【group BJ ONE’S CREATION 初の髭千万Player・アラタより愛をこめて】THE GENTLEMEN’S CLUBの歴史を辿る

2020年1月も、大手ホストクラブグループ ・group BJ では1,000万プレイヤーが続々出現! 『THE GENTLEMEN’S CLUB / ジェントルメンズクラブ 』からは待望の髭千万プレイヤー(素敵なあごひげをたくわえた1,000万プレイヤー)が爆誕しました。

それはキャリア3年で初の月間売上1,000万を突破した、30代の大人ホスト『アラタ』主任。group BJ 店舗の立ち上げに何度も関わってきた経験豊富なホストです。

今回はそんなアラタ主任に、ホストになったきっかけから『THE GENTLEMEN’S CLUB』への想いまでをたっぷりと語っていただきました。福岡育ちの純朴な青年が、ホストクラブで見た夢とは? 最後までゆっくりご覧ください。


──アラタさん、本日はよろしくお願いいたします。まずは自己紹介をしていただけますか。

アラタ
『よろしくお願いします。僕は2018年4月入店なので、ホスト歴は3年弱です。最初は group BJ の『BLACK DIAMOND CLUB / ブラックダイヤモンドクラブ』に、プレオープン中に入店しました。実は僕はそのあと『CLUB ARTIST/ アーティスト』、『THE GENTLEMEN’S CLUB / ジェントルメンズクラブ』とお店の立ち上げからグランドオープンまでの流れを3度経験しています』

──なんとも濃い3年ですね!

アラタ
『そうなんです。めちゃめちゃありがたい経験をさせていただきました』

──3度ともなると、『THE GENTLEMEN’S CLUB』立ち上げの際はもう、気持ちに余裕もあったのではないですか。

アラタ
『いやぁそれが、『THE GENTLEMEN’S CLUB』のときは2020年3月のプレオープン期間後、4・5月と自粛期間に入って6月グランドオープンという風になったので、正直自分の今までのやり方が通用しませんでした。

なので正直、自分の中で最初は上手くいっていなくて。そこから徐々に新しく、今のやり方を模索したようなかたちです。当時はとくに、長く僕に関わってくれるお客様の存在がめちゃくちゃありがたかったです。それに、今のやり方しか知らないキャスト達と一緒に学びながら、横並びで準備をすることができたのが、僕としては良かったなと思っています』

──そうだったのですね。ええと、思いっきり別な質問をしてしまうのですが、Twitterの「アラタです」というツイートは何なのでしょうか?

アラタ『あれは特に意味はないんです、「アラタです」と名乗るだけの手動BOTみたいなイメージでやっています。あとTwitterはいつ投稿したかという時間が出るので「おれ、この時間から起きてるよ」というアピールなんです(笑)。遡ったら早い時間の日もあれば遅い時間のときもあるんですけど。遅い時間の日は「やっべ、忘れてた!」というときです。でも……特に意味はないです(笑)』

ケンジ相談役と星空を見上げて将来を語った中学3年の頃

──アラタさんがホストになったきっかけは、夏目ケンジ相談役がもともとお友達だったからだとか。

アラタ
『そうなんです。6年ほど前の話なのですが、ケンジ相談役は当時とあるホテルで働いていたんです。そのホテルの宴会会場で group BJ の年間表彰式が行われたときに、ケンジは配膳を担当していたらしくて。

そのとき一条ヒカル会長が壇上で語った言葉がめちゃくちゃ刺さったと、とにかく頭にイナヅマが落ちたくらいバーンと衝撃を受けたと言って、その日の夜に僕に電話がかかって来たんですね。「ホストってめっちゃナメてたけどさ、かっこいい人がおってさ」って』

──ええー!

