どん底から12か月で月商1億2,000万へ──『CLUB DARLIN』が見た挫折と栄光【horeru特別対談】

2020年12月度に、月間店舗売上1億2,600万達成という驚異的な数字を達成した group BJ『CLUB DARLIN / ダーリン』。これは group BJ の歴代月間記録とのことです。

そんな月の最後に、『DARLIN』の社長を務める『一也/ かずや』さんはTwitterでこんなツイートを投稿し、業界の注目を集めました。

そこで今回はこのツイートの内容を深くお聞きするべく『DARLIN』の一也社長、『ハル』統括部長、『夕雅 / ゆうが』代表代理とエースルーキーの『斗真 / とうま』幹部補佐の4人をお呼びし、2019年から今までの『DARLIN』の歴史を振り返っていただきました。


──本日はよろしくお願いいたします。早速なんですけども一也社長、ツイートを拝見いたしました。2019年がホスト人生で一番辛い一年だったとか。

左からハル統括部長、夕雅代表代理、一也社長、斗真幹部補佐

一也
『はい、大変な年でした。2019年の春に『CLUB DARLIN / ダーリン』以外にもう1店舗、新店に携わるということになって。会長からも期待をしてもらって任せていただいたのですが、やっぱりすごく難しくて、まず自分も人間が出来ていなかったんです。現役を上がって1年半くらいだったのですが、自分のプレーヤー感みたいなものが抜けていないから「オレが出来ているのになんでお前ら出来てないの?」みたいな葛藤もあったりして』

──デキる人ならではの葛藤ですね。

一也
『いやぁ、そういうわけじゃないですけども。そうやって2店舗を見る難しさを感じながら、『DARLIN』の数字が下降気味になって、人も減っていって、そのタイミングでリニューアルして店をグレードアップする予定だったので、夕雅とか当時の代表代理を中心に頑張ってもらっていたんですけれど……』

──何かあったんですね。

一也
『当時店舗のトップだった代表代理と、もう一人プレーヤーとしてかなり強かったキャストも退店が決まってしまったんです。「これからだ」って時に上の2人が辞めるとなり、で、そのタイミングで系列のもう1つのお店と合同で営業することにもなって、なんというか、空気感が気持ち悪くなっていたというか。

キャストからしたら、ずっと『DARLIN』で頑張ってたのに急に合同営業になって、ひとつのお店に2つのお店があるような感じで、やること・言うことも教えてる事もちょっと違っていたりとか。僕が『DARLIN』の社長だからどうにかしないとなと考えていたんですが、新入店者が5、6人まとめて給料日後に一気に飛んでしまった(※連絡なしに辞めてしまった)りもして』

──Twitterでも書かれていましたね。

一也
『そうです。もうどうする事もできない、何をしても止められないですし、何をしたらいいかわからないという状態で、人を一番失った1年でした。かなり苦しかったです。もしも他の人が自分の立場だったらこの状況、どうしていたのかな、毎日泣いてんじゃねぇかな、って振り返るときはよく考えています』

──でも一也社長はそうではなかったんですよね。

一也
『僕は逆に発想の転換で、申し訳ないですけど、もっと悪くなればいいなって思っていました。もう「悪さの天井を見たい」というか、もう止めようとしても無理だなと思ったので、一度最底辺まで行って、残ってくれた子達と頑張ろうと考えたんです。

その当時夕雅は、辞めていくキャスト達に新入店者時代からもちろん可愛がられていたし、一緒に辞めたりしてもおかしくないなと思っていたんですけれど。僕がもう一つ頑張れた理由が、このタイミングで夕雅が、「本当に僕は大丈夫ですよ」「絶対そんなことしないんで一緒にがんばりましょう」って勇気づけてくれたことなんです。僕にとってすごく大きなことだったのかなと思います。

すっげえダメなことが起こり続ける中で、でもやっぱり自分にとって大切な人とか大切な事がすごく鮮明化されたのは、ひとつの収穫でした』

──夕雅さんの存在が大きかったんですね。

一也
『 その当時の役職者の中で、 僕のことをちゃんと知ってるのが夕雅くらいだったので。そういう2019年でした。その時の斗真は……超新人だったよね 』

斗真
『2019年の9月に入店しました。2日後に『DARLIN』と他店が合体したんですよ。合体した方の人たちも同じ店の先輩だと思ってたし、何も知らなかったっす』

──あ、そのタイミングだったんですね!

