【キャバクラのおきて】風紀とは?禁止される理由やバレてしまったキャバ嬢のその後

キャバ嬢たちに禁止されている「風紀」。

とっても厳しい罰則が用意されているほどですが、風紀って何?実際違反した場合ってどうなるの?

今回はキャバクラの厳しいおきてである「風紀」についてです。

キャバクラのおきて「風紀違反は罰金」⁉

ほとんどのキャバクラでは風紀違反に罰金を規則にしています。ではそこまで風紀が問題視されているのでしょうか?

風紀とは?

いわゆる職場恋愛。キャバ嬢とボーイが恋愛関係になってしまうことを風紀と呼び、禁じられています。

付き合うくらいいいでしょと思われるかもしれませんが、キャバクラはお客様とキャバ嬢の疑似恋愛を売るお店。

2人の問題に終わらず、様々なデメリットが生まれてしまうのです。

店側が決める風紀のルールとは

どこまでを風紀違反と言うのかは店ごとに異なります。

また、風紀を防止するために勤務上の規制を設け、対策を取っている店もあります。

お店によってルールは異なる

風紀を犯した場合の罰則は、罰金やクビなどかなり重いもの。キャバ嬢よりも男性のボーイ側の罰則の方が重めとなっています。

性的関係はNGだけど、ただの交際ならOKという店もありますが、概ねどの店も交際自体禁止することが多いようです。

社員とアルバイトスタッフで規制が異なる

一般企業で社員とアルバイトの間で役割が大きく違うように、キャバクラでも規制が異なる店もあります。

キャバ嬢と会話ができるのは社員のボーイだけで、アルバイトのボーイは挨拶以外の会話は一切禁止だったり、社員がいない場でキャバ嬢とアルバイトのボーイが二人きりになることは禁止など、明治時代の令嬢もかくやな囲い込みをしている店も。

男女が接する時間を極力減らし、リスク回避を図っているようです。

実情は…?

しかし、厳しいルールがあっても、男女が一緒に働いていれば職場恋愛は生まれます。

起こる数は少数ながら、店側の損失が大きくなるものが風紀。店側も厳しい罰則やルールで徹底して防止策を講じているのです。

なぜ禁止されるの?キャバクラが風紀に厳しい理由

キャバクラでタブー視される風紀。問題視される理由は何でしょうか?

理由①接客の質が落ちる

疑似恋愛でお客様を楽しませるのがキャバ嬢の仕事。同じホールに自分の恋人がいるのに、他の男性に口説かれたりいちゃいちゃしてる姿を見せたくはありませんよね。

また、キャバ嬢も、恋人であるボーイが自分以外のキャバ嬢を担当して、あれこれ世話を焼いたりする姿を見るのは感情では割り切れないものです。

理由②お客様とのトラブルの原因に

キャバ嬢である以上、お客様から口説かれたりおさわりも当然あります。恋人であるボーイはそれに嫉妬を覚えながらも黙認しなくてはなりません。

行き過ぎた場合には注意もしますが、自分の恋人に迫られて制止する際、本気で相手をして最悪お客様の機嫌を損ねてしまうトラブルに繋がりかねません。

普段はプロに徹することができる人も、恋愛感情が入ると難しくなってしまうものです。

理由③キャバ嬢がお店を辞めてしまう

風紀違反が表に出てしまった場合や、秘密の職場恋愛が実を結んだ場合、最悪お店を辞めてしまうパターンが多くなります。

お店としてはキャバ嬢は大切な商品。長く働いてもらいたいのに、スタッフとの恋愛でその期限が切られてしまうのは避けたいところです。

風紀違反が起こる理由は?

