〈なつよ × 一条ヒカル〉ホストはホワイト企業へ、従業員やお客様への超メンタリング術 |後編|

歌舞伎町で名を馳せた一条ヒカルさんがホスト業で学んだ仕事の流儀は、他のビジネスにも通ずるのか? 他のビジネスにも活かせる法則を、現在活躍中のビジネスパーソンと対談形式で見つけていく本シリーズ。第四回目のゲストは海外事業プロデューサー​陳暁 夏代(以下:なつよ)さんです。

前編では「イメージや偏見を脱ぎ捨てる方法」をテーマに、新しいホストクラブの見せ方についてたくさんのアイディアが飛び出しました。

後編では、「お金をいただく」感覚を養う人材育成について聞いていきます。

group BJは出戻りOKなホワイト企業!

なつよさんはフリーランス、企業勤め、経営者へと働き方を次々変えられていますが、ホスト業界でも転職はあるのでしょうか?

ヒカルさん

お店を変えることはよくありますよ! そのための引き抜きも多いです。

なつよさん

その時ってそれまで働いていた会社にお伺いを立てることはあるんですか?

ヒカルさん

いえ、突然「辞めます。」と去っていって、次の月から他のお店で働いている、なんてことはざらにあります(笑)。

なつよさん

それって元居たお店に怒られたりしないんですか?

ヒカルさん

お店の幹部同士で揉めているという話はたまに聞きますけど、僕らは引き抜きを一切やっていないんで、実際のところはあまりわからないんです。

陳暁 夏代(ちんしょう・なつよ)さん

​​日本と中国の背景を持ち、2009年よりフリーで企業のコンサルティングやファッションイベントの企画運営などの活動を行う。

2013年から東京の広告代理店に勤め、企業のブランディングから商品の販売促進までを担当。

2017年には日中両方の起業課題解決・進出支援をする、コンサルティング事業をスタート。日中双方のリアルタイムな変化をキャッチアップし、ブランディングや若年層マーケティングを多く手がけている。​2019年よりコンテンツスタジオCHOCOLATE Inc.に参加。

一条ヒカル(辻貴人)さん
1987年、富山県生まれ。
歌舞伎町ホスト2万5000人のトップでgroup BJの幹部。年間最高売上1億5000万円、4年連続で年間売上1億円突破。

歌舞伎町でホストクラブ3店舗を経営する経営者でもある。AbemaTVの『株式会社ニシノコンサル

なつよさん

そうなんですか! 私の居る業界的には、引き抜きは基本タブーといわれているので、進んでますね。

ヒカルさん

引き抜きをしないというよりは、できなかったという方が正しいかも。10年前は1店舗だけで有名なホストも全然いなかったのでなかなか経験者が来てくれなくて。だから僕らは逆に未経験者に特化して、この職業の経験値は全くない、どんな子でも売れる教育というところに力を入れ始めたんです。実際やってみると未経験のスタッフだけでもなんとかなるので、個人で強い人が抜けても会社はぶれないですね。

なつよさん

それすごいですよね。

ヒカルさん

会社としてはそっちの方がいいのかなって。個人としては、自分の能力を最大限に発揮できる場所がもちろんいいと思うんですけど。歌舞伎町の中でもこのやり方はうちのグループだけですね。

なつよさん

勝手なイメージですけど、ここ(group BJ)の離職率低そうですね。

ヒカルさん

残念ながら、低いとは言えないんですよ。でも、誰にも相談せず無断でいなくなっちゃう“飛び”と呼ばれる辞め方はないです。歌舞伎町では結構多いんですけどね。辞める時は、しっかり僕と話をして辞めていきます。その子がやり切っていないなと感じる時は引き止めることもありますけど、辞めたいのであれば基本的に辞められるようにしています。でも、出戻りも多いと思いますよ。

なつよさん

それはどういう理由で戻ってくるんですか?

ヒカルさん

「辞めた当時は人間としても子供でいろいろ理解できなかったけど、やっぱりやり切れなかったからもう一度チャレンジしたい」と。調子悪い時って、今いる自分の空間が合っているのか、迷ったりするじゃないですか。

なつよさん

はい。

ヒカルさん

そういう時に道を変えても、間違っている場合が多いと思うんですよね。昼間の社会に戻った時にいろいろなものを見て「あの時は恵まれていたな」とか「ヒカル社長には、いいことを教わったな」と気が付いてくれた子は帰って来てくれています。

なつよさん

うんうん。「調子悪い時に選ぶ道 間違えている説」はめちゃくちゃ分かります。仕事も大体そうですね。そういう時はどうすればいいですか?

ヒカルさん

一旦「ステイ」です。「ここの環境じゃないんだ」って道を変えたけど、実は周りの環境に恵まれていたって気がつくことはよくあるじゃないですか。調子悪い時って足が重たいしがんばろうとしても病んでしまう。だから今の自分でできることをやりながらステイです。

なつよさん

道が開けるまで。

ヒカルさん

そう。1カ月2カ月経ったら、見えてくることは多いので。調子悪い時にどうするかで、成功に近づけるかどうかがわかると思うんですよね。

なつよさん

うん。

ヒカルさん

焦ると思うけど、地道なことでいいんです。コツコツLINEの件数増やしたり、調子悪い時こそコツコツと“もう一歩”動ける人が上がってくる。

なつよさん

なるほど。

ヒカルさん

ただ、人間そんな強い人ばっかりではないので、同じ言葉を逃げ道として使う時もあります。

なつよさん

なんか一条さんって「人事」ですよね。

ヒカルさん

人事?

なつよさん

ホワイト企業の人事ですよ。すごい! 面白い!

ヒカルさん

本当ですか?

なつよさん

企業講演とか、めちゃくちゃ需要あると思います。CAがよくマナー講師に転職するじゃないですか。ホストクラブの方もそういう道とか、その後のキャリアがあるとめちゃくちゃいいと思います。キャバクラとかホストって対人サービス業の究極形だと思うので、表舞台に出てこないのもったいないと思います。

ヒカルさん

出ていけなかったというのもありますね。

なつよさん

けど変わってきましたよね。この間のきゃりーぱみゅぱみゅさんの投稿、めちゃくちゃいいなと思いました。『どんな世界でもNo.1の人は魅力的』っていう、偏見を持たれがちな業界全てに対するポジティブなツイートでしたよね。

ヒカルさん

そうなんです!「僕らは何も恥ずかしいことをしていないのだから、周りからの目を変えたい。」って話はさせてもらっていました。でもまさかツイートしていただけるとは思いませんでしたよ。彼女の影響が大きい分、批判も多かったみたいですけどね。

なつよさん

女性アイドルということが、関係しているんでしょうね。

ヒカルさん

はい。でも「リーチかけてもらった」という感覚はあります。さらに多くの人に知ってもらうきっかけにも、なりましたしね。

ヒモになったらダメ!group BJの教育信念

業界の見え方が少しずつ変わってくると、働く方々にもさらに注目が集まりそうですよね。

ヒカルさん

そうなんです。「ホストは色恋営業」というこれまでのイメージを変えるためには、まずはヒモ気質を辞めさせなきゃいけない。「ビジネスとしてお金もらっている」という感覚を持たず「女の子に貢がせる」という感覚だと、単なるヒモじゃないですか。業界用語で一本釣りといって、1人のお客様から大きな売上をいただく方法があるんですけど、うちでは絶対にダメです。

ホストという仕事は「不特定多数のお客様に支持を得る人気商売」。自分を指名してくれるお客様は今の自分が好きだから、嫌われない努力だけをすればいい。でもその女の子達で毎月1千万は売れないですよね。「自分に振り向いてくれない層をいかに振り向かせるか」が人気商売の腕の見せ所なんです。

甘えても許してくれる存在にばかり頼っていたらヒモになるんですよ。男としての成長がなくなる。

なつよさん

なるほど!

ヒカルさん

お客さんの家で寝泊まりして、遅刻しそうなら同伴してもらい、その子だけに時間を使って、お金を使ってもらう。こういうホストが歌舞伎町って本当に多いんですよ!何千万と売り上げがあったのに、独立して上手くいかない人が多いのは、ヒモ気質が強いからなんですよ。

なつよさん

そうか、太客(ふときゃく:多額のお金を使ってくれるお客様)に頼っちゃうんですね。

ヒカルさん

そういう人達って、ホスト以外の例えば撮影の仕事でも遅刻して来たりします。そういう行動で、「常連のお客様に甘えてるんだな」ってわかりますね。

なつよさん

へええ。

ヒカルさん

でも次々にお客様を生み出す努力をする人って、自分改革が止まらないんですよね。だからまず、入店の時に話すんです。「改革を止めずに成功できたら、経営もできるようになる」って。最初からヒモ気質にならないような教育をしていますね。

なつよさん

すごい!(拍手!)勉強になる! それ、フリーランスをやっている人とか、独立して会社を作った子も皆一緒ですね。現状の売り上げが大きいお客様に頼って新規開拓をしなければ、あっという間に売上が止まるので。私たちの業界も一緒だと思います。

ホストとお客様のメンターな関係

なつよさん

一条さんはこの業界で何年目なんですか?

