【CLUB BIDAN 11人目の「美男」誕生】人見知り陰キャホスト・山田一郎に聞く「普通」の強さ
2021年2月、『CLUB BIDAN / ビダン』に未経験11人目の「美男」=1,000万プレーヤーが誕生しました。彼の名は「山田一郎」。昼職経験を経てホストになり、ついに月間売上1,100万突破を果たしました。
しかし、かわいらしいルックスであることは大前提でありながらも、至って「普通の男の子」という雰囲気を持つ一郎さん。説明されなければ、まず見た目からはイケイケホストとは思えません。
今回はそんな一郎さんにインタビューを行い、ホスト「山田一郎」と『CLUB BIDAN』の秘密に迫ります。そこには「普通」なことがコンプレックスのあなたにこそ、是非読んでいただきたい物語がありました。
──本日はよろしくお願いします! まずは自己紹介をお願いできますか。
一郎
『CLUB BIDAN の山田一郎といいます、よろしくお願いします。僕は自己紹介って僕は自信がなくて……教室だったらすみっこにいるタイプの人間なんです。陰キャ、だと思います』
──ええ! そうなんですね。でも、その……陰キャさんがホストになんてなれるものなのですか?
一郎
『正直、自分でも3日と続かないと思っていました(笑)。でも1年半続いていますね』
──すごい! 何があったんですか?
一郎
『当初はホストへの偏見がかなりあったのですが、それを覆されるくらい『BIDAN』には良い人が多かったんです。お店が自分に合っているとも思います。それから九条カナメプロデューサーとの出会いもとても大きくて。プロデューサーがつくる店の雰囲気のおかげで、自分の仕事も続いていると思っています』
──そうだったんですね。しかし陰キャ、ですか……確かに今こうしてお話していても、すごく穏やかな落ち着いた話し方で癒されます。でもやっぱり、お店の営業中はキャラが変わられるのでしょうか?
一郎
『いえ、営業中も落ち着いて話す方だと思います(笑)。ただお酒が好きなので、酔ったら陽気にはなります!』
──そのお姿も拝見してみたいです(笑)。ところでTwitterを拝見したんですが、ダイエットをされているんですか?
一郎
『ああ、おなかが出ているのでダイエットは必要なんですけど……正直言いまして出来ていないです(笑)』
──あら、でもそれはそれで女性としてとても共感できます(笑)。あと、シャンプーと間違えてボディソープで頭を洗ってしまったというツイートも拝見しました。ちょっと、天然さんなのでしょうか?
一郎
『いや、天然とかではないと思うんですけど……でも昨日も電車に乗っていて、カバンを電車に置いたまま降りちゃったり、あとケータイや財布をなくすこともとても多いです』
──大変じゃないですか! 一郎さんはおっちょこちょいさんなんですね。もしかして「かわいい」と言われることを狙ってやっておられますか?(笑)
一郎
『いやいや(笑)。でも、カッコいいとは言われることがないんですよね……言われたいんですけど。誰も言ってくれないです。以前カッコつけて撮った宣材写真も「キャラが違う」と言われてしまって、撮り直しました(笑)』
──なんと(笑)。あと、お母様と仲良しでいらっしゃいますよね。どんなお母様なのですか?
一郎
『めちゃくちゃ面白い母です。もう還暦を過ぎているんですが、先日もクラブに行ってみたりとか。お笑い芸人の出川さんみたいなタイプです。多分、天然なんですよね』
──なるほど、一郎さんのおっちょこちょい成分はお母様から受け継がれているのかもしれませんね。
「普通の男の子」を「1,000万プレーヤー」にしてくれるお店『BIDAN』
──一郎さんは元々昼職をされていたんですよね。
一郎
『はい、現場監督をしていました』
──ええー! 意外でした。若い現場監督さん! そこからホストになるって、かなり環境が変わられたのではないでしょうか。
一郎
『ああ、でもどうなんでしょう、自分にはこちらの仕事が合っていたというか。純粋に楽しいなと思ったので、すんなりお店には馴染めました』
──お店のパワーが、現場監督だった普通の男の子・一郎さんをホストにしたんですね。それにしても未経験で1年半前に入店、去年7月度にはナンバー入りと、成長が著しい印象です。1,100万を突破するレベルにまでなられた理由はなんでしょうか。
一郎
『正直に言いますと、僕も分からないんですけど……純粋にお客様にとってお店が楽しかったりと、お店を好きでいてもらえて。僕自身も『BIDAN』のみんなと飲むのがまず楽しいんです。心から、素で笑える場所なんですよね』
──一郎さんご自身の努力はもちろん、やっぱりこの『BIDAN』というお店が成長させてくれたということですね。お店の皆さんはどんな方々なのですか。
一郎
『それが、ごく普通な感じなんです。誤解を恐れず言えば、みんな「ホストとして仕事をしている」感は無いように思います。純粋に楽しんでいる、というか。従業員には良い人が多くて、みんな『BIDAN』が大好きなんです』
──一郎さんは『BIDAN』のどんなところが具体的に好きですか?
