【group BJ 北海道進出記念】『CLUB DARLIN SAPPORO / ダーリン サッポロ』特別インタビュー「ホスドルの流儀」

2020年11月、突如として「group BJ 北海道に進出!」というニュースが業界を駆け巡りました。

なぜこの時期なのか、なぜ北海道・札幌なのか、なぜ「#ホストよりホスドル」なのか──。

業界内外から大きな注目を浴びる今、horeru編集部は『CLUB DARLIN SAPPORO / ダーリン サッポロ』中心人物のMASATOさんにお話を伺いました。


18歳のシャイボーイ、9年の経験を積み店舗トップホストに昇格

──『CLUB DARLIN SAPPORO / ダーリン サッポロ』を出店されるということで、この度はおめでとうございます! お聞きしたいことが沢山あるのですが……まずは、お店のトップに就任されるMASATOさんについて教えていただきたいです。

MASATO
『はい、シャイです』

──すみません、ホスト歴やプロフィールなどを教えていただいても良いですか?(笑)

MASATO
『すみません、そりゃそうですよね(笑)』

──でも、シャイでいらっしゃるんですね。確かにSNSなど拝見していても、自分をあんまり押し出さないようなイメージはありました。

MASATO
『バキバキにシャイです。……もっと自己顕示的なことをした方がいいんですかね……』

──いろんなホストさんがいらしていいと思います!(笑) でもそんなにシャイな方が、なぜホストに?

MASATO
『僕は今27歳なんですが、18歳の時に静岡から進学で上京して。学費などを全部自分で払わなければならなくて、「バイトしなきゃなぁ」と思って始めたのがきっかけです。興味はもともと少しあったので』

──最初はアルバイトだったんですね。

MASATO
『はい。ホストクラブって、僕の当時のイメージは「めっちゃ怖い」だったんですよ。怖いし、アングラな感じ。そう思って入ったんですけれども、group BJ の上司の皆さんが、常識があってすごくちゃんとしていて。普通のこと・まっとうなこと、「当たり前のことを当たり前にちゃんとする」ということを教えてくれて、ホストのイメージが変わりました』

──そして職業・ホストになったというわけですね。

MASATO
『他のホストクラブとは違う「ちゃんとしようぜ精神」のような group BJ の理念に触れて、「ここだったらずっと仕事を続けていきたいな」と思うようになり、だんだん熱が入っていった感じです。実はホストになって1~2年ほど、僕は全然売れなかったのですが、辞めずにいられたのは上司や周りのみんなが人としてちゃんとしていたからだと思います。職場として嫌な場所じゃなかったので。変な話、お給料が少なくても楽しいし続けたいなって思えてたからなんですよね。なので、僕は下積み期間が長いんです(笑)』

group BJ の品行方正さを世に知らしめた
「渋谷ハロウィン翌朝のゴミ拾い」活動
提供:group BJ

──9年目にして、満を持しての初店舗トップ。心境はいかがですか。

MASATO
『北海道でどんなキャストと出会えるのかなという楽しみが大きいです。不安はそんなにないですけど、「もっと慎重にならなければ」と自分を律する気持ちが最近は強いです。

今まで僕は誰かの補佐をする立場でしたが、僕がアタマになるということは、僕ひとりの行動で、良くも悪くも全部が変わると思っているので……。これから出会う従業員たちの生活の責任も、僕が取らないといけないと自覚していますから、不安ではないけど「ミスできないな」という気持ちです』

──とても責任感がおありの方ということがよく分かりました。こんな方のもとだったら、皆さん安心して入店できますね。

小さな努力をコツコツ積み上げていく堅実なホスト

──ちなみにMASATOさんは趣味などはあるのですか。

MASATO
『うーん、むずかしいっすね。僕、仕事が好きなんでしょうね、休みの日も仕事に関することをしています。シャンパンコールやショータイム用の曲をYouTubeで探したりというのが、仕事兼 半分趣味なんですかね。仕事ばっかりしています(笑)』

──元々音楽やダンスがお好きなんですね。そういえばダンスは、ホストになってから始められたのですか?

MASATO
『そうです! 僕も初心者でした。なので新しく入店してくれる方がダンス初心者でも、手取り足取り教えていますよ。もちろん、たまに経験者の方の入店もありますが、僕は全然、ど素人でした。でもやっていくうちにうまくなるので、そこは不安にならなくて大丈夫かなと思います』

──入店するのにダンス経験は関係ないのですね!しかし、聞けば聞くほどMASATOさんは仕事バカなんですね……。息抜きなどはどうされていますか?