一也
『斗真達は「新しく頑張っていくぞ!」って目をキラキラさせて入った2日後に合併したので、「え? 聞いていた話と違いますよね」みたいなことは少し言われたりもしました』

──そこはプレーヤーさんの視点でも是非お話をお伺いしたいです。

一也
『斗真はまだ目まぐるしくてわかんなかったべ? 夕雅はどう思ってたの?』

夕雅
『僕はまあ、「アリかな」って思っていました』

──アリ、とおっしゃいますと?

夕雅
『正直そんなに辛くはなくて、逆に楽しい身でした。2店舗合同でやるってどんな感じになるんだろうとか。楽しいな、毎日合同営業でって。もちろん混乱の中でしたけど、僕も逆境を楽しむ性格なので、だからこそ楽しんでやるって感じでした。

社長は「やばい、どうしよう!」みたいな空気を出さないんですよ。めっちゃキツくても出さなかったから、だから僕も普通に居られたんだと思います。どんなにキツくても弱音を見せないというのがうちの社長なので、『DARLIN』でもそれで安心していた従業員はいると思いますよ』

一也
『キツかったですけども、だからこそ「めっちゃいい経験しているな」とも感じていましたね』

──ええ……?! すごくポジティブに仰っていますが……。

一也
『いやいや、これはすごく言いにくいですけど、グループ店だからそう言えるといいますか。グループなので、自分にかかるリスクは少ないじゃないですか?メリットしかないですし、キツい状況を学べばいいだけなので。それに group BJ の社長・会長陣で、僕と同じ経験をしてる人は誰もいないので、「これを20代で経験をできたなんてもう、キタな」みたいな。こんな最悪な出来事を経験できたんだってポジティブに考えていました』

夕雅
『やたらと精神が強いですよね』

一也
『「ネガティブポジティブ」みたいな(笑)。でもラッキーだなって思わないとやってけないじゃないですか。だから、「いい経験してるわ」って常に思うようにしてました』

──内勤スタッフとしてハルさんは、その当時のことをどういうふうに見つめていましたか。

ハル
『僕はもともと別店舗で内勤として勤めていて、このタイミングで『DARLIN』に来た、という状況だったのですが。えーっと、同じグループ内でも店舗が違えばやっぱり雰囲気が全然違って、特に僕がいた店舗と『DARLIN』は本当に対照的なくらいタイプが違いすぎて、水と油みたいでした』

──なるほど。混ざり合うよりも反発といいますか……。

ハル
『そうです。反発しあって、一緒に働いているのに「俺らは俺らだし」っていう変なバリアがあって、まあ、いやぁ……キツ、って言う感じでした。どうしよう、どうしようもないみたいな』

一也
『トップキャスト2人が退店というタイミングでの合同営業だったので、少しは誤魔化される部分もあって助けられていたことももちろんあったんですけど、問題が起きると止まらなくなるんですよね』

夕雅
『楽しかったけどなぁ』

一也
『お前は楽しいよね。他店の売れっ子同士がいると、ラスソンの争いなんかはやっぱり数字が高いので、プレーヤーは楽しかったかも』

夕雅
『(小声で)そうですね』

──すごい小声で(笑)。ありがとうございます。

「どん底」で変わったスタンス

──そうしますと『DARLIN』さんは良くない状態から「こうなったら底辺を見てやろう!」という逆の発想にたどり着かれて、そこから盛り返されての今がある、ということかとお見受けします。転機はなんだったのでしょうか。

