【group BJ JKC No.1対談】楠林檎×琥珀ナツ──覇者になるための新ルール

ホストクラブグループ・group BJ の最大イベントのひとつと言えば「Junior King Cup」=JKC。店舗の枠を超え、入店1年未満の group BJ 新入店者たちが、月間売上金額で競い合うイベントです。

2021年7月度は、JKC だけでなく「JKC+」も今年初めて同時開催。中止となってしまった2020年度の JKC 対象者が参加し、改めて実力を比べ合うこととなりました。

結果、「JKC+」は『THE GENTLEMEN’S CLUB / ジェントルメンズクラブ』楠 林檎幹部補佐が大勝利。

楠 林檎 幹部補佐

そして「JKC」は『CLUB BIDAN / ビダン』琥珀ナツが、No.1の称号を獲得しました!

琥珀 ナツ

今回はそんな JKC 覇者となった二人の、フレッシュな対談をお届けします。あなたならどうしても負けられない戦に備えて、どんな準備をしますか?


──本日はJKC特別対談ということでお邪魔しております。よろしくお願いいたします。お二人とも大変なご成績をおさめられたと伺いました。おめでとうございます!

林檎・ナツ
ありがとうございます!

──今回は「覇者の共通点」を探っていきたいなと思っています。よろしくお願いいたします。

学生時代はスポーツ三昧の日々だった

──まず、学生時代はお二人とも部活に打ち込まれていたと伺いました。どんなことがあったか、覚えてらっしゃいますか?

林檎
僕は小3から10年間、野球をやっていました。野球部って練習が長くて、朝から夕方までずっとグラウンドにいるんですよ。とにかく時間が無かったなと、今ふりかえると強く思います。他の早上がりの部活がめちゃくちゃ羨ましかった。

ナツ
へぇ……!

──朝練もあったということですね。小3から約10年もの間、そんな大変な野球を辞めずに続けられた魅力はなんだったのでしょうか。

林檎
そうですね、中学校までは野球の才能が他の人よりあると思っていて、進路も野球で決まったようなものだったので、「続けていたら良いことしかない」と思ってやっていました。 あとは単純に楽しかったからですね、やっぱり 。

──継続に重きを置かれていたんですね。楽しいというのはチームプレイの楽しさでしょうか?

林檎
それもなのですが、野球ってサッカーやバスケと違って、フィールドにチーム全員がいるわけではなくて、1人が打ってあとは全員ベンチですよね。そこでみんながアッと驚くようなプレーを出来たときがめちゃくちゃ気持ちよくて、すごく楽しかったんです。

──林檎さんにスポットライトが当たるような感覚ですね。今のお仕事にも通ずるところがあるように思います。野球をしていて、なにか身に着いたことはありますか。

林檎
強豪校にいたこともあって、とにかく指導者がこわくて。忍耐力がめちゃめちゃついたと思います。『THE GENTLEMEN’S CLUB』の中でも忍耐力は間違いなく一番だと思います。

『THE GENTLEMEN’S CLUB』も野球部っぽさがあるというか、めちゃめちゃ厳しい部活に入っちゃったような感じがします(笑)

──でも、その厳しさが今の『THE GENTLEMEN’S CLUB』の発展につながっているわけですもんね。

林檎
はい、そうだと思います。キャストのみんながすごすぎて、強豪校に入っちゃったような感じがします。本当に厳しい。

──とおっしゃりつつ、林檎さんはいつも楽しそうです。

林檎
僕きっと、ドMなんでしょうね。

──なんと(笑)。ナツさんはサッカーに打ち込まれていたそうですが、今の林檎さんのお話はいかがでしたか。

ナツ
いや、色々と似ているなと思いました。僕は小1からサッカーをしていて、選抜メンバーに選ばれたりとサッカー以外何も考えずに過ごしていて。高校もサッカーで行ったから、サッカーを続けていれば良いことがあると思ってました。

──ナツさんはサッカーのどんなところが楽しかったですか?

ナツ
個人戦ではなく、チームで戦って勝つというところが気持ちいいです。

林檎
似てますね!

ナツ
でも僕は、相手チームも自分のチームも全員フィールドにいる中で、いいプレーをするのが気持ち良かったですね。

林檎
ドSタイプですね(笑)

──ナツさんがサッカーを通じて学んだことは?

ナツ
それも一緒だなと思って、僕もコワイ指導者がいたので忍耐力と……あと、怒られないように媚びの売り方を覚えました!

林檎
ふふ!

──詳しく教えてください(笑)

ナツ
いやもう、とにかく気に入られるようにお世辞を言うとか、そんな感じで……媚び、売ってました!

──予想の斜め上のご回答でした(笑)

バースデーは JKC 勝利に関係ない

──では、お話を過去から現在に移しまして。お二人が今、いちばん大事にしていることはなんですか?

