【『ARTIST / アーティスト』グループNo.1&月間売上2,100万ダブル突破記念対談】「化け物とカリスマ、目指すはずっとナンバーワン」

2020年11月は、歌舞伎町ホストクラブ『ARTIST / アーティスト』の歴史の中でも最もアツい月になりました。

なんと『椿 鳴 / つばき なる』代表代理と『柊 侑李 / ひいらぎ ゆうり』幹部補佐が、ともに月間売上2,100万円超え。その差はたった数万円とのことで、いかに接戦だったかということがうかがえます。もちろん11月は『ARTIST』がグループNo.1店舗となりました。

今回はその『椿 鳴』代表代理と『柊 侑李』幹部補佐にインタビュー! それぞれの人間性からお二人の関係まで、horeru編集部が深掘りして参りました。


「鳴代理は『化け物』……じゃないと納得できない!


『いやー、話すことないですね、侑李補佐と。僕たち仲が悪いんで』

──のっけからなんということを(笑)。本当に仲が悪いんですか?


『嘘です、締め日に一緒に「すき家」に行くくらい仲が良いです』

──よかったです(笑)。本日は『ARTIST / アーティスト』さんのトップ対談ということで、よろしくお願いいたします。まずはお二人をお互いに紹介しあってほしいのですが……。

侑李
『鳴代理は人間ではないです。店内での動き方から売上などの記録まで、何から何まで、人間じゃないですよね』


『ですよねって、知らないよ(笑)』

侑李
『人間じゃないです、じゃないと僕が納得できないです。人間じゃない人に負けたということなら納得できるので……。僕は人間界ではナンバーワンなのですが、さすがにちょっと、魔界の方には勝てなかったですね』


『確かに店舗の従業員にはよく言われますよ、「人間じゃない」って』

侑李
『いや、化け物です(笑)』

──ええ……? 従業員様からも「化け物」と? それはなぜなのでしょう。


『はい、「鳴代理は人じゃないから」って。動き方とかこだわり方とか、負けず嫌いなところとかを指してそういわれるんです。(侑李さんに向かって)そこを言ってくれないとダメでしょ(笑)』

侑李
『確かに(笑)。そう、よく言われているんですよ。人一倍負けず嫌い。じゃないとたぶん皆納得できないですね。同じ人間としてみると、僕ら悲しくなっちゃいますから。彼は化け物です』

──侑李さんから見て、鳴さんはどのような負けず嫌いですか?

侑李
『ちっちゃいことにも全部こだわりがある人です。例えばパフォーマンス練習で、僕らが休憩している間にも、ひとり鏡の前で練習をしているんですよ。全部ストイックですね。気持ち悪いくらいに』

──なるほど。ここまで「人じゃない」とか「気持ち悪い」などと言われて、鳴さんは悲しくなりませんか。


『僕ですか? 従業員の皆とは仲良くさせていただいているので、悲しくはないです。距離が近いから。これが「うわ、あの人……」って敬遠されたりしたら悲しいかもしれないですが、皆と仲が良いので。誉め言葉だと思っています!』

「侑李補佐はカリスマNo.1」

──お二人は出会って2年になるそうですね。鳴さんからみて侑李さんとはどのような方なのでしょうか。


『後輩のなかで一番カリスマ性があって、売上へのこだわりがずば抜けていますね。うちの従業員は皆がお互いのために動けるんですけども、加えて侑李補佐は自分の数字にもこだわりがあります。

最近僕に勝ちたいと言ってくれるキャストがいなかったんですが、侑李補佐は特に11月はもうずっと「勝ちたい」って言ってくれてて。仲が良い一方でそう思ってもくれているというこだわりが、僕は改めて「すごい」と思いました』

侑李
『まぁ、負けたんですけどね。ふふふ……』

──でも数万円差だったんですよね。これは侑李さんに伺いたいのですが、鳴さんを追いかけていく中で「遠いな、届かないな」などと心折れるようなことはなかったのですか。

侑李
『ああ、11月はもうボッキボキでしたね(笑)。僕がどんだけ差をつけても抜いてくるし、僕が抜き返してもまた抜いてくるし。「どこまで差をつけりゃいいんだろう」って、こわかったです』


『僕は負けるのが本当に嫌で、「ナンバーワンになったからもういいや」などということもなくて。ナンバーワンから落ちそうになるということも絶対嫌なんですけど、最近そういうことはなかったんです。

でもこの11月ほどギリギリだったことは本当になかったので、しかも2人ともかなりハイレベルな売上を出させていただいている中だったから、僕もどこまで行ったらいいのか分からなかったです』

売上2,000万突破同士のライバルが締め日前日に……「すき家」?

