椿 麗/つばきれい』

『RED/ レッド』の統括『上矢 京介/ かみや きょうすけ』によるhoreru対談企画「京介のVIP ROOM」。

第二回からが本番! ということで、今後はゲストを迎えて『RED / レッド』にまつわるトークをお届けいたします。

今回登場するのはもう説明不要のこの男・『椿麗 / つばきれい』総支配人! 既に様々なメディアに登場する有名ホストですが、『京介のVIP ROOM』では一体どんな思い出話をしてくれるのでしょうか? ぜひ最後までお楽しみください。


──まずは京介さんから、椿麗さんの紹介をお願いできますか。

京介
『ええ、今さら彼の紹介、要ります? 超有名じゃないですか(笑)。まぁでもそうですね……本当に、椿麗は「一番マジメな幹部」ですね。時間も守るし、しっかりしてるし、他のキャストには怒ることがあっても「麗は大丈夫だろう」みたいな、勝手な安心感がありますね。いい男だなって思います』

──それは麗さんがREDに入店された当初からですか。

京介
『麗がREDに入ったときはお互いプレイヤーだったので、普通に遊んだりしていました。でも自分がお店を見る立場になって、キャストに遅刻だったりああだこうだを言うようになったんですけども、麗にはそういうのが無いんですよね』

──文句のつけようもない方なんですね。

京介
『ないですね。安心してます。ホストって、けっこう人として当たり前のことが出来なかったり、時間を守れない・挨拶できない方も多かったりするんですが。麗は礼儀正しいし時間も守るし、従業員にも慕われてるし』

椿麗
『俺もう、完璧っすね(笑)』

歌舞伎町で働くことに慣れるのに二年かかった

──麗さんはご自身の礼儀正しさを、どこで培われてきたのでしょう……?

椿麗
『うーん……親がうるさい方で、どこに行くときも必ず「挨拶しろ」と躾けられてきました。あと上下関係も厳しい地元だったので、それが当たり前になってただけじゃないですかね』

京介
『とにかく麗は付き合いやすいですね。さっきも言いましたが、本当に安心できます』

──安心。つまりは信頼されているということですね。初対面時のお互いの印象って覚えていますか。

椿麗
『入店してすぐの頃、京介さんが毎日出勤前に食事に一緒に行ってくれてました。そこから当時『RED』に在籍していた『PLAYBOYかいと』(現『PRISM』支配人)と3人で、旅行や食事に行ったりが多くなって……という記憶です』

京介
『プレイヤー時代って、僕は後輩とご飯に行くことすらほぼなかったんです。でも麗とはヘアセットのお店が一緒で、同じ時間帯に行っていたので終わるのも同じくらいでした。だからなのか、麗が入ってきて二日目くらいのときから、毎日ご飯に行っていて、周りからは「珍しいね」みたいなことを言われていました』

椿麗
『言ってましたね、みんな』

──一匹狼だったはずの京介さんが、麗さんとは自然と一緒に食事に行かれるようになったんですね。麗さんの雰囲気がそうさせたのでしょうか?

京介
『接しやすかったんですよね。僕は生意気なのは苦手だし、うるさいのもキライですが、麗はどちらにも当てはまらずで、僕と同じような温度感だったんじゃないかな』

椿麗
『そうですね』

──麗さんは当時、横浜のお店から『RED』に入店するとなって、緊張しませんでしたか。

椿麗
『いやもう、歌舞伎町に来るというだけで緊張していました。どこを歩いていても緊張して、一年くらい慣れなかったです』

──ええ、そんなにですか?! 京介さんはそんな風に見えました?

京介
『全然(笑)』

椿麗
『いや、でも毎日俺、出勤前は心臓がバクバクでした。何があるんだろうっていう好奇心と、慣れなさで。今でこそだいぶ慣れましたけども、なんなら二年くらいは結構緊張してたんじゃないかな。飽きることがなかったですね、今は慣れがきたんですけど。緊張していた頃も、それはそれで楽しかったですね』

──二年も緊張を持続させるなんて、本当に仕事に真面目な方なんだなと納得しました。

椿麗
『緊張感みたいなものは、やっぱり大事ですよね。緊張感がなくなるごとに、例えば挨拶できなくなったりとか、ちょっと偉そうなこと言っちゃったりとか、が当たり前になっちゃって。たまに自分に対して「あっヤバいなぁ俺、慣れて天狗になってるなぁ」というようなことを最近ちょっと思いますね』

