【『RED』京介のVIP ROOM】第8回ゲスト:「よくしゃべって、よくしゃべる」『鳳条 歩』取締役

『RED/ レッド』のDirector『上矢 京介/ かみや きょうすけ』によるhoreru対談企画「京介のVIP ROOM」。

第8回のゲストは『RED 7』メンバーの『鳳条 歩 / ほうじょう あゆむ』取締役です。2020年は年間売上1億2,000万、そして指名本数はなんと2,001本と、groupdandyの歴代記録まで更新してしまったスーパープレーヤーです。

表裏がない! 超ポジティブ! とにかく喋る! と評判のネアカイケメン・『鳳条 歩』取締役ですが、はたしてこの「京介のVIP ROOM」では真面目な話をお聞きできるのでしょうか。頑張れ京介Director!


──本日は「京介のVIP ROOM」の取材でお話をさせていただきます。よろしくお願いいたします。

鳳条 歩
『あのコーナーですね。名前が違ったらもっと人気が出るのにな~って思っていつも見ています!』

京介
『名前ってたとえば? 「歩の牢獄部屋」とか?』

鳳条 歩
『なんで僕の牢獄部屋やねん! あ、ここ全カットしてくださいね!』

──のっけから楽しい会話をありがとうございます(笑)。まずは、歩さんのことを京介さんから紹介していただけますか。

京介
『普通に紹介すると、悪口になっちゃいますけど大丈夫ですか?』

鳳条 歩
『いやいや世間に出るんですよこれ、なんで悪口言うんですか(笑)』

京介
『ハハハ! うーんそうですね、僕から見た歩取締役は、まぁ……うるさいんじゃないですかね』

鳳条 歩
『ちゃうちゃうちゃう、そういうのを求めてないんですよ』

京介
『一人でボケて一人でツッコんで、一人でスベる、みたいな感じですね!』

──オールマイティですね。

鳳条 歩
『おかしいでしょ! じゃあ僕もう、ホスト辞めた方がいいですね(笑)』

京介
『ふふ。まぁというのは冗談で、歩は貪欲なんじゃないですかね。今でこそ立派な幹部になったなと思いますが、最初の頃は足りないところがたくさんありました。でもその都度「こうした方がいいよ」というアドバイスを、ちゃんと実行するんですよね。今では他の幹部を巻き込んだり、キャストに注意もしてくれるようになって、成長したなって思います』

──素直さをお持ちであり、また人の上に立つ資質があると。

鳳条 歩
『あ、どうも! そうっすそうっす! よく分かってらっしゃる』

京介
『いや、まだまだです(笑)』

──でも今のお話からして、歩さんはすごく吸収力が高いんですね。

京介
『うーんそうですね、元がカラッカラのスポンジみたいなやつなんで』

鳳条 歩
『……京介さん、僕のインタビューだけなにも考えずに来てません?』

京介
『いや、ちゃんと考えて来たよ(笑)。その吸収力の高さがやっぱり、素晴らしいところだと思っています。最近は本当に立派になったよね』

初対面からめちゃくちゃボケる『鳳条 歩』

──お二人の最初の出会いは?

京介
『歩が入店して「はじめまして」という感じでした。初対面の印象は「うるさいやつだなぁ」と』

鳳条 歩
『僕は違いますよ!(悪い顔をしながら)「こいつを上手く使えば、成り上がれる……!」って思いました』

(一同爆笑)

京介
『確かにめちゃくちゃグイグイ来ました、本当に。新入店者には最初は講習があるんですけど、歩だけは初対面なのに講習中にもめちゃくちゃボケてきて』

鳳条 歩
『ちょっとちょっと京介さん、これ世に出るんですよ』

京介
『たとえば僕が「三段割りって分かるよね?」って聞いたら、「いや~分かるかな? とか言って! テヘ!」みたいな返しをしてきて。仕方ないので僕も愛想笑いで対応していました』

鳳条 歩
『いや、京介さんはちゃんと笑ってましたよ』

京介
『いやいや面白くなかったよ(笑)。でも毎日、歩が呼ぶお客様の席に「ここもヘルプお願いします、あそこもお願いします」とつかまえられて。もう最初からベッタリというレベルでしたね』

鳳条 歩
『ずっとベッタリしてました。あ、多分僕、京介さんに「役職もっと上げてください」って言い続けた結果、今があります。中身はないんです(笑)。しつこく言い続けたから、「役職上げないとこれ一生言われる!」って思ったんじゃないですかね』

京介
『いや、それはないよ(笑)。でもまぁ、好いてくれてるんだなとはすごく思いましたね』

──本当にすごく仲が良いんですね!

鳳条 歩
『僕がこの人のことを好きなんですよ、本当に。ビジュアル系は好みじゃないので顔は好きじゃないんですが(笑)、フィーリングっていう言葉があるじゃないですか。僕もホスト歴が長いので、色んな人を見てきての感覚みたいなものがあるんですけど。

京介さんは最初に会った時に「あ、このひと信用できるな」と思いました。まだ話もしていなかったんですけど、感覚で。それに、ブリ大根KAKERUプロデューサーにも「絶対京介と話が合うよ」と言われていて、見事にマッチしたなと思います。僕、京介さんの言うことなら聞けるんです』

──言葉にできない何かを感じていらっしゃるんですね。羨ましくなるご関係です。

『RED』はプレーヤー人生最後のお店

──歩さんは『RED』に入店されて2年弱とのことで、『RED』にまつわる思い出などはありますか。

京介
『2年経ってないのか、まだそんなもんなんだ』

鳳条 歩
『内容が濃いですからね! 思い出というわけではないのですが、僕は『RED』がプレーヤーとしての最後のお店だと思って入店しているので、思い入れみたいなものはあります。もういい年なので』

