ホストクラブのドンペリの気になる値段とは?コールの掛け声・価格・種類・歴史など全てを徹底調査【ドンペリの値段】

ホストクラブといえば、ドンペリを思い浮かべる方も少なくないと思います。

高い飲み物の代名詞としても使われる「ドンペリ」はよく耳にすることでしょう。しかしその実態について詳しく知っている方は実はそう多くありません。

今回はそんなドンペリについて詳しく紹介したいと思います。

ドンペリとは

そもそもドンペリはなんなのか?と疑問に思う方もいると思いますので、まずは、ドンペリについて簡単な概要からご説明していきたいと思います。

ドンペリとは『ドンペリニヨン』の略

「ドンペリ」と口にしたり耳にしたりすることは多々あると思います。ドンペリがシャンパンだという事はよく知られていますが、「ドンペリニヨン」の略語だという事をご存知でしたか?

フランスのモエ・エ・シャンドン社によって生産されるシャンパンの銘柄をドン・ペリニヨン、略してドンペリと言います。

「ドンペリ」がそこまでの地位を築けたのは、単においしいからではなく、「世界初のシャンパン」でもあるからです。

『フランスのモエ・エ・シャンドン社』生産の高級シャンパンブランド

そのモエ・エ・シャンドン社が生産するシャンパンの最高傑作をドンペリという訳ですが、シャンパンの元をただせば修道士が偶然発明したものです。

発酵中のワインを瓶詰めし、そのまま放置していたらシャンパンができてしまったという奇跡的な誕生でした。

腐ったブドウから製造するトカイワイン(貴腐ワイン)なんかも偶然の産物でできたというエピソードがあります。ルイ14世からワインの王と呼ばれたほど優れたワインです。

ヴィンテージシャンパンとしても有名

しかし、モエ・エ・シャンドン社が製造するシャンパンの全てがドンペリという訳ではありません。

シャンパンの中でも成熟年数が長いヴィンテージシャンパン(最下位のランクでも8年の熟成を行う)かつ「ブドウの出来のいい年のもの」でないとドンペリと呼べません。

つまり、ブドウの出来がよくない年の場合、ドンペリの製造がおこなわれない場合もあるという事です。それだけでドンペリの凄さが伝わるのではないでしょうか。

ドンペリの醸造責任者は『ヴァンサン・シャプロン』

上記の決定権があるのが、最高責任者が昨年ヴァンサン・シャプロンに移り、6代目最高責任者になったわけですが、先代の責任者であるリシャール・ジェフロワは28年もその地位を務めあげました。

代替わりをしてどのように移り変わっていくか世界中が注目しています。それだけの重責を背負う訳なので妥協は行わないお酒なのがわかりますよね。

シャンパンの父への敬意を表現したブランド

ちなみに何故ドン・ペリニヨンと言うようになったかと言うと、最初にシャンパンを発明したドン・ペリニヨンに因んで付けられました。

日本ではあまり人の名前が商品となることはありませんが、ヨーロッパのアパレルブランドなどは自分の名前をそのまま商品名にするという事はよくあります。

モエ・エ・シャンドン社は自分たちの名前ではなく偶然できたシャンパンを発明したドン・ペリニヨンに敬意を払ったという事になります。

ドンペリは今では貴重な物へ

昔はホストクラブやキャバクラなどでよく耳にしていた「ドンペリ」は、今では、身をひそめるようになりました。希少性が増しているため数年前より料金が跳ね上がってきています。

中国の富裕層で大人気に

それでも「ドンペリ」を頼む人がいなくなるわけではありません。実はホストクラブにも中国の富裕層が出現していて、ちょっと前に彼女らが手を出しました。

一時期日本で爆買いをする中国人が、度々報道されましたがホストクラブでもお金が落とされていたという事です。

日本のアイドルは中国で人気ですが、ホストも海外では人気があるという事でしょう。

爆売れ・そして品薄に

そしてドンペリもその中国人による「爆買い」の餌食となったわけです。ホストクラブで常備していたというものの、極めて希少性の高いドンペリがそう多くあったわけではありません。

絶対数が少ないドンペリが爆売れすると、次に起こるのは品薄です。まさに嬉しい悲鳴というべきか、ドンペリを多数取り揃えているというお店は少なくなり、ドンペリが注文されるという事も減りました。