ヒカルさん

group BJ一筋で、今年で10年ですね。ホストクラブは働く前に体験入店というのができるんですけど、それもここだけです。

なつよさん

勝手なイメージですけど、私の中で「一条ヒカルはホスト界のイメージ改革者」なんですよね。裏方に回るというか、リーダー側に寄っていっている気がするんです。

ヒカルさん

めちゃくちゃ嬉しいです。一応頑張って現役感出しているんですけど、僕の売上は今100万円もないんですよ。

なつよさん

もう完全に経営側なんですね。

ヒカルさん

はい。お客様も1人2人いるかみたいな感じ。全然相手をしてあげられないのにいまだに来てくれるので「すごい物好きだね。」って言っています(笑)。すごく良い方達です。

出会った頃は学生だったお客様が看護師になって、初任給をもらった時のLINEが面白くて。「ヒカル美容師やってた時の初任給いくらだった?」って聞かれて「10万円くらいだったよ」って返したら、「私、こんなに死ぬほど働いて給料10万500円だったんだけど!」て愚痴聞かされました(笑)。

なつよさん

10万500円! 大変ですね。

ヒカルさん

「ようこそ社会へ」って送っておきました(笑)。

ちょっとお父さんみたいですね(笑)。

なつよさん

本当! なんか思っていた関係じゃない! 家族みたいな距離感ですね。

ヒカルさん

その子の場合は小さい頃から親父さんがいなかったこともあって、大人からアドバイスもらうっていう経験がなかったんですよね。そういう意味では僕のことを重宝してくれていたのかも。1人ひとりと結構踏み込んだ話もするので、こんな関係も割と珍しくはないんですよ。

なつよさん

なるほどなぁ。私もそれこそ自分で事業を始めてから、相談できる人が全然いないなって思うんですよ。自分の悩みをわかってくれる人って同業者か、まったく違う業界で自分がリスペクトしている人のどっちかしかなくて、後者ってすごい貴重。前者だと自分と相手との釣り合う瞬間が交わらなくて。後者って心のメンターというか、そういう存在はすごい貴重だと思います。

ヒカルさん

メンターか、そう呼ばれるのは一番嬉しいですね。僕らはお金を払って頂いてるいるので、そのポジションをできなければむしろ失格ですよね。かつて僕に1億円以上使ってくれたお客様は、なにかあるたびに電話して来ますよ。

なつよさん

へぇ〜っそうなんですか!

ヒカルさん

今はもうお店に来ることはないですけど、活躍を見ていてくれるんですよね、「あの番組見たよ」とか。「今付き合っている彼がこうなんだけど…」みたいな相談の電話を夜中に聞いたりしてます。「また悪いくせ出てる! また男に嫌われるで!(笑)」とか言いながら。

なつよさん

なんか友達みたいですね(笑)。

ヒカルさん

1億円使っていただくって、その人の人生を背負う勢いじゃなきゃできないんですよ。でも結婚するとか、恋仲になるだけが最終的なゴールじゃない。彼女の恋愛を邪魔する気はないですし、家庭ができたらもちろん嬉しいですし。表には出ない「闇のメンター」みたいな(笑)。ホストという仕事がそういう存在になれたら、嬉しいですよね。


取材 越河はるか(https://twitter.com/koshikawaharuka)
編集・執筆 高下まみ(https://twitter.com/t_mami134)
・柴田佐世子(https://twitter.com/saayoo345)
撮影 池田実加(https://twitter.com/mikaikeda6)

〈なつよ×一条ヒカル〉偏見からの脱却・これからのホストクラブの可能性|前編|

歌舞伎町で名を馳せた一条ヒカルさんがホスト業で学んだ仕事の流儀は、他のビジネスにも通ずるのか? 他のビジネスにも活かせる法則を、現在活躍中のビジネスパーソンと対談形式で見つけていく本シリーズ。第四回目のゲストは海外事業プロデューサー​陳暁 夏代(以下:なつよ)さんです。

なつよさんは先日、group BJの店舗「BLACK DIAMOND CLUB」に訪問されたそうです。ホストのイメージや歌舞伎町に対して率直に思うところ、その偏見を脱ぎ捨てる方法についてお聞きしました。

世間が抱くホストクラブのイメージとは?

なつよさんは、世間が抱くホストクラブのイメージはどんなものだとお考えですか?

なつよさん:

ホストクラブって世間的には旧来のイメージが強くて、すごくもったいないなと思います。この間group BJのお店に遊びに行った時に、未成年の方がノンアルコールで楽しそうに働いていたり、思っていたより全然怖くない。「今はそんな感じなんだ!」と驚きましたね。

新しいイメージを打ち立てようと様々な取り組みをしているのに、なかなか広まっていないですよね。

ヒカルさん:

そうですね。発信しても 「そんなこと言ってるけど嘘でしょ?」という目で見ている層も多いかなと。一回でも来ていただければ、理解してもらえると思うんですけど。

なつよさん

そうですよね…。来るまでのハードルが高いんですよね。

ヒカルさん:

意外と低いんですけどね。初回だったら90分3000円で飲み放題なので。

陳暁 夏代(ちんしょう・なつよ)さん

日本と中国の背景を持ち、2009年よりフリーで企業のコンサルティングやファッションイベントの企画運営などの活動を行う。2013年から東京の広告代理店に勤め、企業のブランディングから商品の販売促進までを担当。

2017年には日中両方の起業課題解決・進出支援をする、コンサルティング事業をスタート。日中双方のリアルタイムな変化をキャッチアップし、ブランディングや若年層マーケティングを多く手がけている。​2019年よりコンテンツスタジオCHOCOLATE にジョインと活動の幅を広げている。
一条ヒカル(辻貴人)さん

1987年、富山県生まれ。
歌舞伎町ホスト2万5000人のトップでgroup BJの幹部。年間最高売上1億5000万円、4年連続で年間売上1億円突破。歌舞伎町でホストクラブ3店舗を経営する経営者でもある。

AbemaTVの『株式会社ニシノコンサル』に「ホストを憧れの職業にする」テーマで出演、渋谷ハロウィンでの早朝ゴミ拾いなどが話題になったホスト兼経営者。最近2本note記事を執筆し、合計1000スキを超える反響を得ている。(2019年7月現在)

なつよさん

え、安い! 金額的なハードルは低いんですね。

ヒカルさん:

ただ、「それが落とし穴で、次からは高いんでしょ?」みたいな。

なつよさん

ああ、その感覚はあります。

ヒカルさん:

サービス業ですから、また次回来ていただく努力をするのは他と変わらないはずなんですけど、なぜか「借金してまで来る場所」と思われてしまって。うちの会社では強要することはないんです。むしろ、お客様が「なんとしても来たい!」となってしまうのを防ぐためにも、ホスト側の人間教育はかなり大事にしています

なつよさん

なるほど!!

ヒカルさん:

お客様の心境やお金の状態を把握していないと、お客様にも迷惑がかかってしまう。接客をする中で上限を把握して、それ以上使っていただかないように工夫しています。

なつよさん

そうだったんですね! 結果的にお客様も従業員も守っているってことですよね。

ヒカルさん:

そうです。

それは、歌舞伎町のあらゆるホストクラブがやっているんですか?

ヒカルさん:

教育がしっかりできているお店は、どちらも守れるように管理しているところが多いです。そうでないお店は時代的に衰退していってますね。SNSで、すべてが明るみに出るようになってきたので。

なつよさん

うん。その流れは確実にありますね。でも明るみに出ることで偏見は少しずつ無くなるのでしょうか?