アラタ
『で、電話で延々2時間くらい話を聞かされたんですが、僕もケンジとは感性が似ているので「うわ、すごい人がいるんだね!」とすぐに影響されました。そのときは話はそれで終わったのですが、そこから3年ほど時が流れたある日、ケンジが「俺もホストやろうかと思うんよね」と言ってきて。

「マジか!」と思いつつも「30歳手前でいきなり始められるなんてめっちゃい人生の選択だと思う』って伝えて、最初は客観的に応援していたんです。でも僕も3年前に聞いたヒカル会長の言葉を全部覚えていて、僕も会ってみたいなと思って。

そのときちょうど僕が30歳を迎える年で、僕もやっぱり「今までとはまったく違うことを経験として取り入れたい」と思っていたので。上手くいかなければまた戻ればいいしという気持ちで相談したら、ヒカル会長にお会いできることになって、その3日後にはお会いして「僕も入店したいです」と言っていました(笑)』

──トントン拍子だったわけですね。あのう、もともとのアラタさんとケンジさんのご関係は……?

アラタ
『地元の福岡の友達で、22年前に知り合いました。知り合ってから数年後の中3のときに仲良くなって、そこからずっと仲良くしています。中学生時代、僕は同じ学年の9クラス全員の名前を覚えるくらい学校が好きで、誰とでもめちゃめちゃ喋る感じでした。逆にケンジ相談役はおとなしくて人見知りするタイプで、孤独を愛するタイプでした』

──対照的なお二人ですが、なぜ仲良しに?

アラタ
『中学3年の部活引退後のあるとき、仲良し連中で「チャリで行けるとこまで行く旅したくない?」という話になったんです。なのに前日になってみんな「やっぱり行けなくなったわ」とか言ってキャンセルしてきたんですね。それで僕とケンジだけが残って、当日2人でチャリ旅を決行したんです。

そうしたらもう、その1日で仲良くなりました。山の中の公園でふたりで野宿して、当時の彼女の話とか、あとハマってる音楽をパカパカケータイの着メロで聞かせながら教え合ったり……バリバリの星空を見上げながら「俺たち将来どうなるんやろうね」とか話していました。あれがなかったら仲良くなってないかもしれないです』

──わぁ、エモい。そのエピソードだけでもう映画化決定ですね。

「負けず嫌い」精神を養って徐々に頭角を現す

──ではホストになられたころまで話を戻して……30歳でホストになられたとき、戸惑いや苦労はありましたか?

アラタ
『やっぱり最初は怖かったですね。歌舞伎町に白いハイヒールが片方ポンって落ちているのを見て「なんじゃこりゃ!」って思ったり(笑)。あとは単純に、年齢関係なくみんなめちゃくちゃシッカリしていて。売上がすごかったりとか、女性とお話するのも上手で、30年生きてきた自分から見ても「すごいなこの人たち」と思いました』

──例えばどなたに対してそう思われましたか?

アラタ
たお代理とか、現『ARTIST』の世一さんとか。彼、当時まだ18歳でした……。あとは代理も『BLACK DIAMOND CLUB』にいました。意識の高い人が多くてみんなすごく頑張ってて、でも自分は頑張り方が分からず「年だけ食って何やってんのかなオレ」と、すごくもどかしさ、焦燥感がありました』

──それだけ皆さんの存在が刺激になっていたということですね。

アラタ
『そうですね。僕はどういう風にやっていったらいいんだろうって毎日考えて動き回って、とにかく必死にやっていました』

──実際、どういう風にやり方を学ばれましたか?

アラタ
『周りのみんなを見て勉強していました。当時はヒカル会長も現場に入ってくださっていたので、会長の接待を間近に見ながら「すっごいな」と思っていました。面白すぎて、ヘルプをさせていただいているくせに、僕らが腹抱えて笑わせられてしまうんですよ。言葉選びとか配慮のすごさから、ヒカル会長は魔法使いみたいでした』

──『BLACK DIAMOND CLUB』時代の大きな学びですね。

アラタ
『それにそのとき、鳴代理がめちゃくちゃ卓数が多いから、毎日営業後に気になることを全部彼に聞いて、それをメモしては実践していて。それを繰り返して、ちょっとずつ売上が上がっていきました。『BLACK DIAMOND CLUB』時代で負けず嫌いの精神が育まれましたね。

そのおかげか『ARTIST』のグランドオープン月に僕、初めてナンバーワンになれました。そこからまた「絶対に僕が店を引っ張れるようにがんばらないと」「ナンバーを落としちゃだめだ」という風に意識が変わって、そのまま『ARTIST』時代を終えて』