禁止されていてもなぜか起こってしまうのが風紀違反です。

風紀が起こる原因としては、キャバクラという特殊な環境が下地となっていることが多いようです。

理由①長い時間同じ職場にいるから

男女が1つの空間が長時間一緒にいれば、当然互いに気を許すようになります。

また、ボーイはキャバ嬢の仕事の悩みを一番近くで見て、トラブルから守る立場。話す機会も多いことから悩みを相談したり、プライベートな会話もするようになり、自然と恋愛関係に陥ってしまうのです。

理由②同じ目標を持って協力する仲間だから

「売上を上げるため」という共通の目標があるだけに、協力し、気持ちも寄り添っていくことになります。

同じ目標に向けて協力しあう仲間意識から、理解し支えあう恋愛へ。恋愛に陥りやすいパターンですよね。

理由③禁じられた恋ほど燃える

障害がある恋ほど燃えるというもの。隠れて付き合うシチュエーションをゲーム感覚で楽しむ人もいれば、背徳感に酔ってしまう人も。

恋愛ってままならないものなんです。

風紀を犯してでも⁉風紀のメリット・デメリット

それでも恋をしてしまえば貫きたくなってしまうのが風紀。

風紀を犯した場合のメリット・デメリットを考えてみましょう。

デメリットしかない

実際のところ、風紀の果てにあるものはデメリットばかり。

隠して付き合っていても、疑似恋愛を売りものにするだけに他のスタッフも色恋には敏感。あっという間に周囲にバレてしまい、職場の空気を悪くすることに。

また、恋人の色恋営業を目の前で見なければならない、他のキャバ嬢に優しくしている姿に嫉妬してしまうなど、我慢も大きく破綻しやすい環境です。

相手によってはメリットも?

メリットはほぼありませんが、店長や店のオーナーという経営陣との風紀の場合は、高待遇が期待できるかもしれません。

しかし、それに気づいた周囲とは付き合いにくくなってしまう可能性は大ですね。風紀のメリットはないものと考えた方がよさそうです。

風紀がバレてしまった時のお店の対応

隠していた風紀が明らかに!その後はどのような対応が待っているのでしょうか。

店長から厳重注意

まずは店長から厳しい注意や警告を受けることに。

この場合、キャバ嬢よりも男性のボーイ側が「商品を傷つけた」として厳しく責められる傾向にあるようです。

退店(クビ)にしてしまう店もあれば、罰則が用意されている店もあります。

毎月の給料から罰金が天引きされていくことも

風紀は最大のタブーと言われるだけに、罰則も重いものが科せられます。

高額の罰金の場合、数カ月間、お給料から毎月罰金が天引きされるなんてことも。

実際にバレた人のその後

風紀がバレてしまった後、風紀を犯した二人はどうなるでしょうか?

大きく分けて2パターン。どちらもお店側にとってはあまりいい結果ではありません。

①別れる

厳重注意と周囲の視線もあり、別れた場合。お互いが軽いノリのキャラだった場合はそのまま仕事を続けられるパターンもありますが、だいたいは周囲の目が気になって辞めてしまうことが多いようです。

職場恋愛は別れてからが難しいんですよね。

②お店を辞めて結婚することも…

ハッピーエンドながら店にとっては一番残念なパターン。

これを機に、キャラ嬢とボーイが水商売から足を洗って結婚してしまうパターンも少なくないようです。

風紀違反の罰金、法律的には実は…?

入店前の契約書に風紀違反の罰金ルールが書いてあったり、事前に誓約書を書かせるという店舗がほとんどです。

男性側にのみ罰金を要求する店もあれば、男女双方に求める店もあります。

労働基準法では違反したときの罰金金額を規則にはできない

罰金の金額は50万円や100万円など、罰則にしてはかなりの高額。

実際、労働基準法ではあらかじめ違反したときの金額を規則にすることは禁止されています。このため、支払う義務はありませんが、水商売業界でこれからも働いていきたいなら…という人はいるでしょう。

まとめ

法外な罰金を規定するくらいに、風紀とは水商売業界では禁止されている行為。

恋愛に陥りやすい環境であること、自分がキャバクラのキャストとして働いている自覚を強く持ち、風紀をしないように気を引き締めましょう。

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