【髭様といっしょ】第1回ゲスト:とにかくいい子な董香(CLUB DARLIN)
突然ですが、あなたは「髭様」をご存知ですか? 「髭様」はTwitter上で大人気のキャラクターで、様々なトピックに独自の視点で切り込み「あんま調子のんなよな」で締めくくるため、「調子のんなよなおじさん」の異名を持ちます。そしてほすカフェの店長でもあります。
なんとも謎めいた存在ですが、実はその正体は『DARLIN』ハル部長。この度突如始まりましたhoreru新企画「髭様といっしょ」では、髭様ことハル部長にガイドを務めていただき、『DARLIN』の期待の新星を紹介して参ります。
第1回は2020年12月入店・フレッシュなジュニアの『董香 / とうか』さんがゲストです。董香さんの魅力とは……? 髭様、たっぷり語ってください!
髭
『じゃあ、色々聞いてこうか。まずは名前と年齢を教えてもらえる?』
董香
『はい! えーと、名前は……本名じゃないですよね?』
髭
『いや本名じゃないよ、びっくりした。本名は大事にしな?』
董香
『あはは、そうですよね。名前は董香です! 今年21歳で、出身は兵庫なんですが、中学生から群馬です』
髭
『そうなんだ。どんな子供だった?』
董香
『意外と、年上の女の子からかわいがられるタイプでした。 小学校1年生のときに6年生からかわいがられたり』
髭
『人懐っこかったんだ。今でもそうだもんね』
董香
『そうかもしれないです。顔は自信なかったんですけどね……坊主だったし』
髭
『そうなんだ! スポーツでもやってたの?』
董香
『はい、高校3年まで野球をやっていました』
髭
『そしたら思春期はずっと坊主だったんだね』
董香
『はい、つい最近まで坊主でした。よく周りからもイジられていましたし、だから顔も当時は全然自信が無くて』
髭
『ええー、そうなんだ! 董香が最初に面接に来た時、俺は「かっこいい子が来たな」と思ったよ。「モテるでしょ?」って聞いたし。ということは、カッコよくなってから面接に来たのかな』
董香
『そうですね、19歳になったくらいから痩せて、オシャレや髪型も気にするようになって……自分磨きをめちゃめちゃしました』
髭
『じゃあ坊主時代に面接に来てたら……』
董香
『相当やばかったですね、たぶん「DARLIN史上最悪のブス」ってキャッチコピーになったんじゃないかと』
髭
『そうなの? 意外だわ』
董香
『自分の顔が嫌いで嫌いでした……でも今はやっと少し自信を持ってきました。もちろんまだまだ足りないとは思っているんですけど、これからどんどん磨いていきたいと思っています。あと年齢を重ねていくにつれて、大人の色気も出していけたらいいなと』
髭
『おっ。今『DARLIN』で色気があるなと思う人は誰?』
董香
『それはもう珱斗副主任しかいないです』
髭
『ああ、珱斗なんだね。セクシーだもんね』
董香
『入店したときからずっと思っていますね、エロいなーって。初めて会った時、「これが売れるホストか!」と思いました』
髭
『あっはっは、そうなんだ! 参考にしているところとかある?』
董香
『人間性ですね、やっぱり。最初からずっと面倒を見ていただいて、親切にいろんなことを教えてもらって。僕が悩んでいるときも、相談する前に珱斗副主任から気付いてくれるんですよ』
髭
『へええ!』
董香
『そういう気遣いがすごいと思います。後輩を育てるには、あれぐらいの視野の広さがないとやっぱりダメなんだな、と常々思っています』
髭様×董香、お互いのファーストインプレッションは……?