一郎
『従業員がみんな楽しくて優しいのと、来てくださるお客様も優しい良い方が多いです。だから僕もそれを楽しみに、仕事を続けられるんだと思います』
──お客様も良い方ばかりということで、「客層の良さ」はどうやって作られるのでしょうか。
一郎
『もちろん先輩方がこれまでに培われてきたものもあると思いますし、あとはお店が引き寄せるのかと。お店がいい雰囲気だと、お客様もいい雰囲気になられるというか』
──素敵ですね。
「当たり前のことを真面目に頑張り続ける」ことの強さ
──ちなみに、Twitterを拝見していると中也さんととっても仲良しなようにお見受けしました。
一郎
『はい! 1日違いで入店していて、同期としてずっと仲が良いです。「同期」って特別なものがあって、同じタイミングでカベにぶつかることもありますし、なにかと話が合いますね』
──カベですか。
一郎
『小さなことなんですけれども、「ヘルプでどんな話題を出せばいいのか分からない」とか。あとは初回ですかね。すごく人見知りなので、本当に何を話していいのか分からなくて(笑)』
──よくホストさんからお聞きするお悩みです……! 一郎さんはどうやって解決されたのですか。
一郎
『僕は、趣味に関することなど色々質問を投げかけて、お客様が話してくれる話題は何なのか、ということを探ります。他の方はもっとプロっぽいことをされるかもしれませんが……僕はホストとしてというよりも「自分」として接しているので』
──なるほど! 確かに今も「ホストのプロ」というより、等身大の「一郎さん」とお話させていただいている感覚です。
一郎
『よく例えるのが、「ラーメン屋の餃子」みたいな存在、というもので』
──ちょっと待ってください、例えが面白いですね(笑)
一郎
『へへへ。プロデューサーなどしっかりした「ホスト」がラーメンだとしたら、僕はセットでついて来る餃子なんです』
──なんとなく理解しました。アイドルで言えば、王道センターではないニッチな層に受けるポジションの方というか。でもそのポジションを保つのも、楽ではないですよね。
一郎
『僕はただ、当たり前なことを頑張ってきただけ、という感じです』
──とおっしゃいますが、地道な努力をコツコツ積み上げることこそが、最強への近道だとも思います。しかし一郎さん、とっても真面目なんですね!
一郎
『カナメプロデューサーには、「ネガティブすぎだから楽しくいなさい」とだけ言われました。技術的なことというよりも、根本的な部分をアドバイスしていただいています』
──そうだったんですね。ご自身としては、ホストになってから努力したことはありますか?
一郎
『努力はしていないんですよね。服やアクセサリーなんかは入店当初、全部コーデしてもらっていて、メイクもしてもらって。そこからmocaCPやせなもぶ幹部補佐にメイクを教えてもらってと、言われたことをしていただけなので、努力ではないんです』
──それで1,100万プレーヤーになれるんですから、やっぱり一郎さんも『BIDAN』もすごいですね。今後の目標はありますか。
一郎
『今度は指名本数100本を目指したいです。『BIDAN』ではせなもぶ幹部補佐が今月(2月)に100本プレーヤーになったのですが、本当は僕が最初になりたかったんです……! 他の皆が行かないうちに僕が、と思っていたのですが先を越されてしまって』
──あら! 今日はじめて、一郎さんのアツい部分を拝見できた気がします。
一郎
『ふふ。実は、負けず嫌いではありますね』
──こうして絶えず色んな一面を見せてくださる一郎さん、これからも目が離せない存在です。今日はありがとうございました!