林檎
僕は、ありがちかもしれないですけど……周りの人のために動くということしか原動力にならないので。良くも悪くも自分の動きが、周りの誰かが目立つきっかけになってくれたらいいなというのがあります。

ナツ
おお……すごく素敵ですね。年下だと思えないです。僕が21歳だったときって、こんなだったかな。

僕は、謙虚と感謝を忘れないようにするというのは自分の中にありますね。それだけはこの先どうなっても忘れないように、と思っています。ホストになって改めて、その大切さに気付けました。

特に先月はバースデーと JKC があったので、また実感しましたね。大事にしていきたいなと思っています。

──お二人とも先月はバースデーだったんですね。すっごくイジワルな質問なのですが……もし JKC がバースデー月のイベントではなかったとしたら、お二人は覇者になれていたと思いますか?

林檎
僕は多分、獲ってます。前回の JKC が終わってから、本当に JKC が僕の夢で、今年の1月から姫には「JKC、JKC」ってずっと言っていたんです。

もうバースデーよりもJKCって、延々と言ってました。だからたぶん、林檎姫は今年の頭から「JKC」を飽きるくらい聞いていたと思います。

ナツ
僕もずっと JKC を獲りたいと姫に伝えてきたので、結果は変わらなかったと思います。誕生日だからというお話はしていなくて、「JKC に勝ちたい」とずっと言ってきましたから。

──そうでしたか、恐れ入りました。失礼な質問でした。

林檎・ナツ
いえいえ。

覇者になりたいならアニメを見よう

──ありがとうございます。では次の質問です。お二人の休日の時間の使い方は?

林檎
僕はめちゃめちゃ、アニメを見てますね。最近のおススメは『ウマ娘 プリティーダービー』です。すごく面白いんですよ、本当に。テーマソングの『うまぴょい伝説』はラストソングでも歌いました。

ナツ
本当ですか?(笑)

林檎
はい! 僕の席でシャンパンオーダーが入ると『うまぴょい伝説』が流れるようにもしてもらっています。あの曲を聞くと元気が出ます。

──覇者になりたかったら、ウマ娘を見て聞くことだと。

林檎
はい。ガチでやれば勝てます!

ナツ
僕はじっとしていられないタイプなので、アニメをずっと見たりができないんですよね。休日はお客様と出かけたりすることが多いです。

決まったコースはとくになくて、ひたすら話をしたり相手が行きたいところにいったり、僕が食べるのが好きなので食事に行ったり。ひとりで過ごしていると落ち着かなくて。

──ホストは天職なんでしょうね。

ナツ
そうなんですかね。ああでも、『クレヨンしんちゃん』ならずっと見ていられます。しんちゃんは好きなんですよね。月に1日は他に予定を作らず、ずっと家でしんちゃんの映画を見たりしています。

林檎
そんなにしんちゃん見てる人、あんまりいないですよね、きっと。僕、あまり見たことがないです。

ナツ
ほんとですか? 僕は『クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん』が好きです。

林檎
めっちゃ泣けるやつじゃないですか!

ナツ
あ、それは分かるんですね(笑)

信じる者は救われる……?

──次の質問です。おふたりが勝負に「勝つ」ためにしている努力は?

林檎
僕は風水とかを信じるタイプなんです。7月の最初には、『ラブライブ!』の聖地になっている神社に「JKC に勝てますように」って、お祈りしてきました。

ナツ
僕はそういうの全然してなかったです……!

林檎
別にいいんですよ、これは誰しもがやらなければならないことではないですし(笑)。でも僕、本当に信じやすくて。昔、怪しいツボを買いかけたこともありますよ。

ナツ
ええ、本当ですか? やばい。そんなことあります?

林檎
高校一年生の校外学習が横浜でありまして、お小遣いを多めにもらって中華街に行ったんです。そうしたら、占いとか手相のお店がすごくいっぱいあるじゃないですか。そういうお店で「あなたのイメージカラーは深い赤だ」とか言われて、よく見るとお店の奥の方に、深い赤のツボが並んでて。

あのツボがどうのこうのと勧められて本当に買いかけたんですが、友だちが「校外学習中だよ」って止めてくれました。でも、班行動じゃなかったら買ってました。

ナツ
(大笑い)

──おひとりじゃなくて本当に良かったです……! 意外な一面でした。ナツさんはいかがでしょうか?

ナツ
僕は本当にそういうのは全然なくて……うーん、なんでしょう……。あ、でも靴は左足から履くというのはあります。

林檎
それは……右利きだからなのでは?

ナツ
あ、そういうことなんですかね?(笑) でも、サッカーをやっている頃からの習慣で。左から履くとなんだか、身体の調子が良い気がするんです。

林檎
ああなるほど、ルーティーンですね!