──その結果が、店舗の新記録につながったわけですね。そこまで競り合われながらも、11月の締め日前日には一緒に「すき家」に行かれたと(笑)。

侑李
『なんで行くってなったんでしたっけ。なんか「すき家」の話をしてて……』


『スキヤキを食べたいねっていう話になったときに、「吉野家」か「すき家」が最高に美味しいって話をして』

侑李
『で、僕が最近「すき家」の豚汁にハマってて、なぜかすきやに行くっていう』


『っていう、しょうもない話です(笑)』

──でも、締め日前日でバチバチな状態だったんですよね……? どんなお話をなさったんでしょうか。

侑李・鳴
『普通に、いつも通りでした』

侑李
『あと僕は「豚汁うめぇ」って言ってましたね』


『そんな侑李補佐に僕は冗談で「いや、話しかけないで」って言ってましたけど』

侑李
『僕は「豚汁うめぇ」って言いながら、ずっと話しかけてました(笑)。僕が「明日何するんですか、どうするんですか」って営業方法を聞いて、鳴代理が「うるさい、話しかけないで」って返すのがもうネタみたいになってます』


『本当にネタみたいだった。僕はその流れが好きなんです(笑)』

──本当に仲良しなお二人なのですね。

継承されゆく源氏名

侑李
『あっ、それからちょっとお話は変わるんですけれども。僕の源氏名は「柊 侑李 / ひいらぎ ゆうり」ですが、これは僕が苗字を考えたときに、鳴代理が木へんに春と書いて「椿」だから、自分は木へんに冬で「柊」にしようと思ったんですよ』

──そうだったんですか!

侑李
『僕は春生まれだから、本当は自分が「椿」にしたかったんですけど。それに鳴代理は冬生まれですよね?』


『秋だよ』

侑李
『9月はまぁ……冬みたいなもんだな』


『違うわ(笑)』

侑李
『まぁ、そんなわけで僕は鳴代理から名前を取りたかったので「柊」にしました』


『その由来を聞いた時は嬉しかったです。名を継承している感じが僕はめっちゃ好きですね。『一条ヒカル / いちじょう ひかる』社長と『九条 カナメ / くじょう かなめ』代表(『BIDAN』在籍)というような例もあったので、余計に』

──歴史も想いも、受け継がれていくのですね。

カンタンなことより、オモロいことを

──話を少し戻しまして、11月はお二人の売上はたった数万円差という結果でしたけれども。改めて1ヶ月を振り返って、いかがでしたか?


『11月は『ARTIST』の周年月だったので、1週目でイベントがあったんです。その日のラストソングは役職者が歌うことになっていたので僕が歌ったんですが、もし一日の売上で勝負してたら僕、負けていて。勝負事で負けたことが無かったので、悔しかったです。

しかもあの日は、21時くらいに侑李補佐がリシャールのオーダーを入れて、何をやってるんだと思いました(笑)。月の1週目でみんな準備ができていなかった中、もうリシャールを入れていて「すげえな」と思ったんですよね』

侑李
『いやぁ、ラストオーダーに取っておくのもアレかなーと思って、ちょっと早めの時間からリシャールを入れるというカッコいいことをしたかったんですよね。そのあとからお店の雰囲気も変わりました』

──侑李さんがその日の流れを作ったんですね。

侑李
『うーん、どうなんですかね。みんなシャンパンを入れていたので、「僕、要るのかな」って途中ちょっと思ってました』


『僕はその日ラストオーダーにリシャールを入れたんですが、侑李補佐が21時に入れてなかったら分からなかったです。だから、侑李補佐のおかげかなって思います』

侑李
『もともと周年でリシャールを入れたいなとはずっと思っていて、でも「ラストオーダーで入れるよりは途中で入れる方がカッコよくね?」と思ってしまい。僕はオモロいこととか楽しいことをしたい人間なので、たまに変なことをし出すんですよね』


『従業員が「このタイミングで高額オーダー行くんだ」と思うものをやる、というやつですね。僕も前はやっていましたが、最近はずっとそれを侑李補佐がやっています』

侑李
『イベントのない通常日も、ラストオーダー前の21時や22時ぐらいに高額オーダーを入れたり、というのが多いです』

──ひええ、すごいです。

侑李
『だいたいそれでも、ラスソンは鳴代理に負けるんですけどね』

──とんでもない壁ですね。

侑李
『そうなんですよ(笑)。でも、ラストオーダーに取っておいた高額オーダーをボンっと入れてラスソンを歌うのは、別に簡単じゃないですか。それだとつまんないんで、オモロい方が良いかなと』


『エンターテイナーだよね』

侑李
『エンターテイナーです』

──そんなお二人は『ARTIST』さんのどういったところがお好きでしょうか。

侑李
『キャストが好きです。人のため、ARTISTのために動ける人しかいないし、良いのか悪いのか分かりませんけど、仕事仲間というより友だちという感じの人が多いです。みんなのことを、人として好きです』


『侑李補佐と一緒ですね。キャスト同士仲が良いし、全員が個性を持っていてそれが面白いところが、居心地がいいなって思います』

──逆に、働いていて大変なことはありますか?