ヒカルさん:

偏見はなくならないと思います。でもホスト業界が偏見の塊だからこそ、「group BJは違うよね」となるのが僕たちの一番のゴールかなと思ってます。

なつよさん

確かに宗教というか、思想を持ったところにすべてが原点回帰しだしているなと感じているので、ホストクラブも一周回って、カルチャーの1つとして捉えられていくことができるんじゃないかと。だからこそ、お金がかかるというデメリットを払拭できたらいいですよね。料金システムとか、開示された情報がネットに落ちてないから怖いんだと思います。

ヒカルさん:

なるほど。普通のバイトしながら毎回2~3万円の範囲で遊びに来てくれて、イベントには貯金していた分でシャンパンをというお客様もいらっしゃいました。事前に使える額を言ってくだされば、それに沿ったサービスを提供できるのですが、その仕組みが知られてないこと自体問題ですね。

なつよさん

ですね。いつの間にか金額が上がっていくイメージがあるんですよ。この間友人と蛇カフェに行ったんですけど、蛇の指名に3000円、写真で3000円、テーブルチャージにドリンクが足されて結局1万円かかったんですよ!

ヒカルさん:

蛇に?!(笑)初回はうちのお店、誰と写真撮っても3000円なので安いですよ(笑)。

なつよさん

蛇より安い(笑)。でも、明朗会計で抵抗感を薄めるとか、そういう工夫に力を入れるといいんじゃないかなと思います。

情報の総量がイメージを覆す

先程の話でもSNSでの発信が話題になりましたが、なつよさんが普段SNSの発信で気をつけていることはありますか?

なつよさん

今日話そうと思ってたのが、日本から中国への偏見がホストに対する偏見と似ているという話で。普段SNSでも中国の話をするんですが、良いことを言うと「中国の肩を持っている」「国に帰れ」とか言われるんです。それって、ホスト業界に近い偏見だなと思っていて。

ヒカルさん:

確かに近いですね。

なつよさん

人って良い悪いを情報の総数で判断していると思うんですよ。だから私は「良いことしか言わない」ようにしているんです。

ヒカルさん:

なるほど。

なつよさん

世の中の中国情報の8割はネガティブですよね。だから私は今2割のポジティブ情報を増やして、ポジティブの総数を増やそうとしてます。それによって、興味本位でネガティブ情報を検索している人の気を逸らすのが私の使命だなと思っていて。

ヒカルさん:

僕のやっていることと近いですね。

なつよさん

そうなんですよ。ホストクラブも「偏見はなくならない」って仰ってましたけど、なくす方法はあると思ってて。

ヒカルさん:

お聞きしたいです。

なつよさん

例えば、ここのお店もいわゆる「既存ホストクラブの延長線上にあるゴージャス」なんですけど、まったくそうじゃない真っ白な空間とか、木造の空間とか、ふわふわの空間とか、そういう全然毛色の違う情報が可視化されて、画像や映像で世の中に出れば一気に皆の印象が変わるんじゃないかと。

ヒカルさん:

それは確かにイメージ違いますね!

なつよさん

一時期、私服ホスト(ネオホスト)が結構メディアに出ていたじゃないですか。あれで私ホストの印象が変わったんですよ。でも、それもそんなに知られていないじゃないですか。

ヒカルさん:

そうですね。

なつよさん

「ザ・ホストクラブ」みたいな近寄りがたい雰囲気を変えればいいと思うんです。例えばBLバー、コスプレバー、かわいい男の子だけを集めた恋愛シミュレーションバーとか。

ヒカルさん:

実際にあるんですか?

なつよさん

あるんですよ。好きなシチュエーションを選べて、「今日は執事でお願いします」みたいな。たぶん料金システムがホストと近いんじゃないかな。

ヒカルさん:

へー! でも確かに料金システムは近そうですね。

なつよさん

同じような料金システムなのにタイトルが違うだけで「コスプレバーに行ってみたい!」ってなるじゃないですか。ネーミングやカテゴライズを変えるってすごく効果的で。むしろそこにしか先入観や固定概念の障壁はない。人はタイトルで立ち止まり、タイトルで炎上するんです。実際は中身が変わっていなかったとしても、踏み込みの軽さは全然変わってくると思います。

ヒカルさん:

まずは知ってもらいたいので、まだまだ頑張れることはありそうです。

ギャップこそがイメージ変革の鍵

なつよさんがホストクラブをミレニアル世代向けにプロデュースするなら、どんな風にしますか?

なつよさん

ここのお店(CLUB CLASSY)がまさにそうで、入って来た時にホストクラブだって全然思わなかったんですよ。

ヒカルさん:

本当ですか! うれしいです。

なつよさん

渋谷にあるBershka/ベルシュカ(10代~20代前半に人気のアパレル)や、コンセプトカフェの内装とすごく似てますよね。壁に絵が書いてあったり額縁の鏡があったり。“映え”スポットの一つとして紹介したらそれだけでも十分だし、もっと今どきの女子が興奮するような見せ方ができるなって思います。

ヒカルさん:

ぜひなつよさんにプロデュースしていただきたいです!

なつよさん

例えばこの店を全部畳にして、靴脱いで話すとか。滞在時間が長くなるので、商売としても良さそうですよね。私もそういうお店があったら行きたいです。友達も呼びやすいですし。

ヒカルさん:

それ大事ですよね。

なつよさん

そう、今ホストに行こうと思っても、友達を呼びづらいんです。だから「一条ヒカルさんがいる」とか、「めっちゃイケメンだから会いに行こう」とか「畳の部屋とかあるらしい」とは理由がないと。ただ、みんなお金がかかるイメージを持っているので、「いくら持って行けばいいの?」って警戒しますよね。

ヒカルさん:

確かに、きっかけがないと来られないですよね。

なつよさん

そう、だから名前を変えるのいいと思う! 畳バーとか。中身が同じでも名前を変えるだけで人の印象って変わりますから。畳を推しているわけではないですよ(笑)

ヒカルさん:

なんか女子会ができる場所の延長線上みたいですね。

なつよさん

そういうのが欲しいですね!

ヒカルさん:

いやー面白い!

なつよさん

やっぱギャップ大事ですよ。ギャップだけで新しいコンテンツになりますからね。

歌舞伎町とのギャップですか?

なつよさん

そう。歌舞伎町とのギャップが大事だなって思ってて。最近『星のや』さんが、大阪の西成にホテルを作るって話題になったりしてたじゃないですか。それもギャップだと思うんですよ。「あんな意外性のあるところに高級旅館を作ったらどうなるの?」みたいな興味が湧くじゃないですか。

ヒカルさん:

確かに。ギャップ大事ですね!

タイトルを変えて偏見を脱ぎ捨てろ

今回のお話を踏まえて、偏見を脱ぎ捨てるにはどうしていけばいいのでしょうか?

なつよさん

日本の刺青に対するネガティブな印象と同じだと思ってて、和彫もホストも理由なく怖がってる節があるじゃないですか。

ヒカルさん:

そうですね。

なつよさん

でも海外から見ると、そういうイメージはまったくないんですよ。海外の人はおしゃれだと思って和彫をしてるし、日本の文脈とかもほとんど知らない人が多い。ホストもそのゼロ知識のところに位置づければこれからインバウンドが強化されるし、めちゃくちゃ脈あるなと思っていて。

だからこそ、この店みたいに既存のホストっぽくないお店にする。イメージとしては例えば中国のお客様には中国でいうクラブみたいな場所にすればいいと思うんです。そこで席に男の子がついて日本語の会話も楽しめる。中国のクラブは日本でいうキャバクラ/ホストクラブ・クラブが融合した施設になっていて。ダンスフロアとチャージ制の席の融合した施設が、あちらでいう一般的なクラブなんです。「踊る人は踊る・席で接客を楽しむ人は楽しむ」っていうのが同じ空間にある。

ホストだけ切り出しちゃうと急に風俗的にみなされますけど、カテゴライズを変えたおかげで今、中国では受け入れられているので、同じようにしたらイメージが変わってくると思います。みんなタイトルを見て判断しているので、そこを逆手に取って徐々にイメージを変えていければ偏見もなくなっていくんじゃないかなと思います。

ヒカルさん:

確かにそうですね。それができるように、頑張って作っていこうと思います!

なつよさん

そしたら行きます!!