──そうだったんですね。失礼かもしれませんが、歩さんはすごくお若く見えます! それからSNSなど拝見していると、歩さんはネガティブなことがお嫌いというか、超ポジティブだなとお見受けしたのですが。

鳳条 歩
『イヤだな~と思うことがあるとすぐイヤになってしまうので、そうならないようにポジティブに考えるようにしています。イヤなことは脳内で仕留めて、すぐ次に行くイメージです。

いちいちオモテに出すものでもないですし、自分でさっさと解決していかないとストレスがたまって疲れちゃうので……昔からずっとこんな感じです』

──ポジティブ変換が上手なんですね。

京介
『そう思いますね。それが周りにも伝染していて、早い時間から出勤して店内をにぎやかにしてくれたりするんです。

コロナで歌舞伎町から人が少なくなった時期は、従業員も不安になったと思うんですが、歩が早い時間からポジティブに店内をガヤガヤとさせてくれて、従業員も明るくなりました。その件だけは、救われたなぁと思いますね』

鳳条 歩
『「だけは」って。もっとあるでしょう!』

京介
『アハハ。あとは、僕も歩とちょっと似ているというか』

──似ている?

京介
『僕も生きてりゃストレスがたまることもありますけれど、オモテに出さないので。それが大事だと自分自身も思っているので、常に愚痴やマイナスなことを言っている人がイヤなんですよ。「そんなんみんなつらいわ」って思うから』

鳳条 歩
『確かに』

京介
『だから、歩みたいな存在はありがたいですね』

──こういうところが相性の良さの所以かもしれませんね。

鳳条 歩
『分かります? ここまでの会話だけで分かるなんて、さすがっすね!』

──ありがとうございます(笑)

京介
『歩はこんな感じですぐ茶化すくせに、「好き」のアピールはストレートですごいんですよね。周りに言うのを恥ずかしくないと思っているタイプ』

──はい、京介さんへの「好き好き!」の気持ちが見えます。

鳳条 歩
『ゲイではないですよ。上にのぼりつめるための、ビジネス好きです』

──またまた(笑)。歩さんはでも、異性だけでなく同性からもおモテになるイメージです。他のキャスト様から服装や話し方をマネされたりするんですよね。

鳳条 歩
『ハハ! はい、ありますね』

──そんな歩さんが尊敬する方ってどんな方なのでしょう?

鳳条 歩
『仕事を抜きにして、唯一この世で尊敬しているのは兄貴です。「すごいな、こいつには負けたくない」って思っています。でもホストのなかでは、尊敬とか好きという念を持ってしまうと、その人のことを一生超えられなくなる気がして嫌なんです。その人がずっと上にいて、「その人に追い付きたい」みたいな気持ちになっちゃいそうで』

──なるほど。

鳳条 歩
『だからカッコいいと思う人はいるんですけど、そういう気持ちは持たないようにしています。でも『RED』は椿麗とか、「すごいな」「勝てないな」と思う人間がたくさんいて本当にすごいと思うし、入ってよかったです。ホストとしてまた花咲かせてくれた場所だと思っています。だから、誰を尊敬しているとかではないですけど、『RED』のメンバーはすごいと思っていますしみんなライバルです』

──すごく素敵ですね。

鳳条 歩
『ありがとうございます。こういうことも言えちゃうんです』

「天才」と言われたい

──そんな歩さん、今年の目標は「自己最高売り上げ更新」とのことですが。

鳳条 歩
『はい、今年は売上を上げられるよう頑張ろうと思っています』

京介
『組数のことを褒めると嫌がるようになっちゃって、正直扱いづらいんですよね(笑)』

鳳条 歩
『アッハッハ! みんなイジってくるんですもん』

京介
『茶化すわけでもなく、「去年組数日本一の男だったじゃん」って言うと「いや、やめてください」って』

──ポジティブ人間さんにも、プレッシャーになると?

鳳条 歩
『いやいや、イジりはやめてください(笑)。プレッシャーというわけではないですけど、もっとすごいやつが『RED』に入ってきたので。なので僕は今年は売上の方で頑張ろうと思っていて、月間4,000万・年間2億という目標を立てています』

──すごい数字ですね! 応援しています。最後に京介さんから歩さんにひと言、お願いできますか。

鳳条 歩
『え、もう泣きそう』

京介
『うーん、「頑張れよ」ぐらいですかね』

鳳条 歩
『「頑張れよ」?! うそでしょ?!』

京介
『売上とかポジションでまだまだ上を目指したいだろうし、頼ってくれれば僕もきっちり応えるから、お前はもっと頑張るんだよ』

鳳条 歩
『ええ、こんな言葉じゃ頑張れない!』

京介
『……こんな風に、歩は要望がすごいんですよ(笑)』

鳳条 歩
『僕は「天才」って言われたいんですよ。天才って言われたくて、「俺って天才?」とよく聞くんですけど』

──京介さんに「天才」と言われるのが気持ちいいと。

鳳条 歩
『気持ちいいですね』

──一方で京介さんは、仕事を頼むときにしか言わないと。

京介
『ハハハ! あと「カリスマ」も使います』

鳳条 歩
『「よう、カリスマ!」って確かに言われる(笑)』

──なんて分かりやすいんでしょう(笑)

京介
『歩はこれで動いてくれます!』

──ということだそうですが歩さん、いかがでしょう。 頑張れそうですか?

鳳条 歩
『これで頑張れます! マジで頑張れます!』

──これで良かったのでしょうか……(笑)。でも、これからも応援しています! ありがとうございました。

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