──おお……。麗さんにも自己反省タイムがあるんですか。

椿麗
『ありますあります。あ、でもお酒を飲んでるときは後悔したり反省しても、忘れてしまって意味がないので、シラフのときですね』

──酔っぱらうとペヤングを大量に召し上がってしまいますもんね(笑)

椿麗
『そう、やばいんですよもう(笑)。酔うとめっちゃ飯食っちゃうんです』

京介
『ハハハ!』

『椿麗 / つばきれい』は料理上手なチワワ?

──麗さんはやはり仕事に対してすごく真摯な方だということが分かりました。ちょっと変な質問ですが、お互いを動物に例えるとしたらなんでしょう?

椿麗
『ええ? うーん、動物に例えることが普段ないからな……。京介さんはアタマも良くてキリっとしてるので、ワシとかタカですかね。従業員に対して鋭くいくときもあるけど、賢くて、優雅な感じ』

京介
『良かった、なんか嬉しい。麗は……かしこい犬だな。ラブラドールレトリーバーとか』

椿麗
『チワワとかじゃないですか?』

京介
『うん、小型犬かなと思ったんだけど、でも小型犬って一生うるさいじゃん』

椿麗
『いや、チワワは利口ですよ! ポメがやばいです、ポメはもうマジで『PLAYBOYかいと』です』

京介
『確かに『かいと』はポメだね、犬だったら(笑)。うーん、じゃあ麗はチワワで。目も大きいし』

椿麗
『アタマも良いしね!』

──タカに、チワワ。どちらも納得です! ちなみに麗さんはお料理上手なことでも有名ですが、京介さんは手料理を召し上がったことがありますか?

京介
『プレイヤー時代に麗のカレーを食べたことがありますね、サツマイモの入ったのを。美味しかったです!』

椿麗
『スゴい量のカレーを作っちゃったときに、『かいと』と食べに来てくれたんですよね。高い良い肉を使った、渾身のカレーでした(笑)』

──麗さんの渾身のカレーとは……ぜひまた作ってください!

締め日終了5時間後に登った高尾山

──椿さんはREDに入店して三年半が経つと伺いました。どんな思い出がありますか。

椿麗
『めちゃくちゃありますけどね。京介さんがプレイヤーを上がって、『ブリ大根KAKERU』さんと一緒に『RED』を盛り上げていくぞ、という頃が好きな時代だったかも。今のメンバーももちろん大好きなんですけど、当時のメンバーは本当に良い人たちばっかりで、思い出深いです』

京介
『今とは全く違うもんね』

椿麗
『何をしていても面白いし、一人でなにもすることがないときも、すぐに帰らないで従業員とご飯を食べたりして。一人の時間はなかったけど、さみしさもなかったです』

京介
『今の『RED』は日本一を目指して頑張ってるけど、当時は「甲子園目指して頑張る部活」みたいなイメージで、あれも良かったよね』

椿麗
『ああそうそうそう、確かに確かに! 部活の中でも頑張ってレベルが上がってきているところ、という感じでしたね。二年前くらいかな? そのときが楽しかったですね』

京介
『一緒に幹部補佐(現在のExecutive Player)としてプレイヤーをやってたとき、仲良しだけどみんな意識は高くて、毎月ナンバーワン・ツー・スリーは幹部補佐で取ろう、みたいなことを話してたよね』

椿麗
『あ! 「幹部補佐メンバー」対「それ以外のキャスト全員」で売上対決をして、負けた方が高尾山を登るっていうイベントがありましたよね。『かいと』が「もう負ける」って諦めてしまって、シャンパン2本を入れようとしてくれてた姫を止めたら、そのシャンパン1本分の差で負けちゃって(笑)』

京介
『そうそう(笑)。一か月間の売上では幹部補佐チームが勝ってたし、その月のナンバーワンから4位くらいまで取ってるのに、その一日の売上対決に負けたせいで高尾山に登ることになったんですよね。 またそれが、締め日の次の朝で。 締め日が終わった5時間後に集合して、山に登りました』

──はちゃめちゃにしんどいですね(笑)

