誰も知らないナンバーワンホストの「その後」──初代・1億プレイヤー達が語る歌舞伎町の過去と未来【一条ヒカルのヒカル通信】

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シリーズ「一条ヒカルのヒカル通信」も第5回となりました。

これまでは一条氏と歌舞伎町を賑わせる経営者、トップランカーとの対談をお届けしてきましたが、今回はついに! group BJ 出身の “あの方” との対談が実現しました。

現役時代、向かうところ敵なしの状態だった一条ヒカルを幾度となく破り、不敗神話をくつがえした男。そう、彼をはじめとする BJ 先駆者たちのホストイズムこそが脈々と受け継がれ、今日のgroup BJの礎を支えています。

最高のライバルであり、パートナー。久々の再会に、あの「一条ヒカル」が嬉しくて思わず「辻さん」(一条氏の本名)に戻ってしまうほど盛り上がった対談の様子を、今回はお届けします。


ヒカルさん、今日対談する方とは7年ぶりにお会いになるそうですね。

一条ヒカル

そうですね。僕のライバルであり、パートナーであり、恩師の1人です。男気があって、存在するだけで空間が明るくなって。「こういう漢になりたい」と思ったし、そのイズムを取り込もうと勉強しまくった、一条ヒカルの原点をつくってくださった方です。

それが、こちらのRENさんですね。新しいホストクラブを歌舞伎町に出店なさると伺いました。おめでとうございます、本日はよろしくお願いします!

はにかむRENさん

REN

ありがとうございます。よろしくお願いいたします! こちらこそ、ヒカルさんとの出会いがあって僕のホスト人生はどん底から逆転したんですよ。

僕はホストを引退してからこれまでは、バーや居酒屋を複数経営してきました。今日までずっと、お互いに落ちなかったですね。

もともとは group BJ の違うお店のNo.1同士だったとのことですが、何がきっかけで同じお店で働くようになったんですか?

REN

当時はそれぞれがお店のNo.1をキープし続けてきて、「これ以上何を頑張ったらいいのかわからない」という時期だったと思います。決まりきった流れにマンネリしていたんでしょうね、お店の男の子たちも、全然楽しそうじゃなくて。

不動のNo.1がいることで、他のホストさん達のモチベーションが下がってしまっていたんですね。

REN

僕自身も刺激もやりがいもなくなってきていました。それで実はもうホストを辞めようと思っていて。でもオーナーに相談したときに、「一条ヒカルと同じ店に移転して、3ヶ月だけ本気でやってみたら?」と提案してもらったんです。

そしたら3ヶ月後、辞めるって言ったことを自分で忘れるほど、ホストの仕事がめちゃめちゃ楽しくなってました(笑)

一条ヒカル

序列としては group BJ REOPARD のレオ会長がトップで、その下に僕とRENさんでしたね。この移転がきっかけで、お互い月1,000万の売上が当たり前になりました。

それまで「戦う相手がいない」って調子に乗っていた僕も、普通にRENさんに負けるわけですよ。そうするとお店が超盛り上がる。それが僕、めっちゃ悔しくて(笑)。

REN

当時から一条ヒカルはすごかったんですよ。誰にも倒せない空気だったから、「ここで倒したら、俺かっこよくない?」って、まんまとやる気になりました(笑)。

一条ヒカル

RENさん、プレイヤーとしてもすごかったんです。シャンパンタワーぶっかけ合いのバトルもやりましたし、リシャール以上の高いお酒がないからと、とにかく数を並べて。

そうそう、「シャンパンタワー」は飽きたからとバスタブをステージにおいて「シャンパンバス」をやったのが、この方です。あのバスタブ、まだありますよ。

REN

あれは皮膚からアルコール吸収するから、ベロベロになる。注意が必要です。

一条ヒカル

RENさんがフロアにいると、それだけで笑顔が店中に広がっていく。エンタメ系ホストの走りのような方ですね(笑)。

僕のお客様も「負けていられない!」って盛り上がるし、男の子たちも「絶対的1位ってないんだ」と気付いてくれて、熱意が戻ってきて。その時期くらいから、僕らのほかにもNo.1ホストが生まれ始めたんですよね。

REN

とにかく楽しくて勝ちたくて、気がついたらお互い1億円突破していました。

編集部注:当時の歌舞伎町で、年間1億プレーヤーはたったの3人だったとの記録がありました。一条ヒカルさん、RENさんがそのうちの2人だったというわけです。

キャストから好かれるRENさんに男としてジェラシー

ですがお2人はライバルだったはずなのに、すごく仲が良いですよね?