ホストはホワイト企業へ、従業員やお客様への超メンタリング術」後編に続く



取材 越河はるか(https://twitter.com/koshikawaharuka)
編集・執筆 高下まみ(https://twitter.com/t_mami134)
柴田佐世子(https://twitter.com/saayoo345)
撮影 池田実加(https://twitter.com/mikaikeda6)

渋谷奈槻×三崎愛汁・独占ミニインタビュー【事件の真相】

groupdandy からの誘いで、ホストクラブ『愛本店』そして『BUZZ』で華麗なるホストデビューを果たした、青汁王子こと『三崎愛汁(みさき えちる)』。彼はデビュー間もなくの頃、ホスト界のカリスマ『渋谷奈槻(しぶや なつき)』に Twitter 上で噛みつき、業界を震撼させました。

結果的にエンターテイメントだった、二人の対決は収束しましたが、間違いなく歌舞伎町史上最も熱い夏を演出してくれたと言えるでしょう。そんな歌舞伎町の風雲児・三崎愛汁は、2019年8月31日でホストを引退。

なんと horeru.com は、この日 groupdandy の広報の方からインタビュー収録見学のお誘いを受けて同行させてもらい、奇跡的に取材の機会まで頂戴することができました。今回は、三崎愛汁×渋谷奈槻 独占インタビューをお届けします。

カリスマ突然の引退発表の真実

──本日は貴重なお時間をありがとうございます。まずはこれだけ確認させてください……渋谷さん! Twitterでの「引退します」発言は本当なのでしょうか。

渋谷奈槻:あれは……あれも、三崎さんに便乗させていただきました。

三崎愛汁:あははは(笑)

──なるほど、つまり本当に引退なさるわけではないんですね。ホッとしました…。

ホストという特殊な仕事のやり甲斐とは

──では今回貴重な機会を頂戴しましたので、horeruからお二人に2つだけ質問させてください。まず、ホストをしていて気持ちよさ、「快感」を覚える時ってどんな時ですか?

渋谷奈槻:僕は……実はお金を稼ぐということには、あまりもう執着がないんです。それよりも、物語を自分できっかけから演出して、ゴールまで持っていくという、その繰り返しを女性(お客様)ごとにしていて。その過程にお店のメンバーも巻き込んでいけることが、今一番気持ちいです。

三崎愛汁:いいなぁ。僕もそういうことがやりたかったです。かっこいい。
 あと、しぶなつさんに接客されると「お姫様になれる」ってみんな言うんですよ。

渋谷奈槻:いやいやいや(笑)

三崎愛汁:ほんとほんと。結構それは、いろんな方から聞きました。

渋谷奈槻:そうかなぁ…僕はいわゆる「アホキャラ」なんですけどね。

三崎愛汁:ええ、そうなんですか?

渋谷奈槻:はい、お笑い系です。すごくよく喋るし。僕は14年ホストをやっていますが、今と違ってかつてはガラケーの時代で、SNSもなかったですしね。当初からトークを武器にしてきました。

──今はSNSにある意味頼れる時代とも言えますが、かつてはそうではなかったですよね…! そんな頃からトークスキルで生き抜いてこられたしぶなつさんの影響力、三崎さんも「乗っかる」わけですね。
 ところで三崎さんの「気持ちよかった瞬間」も伺えますか

三崎愛汁:僕はシンプルに、高額が動いた時がアツいなと感じました。ホストは本当に数日でやめようと思っていて、「トイレ掃除していじめられて終わろう」みたいな筋書きも考えていたんですが、思いがけず売上が高くて。すごく本気になれました。

──先ほど(冬月メディアさん)のインタビューでもそうおっしゃってましたよね。具体的には、いつ本気になられたんですか。

三崎愛汁:初日です。初日で火がつきました。

──三崎さん、初日でいきなり370万円の売上でしたもんね!あの結果で一気に、ホストという仕事に本気になられたんですね。

カリスマ二人の癒しとは

──ではあともう1つ伺います。お二人にとっての「癒し」はなんですか。

渋谷奈槻:僕は、プライベートがないんです。ホストという仕事とプライベートに区切りをつけていません。ホストがめちゃめちゃ大好きなんです。

普通の男性ならば「お酒や女性が娯楽」という方も多いと思うんですが、僕の場合は毎日女の子と飲めて遊べて、それが仕事なんですよね、自分では普段「仕事」と思っていないんですけど。これ、説明すればするほど不思議なんですけどね……。だから、僕にとっては仕事に行くのが癒しです!

──わあ、なんて夢のようなお仕事……。これ、世の中の全社畜さんにお伝えしたいです。

渋谷奈槻:あはは(笑)でもこれはもう、ホストという仕事に特有のことですよね。

三崎愛汁:僕の場合はホスト期間が短かったから、いろんなことが見えてなかったかもしれませんけど……でも本当に楽しかったです。可愛い女の子とお酒が飲めてお金までもらえて、超ラッキーだなと思っていました。ストレスとか癒しとか、考える暇がなかったです。

8月19日から今日まで1日も休んでないし、言ってしまうと体はボロボロなんですが、でもそれだけこの仕事は楽しかったです。

──1日も!? 確かに、SNSを拝見していて一体いつ休まれているのだろうとは思っていました。身体の調子はいかがですか。

三崎愛汁:実はこっそり病院に行って注射を打ってもらったりしていました。いやー、もっと若い頃に、ハタチくらいの頃にやりたかったですね。後悔してます。あ、生まれ変わったらホストになりたいです。

──生まれ変わらずとも、また是非この世界に戻っていらしてくださいね。
  お二人ともありがとうございました!

まとめ

2019年の夏の歌舞伎町に、SNSを通じて大きな衝撃を走らせた二人の対決の裏側には、たくさんの思いがありました。今回 horeru.com が伺えたお話はここまでですが、『ふゆつきメディア』及び『ふゆつき学園ホスト部チャンネル』では二人の対決の全貌が公開されていますのでぜひご覧ください。

また、この対決によってホストに興味を持ったという方も多いのではないのでしょうか。 ホストクラブでは日々、様々なドラマが生まれています。

horeru.com はこれからも可能な限り、そんなホストのドラマやストーリーを取り上げて、ホスト好きに対してはもちろん、初心者のかたに向けても『エンタメ』として楽しめる『ホスト』の魅力や情報を発信していきます。

そしてぜひ、少しでもホストに興味を持った方がいれば、ホストクラブにもぜひ足を運んでみてください。必ず優しいホストたちが快くお出迎えしてくれますよ!素敵な忘れられない夜があなたにも届きますように。


場所提供: BUZZ (groupdandy)
写真提供:冬月グループホールディングス株式会社

現役人気ホスト達に聞いた『BBクリーム』おすすめ10選【ホストが仕事で使う】

『ホストクラブで働く男性って何であんなに肌が色白で綺麗なんだろう?』と疑問に思った事はありませんか?実はそんな、ホストの色白・美肌の秘密には『BBクリーム』が必須アイテムとして重宝されていました。

ナチュラルに化粧をこなしていた、ホストのマストアイテム『BBクリーム』は一体どんな商品を使っているのでしょうか?

今回はそんな疑問に応えるべく、現役人気ホスト複数人に聞いて、導き出した『おすすめのメンズBBクリーム10選』を使い方と共にご紹介!これを実践すれば、きっとあなたもイケメンの仲間入りです!

メンズBBクリームの重要な役割とは?

BBクリームといえば、『肌の凹凸を無くす』『色白に見せる』『美肌を作り出す』という効果をイメージしますが、『日焼け止め』『化粧下地』『ファンデーション』といった、肌に優しい効果も兼ね備えています。

ホストは、お酒を深夜帯に飲み、夜遅い時間に就寝するという、お肌にはあまり良くない生活をしています。しかし、彼らの生活とは対照的に、肌には人一倍気を使わないといけないのもホストという職業。

そんな彼らの仕事を影で支えるのが、BBクリームなんです!

男性用と女性用では効果が違いは?

男性と女性では、肌の色が異なるため、女性用の方が色が薄く作られています。塗った箇所と塗れてない箇所の境目が丸わかりとなってしまう為、男性が女性用を使うのはおすすめできません。

また、男女によって分泌される皮脂量も違うため、男性が女性用を使うと、すぐに下地から化粧が落ちてしまうのも大きな要因の一つといえます。

その為、男性はしっかりとBBクリームを選ぶ際には、『メンズBBクリーム』を選んで使うようにしましょう。

BBクリームの使い方の順序

BBクリームを使う際には、必ず一通りの工程を踏まえてから使うことが必須条件といえます。

もし、工程を無視してBBクリームを使用してしまうと徐々に肌が荒れていってしまいます。しっかり、幾つかのポイントを抑えておきましょう!

1.まず始めに洗顔!

メイクをする前には必ず、洗顔を忘れず行いましょう。就寝時に溜まった、埃や皮脂などの汚れをしっかり落とす事で、メイクのノリは大きく変わってきます!