椿麗
『懐かしい。しかも下山したら停電だったんですよね。コンビニとかもレジ打てない、みたいな』

京介
『あったあった(笑)』

椿麗
『あとあのとき、「頂上まで登ったらサンマの美味しいお店がある」って聞いて楽しみにしてたのに、売り切れで無かったから蕎麦食いましたね』

京介
『そうそうそう(笑)。でもあれうまかったよね』

椿麗
『あの登山は一生忘れないな』

京介
『あの後「もう一回勝負して今度はアイツら全員におごらせようぜ」って誓って、でももう次は無かったですね』

──そうだったんですね。またREDさんの伝統イベントとして復活させたらいいんじゃないでしょうか。

椿麗
『アリですね』

京介
『僕はもうプレイヤーじゃないから、今度は高みの見物ができるな(笑)』

『RED』キャストの仲の良さはちょっと他にはない

──麗さんは『RED』のどんなところがお好きですか。

椿麗
『自分以外のキャストのイベントやお祝いごとを、みんな全力で盛り上げられるところ。あんまり変なバチバチ感を出してこないのが、良いかなって思います。「ナンバーワンを取る!」とかは言うけど、たとえば「あそこの卓には負けたくない」とか、悪口とかもみんな言わないので。煽り合いがない、良い店だなと思ってます』

──京介さんはやはり、そういうお店を目指してらっしゃるのでは?

京介
『そうですね。キャストのみんながどんどん良い方向に憧れて、良い環境を作っていってくれているんじゃないかなと思います。

ホストクラブの「仲が良い・悪い」って、幹部同士の空気が店の雰囲気に直結すると思うんですよね。幹部の仲が悪いから派閥が生まれて、下の子同士が喋らなくなったりいうのがよくあるので。

その点『RED』は本当に仲が良いよね。少なくとも露骨に仲が悪い感を出したりとかは絶対ないですし、そういうお店ってけっこう貴重だと思います』

メンヘラが最強ポジティブホストになるまで

──最後に、京介さんから麗さんに是非ひとことお願いいたします。たとえばこれからの麗さんに期待することとか……いえ、すでに200点満点だと思うんですけれども……

京介
『そうですね、でもやっぱりその維持って難しいと思うんですよ。その点麗は本当に、どんどんいい方向に成長して、大人になったなと思います。昔より安定しているなと』

椿麗
『メンタルが? 僕、めっちゃメンヘラでしたもんね(笑)』

京介
『麗はたまにメンタルが弱ったりするのが昔はあったけど、そもそも自分はメンタルが一生安定している人なんていないと思ってて。でもなんだか、今の麗を傍から見たときに「安定してるな」と思うってことは、弱さをオモテに出さなくなったのかなと思うんですが』

椿麗
『僕、確かに昔はめちゃくちゃメンヘラで気分の上がり下がりが激しくて、仕事も「ああ今日無理だ、休みます」ってすぐ言ったりとかしてたんですよね。

でも、あるとき好調な時期が続いて、SNSでも絶好調な感じで喋っていたんです。そうしたらSNSを見てくれている人から「なんでそんなずっとポジティブなんですか」って聞かれて。いやぁ俺、全然ポジティブじゃないよなって思ったんですけど』

京介
『ハハハ』

椿麗
『「俺、上がり下がり激しいけどな」って思ったんですけど、「傍から見ている人には俺がずっとポジティブに見えるんだ!」って気付いて、じゃあ弱さを出すのをやめてみようと思ってから、落ちなくなったんです。

自分で言うことによって、潜在意識で気持ちを落としてた部分があったんだなと分かって。それをやめて「ポジティブな発言しかしないようにしよう」「落ちたことは寝て忘れよう」って思うようになったら、気持ちが落ちることがなくなって、ずっとポジティブになれました。

それからは、何かあっても「ああ別にいいや」って思えるようになりましたし、たまに悩むことはありますけど、もう全く気持ちは落ちないです。いつかはまた落ちることもあるかもしれないですけど……まぁ気にしなくていいかな! って思います』

京介
『そういう、ある程度年を取ってから気付くようなことに、若いうちから気付くのはやっぱりすごいなーと思います』

──21年の2月で25歳という若さで、メンタルコントロールまでばっちり。この先の麗さんがホストとしても一人の男性としても、どんな風に大きくなっていかれるのか目が離せません。今回はありがとうございました!

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