価格改定により値段が2倍近くに

ドンペリは少なくなったものの、ホストクラブから1つもなくなったという訳ではありません。少なからずあるという事はそれを注文する女性客は少なからずいるという事です。

そうなってくると起こるのは価格改定です。数が少なくなっているため、元の金額で売ることが出来ない為、ドンペリの価格は跳ね上がってしまいました。

おおよそ1.5倍、お店によっては2倍にまで跳ね上がり、ドンペリを頼むという行為も難しくなってきました。

ドンペリ自体を置かない店も増えた

ドンペリを全く置かないお店も増えました。中小規模のホストクラブの場合ドンペリを頼む客も少なかった上、大規模のホストクラブはのどから手が出るほど欲しかったという構図ができるのは言うまでもありません。

両者の意図が合致したというべきでしょう。ドンペリがあるホストクラブはそれ相応の規模のみとなった訳です。

インスタ映えするお洒落なシャンパンが人気

さて流行語にもなった「インスタ映え」の波はこんなところにも訪れてきています。今では「ドンペリ」よりもよりインスタ映えするシャンパンが人気を博しています。

シャンパンは発泡性があるため証明とマッチしたらものすごくいい絵が取れます。それに着目した女性はひっきりなしにインスタ映えするシャンパンを頼むようになり、見た目がお洒落なシャンパンが人気となった訳です。


ドンペリのコール・掛け声は?

ドンペリコール、もしくはシャンパンコールという言葉を聞いたことはないでしょうか。

ドンペリを頼んだら店内のホストが四方八方から集まり女性をお姫様のごとく崇めるあれです。そんなコールはどのようにしたら起こるのでしょうか。

とんでもない金額を出せばコールは起こりますが、実はちょっとした奮発で姫扱いされることもできます。続いては、コールについて説明したいと思います。

ドンペリコール発祥の店『top dandy』の掛け声


出典: topdandy

ドンペリコールが初めて行われたのは『top dandy』と言われています。指定されているシャンパンの注文が入ったらマイクパフォーマンスが入りホストが集まります。

そして、頼んだ人から何か一言を求められる仕組みにもなっています

ちなみに超高額なシャンパンタワーをオーダーすれば、もちろんですが、3万円程度のシャンパンを頼めばコールが沸き起こるので頭の片隅にでも置いておいてください。


気になるドンペリの種類と価格は

ドンペリの希少性やお店での扱いは何となく分かったら次に気になってくるのがドンペリの種類や価格です。一重にドンペリと言っても様々な種類があり値段もまちまちです。

どんなドンペリが高いのか、もしくはどんなドンペリなら自分でも一度は頼んでみることができるのか。そういったところに注目していただけたら幸いです。

ドンペリにも階級がある

シャンパンの最高峰がドンペリという訳ですが、実はそのドンペリにも階級があります。

4つのドンペリの種類を最後にご紹介していきたいと思います。

ドンペリホワイト


出典:Amazon

「ドンペリ」と一般的に言われているのがこのドンペリホワイトです。

お店によっては単に「ドンペリ」と言ったり、「ドンペリニョン」と言ったりしますが、正式にはドンペリホワイトという事になります。

ドンペリの中では一番価格が安く頼みやすい商品となっています。とはいえ8~10万円がそう場でオーダーが入るとコールが入る事間違いなしでしょう。

ドンペリブラック『エノテーク』


出典:Amazon

ドンペリエノテークはラベルが黒いためお店によっては「ドンペリ黒」と呼ばれることがあります。成熟期間は16年程度で最後に出たヴィンテージは1996年と希少性に優れています。

値段はお店によって全然変わってきますが、3,40万円程度すると思ってもらって構いません。同じドンペリと言えど白とは一線を画している気がします。

ドンペリピンク『ロゼ』


出典:Amazon

ドンペリピンクはドンペリロゼとも言われています。ホワイトより希少性が高くドンペリホワイトまでは置いているけどピンクは置いていないという店も多いようです。

価格は20万円程度と、ホワイトとエノテークの中間位だと思ってもらえればいいのではないでしょうか。とはいえここまで来るとお店により全く異なるので30万円以上つけているところもあるかもしれません。

ドンペリゴールド『レゼルヴ・ド・ラベイ』


出典:Amazon

熟成期間約20年のドンペリゴールドは「レゼルブ・ド・ラベイ」と言われています。恐らくホストクラブにおいてある中では最高峰のドンペリだと思います。

芸術作品とも呼ばれているこのドンペリゴールドは70~80万円が相場ですが、「ASK」と書かれている場合もあります。とにかく高いという事だけ覚えておいてください。

まとめ

いかがでしたか?ドンペリの希少性や値段について分かってもらえたら幸いです。

ドンペリ口や耳にすることはよくあっても簡単に手の届く代物ではありません。

「ホストの誕生日には頼まなければいけないのか?」と難しく考えず「頼めるなら一生に一度一回頼んでみよう」程度に考えておいてください。

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