一也
『そうですね、落ちるところまで落ちて、2020年の1月ですかね、1月からスタートって感じでしたかね。そもそも僕は昔から帝王学を教えてもらっていて、プレイヤー時代から「どれだけ自分のいうことを聞いてもらえるか」とか、自分が「強い人」でいて、それで他人に結果を出させ続けるのが得意だったので、そうあるべきだと思っていたんです。

でも2019年の失敗から、そうじゃないんだな、それは1店舗でしかできないんだなって気付いたんです。1店舗に常駐していればそれはできるけど、2店3店と抱えた時にそれはできないなって。人って、そもそも自分のことを好きじゃなかったら、話なんて聞いてくれないですよね。なので、「好きじゃなくても嫌われなければいいや」っていうスタンスになったのが2020年です。

誰かにとって嫌な人にならないようにしようと思って、すごく丁寧に扱ったり、あんまり理不尽に怒らないようにしたり。例えば新しく一緒に働くキャストがいたとして、彼が大きなミスをしたとしたら本当はめっちゃ怒らないといけないと思うんですけど、それを諭すように丁寧に繊細に「こっちの方が良かったんじゃない?」と言ってみるとか。自分でも初めての試みなんですけども』

──大きな変化だったんですね。夕雅さんはその変化にはお気付きでしたか。

夕雅
『うーん、確かに昔の最強だった『DARLIN』の頃よりも、怒らなくなったイメージはありました。僕はもっと厳しく言っていいんじゃないかなって思うくらい』

一也
『それからこれは結構、本人の前で言うのは嫌なんですけど、夕雅に助けられている部分がたくさんあって』

──嫌なんですね。

一也
『嫌です。普段褒めないんで、なんで今日こいつがいるんだって思ってるんですけど』

夕雅
『(horeruスタッフに向かって)ここ、記事に使ってくださいね!』

一也
『僕のことも『DARLIN』のことも、良くも悪くも一番知っていて味方でいてくれるのが夕雅で、結果も一番出していたんです。夕雅が僕の言ったことを役職者やキャストのみんなに伝染させてくれて、それはだいぶ助けてもらえたかなって感じます。そこから斗真とかセブンとか、一番キャリアが浅い子達も素直にやってくれて、一番上と一番下がやってくれているので、まとめるのは意外と楽でした。ただ、結構まとまってきたなって思ったらコロナで自粛期間に入っちゃったんですけど』

──あぁ、そういう時期だったんですね……。

一也
『でも、自粛期間もかなりデカかった。あえて1ヶ月会わなくなることによって、「ああ今オレたちがいる場所って大切なんだな」とか、「オレって一緒に働いている人のこと好きなんだな」とかを、全員再確認できたんじゃないかなと思います。

自粛期間中に辞める従業員もいなかったですし、一人一人とリモートで面談しても、みんな不安に感じてることも特になかったですし、「早く営業再開してほしい」「早くみんなに会いたい」という声が多かったくらいで』

──夕雅さん主催でリモート役職飲み会なんかもあったとか。

一也
『はい。夕雅も僕の何かを感じ取って、壁をなくしていく作業を一番近い存在でやってくれたのかなと。僕がやると距離感が難しくなったと思うので、助けられました』

夕雅
『社長には自分のことをやって欲しかったんですよね。僕も代表代理になった時に、下の役職者が全員僕より年上でキャリアもある人たちで複雑だった面もあって。僕はとにかく仲良くなって社長と『DARLIN』の間に入って、役職陣をもっと馴染ませるというか……ちょっとずつ『DARLIN』の血を入れていく意識をしました』

──自発的にそれができるってすごいことですよね。

一也
『めっちゃ助かりました。それと同時進行で末端キャストだった斗真達が伸びてくれたので、その辺は人に恵まれているなと思いました。で、自粛が終わって、みんな働けていなかった鬱憤みたいなものが溜まっていて。それまでの『DARLIN』は全然高い数字を出せていなくてお話にならない状態だったのが、自粛明けから半端ない数字になったんです』

──どのくらいですか?