侑李
『ああもう、まとまらないところですね。ホントにまとまんない。仲が良くて皆ふざけだすので。そして僕もふざけちゃいます(笑)』

──では鳴さんがひとりでまとめていらっしゃるのですか?(笑)


『いやー、まぁそうですね(笑)』

──楽しい方が多いお店なのですね。『ARTIST』さんはシックな内装なので、キャストさんも大人っぽいといいますか、どちらかといえば寡黙な方が多いのかと勝手に思っていました。

鳴『お店でキャリアが長い従業員は、プライベートではふざけたり子供っぽいところが確かにあるんですけど、ホストとしては見せ方がうまいんです。というか、見せ方がなってなかったらただの学生ですよね(笑)』

──確かに(笑)。ちなみに『ARTIST』さん在籍のキャストで、お二人が今後に注目している方はいますか?

侑李
『僕ですかね(笑)。 いや、うーん、みんな面白いんですけど……。あ、『音無そら / おとなし そら』。すごく人のために動くんですけど、なぜか売上がつかないっていう……』


『ヘルプで一番愛されてるんですけどね』

侑李
『そう、いなきゃいけない存在なのに、なぜか売上がつかない(笑)。『そら』は色んなキャストのお客様の相談を聞いたりしていて、女の子たちもみんな「そら君好き」って言ってて、場内指名も一番多いし、本人もすごく面白くていいやつで、なのになぜか売上がつかない。ARTIST七不思議ですね』

──それは是非売れてほしいですよね。

侑李
『たぶん、いつか『そら』が高額オーダーを入れたりタワーをやったりしたら、僕らめちゃめちゃ喜びますよね』


『たぶん歓喜じゃない?』

──おお。愛され『そら』さん、今後注目いたします。

『ARTIST』はすごい可能性を秘めたお店

──最後に、激戦の11月を終えての今後の目標をうかがえますか。

侑李
『個人として年間売上1億円、お店として月間1億店舗を目指したいですね。それに毎月こうしてバチバチできたらいいなとは思うんですけど、これが毎月だとちょっと僕のメンタルが死んじゃうので、二か月に1回くらいでいいかな(笑)。 年間ナンバーも、トップ10には入りたいですね 』


『僕は、個人の目標はもちろんグループナンバーワンです。あと来年以降は一生変わらず、『ARTIST』が店舗売上でグループナンバーワンとなる店舗にしていきたい。年間ナンバーワン店舗という記録を作らないと、次にいけないなって僕は思っています。

それから『ARTIST』を働く場所に選んでくれた従業員が、「ARTISTでよかったな」とちゃんと思える仕事場にしたい。居心地の良さをずっと大事にしたいです』

──鳴さんは、ゆくゆくはやはりお店の経営にご興味が?


『いえ、僕は島を買って、死ぬまで一人でいたいなって』

侑李
『で、その島に僕ら従業員が行くっていう(笑)』


『あ、じゃあ島で店を作りますね(笑)』

侑李
『「CLUB ARTIST」……いや「CLUB TSUBAKI」をやりましょう。来年くらいですかね?(笑)』

──ぜひ取材させていただきたいです!(笑)


『(笑)。とにかく、キャストが月間2,000万円以上を売ってナンバー争いで負けるなんていう店舗は、group BJの中では『DARLIN / ダーリン』さんと『GUYS / ガイズ』さんしか僕の知ってる限りではないんですけども。どちらも1億の店舗なので、次はうちかなって思います。うちのお店にはすごい可能性があるんじゃないかなって』

──大いなる可能性、楽しみにしています。それにしても今日お話を伺っていて思ったのですが、鳴さんはすごくストイックですよね。侑李さん、心配になることはないですか?

侑李
『いやもう、見守っています(笑)。キャストの『八野 世一 / やの よいち』さんともよく話しているんですけど、僕らは鳴代理についていかないといけないのに、代理の突き進むスピードが速すぎて、全然追い付かないんです。速すぎるんですよね、僕らが走って追いかけているのに鳴さんは一人だけオートバイで行っちゃう、みたいな』

──そのたとえを聞くとやっぱり人間じゃない(笑)

侑李
『そうなんですよ』


『いやいやいや(笑) 。僕が一番、「人間」だと思うんですけどね 』

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