髭
『董香が最初に面接に来てくれた時の話だけど、俺は「かっこいい」だけではなくて、「受け答えもしっかりできるめっちゃいい子が来たな」って思った。
面接ではルックスはそんなに重要視しないんだけど、受け答えが上手くできない子というのはなかなか売れづらくて……対人で会話をする仕事だからこそ、緊張してもちゃんと質問に答えられたり、質問してくる内容が的外れじゃないかとかを見ていて。でも董香はそれがちゃんとできていたし、やる気もあったし、とにかくいい子っていう印象だった』
董香
『ええ、すごく意外です』
髭
『ホントホント』
董香
『僕の部長の印象は……最初、群馬から通いでここで働きたいと言って、真剣に止められたんですよね、けっこう強めに。なので「この人、めっちゃ強気でおれのこと責めるやん」って思いました』
髭
『片道2時間かかるってことだったから。当然終電では帰れないし、始発で帰るとしても家に着くころにはいい時間になっていて、また夕方になったら2時間かけてお店に来るというのは相当きついぞ、とね』
董香
『そうでした、「そんなのいいことねーよ」みたいな感じで言っていただいて。正直、「ほんとに人を入店させる気があるのかな」って最初は思いました』
髭
『ははは! そうだよね。でもあれには理由があって、面接のときには大変さ、つらさを絶対伝えるようにしてるんだよね。ホストを始めるときって、普通のお店さんだと「こんなに楽しいよ、稼げるよ、楽だよ、めっちゃいいよ」って良いことしか言わない。だけど、実際に仕事を始めると、現実とのギャップがあると思うんだよね。
だから、俺はつらさを最初に伝えて本気度を確かめさせてもらってる。それでもやりたいですと言ってくれたら、それは本気だから。「とりあえずやろう」という気持ちで始める子は、少し厳しくすると「なんでそんなこと言われなきゃいけないの?」ってすぐ辞めちゃったりするんだよね。
だから正直、 ホストの大変さを伝えるようにしている 『DARLIN』は特殊だと思う。でもそれは、その子に後悔してほしくないから。「やってみたけど違うじゃないか」ってホストに良くないイメージを持って辞められるのもイヤだし、本気でやってる子しかいないから、本気で始めてほしいし。というので、厳しくしてるんだよね』
董香
『それを聞くと、あ、なるほどって思いました。相当ビックリしましたもん、最初……でも今思うと、群馬から通うなんて僕も相当バカなこと言ってましたね。アホだなぁ』
髭
『それでも董香は「入ります」って言ってくれたもんね』
董香
『いや、あの時は「すみません、じゃあちょっとやめときます!」とか断るのはダセェなと思ったので』
髭
『あっはっは!』
董香
『負けねーぞ、やったるぞ、と逆に思えて火がつきましたね』
自分よりも「周りのため」に動く
髭
『入店のきっかけは「体験入店をして『DARLIN』をいいなと思ってくれた」っていうことだったけど、今実際に働いてみて『DARLIN』の印象は変わった?』
董香
『やっぱり、仕事のときは「良きビジネスパートナー」であり、営業後には「あったかい家族」的な雰囲気が、働きやすいなと思いました。誰でもすぐ仲間になれるというか。馴染みやすいですね』
髭
『そうだ、同期の玲とLEONのことはどう思ってる? ライバル?』
董香
『僕が12月、1月と結果をあまり出せなかった中、2人は入ってすぐ売上を上げていたので……』
髭
『悔しかった?』
董香
『悔しいというか、「ホストに向いてないのかな」と悩みました。辞めようかな、とも。でも辞めたところで何も残らないし、やるなら本気でやろうと思って、気持ちの切り替えができて。2月になってはじめてシャンパンを入れていただいて、そこから自信がつきました』
髭
『おお』
董香
『締め日にはタワーもしていただいて。それで勝てたのは嬉しかったです。でもその次に来る課題として、もう2人には今後絶対負けられないなと』
髭
『あはは、そうだね』
董香
『プライドは僕も高い方なので。負けるというのが一番嫌いなんです』
髭