──そして『THE GENTLEMEN’S CLUB』時代へと突入されるわけですね。

自粛前後のオープンから、エンジェル合戦が起こるまでに急成長した『THE GENTLEMEN’S CLUB』

──ではここからは、『THE GENTLEMEN’S CLUB』オープン前からの歴史を教えていただきたいのですが。

アラタ
『僕本位の話になってしまうのですが、2020年の頭のほうから自分自身の調子が良くなくて……。でも「ここから頑張ろう!」 という意識になった3月、社会の雲行きがあやしくなってきました。

ですが新しく入ってくれたキャストにちゃんと背中を見せられるようにやらないと、という意識と、彼らみんなが色んな思いをこめてここに来たことが分かるから、「いい景色を一緒に見たい」という意識がめちゃめちゃあったので。なんとかうまく生かせるようにしたいなという気持ちで、コロナ自粛期間中は過ごしていましたね』

──なるほど。自粛期間中はSNSリレーなど、色々なことをやっておられましたね。発案はアラタさんやケンジさんでしたか?

アラタ
『いえ、みんなでZOOM会議をして、「自己紹介リレー」「やってみたリレー」「君に読む物語リレー」など各々が案を出し合いました』

──そうだったんですね。私共も楽しく拝見していました! そして自粛が終わったグランドオープン後は、輝夜さんとのエンジェル合戦などが話題でしたよね。

アラタ
『ああ! そもそも輝夜補佐は普段から、序盤で高額のお酒を卸してもらって「かかって来いよ」スタイルで盛り上げるんですよ。彼はそれをずっとやり続けていて、1月の締め日でもマグナムとか高額なシャンパンを、営業序盤にドンドーン! と卸していました。

8月のエンジェル合戦の日もまさにそんな感じで、「のっけからエンジェルシャンパンのオーダー入りました! さぁかかって来いよ」という空気で。僕はそのとき、小計で80万くらいのエンジェルヴィンテージを入れられれば、勝てるなと思ったんです。 ただその日のラストオーダーに実はこはく補佐もエンジェルを入れて。小計で70万くらいのものなんですけど、まさかこはく補佐がそれをすると思ってなかったので、この日は思いがけずエンジェルが3本そろいました。

僕がヴィンテージで勝ったので「よっしゃ」となったんですが、こはく補佐は絶対に自分がラストソングだと思っていたみたいで「ウソでしょー?!」と言っていて、輝夜補佐も「いやヴィンテージ~!」と悔しがっていました。ただその数日後に輝夜補佐が「あれはめちゃくちゃ悔しかったから」と言って、エンジェルヴィンテージのオーダーを入れたんですよ。マジでアイツはすごいなと思いました』

──レベルが高い!『THE GENTLEMEN’S CLUB』、本当に楽しいお店なんですね。

アラタ
『はい、意識の高い人が多いと思います。グランドオープンの6月の時点でレベルが高かったですね……なんでこんなにすごいんだろうこいつら、とマジで思います。

ホスト未経験のキャストばかりではありましたが、そもそも意識の高い人が集まっていて、承太郎マネージャーがアドバイスをめちゃくちゃしたりしてくれていて。僕とケンジだけではなく、マネージャーありきでここまで成長できたんだと思います。僕自身は特別すごいことも何もしていないです、マネージャーの気遣いがやっぱり半端ないです』

──『THE GENTLEMEN’S CLUB』の方にお話を聞くと、いつも承太郎マネージャーのお名前が出ますね!

group BJ は僕の人生の一部

──1月度、ホスト人生初の1,000万達成。改めてお気持ちをお聞かせください。

アラタ
『正直、最初は「やったー、オレ1,000万プレイヤー!」みたいな実感はなかったです。ああやっと、という気持ちでした。過去にタイミングをことごとく見逃してきたというか、自分で限界をかけちゃっていたんですよね。

でももともと12月で1,000万を売るつもりが達成できなくて本当に悔しかったのと、今年からケンジが相談役になって店舗トップが僕になるのに、トップが1,000万プレーヤーじゃないというのは、お店の従業員に対して「僕なんかがトップで申し訳ない」という気持ちになってしまうんですよ。