一条ヒカル

アイバンが多かったので、パートナーでもあったんです。一緒に卓につくことはほとんどなかったけど、お客様も僕ら2人がフロアで馬鹿しているのを見るのが好きと言ってくださって。

REN

なぜか「ヒカルは今こうしてほしいだろうな」って、わかるんですよ。よくアフターも一緒に行く約束をしたけど、ヒカルが来なくてねぇ…(笑)。

一条ヒカル

あっ……。

REN

ヒカルはお客様に尽くしたい気持ちはあるので、アフターを予約するんですけど、飲みすぎて潰れちゃうんですよ。なのでヒカルのお客様が拗ねちゃって、僕は「俺とのカラオケの方が楽しいだろう!」なんて場をつないで。

一条ヒカル

僕のお客様のケアまで…。いま従業員が同じことしていたら、僕怒りますけどね。先輩とのアフターアイバンで、何潰れているんだと。まずい…いろいろ思い出してきた…。

僕、バースデーのときに、酔っ払ってRENさんに水をぶっかけたこともある。そうしたら「誰や!……なんやヒカルか。今日は許したるわ」って。

おお……。

REN

キャッキャしてたよね(笑)。なんだろう、もうね、ヒカルが可愛かったんですよ。元々アルコールアレルギーなのに頑張って飲んでたし、何より甘え上手。何をやっても「だって一条ヒカルだから仕方がないよね?」みたいな許され方で。

すごくいいコンビだったんですね。

一条ヒカル

尊敬する分、ジェラシーもめちゃめちゃ感じてましたよ。一番はね、男の子から支持されるところ。みんなRENさんのところに行ってしまうのが、すごく悔しかった。どうやったら男の子に好かれるんだろうって考え始めたのも、RENさんがきっかけです。

REN

そういえば、100坪の店でもお客さまが溢れてしまった時に、1つの店をヒカル派とREN派で分けて売上を競ったことがあったんです。営業中はバチバチだけど、どうしても僕は1つの店舗って思っちゃってるから、営業終わりにみんなとキャッキャしてて。

その時ですよ。ヒカルが聞いたこともないようなドスの効いた声で、「お前ら遊んでて明日ちゃんとお客様呼べるのかよ!」って。「ヒカルめっちゃキレてる!」ってびっくりした。

一条ヒカル

やばい、覚えてない! だけど、それは完全にジェラシーですよね。本当はその輪の中に入っていきたいのに、それじゃ負けた気もして嫌だと。その時僕は多分、一人で携帯を触ってたりしたんでしょうね。ああ、申し訳ないな、その時の従業員に……。

REN

ヒカルは「一条ヒカルとは何か」を考えて、徹していたんですよ。必死に演じていたというか。僕らは24時間ホストであって、24時間安息の時間はない。それを常に自覚していたんだと思います。

もしあの時ヒカルも一緒になって遊んでいたら、お互いまたマンネリしてしまっていたと思う。僕も「これはビジネスだから、ちゃんと切り替えなきゃいけない」と意識が改まったし、おかげでその後お店が分かれても、上を目指し続けられた。

一条ヒカル

わがままだっただけですよ。昔は自分の世界だけが正しいと思い込んで、本当に気を使えないやつだったんです。オーナーやレオ会長、RENさんがいなかったら、めちゃくちゃ天狗で破天荒なやばいホストになってました。

REN

みんなが通る道。っていうか、失敗しなきゃダメだし、早めに失敗しておいた方がいいと思う。いまとなっては、僕の方がジェラシーを感じてますよ(笑)。

BJイズムを持っていたから、何も怖くなかった

そうして7年の時を経て、またお2人がともに歌舞伎町に立つ時が来たんですね。

REN

引退してからも、ヒカルのことだけはずっと追いかけていましたよ。テレビやSNSで活躍を見るたびに、悔しいですけどヤキモチ焼いてました。一番のライバルとして戦っていたのに、なんでいまは違う場所にいるんだろうって。