『ホスト向きだね。やっぱり、同期がいるから意識できるというのはあるよね』
董香
『そうですね。あと、僕は斗真幹部補佐のチームなのですが、斗真補佐の同期にSEVENさんがいて。なのでSEVENチームの方にも負けたくないです。斗真補佐はナンバーワンの肩書を持っているすごい人なので、その人から教えてもらって負けるというのは僕にとって一番の屈辱かなと。斗真補佐からしてもそこは負けさせられないでしょうし、僕も自分の上司を勝たせなければという思いがあります』
髭
『そうだね。モチベーションが「自分のため」じゃなくて人のためにというのがあるから、うまく持続できてるんだね』
董香
『そうなんです。最初はただ、自分が稼げればいいかなと思っていたんですけど』
髭
『ああ、稼ぎたいっていう気持ちが大きかったんだね』
董香
『はい。でも入店していろんな人とかかわっていく中で、自分の稼ぎよりも周りのために頑張って、相乗効果を出す売上を出していった方が、お店のためにもなると気が付きました』
髭
『周りのためにとなるとやりがいの種類が違うよね。責任も生まれて、より手を抜けないというか』
董香
『そうですね、周りからのプレッシャーというのは大きくなるんですけど。そこのプレッシャーに勝ってこそ、達成感とか嬉しさが大きいので。あえて自分にプレッシャーをかけるということは常にしていますね』
髭『うーむ、そうなんだ』
董香が女性に優しい理由
髭
『董香はお姉さんが2人いるらしいけど、俺も姉がいるんだよね。尻に敷かれない?』
董香
『めっちゃ敷かれます。すぐ「ちょっとアレ買ってきて」って言われたりして、それを断ると、「ハァ?」って怒られるんですよね。お姉ちゃん絶対至上主義、みたいな』
髭
『そうそう、お父さんも負けてた。家族の中で女性が強くなるんだよね。だから董香は、女の子に優しいんだと思う。姉からの理不尽への耐性があるから!』
董香
『理不尽さには多分相当耐えられますね……!』
髭
『ははは! そうだよね。ああ、姉2人の末っ子なんだ。読者の皆さん、董香は狙い目ですよ! お姉ちゃんがいるホストは優しいです。あと髭様的・董香の押しポイントは「よく笑う」。一瞬で場をパっと明るくしてくれるのは、才能だなと思いますねぇ。頼りがいがあります。あと上昇志向が強いし……本当に今お買い得ですね』
董香
『ハハハ! 2、3年後には有名になってるかもですが、今なら時間もいっぱい使えるので是非……!』
髭
『董香は、「変にブレない」というのもいいところですね。ホストをやってるといろんな誘惑が多かったり、自分個人でやらなければいけないことがたくさんあるから、普通の仕事よりもサボろうと思えばサボれるんだけど。
上昇志向が強い子はサボらないからこそ、裏切らない。『DARLIN』の従業員はそういう子ばかりなんですけど、董香はその中でもとくに強いと思うので、かなりいいですね。
あとやる気とか「売れたい」っていう気持ちが強い。営業中のたった4時間だけしか頑張れない子と、残りの20時間も頑張れる子だと、後者じゃないと売れないんだよね。人が見ていないところでも頑張れるというのが、ホストとして一番大事』
董香
『僕の場合は完全に野球から来ていますね。 野球やってて良かったって、改めて今思いました 』
髭
『部活で学んだことが今に生きてるんだね。しかも『DARLIN』には野球部が多いしね、元・坊主ばっかり』
董香
『意外とそれで会話が盛り上がったりもするんですよね』
髭
『たしかに。だから野球好きの女性にも『DARLIN』はおススメだね』
董香
『野球の話、めっちゃできますよ!』
目指すのはナンバーワンの座だけ
髭
『董香はどんなプレーヤーになりたい?』
董香
『今現在の目標は、斗真補佐ですね。毎月1,000万売れるようなプレーヤーになりたいです。まぁ1,000万と言わず売れるだけ売りたいですが』
髭
『ああ、いいね。テッペンを決めるのは自分だからね』
董香
『そうですね。目指すのはもうナンバーワンしかないので。年内というか、すぐにでもなりたいです』
髭
『いいね!』