MASATO
『仕事の前後や休みの日に従業員を誘ってご飯に行くのが楽しいので、それが息抜きにもなってるんじゃないですかね?(笑)』

──なるほど、ご飯ですか。9年歌舞伎町にいるMASATOさんの、おすすめ新宿メシはなんですか。

MASATO
『本当はあんまり教えたくないんですが……「小さな鉄板焼き 小高屋」というお店です。鉄板焼きってすこしお高いイメージがあるんですけど、このお店は比較的リーズナブルなんですよね。気さくな店長が一人でやっているお店で、こちらの注文を聞いていろいろ好きに作ってくれたりして、またそれが美味しいんですよ。ここが僕の「新宿メシ」ですね』

──うわぁ、是非行ってみます! ありがとうございます。MASATOさんには得意なこととか、「これだけは誰にも負けない」みたいなポイントはありますか?

MASATO
『うーん……これはなんだろうな……(隣にいた BJ REOPARD・レオ会長に)ご意見を聞いてもいいですか?』

レオ会長
『MASATOは我慢強いし、小さなことをコツコツと続けられるタイプなんです。平凡なんですけど、それって実はなかなかできることじゃないんですよね。それと、何度躓いてもあきらめないし、「仕事を辞めたい」などと投げだすということをしない、という強さは非常に印象的だと思います』

MASATO
『そうですね、辞めたいと言ったことはないし、思ったこともないですね。仕事が好きなのと、簡単に言えば負けず嫌いなんでしょうね。ずっと自分より売れている、自分より上位の人がお店でもグループ全体でも誰かしらいたのですが、「負けている」という状態がいやなんですよ。貪欲というか、知らないことを知らないままにしたくないので、実はめっちゃ強欲なんです、たぶん』

──実は強欲、とおっしゃるときにすごく良い表情をされていて素敵でした(笑)。ありがとうございます。

「ホスドル」を合言葉に、時代に変革を起こしたい

──ではそろそろ、お店のことについて伺っていきたいと思います。まず、告知動画を拝見していて気になったのが「#ホストよりホスドル」というコピーだったのですが、あれはどういった意味なのでしょうか。

MASATO
『歌舞伎町と比べて札幌では、一般の方から見て「ホスト」にはネガティブなイメージ、まだまだ5年~10年前くらいのアングラなイメージがあるようなんです。ですが僕たち group BJ は、ホストというより「社会人」としての常識や礼儀を大事にしているので、「意外とちゃんとしてるんだね」というような取っ掛かりで構わないのでイメージを変えていけたらいいなと思っています。

なので、ホストにいいイメージがないなら、 僕たちはホストじゃないよ、 アイドルのようなキラキラしたあこがれの対象「ホスドル」という新しい基準なんだよ、と打ち出し、浸透させたくてこのコピーを作りました。いきなりバンと文化を変えることは難しくても……長い目で見ていただければ、と思います』

──「ホスドル」は業界イメージを払しょくするための合言葉なのですね。

──繊細な話題で恐縮ですが、まだ新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の諸々がおさまらない状況でのご出店です。この時期をお選びになった理由はあるのでしょうか。

MASATO
『group BJ はコロナでの休業期間中、末端の従業員まで全員お給料が出ていました。他の水商売のお店でそんなことはなかったと思うので、グループの先を読む力には「BJってすごいんだな」と改めて思いましたし、周りからもそのようなことを言われました。

今、またこのような状況で他のグループさんはぎゅっと固まって営業をされていると思うのですが、その中で僕たちグループが地方に新しい展開をして行けることによって、日本全体的にも業界が活性化したらいいなと考えています』

──今だからこそ、の動きなのですね。では、なぜ札幌なのでしょうか。

編集部注:ここで、隣で聞いていたレオ会長が再び降臨されました。

レオ会長
『これは、是非記事にしていただきたいのですが……コロナ禍において、関東のほかにも土地を持っておくことはメリットが多いということで、そもそもグループとして地方出店に目が向いていたんです。そこで、候補は他にもあったのですが、僕の母方の祖母が北海道の人であることと、僕自身北海道が大好きで……えっと、それが理由です(笑)』