一条ヒカル

僕もそうですよ。ずっと売上1億以上をキープし続けたのも、「RENさんも続けていたらこうなれたのに!」って後悔してほしかったのかもしれない。

でもね、去り際が超格好良かったんです。ラストイベントのときなんて、お客様が来すぎて座る席がなくて、一卓に詰めてまで座ってたんですよ。あんなラスト見たことがない。

しかも卒業後は自分で事業をされて、成功している。ホストクラブをちゃんと卒業して、その後事業を成功させている方って、意外と少ない。違う土俵でも負けたくないって、原動力になっていました。

お互いに、意識し続けた7年だったんですね。

一条ヒカル

同時に、RENさんを見ていて、group BJの教育は間違っていないんだって自信が持てたところもあるんです。

REN

group BJ出身ということは、自信を持って外へ出られた理由の一つですよ。7年間ゴミのポイ捨てはしていないし、体に染み付いている以上に、それが正しいと己が思えているんですよね。

歌舞伎町で「group BJは厳しい」と言われていたけど、「人として当たり前のことを教えてもらった」と思っています。おかげで、バカにされることや恥ずかしい思いをしたことは、一度もないです。学んできた人との関わり方は、一生活きると信じています。

一条ヒカル

ホストで学んだことを事業に活かして成功させる。このRENさんの道筋に憧れる男の子は、圧倒的に多いと思うんです。だから、僕はそうじゃない方のかっこいい生き方を追求しようと思いました。オーナーやレオ会長に受けた恩、RENさんが作ってくれたBJをずっと守っていきたいという気持ちで。

もうね、看板を降りなきゃいけないのはわかってるんですけど、ずっとなんか守っちゃって。

REN

うん。

一条ヒカル

帰ってきてくれるのを、ずっと待っていました。この世界で頑張ってきてよかったなって、いま思っています。

「キャスト全員が1,000万」という挑戦

今日は「ヒカル通信」の連載が始まって以来、ヒカルさんの雰囲気が一番柔らかい気がします。

一条ヒカル

僕いま、「一条ヒカル」というより本名の「辻」ですね。いやあ、でもRENさんと話せば話すほど、BJの凄さを感じます。

RENさんは事業を興して成功されて、またホスト業界で始めようとしている。僕は僕で、歌舞伎町でここまでこれた。何ももってなかったのに、運命ですよね。

REN

こうなるべくしてなっているなって思う。すごいですよね。

一条ヒカル

伸び悩んでいた時期に、オーナーの一声で生活が一変した。今度は僕らが、男の子たちにチャンスを渡していかなければいけない立場ですよね。

いま、ちょうど3年目ぐらいの従業員が男の子をまとめられなくてへこんでいたんですけど、当時の自分を思い出したら、僕も同じだったなって思い出しました。最初からうまくいくやつはいないです。

REN

俺もそうだよ。失敗しなきゃわからないことが、たくさんあるんだよね。もうさ、できることなら全財産はたいて18歳に戻って、病んでいる時間とか頑張らない時間を減らしたい

いま若い子たちに言えることは、夢中になって頑張れる時期って意外と短いんだよってことかな。

一条ヒカル

でも、BJにいると、いつまでも挑戦していいんだとも思えますよね。僕らにとってレオ会長の存在って未だにすごく大きいのですが、レオ会長は僕らよりもこの商売が長くてトップまで上り詰めながら、今年すすきのに出店して0から挑戦しているんです。会長には、勇気をもらっています。

REN

僕らの師匠が挑戦し続けているのに、自分がふんぞりかえっているなんておかしいですよね。自分がつまらない大人になっていないかって不安になったまさにその時に、刺激を受けたんです。

あの人がいつまでもかっこいいのは、挑戦し続けているからなんだろうな。

一条ヒカル

すごくわかります。僕も5店舗目にして、再び全員未経験キャストで、0からのスタートなんですよ。そこに混ざってプレイヤーをしているんですけど、現場は本当に勉強になります。何につまずくのか、というのを忘れてしまっていたことに気がついて。

いまこうして自分が改めて経験することで、男の子たちに伝えられることが増えた。だから自ら挑戦し続けるって、大事なんですよね。

ああそうだ、ところでRENさんの新店の場所はどこなんですか?