董香
『僕は欲張りでプライドが高いので、『DARLIN』だけでなく、group BJ でナンバーワンに、そして歌舞伎町に名をとどろかせるだけのホストにならないと、という使命感があります』
髭
『そっか、そうなんだ。それはもう本当に自分の頑張り次第だから、頑張ってね。董香が今、働いてて楽しいことって何?』
董香
『たとえば「誰かが1,000万プレーヤーになった」とか、記録を作った瞬間が一番嬉しいです。それが自分のことでももちろんですけど、他の人の記録でも、お店自体が盛り上がるのが嬉しいです』
髭
『12月の店舗歴代最高売上更新のときとかね、もうすごかったもん、アツさが違って。みんなの目つきも』
董香
『僕は入店してすぐそれを体験しているからこそ、なんだと思います。今思えば、いいタイミングで入店しました』
髭
『へぇー、いい子だわ。人の記録で喜べるなんて、本当にいい子だね』
董香
『自分もそれで喜んでもらっていた立場なので。はじめてのシャンパンコールのとき、動画を撮ってもらっていたんですけど、あとで聞き返してみると本当に音とかみんなの声量がすごいんですよね。改めてそういうところで、「このお店ってあったかいな」と感じました。僕毎日、そのときのシャンパンコールの動画見てるんですよ』
髭
『ハッハッハ! そうなの?!』
董香
『一日一回は見て、モチベーションを上げています。「またもう一回同じことをやろう」って自分に言って。なんなら出勤中もイヤホンで音量マックスで聞いてます』
髭
『それはお客様も嬉しいと思うよ。いやー、董香は今楽しくて仕方ないんだね』
髭様から教わった極意「カネカネしない」とは
髭
『今入店して3ヶ月だけど、もう後輩が増えてきてるじゃない? なにか意識は変わった?』
董香
『視野が広くなりましたね。『DARLIN』は未経験のホストばかりなので、自分が入った時は上の人から色んなことを教えていただいて。なので今度は、僕が後輩たちに教えていかないと、と。
分からないことだらけだと思うので、そこに気づいてあげなければという意識になりましたし、そのためには視野が広くないととなって、かなり周りが見られるようになったと思います。営業中にも細かいことに気付けるようになってきました』
髭
『へぇー。それって、教えてできることではないんだよね。本人が意識して、後輩に対してそういうことができているっていうのがもう、センスあるなぁと思う。いくら「後輩にこうしてあげてね」ってお願いしても、出来ない人はやっぱりいるから。それはやっぱり……野球のおかげだね!』
董香
『野球、大事ですね!』
髭
『アハハ。あと、やっぱり珱斗とか斗真とか、先輩のおかげでもあるよね』
董香
『尊敬しかしてないです。先輩たちの背中を追いかけているからこそ、学べたことがたくさんあります。髭様部長からも「カネカネするな」と教わりました』
髭
『いやいや、でも大事なことだよね。高額なお酒を卸していただいたりするうちに、従業員たちの感覚がどうしても麻痺してしまうときがあるから。
シャンパンって、一番低額のものでも数万するけど、普段の営業ではそれ以上の金額のお酒がバンバン出るでしょ。そのときに最低額のシャンパンを卸していただいたとして、普通の感覚だと最低額と言っても高額なんですよ。それをみんな忘れちゃう。
というのはやっぱりよくないし、入店するだけでも高額なんだということを分かった上でお客様に接していかないと、謙虚さだったりサービスを追究する気持ちが失われていくので……だからカネカネしちゃだめだよ、と教えたね』
董香
『いつも意識しています! 謙虚さと感謝の気持ちを学びました』
髭
『いやー、いいこと言うわ~、俺』
髭様から董香へ最後にひとこと
髭
『董香は真面目で一生懸命で、上昇志向が強くて、明るくて優しくて、まぁとにかく顔がいい。ホストを始めるにあたっての才能とかセンスは全部持っていると思うので、この調子で頑張ってくれたら、いい結果が出るんじゃないかなと思っています。
ただ……
あんま調子乗んなよ?』
董香
『は、はいっ!』