──自分の調子が良くなるきっかけをちゃんと分かっているということですね。良いヒントになりそうです。

ナツ
そうですかね、ただ左足から靴を履いてるだけなんですけど……。でも、ツボを買いそうになったことはないですかね!(笑)

常に抱く「尊敬の念」

──お二人が尊敬している人物は?

ナツ
僕は、『レオ』会長と『九条カナメ』プロデューサーあっての今なので。そのお2人を尊敬していますし、ついていきたいと思っています。

『BIDAN / ビダン』に体験入店したとき、最初に色々お話してくれたのがプロデューサーで、その印象が強すぎて。すごくかっこよくて、直感で「ついていきたいな」と思って、今に至ります。

林檎
僕は、『一条 ヒカル / いちじょう ひかる』会長、『翔 / しょう』社長、『空条 承太郎/ くうじょう じょうたろう』GM含め、お店の皆は当たりまえとして……『新世紀エヴァンゲリオン』の主人公の碇シンジくんですかね。

ナツ
へぇ~!

──前回の取材でもエヴァのお話がありましたよね。シンジくんのどんなところが?

林檎
エヴァンゲリオンって、同じことの繰り返しのお話なんです。なのでシンジ君にも同じことが繰り返し起こるんですよ。「エヴァに乗れ」と言われて乗って、イヤな思いをして、また「乗れ」って言われて、仕方なく乗ってイヤな思いをして……というのをずっと繰り返すんです。

でも繰り返すと、ちょっとずついい方向に変わっていくんですよね。そうやって乗り越えられて行っているのがすごいなと思って、自分と重ねたりしてみています。彼もそうですが、僕もすごくヘコみやすいので。

ナツ
ええ、意外です。

林檎
ナツさんはエヴァ、見ました?

ナツ
いえ、僕は見てなくて……。

林檎
是非見てください。『ミサト』さんというお姉さんが「行きなさいシンジ君! 誰かのためじゃない、あなた自身の願いのために!」って言うのが、めちゃめちゃ良いシーンなんですよ!

ナツ
分かりました!(笑)

ラップでメイクするみんなのスマイル

──では最後に、これからのお2人のことを伺います。今後、どんな目標をお持ちですか?

林檎
まぁ、周りの従業員が結果笑っていれば、僕はそれでいいです。

ナツ
素敵。本当にこんな21歳、いないですよね……。

僕は『BIDAN』を引っ張っていけるような存在になりたいんです。今、『せなもぶ』副主任が主に『BIDAN』を作っているような感じなので。

林檎
倒しましょう!

ナツ
倒したいですね。すごいんです、あの方。

──ありがとうございます。最近新しく始めたこととか、意識していることはありますか?

林檎
僕は最近、自分にしかできないことをしたいなと思っていて……ラップを少々。

──ラップ?

林檎
はい、挑戦しています。ラップというか、韻を踏むのにはまっていて。変わったふざけ方をしたいな、ちょっと違う路線で皆を笑わせたいなと思いまして。

ナツ
ラップの練習とか勉強はどうやっているんですか?

林檎
いえ、いつもパッと考えて言っているだけなんです。アドリブの練習というか、頭の運動にめっちゃなっています。もう今、ひとつ浮かんだので披露してもいいですか?

Yeah, yeah

……やばい、僕ちょっと恥ずかしくなってきちゃいました。

ナツ
かわいい(笑)

林檎
僕のお姫メンヘラだし

だから摂るよビタミンC (yeah)

そんな俺が獲ったのは group BJ JKC!

ナツ
(拍手しながら)すごいです!

林檎
ちょうど単語が3つくらい降りてきて、それで出来ました。みんなが笑えばそれでいいです。

──ナツさんはなにかありますか?

ナツ
うーん、どうでしょう。でも常にかっこいい自分でいたいなとは思っていますね。お金を払っていただいている以上は。

──「かっこいい」の基準ってなんでしょうか?

ナツ
うーん、清潔感は欠かせないと思っていますね。

(林檎さん、ナツさんをじろじろと見つめだす)

ナツ
そんななめるように見ます?(笑)

林檎
すみません、確かに清潔感がすごいなって思って見てました(笑)。あと、ナツさんって漢気がありますよね、安心感みたいなものがあって。この安心が姫に伝染するんでしょうね。

(ナツさん、照れる)

──なんだかいい雰囲気のところ申し訳ないのですが……最後にお二人から、「感謝したいかた」へのメッセージをお願いします。

林檎
それはもう、林檎姫へ。他店には行かないでください!

ナツ
僕も同じく姫に。「JKC 獲っただけのヤツ」って言われたくないので、今後もよろしくお願いします!

林檎
本当にそれです!

ナツ
それしかないですよね。これからも、よろしくお願いします。

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