また、皮脂が埃などと混じり、毛穴に詰まってしまうと、ニキビや毛穴の黒ズミにも繋がってしまいます。

逆さにしても落ちないほどの、きめ細かな泡を使って、洗顔する事でたくさんの汚れが落ちるそうです。ホストの美肌・美白の裏側には、毎日丁寧な洗顔を怠らないという、地道な努力も背景にはあるんですよ。

2.保湿の為のスキンケア!

洗顔をしたあとは、とても乾燥しやすい敏感肌となっています。必ず洗顔後は化粧水で水分補給も忘れず行いましょう。

BBクリームのほとんどが、保湿成分にも優れている為、保湿クリームは塗らなくても大丈夫です!

3.BBクリームは少量使用!

1、2の工程を終えたら、次はBBクリームの出番です!BBクリームは少量で大きく伸びるので、”パール大”程度を手にとり顔全体や気になるところに、ほんの少しずつのせていきます。

いっぺんに沢山つけ過ぎたり、厚塗りしてしまうと肌馴染みが悪く、色が浮いてしまいます。少しずつ丁寧に顔に馴染ませることが、うまく化粧をするコツです。

BBクリームだけでは、皮脂のテカリが目立ってしまうという人は、BBクリームの前にテカリ防止の化粧下地を使うのがおすすめです。

4.更なる色白を求めるならルースパウダー

3番までの工程を全て終えれば、基本的には終了です。しかし、化粧にこだわるホストの中にはさらに色白・美肌を求めて、『ルースパウダー』を使用して仕上げるホストもいます。

パフを使って顔の中心から優しくはたいて、顔に載せる事でテカリを気にせず、美しすぎる仕上がりを再現することができます。

ホストが色白肌を実現させる”BBクリームおすすめ10選”

それでは、上記を踏まえた上で続いては、現役ホストが仕事で実際に使っている、BBクリームを10選ご紹介していきます!

ホストの美白・美肌がついにあなたのものに!BBクリームによって少しずつ効果は変わってくるので、慎重に自分の好みものを選んで美白を手にいてれてください!

メンズウルタス BBクリーム 30g

出典:amazon

アロエエキスやヒアルロン酸を配合した、ニキビ予防に特化したBBクリーム。ホスト業ならではの、お酒の多量摂取や不眠、ストレスで荒れてしまう肌を、わずか10秒の肌ケアで、真っ新な肌へと大変身!

青ひげ・毛穴・シワ・シミ・クマ・ニキビなど、男性が気になる顔の部位を全てカバーし、日頃の肌へのストレスも軽減!忙しくて買い物する時間が惜しいホスト業には、嬉しい大容量の30gで多くのホストから愛用されています。

NUDO (ヌード) モイストベースクリーム BBクリーム 30g

出典:amazon

一般男性の肌への悩みを集め、多くの男性が乾燥肌に悩んでるという事実がわかった事から、開発されたBBクリーム。植物由来の肌に優しい保湿成分で肌にしっとりとした質感を与えつつ、外部からの刺激もカット。

少量でファンデーションとしても使用することでき、万能すぎる効能から、多くのホストに愛されたマストまアイテムです。

MOOJ メンズ BBクリーム 20g

出典:amazon

日焼け止め、化粧下地、ファンデーションが全てこの一本に凝縮されたのが、MOOJのBBクリーム。まさに万能の一言に尽きる一本で、多くのホストに親しまれています。

BBクリームを使ってもバレない素肌感を追求し、クオリティの高いBBクリームとなっているMOOJ。テカリ防止にも貢献し、汗には強い素材を使用した事で、夏場でも化粧崩れを気にしなくて良いBBクリームです。

ホスト業〜プライベートシーンまで様々な場面で、違和感なく美しい肌を演出することができます。

テックスメックス オールインワンクリームBB 25g

出典:amazon

めんどくさがりな男性にはとても嬉しい、洗顔料で簡単に化粧が落とせる優秀なBBクリームです。オールインワンのスティックタイプで使いやすさから、多くのホストに人気を博しています。

時間が限られているホストならではの悩みを、これ1本で解決した万能なBBクリームです。

ちふれ化粧品 BB クリーム 50g

出典:amazon

全国区で人気のBBクリーム。日本人ならではの肌感を実現し、男性がギリギリ使用できる明るい質感が売りのBBクリーム。

不自然にならない程度の、明るい肌感を演出し、美白を自分のものに出来る本アイテム。価格帯のわりに、非常に伸びがよく少量で大変身出来る、コスパの良さがまた一つ人気の秘訣となっています。

アラミス ラボ シリーズ BB クリーム フォー メン 50g

出典:amazon

メンズ肌を30年以上研究し続け、開発されているラボシリーズ。価格帯はやや高めに設定されているが、伸びしろが非常に良く1本で2〜3ヶ月もつBBクリーム。

ナチュラルな仕上がりで透明感抜群。素人目ではなかなか見分けがつかない、高級なBBクリームは、多くの人気有名ホストも愛用している名作。

NULL BBクリーム メンズ コンシーラー ファンデーション 20g

出典:amazon

国内生産にこだわった、オーガニックエキスを7つ配合した逸品。オイリー肌なメンズに向けた、優しい素材で仕上げたBBクリームでテカリを防止。ホストだけに留まらず、メイクアップアーティストも使用する人気ぶりです。

オイリー肌だけでなく、ニキビや乾燥肌、日焼け止めにも特化し、スキンケアを全面バックアップしてくれます。

Menz Basic(メンズベーシック) BBクリーム 20g

出典:amazon

ナチュラル感で言えば、メンズベーシックと名前が上がるほど、自然な仕上がりを追求したBBクリーム。

バレない素肌感をコンセプトに作られたメンズベーシックは、ナチュラルメイクを武器に仕事する、ネオホストを筆頭に多くのホストから絶大な支持を得ています。

日本製で30日間の返金保証も付いているので、安心して使うことができます。

ベジボーイ BBクリーム 20g

出典:amazon

ニキビや毛穴、青ヒゲ、吹き出物は元より、疲れ顔の印象を与える、目の隈にも効果がある万能なBBクリーム。

顔の気になる箇所全てをカバーし、日焼けにも対策。エイジングケアや保湿、テカリにも良く効く万能なオールインBBクリームは、一部の人気ホストがひっそりと使って人気を博していました。

UNO/ウーノ フェイスカラークリエイター 30g

出典:amazon

男性全員の肌の悩みをこれ一本で自然に完全カバー。手の出しやすい価格帯から、効能が期待できないと思いきや、ホストから絶大な支持を得ていました。

肌にあった色へと自然に変化し、自分の素肌をナチュラルに演出。スムースパウダーを配合し肌のザラつきを見事に潤いに変換。

さらに、うるおい成分とWヒアルロン酸配合。ノンオイリーでベタつかない上に、洗顔料で簡単に落とせるBBクリームで、総じて手軽なアイテムから多くのホストから愛されている商品です。

最後はクレンジングでしっかり落とすことも忘れずに!

BBクリームはたくさんの効能がありますが、肌色顔料や油分が多く含んでいます。その為必ず自宅に帰ったらそのままにせず、クレンジングで落とす必要があります。

そして、石鹸ではなく『クレンジング』を使用した洗顔を行ってください。こういった日々の努力を怠らないのが一流のホストなんですよね。

実際に薬局で市販のBBクリームを試してみるのもおすすめ!

この記事を読んでも、ネットでBBクリームを買うのには気が引けるという方には、薬局や市販の安いBBクリームを試してみることをおすすめします。

実際に自分で使ってみて、地肌の馴染み方やたくさんの発見があるかもしれません!憧れのホストに近づくべく素敵なBBクリームを見つけてください!

まとめ

ホスト達にとってマストなアイテムのBBクリーム。

ホストに憧れて『ナチュラルなメイクをしたいけど、どんな化粧品を使えばいいか分からない…。』ホストをこれから始めるけど『どんな化粧品を買えばいいかわからない…。』そんな悩みを解決できたら幸いです。

ぜひ自分の素肌にあったBBクリームを見つけ出して、かっこいい自分を見つけ出してくださいね!