──ただただ北海道がお好きだから、という理由が大きいのですね(笑)。

レオ会長
『はい(笑)。その土地が好きじゃないと、出店も無理だと思うんですよ。フィーリングというか、自分の奥底に眠るアイデンティティというか』

MASATO
『僕も北海道、めっちゃ好きですよ。北海道の方に話を聞いていいなぁと思ったのが、東京だと雪が降ったら交通機関や会社なんかも一発でアウトじゃないですか。でもススキノの方に聞いたら、「雪が降ろうが積もろうが全然飲み歩いている」と(笑)。フィジカルというか地力が東京とは全然違うな、めっちゃいいなぁと思いますね』

レオ会長
『今はまだ批判があるかもしれないですけれど、たとえば3年後になって「あの時動いてきた人たちが正解だったね」という認識に変わるんだという確信を得ているので。もちろん万全の対策と、安心安全の営業をおこなうということを守ってやっていきます。

あと、僕は乾燥肌なんですけど、北海道って雪が降るから湿度が60~70%くらいあるらしくて、全然乾燥しないんですよ。そこもいい』

──お二人の北海道愛、しかと受け止めました(笑)。「ほすカフェ」は北海道でもなさらないのですか。

歌舞伎町『DARLIN』『GUYS』『CLASSY』の3店で
夕方の時間帯に営業展開をしている「ほすカフェ」

MASATO
『出店して落ち着いたら、始めようと思っていますよ』

レオ会長
『搾りたての牛乳の提供とか(笑)』

MASATO
『酪農家さんと提携して、BJ牧場をBJ農園に続いてやりましょう』

レオ会長
『朝から乳搾りに行ってきてね!』

MASATO
『牛の名前は何がいいですか?』

『CLUB DARLIN SAPPORO / ダーリン サッポロ』は「みんなを主人公にするお店」

──MASATOさん、『CLUB DARLIN SAPPORO』はどんなお店にしたいですか?

MASATO
『やっぱり北海道のホストシーンにないお店づくりがマストだと思うので、ショータイムやコールなど、総合でエンターテイメント性を重視したお店にしたいです。担当のホストさんに会いに来る・飲むために来るというのももちろんですが……「箱推し」っていうんですかね? お店のすべてを楽しんでくれて、女性の頑張る理由になれるような、楽しいお店になったらいいなと思っています。

かつ、社会の規範にのっとった「ちゃんとしたお店」にしたいです。女性がうちのお店へ遊びに来ていることを、自慢してくれるようなお店にします』

──お店で働くキャスト様には、どういう方を求めますか?

MASATO
『「どんな人でも大丈夫!」とは思っています。学歴も職歴も関係ないので。group BJ では「未経験で始めた方が売れてきた」という実績があるので、何も知らなくてもちゃんと売れさせます。

それに、他のお店で経験があって、でもちょっとそのお店ではうまくいかなくて……という方でも、その状況をうちのお店で変えてあげられればなと思います。僕らはホストではなく「ホスドル」という基準を一から全部教えるので。経験の有無は問わず、やる気さえあれば大丈夫です。

それから、例えばうちのお店をなんらかの事情で辞めることになったとき、「ホストしかできない男の子」ではなく、よそに出しても恥ずかしくない人材を育成したいなと思います。僕自身もそうなのですが、ある程度group BJ での経験が長いホストは、よそで「ホストさんに見えない」という風に言われています』

──どんな方でも全員ウェルカムということですね。

レオ会長
『「みんなと同じが嫌だ」というメンタルだったり、目立ちたい、有名になりたい、みんなと同じ一生を歩んで終わりたくないっていう、「少年ジャンプ思想」を持ってる方というか(笑)。これまでいまいち勇気が出なかったり、機会に恵まれなかった方に、来ていただきたいですね』

MASATO
『みんな主人公になれます。全員ゼロからのスタートになりますので、ゼロから1を作りたい方は、是非うちのお店で始めましょう』

『CLUB DARLIN SAPPORO / ダーリン サッポロ』は2021年3月頃にプレオープンを予定しています。働いてみたいと思ったそこのあなたはぜひ、公式Twitterなどからお問合せをしてみてください!

DARLIN

DARLIN

東京都新宿区歌舞伎町2-22-13 ADビルB1F

プレミアムメンバーズご登録のご案内

プレミアムメンバーズ
SHARE facebook twitter Line hatena bookmark

はじめてのホストクラブ Recommended for
Biginners

SEARCH

記事検索