一也
『以前の5倍くらいですね。「何があった?」みたいな(笑)。6月からナンバーワンは絶対月間売上1,000万を常に超え続けていて、夕雅が1,100万で、MASATOも1,100万、その次の7月は斗真が初めての1,000万、柊弥が1,100万とかで、ナンバースリーまで,1000万! みたいな。本当に何があったんだろうっていう状態でしたね』

──業界未経験の方ばかりでその数字は、すごいことですよね。やはり自粛期間で考え方などを整理されたのでしょうか。

一也
『踏ん切りは着いたかもしれないですね、「なんかもうここで頑張ろっか!」みたいな。だから、そこからまとめるのは楽でしたね』

──楽になられてよかったです。今日はお話の入りが重たすぎて「うわぁどうしようこの空気」って思っていたんですけど……。

一也
『全然最高な2019年でしたけどね!』

斗真
『って言えるのがすごいですよね』

──では今年、2021年の『DARLIN』さんの目標は?

一也
『今年の『DARLIN』は数字ではない部分……お店のルールや方向性とか、そのあたりに注力していきたいです。みんなが「右向こう」って言った時に左を向いてるやつにはどうやって右を向いてもらうかとか、まあそういったことですかね』

──ホストとしてというよりももっと、「人として」育てるという印象を受けました。

一也
『僕はそんな大したことできるかどうか……夕雅や斗真たちに、お店に新しいスパイスを入れて欲しいなって思います。僕に持っていないものを持っているので』

──では、夕雅さんの武器ってなんだと思いますか?

一也
『太陽みたいな子で、良くも悪くも元気って言うか、なんか絶対に大きい声出してくれたりとか(笑)、雰囲気が明るいんです。だから人に好かれる才能があると思います』

夕雅
『あざっす』

一也
『ただ浅いんで、めちゃめちゃ。海だと思って入ったら川だった、みたいな。もうちょっと海になってくれたら嬉しいなって思います。「あっ夕雅さんってこんなに深いんだ!」って』

夕雅
『そんなに浅いですか?』

一也
『水切りできるくらいかな。斗真は、もう自分のことはできるので、次の世代の子達にどうやって自分ができていることを教えてあげられるかが考えられたら、すごくいい存在になるかなと思います』

──ルーキーな斗真さんも、もうそんな段階までご成長されているということですね。

斗真
『でも教えるのがマジで苦手で。自分は言われたことを人よりも高いレベルで実行することはできるんですけど、それを他人に伝えて実行させることができないんです。女性だけでなく男性に対しても、熱くなれるかが課題ですね』

とにかく言い続けた「絶対1億」

一也
『改めて考えるとすごいですよね。一番やばい状態からたった1年で、お店の月間売上が1億2,000万を超えて。とくに12月はすごかったですね。9月くらいから「ミーティングで1億って言い続けようぜ」と、毎日潜在意識でみんなに落とし込もうということを夕雅と2人で話していて。

最初はみんな「なんか言ってんな」くらいの反応だったのが、斗真なんかが急に「1億」って言うようになって。11月くらいからは「俺ら絶対1億いく」ってみんなが言うようになったんです。で、12月はフタを開けたら見たことないレベルの日売りばっかりで、半端じゃなかった』

ハル
『やばかったですよね(笑)』

一也
『1年であの状態からここまで行けたことは自信になりました。そして、これを経験している従業員たちがたくさんいるので……』

──その経験をもとに2021年はさらに上へ?

一也
『はい、行けたらいいですね。数字の面よりも「ああ、これが『DARLIN』」とか「やっぱ『DARLIN』だね」と言われるような、クオリティの部分が一番大事ですかね。他の group BJ のお店よりも、抜け目がないって言うのが目標です』

──「抜け目がない」。いい表現ですね。すごく期待しています。最後に言い残したことはないですか?

斗真
『2021年は僕に期待してください!』

一也
『僕は彼女を作ります。2021年は『DARLIN』と、一也に彼女ができることに期待していてください』

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