〈三浦孝文×一条ヒカル〉ホストクラブも会社も共通?心を掴むリーダー論

歌舞伎町でホストとして名を馳せた、一条ヒカルさんが学んだ仕事の流儀。そのエッセンスは、ホスト業界にしか通用しないものなのでしょうか。現在活躍中のビジネスパーソンとヒカルさんの対談を通じて、他業界との共通項を探るこの企画。第三回目のゲストはオイシックス・ラ・大地株式会社 HR本部 人材企画室 人材スカウトセクション マネージャー、三浦孝文さんです。

今回はホストクラブを運営するヒカルさんと企業人事として組織に向き合いながら、人事のコミュニティも運営する三浦さんから、それぞれの組織運営に通ずるノウハウを語っていただきます。マネジメントをされる立場のお2人が語る「心を掴むリーダー論」とは。


全く異なる領域で奮闘しているお2人は実は同年代。今回が初対面です。

30代前半といえば、どこの組織でもマネジメントを担うコアメンバーとなりうる時期。これからの時代を担う30代が考えるリーダー論は、同世代のビジネスパーソンや後輩世代にも参考になるヒントが満載でした。

誰よりも仕事を楽しむことで、信頼されるリーダーになれ

ヒカルさんは現在3店舗を統括する経営者としてご活躍されていますが、人をまとめるリーダーに必要なことは何でしょうか?

ヒカルさん

僕がリーダーとして意識していることは、今まさにリーダー教育の一環で後輩たちに伝えてますね。

三浦さん

リーダー教育ってどういうことをしているんですか?

ヒカルさん

まず、スタンスから教えています。僕は、自分のことを上司だと思ってスタートすることが一番の勘違いだと思っていて。例えば、僕がAくんに役職を与えたとします。僕から任命されて彼自身は役職者になれた気かもしれないけど、一番重要なのは「他のメンバーが彼をどう見るか」なんです。メンバーが役職者だと認めていないのに、Aくんが役職者として振舞ってもチームがうまく回らないので。最初にこれを説明して、役職者になれるかどうかはメンバーからの目線が重要なんだということを理解してもらうようにしてます。

三浦さん

目線の問題は、どの会社でもよく聞きます。僕はベンチャーの領域で3社目ですが、業界全体として採用した先の活躍や定着への意識が弱いケースが多いことに個人として課題を感じています。理由はおそらく、実績のある中途入社の人がいきなり役職を持って指導する側に回ってしまうことなんです。立ち上げフェーズから現場で動かしてきたメンバーからしたら、まだ上司だと認めていない状況だと思うので。だから、新しい人を迎えるときは、受け入れるほう、受け入れられるほう、両者に対してコミュニケーションの取り方を工夫しています。

三浦孝文さん

1987年、大分県別府市生まれ。
オイシックス・ラ・大地株式会社 HR本部 人材企画室 人材スカウトセクション マネージャー
新卒入社したD2Cで採用全般、Cookpadで採用と子会社人事機能立ち上げを経験後、現職へ。
社外では、「人事ごった煮会」という1,300人超の人事が所属する人事コミュニティーを発起人として運営し、人事領域を担うビジネスマンが集う場づくりを行っている。Business Insider Japan主催「Game Changer 2019 Leadership」部門 グランプリ受賞。
一条ヒカル(辻貴人)さん

1987年、富山県生まれ。
歌舞伎町ホスト2万5000人のトップでgroup BJの幹部。年間最高売上1億5000万円、4年連続で年間売上1億円突破。歌舞伎町でホストクラブ3店舗を経営する経営者でもある。AbemaTVの『株式会社ニシノコンサル』に「ホストを憧れの職業にする」テーマで出演、渋谷ハロウィンでの早朝ゴミ拾いなどが話題になったホスト兼経営者。最近2本note記事を執筆し、合計1000スキを超える反響を得ている。(2019年6月22日現在)

ヒカルさん

同じなんですね。僕は新しく役職を持つ人には、最初はリーダーになることが重要だって教えてます。「リーダーってどんな仕事か知ってる?」って聞くと、ほとんどの子が「メンバーに対して指導できること」って最初は答えるんですけど、それは上司の仕事なんです。だから、リーダーはメンバーと横に並んで一生懸命仕事をやっていて、それを一番楽しんでいる人だよって教えるんです。

三浦さん

なるほど! リーダーってそれぞれの特性もあるけれど、共通項で持っていなきゃいけないのはそのようなマインドということですか?

ヒカルさん

まさに。お店でイベントがある時は、「このイベント楽しそうだね!」とすごく前向きな発言をして一番頑張ってる。そしたら、自然とその人の周りに人が集まるようになります。そうなって初めてメンバーも、好きなリーダーの言うことだから話を聞こうと思ってくれるんですよ。

あとは浸透力と遂行力ですね。僕が言ったことを、素直に浸透率よく遂行してくれる人。「大きな声を出そう!」って言ったら、最初に大きな声を出してやってくれる人がいると、組織の文化がつくりやすいですね。

三浦さん

意外と共通項ってありますね。ホストクラブも会社も人が集まって、お客様に喜んでもらうためにやっていることなので、そこに向き合うチームをどうやって良くするかっていう構造は似ているところがあって面白いですね。

チームで成功したいから、人間性を磨き続ける

ホストクラブって個人プレーが多いと思っていたのですが、ヒカルさんのグループはチームを大事にされているんですね。

ヒカルさん

個人で強いのももちろん大事なんですけど、やっぱり個人には限界があるんですよ。

三浦さん

そうですよね。個人で優秀な人って会社にもいるんですけど、その人ができることってやっぱり限られてしまうんですよね。「営業で売上を何十億つくりました!」と言っても、組織が作る何百億、それによってお客様に届けられる価値には勝てなかったりするじゃないですか。リーダーも一人でできることは限られるので、誰かに頼る、誰かとつくることは大事ですね。

ヒカルさん

自分のお客様はもちろん、メンバーやメンバーのお客様を含めた全ての人を味方につけるような生き方をしていると、限界突破できる環境を周りが作ってくれることはあります。リーダーであるなしに関わらず、僕のことを良いと言ってくれる人が多いと僕の商品価値って上がるんです。

それに気づいている人が歌舞伎町でも1億円の売上を突破している人で。1億円の売上を上げられる人は、自然と周りの人を味方にしている人が多いですね。

三浦さん

お店は関係なく、売れる人はそこが共通項なんですね。

ヒカルさん

そうですね。うちのグループは人間性を育てることに気を使っていて、その結果として日頃の振る舞いにも差が出るので良い口コミが広がったんだと思います。お客様やメンバー、他社のホストさんでも良く言ってくださる方が多いです。地道に10年間、それを貫き通してきたから今がありますね。

三浦さん

継続していると大きくなる瞬間はありますよね。 僕は「人事ごった煮会」という1000人規模のコミュニティを社外で運営していますが、本当に最初のきっかけは小さな飲み会の幹事だったんです。そこから周りの要望に応えつつ、継続的に開催していたら、今の規模になりました。自分はあまり意図せずやってきたことでしたが、情報交換ができる会社や人が増えるのは、自分にとっても会社にとってもプラスなことなので良かったなと思ってます。

タテ・ヨコ・ナナメの関係で、“ぼっち”をつくらない意識をする

チームでの活動にメンバーを導く上で、お2人が意識していることはありますか?

三浦さん

前提として意識しているのは、一人一人のバックグラウンドを会社として把握することですね。それによってコミュニケーションの取り方も変わってくると思ってます。

ヒカルさん

その情報ってどうやって聞き取るんですか?

三浦さん

わかりやすく1on1やチームランチをやります。目標を決めるような面談もあれば、雑談するだけの時もあるんです。頻度はそれぞれ月1〜2回ですが、定期的に雑談する機会があると、今のお互いの状況を理解できますよね。

僕はチームメンバーが6名程ですが、ママ社員や兼業社員、スペシャリストや派遣社員の方がいて、バックグラウンドが全然違うんです。でも土台のコミュニケーションが取れていると、何かあった時に頼りやすいし、踏み込みやすいのはあります。

ヒカルさん

僕も以前はできている自信があったんですけど、今はメンバーも増えているので、僕が直接聞くことが難しくなっています。各店舗にリーダーを置いて代わりに面談をしてもらっていますが、ちょっと時差が出ちゃうことがあるんですよね…。

三浦さん

階層が生まれると距離ができてしまうのは、会社でもありますね。でも大事なのは、“ぼっち”をつくらないことだと思っていて。何かあったときに必ずしも直属の上司が対応する必要はないと思っています。その代わり、一人一人に合ったコミュニケーションができる人をフォローに入れたら良いと思っています。

目的を持ってプライドを捨てられる人であれ

お2人が思う、成功できる人ってどんな方だと思いますか?