REN

メトツーです。

一条ヒカル

わあ、『THE GENTLEMEN’S CLUB / ジェントルメンズクラブ』 と同じビル! またライバルですね。

編集部注:メトツー=歌舞伎町2丁目に位置する「メトロプラザ2ビル」の略称。

『THE GENTLEMEN’S CLUB』は5階、RENさんの新店『Club Hallelujah -for elise- / クラブハレルヤフォーエリーゼ』は7階。

なお、ヒカル社長の新店『THE BUTLER’S CLUB / バトラーズクラブ』が1階、group BJ 『CLUB GUYS / ガイズ』も地下2階にあります。

REN

はい。初めは小さい箱からスタートしようと思って。

一条ヒカル

小さいところから育てるのが、一番面白いです! BJは組織として大きくなってきていますが、僕としては新店舗が中箱で、いまめっちゃ楽しいです。目指したいホストクラブの形も見えてきました。

REN

おお、それはどんなホストクラブなの?

一条ヒカル

いま、歌舞伎町の流れ的に50人、100人って在籍している大箱がかっこいいと言われていますよね。華やかでかっこいいですし、いつか目指したいと思うのですが、全員がちゃんと稼げているホストクラブって、まだないと思うんですよ。

REN

ないですね。全員はなかなか見られないですもん。

一条ヒカル

僕一人で目が届く限界が1店舗30人。その全員が1,000万円プレイヤーになったら、勝ちだなと思って。

大箱のホストクラブだと、「先輩たちは派手に売ってるけど、自分の給料は10万を切っている」という子が実は多いんですよ。その最低ラインを上げていかないと、業界の質は上がっていかないなと。いかにお店の中で収入の格差をなくすか。そこに、BJの教育が活きてくると思っています。

REN

だいたいどのお店もNo.10くらいまでは売上も発表するけど、一番下の子たちの給料は公表しないもんね。

一条ヒカル

この数字を見てどう思うかは人それぞれだと思いますが、僕は未経験者であっても全員が最低30万を稼げる環境を実現していきます。

REN

おお、これ、なかなか言えなくないですか? これからホストに挑戦してみたい人にとっては、めちゃめちゃ働きやすいですよね。全員が着実に30万を稼いでいける教育をする、と。

一条ヒカル

現に『THE GENTLEMEN’S CLUB』は、そうなりつつあるんですよ。17人ぐらいしかいない規模だけど、みんながちゃんと稼げているから雰囲気がめちゃめちゃいい。全員30万が叶ったら、次は50万とステップを上げていきます。

REN

やっぱり一条ヒカルはすごいな。会うと元気になるし、もうパワースポットですよ

僕が立ち上げるお店も完全新規店ですが、BJで学んだことは、その先の未来にも絶対に役に立つ。僕が保証します。一緒に創りあげてくれる仲間を、待っています。


SPECIAL CONTENTS

この度、一条ヒカルさんとRENさんが「horeruポーズ」を考案くださいました。

アプリでの顔痩せ効果も無効にしてしまうこの罪なポーズは、真のイケメンの証。

是非あなたもhoreruポーズで、イケメン無双となってください。


<INFORMATION>

『Club Hallelujah -for elise- / クラブハレルヤフォーエリーゼ』まもなくOPEN

<オーナー・RENのメッセージ>

歌舞伎町ホストクラブ
最高月間売上3000万
年間1億5000万円
3年連続1億突破
これらの経験全てが僕自身の実績です。

ホストビジネスにおいて有効的な技術や知識を共有出来たらと思います。

完全新規店ということで全員が主役です。

0から1を作るという経験は中々出来るものではなく、その経験は今後の人生にも必ずいかされると思います。

正直、有名店やグループと比べると劣る事はあると思います。

しかし、こういう0から始めていくお店だからこそ未経験者はもちろん、過去にホストをやっていたがうまくいかなかった経験者の方も含めて、自分自身を最大限に輝かせる事ができると思います。

ぜひ一度、僕らハレルヤの仲間になりませんか?

『Club Hallelujah -for elise-』求人連絡先 
電話番号 090-2514-6235
LINE ID:radio1st.ren


■ group BJ ONE’S CREATION 一条ヒカルプロデュース5店舗目『THE BUTLER’S CLUB』誕生!

求人情報はこちら


取材協力:合同会社  LA BOUSSOLE

取材・編集 柴田佐世子
撮影 池田実加
監修 柴山由香

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