だから1月はやれることをやりまくって、お客様にもやっていただいて、「どうにかして絶対に達成したい」という意識で動いていました。自分がトップだから絶対にみんなを引っ張るぞ、僕からまずやってやるぞという気持ちで1月は走りました。従業員とお客様のおかげですね。皆が頑張ってくださったおかげで、僕も頑張れました』

──1月から group BJ 様は時短営業をされていますが、影響もあったのではないですか。

アラタ
『影響がなかったわけではないですが、それを絶対に言い訳にはしたくないなと思いました。頭を使えば現状打破はできると思いましたし、思考を止めなければ次に出る言葉も変わっていきました。「こういう営業だからこそ1,000万いきたいんだ」ということをお客様に伝えて、達成できたという感じですね』

──そうだったんですね。しかしお話を伺っていて、アラタさんは本当に従業員様と group BJ のことが大好きなんだなぁということが伝わってきました。

アラタ
『それはそうです。だって、僕の人生の一部なんで。入ったころはちょこちょこ怒られることもあったんですけど……』

──ちょっと意外です(笑)

アラタ
『BJ のルールのひとつに10分前行動というものがあるんですけれども、それが僕は時々できなくて。僕はみんなより年上なのに10分前行動もできなくて恥ずかしいなと思いました。そういう基礎基本の徹底した BJ の教えはありがたいなと思います』

──そう語るアラタさん、すごくいきいきされています! ここで改めて『THE GENTLEMEN’S CLUB』さんへの愛を語ってください。

アラタ
『もう、みんな大好きです。「君に読む物語リレー」のときの言葉は、従業員に向けて言っていました。もちろんお客様に向けてでもあったんですけど、「この時代だからこれを伝えたい」という気持ちでやっていました』

──こちらの記事にリンクを貼っておきますので、従業員様にもお客様にも改めてリプレイしていただきましょう!

1億突破店舗をめざす! 突破の暁には……?

──最後に今後の展望をお聞かせください。

アラタ
『この月間売上1,000万の継続と、BJ の月間最高売上が『GUYS /ガイズ』ロイ支配人の5,000万なので、5,000万プレイヤーになりたいです。かなり高い壁ではあるんですけど。あと僕はリシャールを卸していただいたことがまだないので、リシャールを5本を目標にしたいですね』

──素敵な目標ですね。では、今後お店として目指していかれるのはどのようなところでしょうか?

アラタ
『「大人と遊ぶの好きですか?」 がお店のキャッチコピーなので、大人っぽく基礎基本に忠実であり、でもギラギラしていて面白いやつら、でありたいです。すでに面白い奴らは集まっていて、高額の売上を上げることもナンバー入りキャストはもうある程度できるんですよ。なのでそれの継続と、1,000万プレイヤーをあと5人は輩出しないとと思っています。

幹部補佐たちはもちろん、他のメンバーももっともっと成長して、やっぱり目指すは1億店舗、そして、グループナンバーワン店舗になりたいです。』

──ではグループナンバーワンになるためには、どうしたらいいのでしょうか。

アラタ
『やっぱり『DARLIN / ダーリン』さんとか『GUYS』さんなどナンバーワンになった店舗さんを参考にしつつ、僕がプレーヤーとしてみんなにできることはなにかなって考えたら、売上をめちゃめちゃ上げることとか、組織作りが大事なんじゃないかなと思います。でも、めちゃめちゃ一番大事なのは、愛だなって思います』

──愛、ですか。

アラタ
『愛をもってお互いを尊敬し合う環境がないと、僕は良いお店にならないんじゃないかなって思います。もちろん今、みんなが愛をもってやってくれていると思っていますが。もしかしたら僕も組織づくりにあたって気付けていないことがあるかもしれないので、そういったことにも気付いて、もっと気持ちのいい集団になれたらいいなと思います』

──すでにそんな方々になっておられると思います。

アラタ
『いや、まだまだですね! もっと頑張って、今年中に1億店舗を目指します。1億店舗突破したら、承太郎マネージャーが坊主になるそうなので……』

──なんと(笑)。いろんな意味で期待しています! この度は素敵なお話をありがとうございました。

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