ヒカルさん

人もお店も波があって、調子が良い時は何をやっても上手くいくんです。でも、ガクッと売上が下がった時にどうするかが一番重要で。

例えばホストクラブでも、プレイヤー時代には成功していたのに、独立に失敗する人が多いんです。その理由は恐らく、2つあると思ってます。1つは売上が下がった原因を自分の内に認めていないこと、もう1つはどん底から売上を回復させた経験がないことです。本当に調子が悪くなった時の行動こそ大事だと思っていて。人生失敗するかどうかの時に、人間性が問われるというか。そこを踏ん張れるかが重要だと思います。

三浦さん

あー、一緒ですね。うちの役員も採用面接で、その人がどんな修羅場体験をして、どんな行動をしてきたのかはめちゃめちゃ聞きます。特に、逆境というか修羅場の時に、逃げずに何か変えようと頑張ってきた人が、うちの会社には多いです。

うちの会社(当時はオイシックス)は2000年に始まったんです。その時期にインターネットで野菜を売っても、変な話ですが誰も買わないんですよ。生産者さんからみれば、インターネットって何? という世界。そもそも誰も野菜を売ってくれない。そんな時に、創業者の高島は自ら農家に行って、一緒に農作業して汗をかいてお酒を飲んでって泥臭いことをたくさんしたんです。その結果、「お前なんかよくわかんないけど、かわいそうだから野菜売ってやるよ」って思ってもらえて初めて会社が成り立ちました。やっぱりきれいごとだけでは会社も成り立たないので、自分が下がったときに頑張った体験は問われると思います。

ヒカルさん

すごいですね!

三浦さん

高島が書いた「ライフ・イズ・ベジタブル」という本にも書いてあるんですけど、創業者の高島は生産者さんに「土を食ってみろ」って言われて、本当に食べたような人です。生産者さんが土を食べることはないのですが、覚悟を試されたようです(笑)。でも、大きな目的があればそんなことは大したことじゃないって、自分のプライドを捨てられる人は強いですよね。

対談を終えての感想

三浦さん

ホストの方とこの距離でお会いしてお話したのが初めてだったんですが、イメージと全然違いました。テレビで観るような押しの強い感じを勝手に想像していたので、実際にお話してみたら企業で真剣に人や組織に向き合っている方と話す感覚と同じで面白かったです。

同世代でもあるので、今後40歳や50歳になられたときに、どういう風に活躍されているんだろうっていうのはすごく興味があります。ホスト業界がどう変わるのかとか。そもそもホスト業界っていう位置づけじゃないのかもなとも考えちゃいましたね。新しいジャンルやグループになるかもしれないって、想像しながらお話ができて楽しかったです。ありがとうございました!

ヒカルさん

オイシックス・ラ・大地の創業者の方が生産者さんの心を掴むために何度も何度も足を運んだというストーリーがとても刺さりました。こんなに立派な大企業の創業者の方だって第一歩はそこからだったんだぞっていうストーリーをくすぶっているメンバーに持って帰って話そうと思います。

あと、それぞれ違う組織でも共通点があって、共感していただけるということが嬉しかったですね。僕らは間違ってないぞって自信を持って現場に伝えられることが、すごく嬉しいです。

そして三浦さん。1on1であったり、チームのバックグラウンドを理解したいと話していたチームメンバーへの仲間意識と愛情に感銘でした。本当に人に対して責任感が強い方で勉強にしかなりませんでした。

ありがとうございました!


取材・執筆 こいしはらみか(https://twitter.com/mikasoshi)
編集 高下真美(https://twitter.com/t_mami134)
柴田佐世子(https://twitter.com/saayoo345)
撮影 越河はるか(https://twitter.com/koshikawaharuka)

〈Kiyoto×一条ヒカル〉「業界を変える」大きな志の中で辿り着いた、次世代の育て方|後編|

歌舞伎町でホストとして名を馳せた、一条ヒカルさんが学んだ仕事の流儀。そのエッセンスは、ホスト業界にしか通用しないものなのでしょうか。現在活躍中のビジネスパーソンとヒカルさんの対談を通じて、他業界との共通項を探るこの企画。第二回目のゲストは都内高級レストラン 総支配人のKiyotoさんです。

前編では、飲食店とホストクラブ、それぞれのサービスの相違と共通点についてお伺いました。後編では、業界を変えるべく奮闘するお2人に、スタッフの教育論についてお聞きします。

サービスマンになるための特殊な教育

お2人はどのようにお店のスタッフの教育をしているんですか?

ヒカルさん

僕も気になります! Kiyotoさんの「瞬間で心を掴むサービス」は、どんな風にスタッフに伝えているんですか?

Kiyotoさん

サービスマンの教育はすごく特殊で、僕の場合は相手の本質を変える・考え方自体を染めるところから始めます。

ヒカルさん

わっ!それをお聞きしたいです!

Kiyotoさん

お客様の好みなどある程度の情報は前もって共有していますが、予想できないリアクションを取られることは大いにありえます。 でも根本的な人間性の部分ができていれば臨機応変に対応できるし、むしろその方がお客様の心を掴めるじゃないですか。そのために、僕の一つひとつの行動の理由をひたすら説くことに、ものすごくエネルギーをかけます。あとは直前の劇場型ミーティングで、モチベーションをあげることですね。

ヒカルさん

劇場型ミーティングですか?

Kiyotoさん

これは話すと長くなるのですが(笑)、簡単に言うと、その気にさせるんです。僕たちの仕事はモチベーション商売で、一席ごとに試合に出るような感覚なんですよね。

Kiyotoさん

1980年、東京都生まれ。
大学卒業後、都内高級レストランに入社。グループ各店での勤務後、2012年からはグループ統括支配人となる。様々な活動・人脈を通して、サービスマンのイメージを変え続けている。オンラインサロン「アソビカタサロン」主宰。2016年に『サービスマンという病』を出版。
一条ヒカル(辻貴人)さん

1987年、富山県生まれ。
歌舞伎町ホスト2万5000人のトップでgroup BJの幹部。年間最高売上1億5000万円、4年連続で年間売上1億円突破。歌舞伎町でホストクラブ3店舗を経営する経営者でもある。AbemaTVの『株式会社ニシノコンサル』に「ホストを憧れの職業にする」テーマで出演、渋谷ハロウィンでの早朝ゴミ拾いなどが話題になったホスト兼経営者。最近2本のnote記事を執筆し、合計1100スキを超える反響を得ている。(2019年7月16日現在)

ヒカルさん

試合に例えるのは、なんとなくわかる気がします。

Kiyotoさん

古い業界なので、営業中にシェフが怒鳴るようなレストランもまだあるわけですよ。でもそのすぐ後に、お客様に向かって笑えるわけがないじゃないですか。 だからどんなにやる気がなくても試合前には絶対に怒らない。褒めてその気にさせて、終わった後に怒ります(笑)。

ヒカルさん

僕も近しいですね。お客様との予定がないスタッフって、営業前すごく暗いんですよ。でもその気持ちもわかるじゃないですか。

Kiyotoさん

すごくわかりますよ。でも営業は始まってしまいますもんね。

ヒカルさん

そのまま営業に出たところで絶対にいいパフォーマンスなんてできない。僕らの業界は順位がつくしわかりやすいから、下手したら気を病んじゃうんですよね。だから「今日の営業でいかに勉強ができるかを考えよう」と、楽しめるような話題をします。

Kiyotoさん

どんなに優秀なスタッフを集めても、全員がいつも同じレベルでできるわけではない。そこをいかに同じモチベーションで向かわせるかということを、根気強く考えています。

ヒカルさん

人間教育の大切さを感じますよね。めちゃくちゃ根気いるし、下手したら何年かけても変わらないかもしれない。

Kiyotoさん

わかります。でもそれで諦めてしまってもねって話じゃないですか。辞めさせることは簡単ですもんね。

ヒカルさん

少し特殊な言い方をすると、その人の「素材」ってあるじゃないですか。それに対して、自分ができることに手を伸ばさないで腐ってしまったらもったいない。もっとできたのかなって、後悔しか残らないんですよね。

Kiyotoさん

素晴らしいリーダーですね…。

ヒカルさん

だから僕も、根気強く伝えます。何人も傷つけてきたと思いますけど、本当に嫌われていいし、「あいつウザいな」って辞めてもいいけど、「本当にお前のために言ってるからね」って。

Kiyotoさん

そうですよね、伝える側もすり減るんですよね。

ヒカルさん

本質を変えにいくって、そういうこと。それでも変わらないならもうね…ふて寝します(笑)。でも、何もやらないで否定もしたくない。僕の考え方だけが正解ではないけど、何も変えられずにうつむいて出て行く子を見ると、すごい悔しい。

Kiyotoさん

本当は自分が全部やれば話は早いんですけど、そういうことじゃないですからね。変わらないとしてもやり続ける、それが楽しさでもあるんですよね。

価値を学ぶには「投資」をしろ!

サービスを勉強したい! という人には、どのような学び方を勧めますか?

Kiyotoさん

僕はスタッフに「レストランを体験しろ」と絶対に言うんです。飲食業界は最初は給料が安いから、有名なレストランなんて行けないですよね。でも、僕たちがサービスをするお客様は、毎日どこかで2万円3万円普通に使っている方々なわけですよ。 無意識に他のお店と比べられてしまう中で、自分たちが他を知らないと、何にも気付けないでしょう。若い頃こそ、自分にどれだけ投資できるかがめちゃめちゃ大事なんです。

ヒカルさん

「お金がないからできない」はよく聞く言葉ではありますね。

Kiyotoさん

僕がご馳走しても駄目で、自分のお金で行かないと意味がない。時には「なんだよ今日これで2万円かよ!」って時もある。もっと違う使い方すればよかった! って悔しい思いを、僕もよくしました(笑)。でもそういう思いをして初めて気がつくんですよね。「このビール一杯1200円の価値はどこにあるんだろう」と。そう考えてはじめて、その人はグラスをピカピカに磨くようになるし、ちゃんとビールサーバーを掃除するようになる。一杯のビールを、美味しく入れるようになるんです。

ヒカルさん

そこは確かに、自分で経験しないとわからないですよね。

Kiyotoさん

良いものには、絶対に理由があるじゃないですか。流行っているお店の表面だけ見ても何も学べないですよ。

ヒカルさん

言い訳に頼って何もしなくなってしまうのは、もったいないですよね。

Kiyotoさん

行く気がないだけなんですよね。休みの日にバイトをしてでも勉強しに行きたい、そこまでやるモチベーションを持たせてあげないと。そこまでして手に入れた1万5000円なら、「どうやって使おう?」 って一生懸命考えますよね。

ヒカルさん

自分への「投資」としてお金を使う感覚って、大切ですよね。

Kiyotoさん

ちゃんと「投資」にできるように口すっぱく言うんです、「タダで帰ってくるなよ」と。5万円払うなら、僕だったら絶対に同額の価値を取り戻したい。 たとえば予約が取れない人気店を希望日に予約できるような人間関係も、1つの価値ですよね。サービスマンとしてリターンのある投資にしたいから、すごく考える。

ヒカルさん

必ず得るものを持って帰ってくるということですか…。それがサービスマンとして細やかな気づきにもつながるということですか。

Kiyotoさん

ただ行って、時間を過ごしただけでは勉強したことにならないんです。「投資」だと勘違いしている「浪費」が一番よくない。お金がない子たちは余計に、そのお金をどう使うか? を考え抜いて欲しいんです。

見るもの全てを吸収するくらい貪欲に、ということなんですね。

Kiyotoさん

感動を体験すると、なかなか忘れられないんですよ。とある有名ホテルに、大物芸能人でもファンがいるような有名なベルボーイがいるんです。昔、妻と海外旅行に行く時に、リムジンバスに乗るためにタクシーでそのホテルまで行ったんですよね。降りたらすっとこちらに来て、「萩原様、空港行きのバスはあちらです」と話しかけてくるわけですよ。

僕のスーツケースに萩原ってタグがついているのを見て、すぐリムジンバスの担当に予約を確認したんでしょうね。「ハワイ便まで1時間ありますので、よかったらあちらでコーヒーも飲めますし」なんて声をかけられたら、これはコーヒー飲むしかないじゃないですか。本当のプロはたった一つの情報からここまでできるんだって感動ですよ。

ヒカルさん

すごすぎますね…思考が違うというか、見ている世界が違いますよね。

Kiyotoさん

この気付きこそが、サービスの世界でめちゃくちゃ大事なことなんですよね。

業界イメージを変えるのは誰か?

業界を変えていくためにご尽力されているお2人にとって、覚悟が決まるような出来事はあったのでしょうか?

Kiyotoさん

2年ほど前かな、「飲食業界は給料が安くて拘束時間が長い。それを変えたい」って尊敬する経営者に相談したら、「自分が好きで誇りを持ってその仕事をしているんだろう。マイナスな言葉から入るやつの話なんて俺は聞きたくない」と言われたんですよね。

ヒカルさん

それは耳が痛い話ですね…。

Kiyotoさん

プロのアーティストがコンサートで「今日喉が痛いんですけど、一生懸命やります。」とは言わないでしょって。喉が潰れてもいいから一番得意な曲で心を掴みにいくよね、と。それがプロじゃないの? って話だったんですよね。

ヒカルさん

なるほど…。

Kiyotoさん

本当に業界を変えたいなら「この業界は最高だよ!」「誰にも真似できないよ、見てくれ!」 というアプローチじゃないと世の中の人の心は動かない。それなら、こんなに素晴らしいんだよというところを見せながら「でも! ここは至らないから変えていきたい。」そう伝えていくべきなんだなと思ったんです。

ヒカルさん

自分たちの業界が好きだから、変えたい。まずは僕たちが楽しんでいることを、先に知ってもらうということですね。

Kiyotoさん

SNSを日頃から見せてもらっていますが、ヒカル社長はもう実践されていますよね。どうされるんですか? これからのビジョンは。

ヒカルさん

新人の頃から変わらず「歌舞伎町を変えたい」が目標で、group BJの「人間性を育てる教育」は、それができると信じているんです。 最近いろいろな方とお話をする中で、僕らがこの10年やってきたことは他の業界でも通用するのかもしれないと思い始めたところです。歌舞伎町にいる子は特にですけど、しっかりした教育を受けるチャンスがなかった子たちを救える組織になれるんじゃないかなって。それが、日本を変える事になるんじゃないかなと思っています。

Kiyotoさん

素晴らしいですね。

ヒカルさん

言っているだけで、自分ができているのはまだ小さな場所だけなんですけどね。Kiyotoさんはどうですか?

Kiyotoさん

幼児教育や小・中学生くらいの子供たちへの教育って、究極の仕事だと思うんですよね。僕も将来的にそこに貢献できればいいなと思っています。人間性を育てるって本当に大切なことですから。今はかなり穏やかになりましたけど、それこそ20代の頃とかは僕のせいで30人近く辞めましたからね。こんなに辞めさせてたら損失だって、ある時から気が付いて。

ヒカルさん

僕も同じ経験をしました。辞めていく理由が自分のせいだってわかるまでは、言葉が止まらなかったですね。

Kiyotoさん

「今すぐ帰れ!」ってね。途中で気がつくんですよね、自分が足りなかったんだって。今は深く反省申し上げております(笑)。

ヒカルさん

(笑)

Kiyotoさん

でも、目の前の子の成長のためにって気持ちはあるじゃないですか。僕も最近気づきましたけど、自分で気がつくことが本当に重要。自分で悩んで、もがいて気がつくことで、一皮むける必要性は絶対にある。僕たちができることは、気付かせる環境を与えてあげることくらいしかないんじゃないかなって。

ヒカルさん

そうですね。気付けない環境だったら、何年いても無駄ですもんね。

Kiyotoさん

今日お話を聞いていて、スタッフをホスト業界に弟子入りさせたくなりました。お昼とかやらないんですか?(笑)若者教育機関みたいな。将来的に歌舞伎町にそういう学校があったら、いいなあと。

それはどの年代の方でも、勉強になりそうですよね。

Kiyotoさん

僕は怖くて行けないですけどね(笑)。厳しそうだしすごいだろうなって。もちろんいい意味ですよ!

ヒカルさん

お昼ですか、考えてみます(笑)。その際にはぜひ、講師としていらしてくださいね!

<編集後記>

「サービス」と言うとそれを職とする人だけに必要なものと思いがちですが、人付き合いにおける「心遣い」だと言い換えれば、誰にでも必要なスキルです。お2人のお話をお聞きして、この心遣いを持った人に育てることは、並大抵なことではない、底知れぬ愛情が必要なのだと感じました。

「業界を変える」同じ軸をもつお2人のこれからは、「変えたいけど何もできない」方たちに、大きな勇気と刺激を与えていくのだろうなと、感じてやみません。


取材・執筆 柴田佐世子(https://twitter.com/saayoo345)
編集 高下真美(https://twitter.com/t_mami134)
   柴山由香(https://twitter.com/yuka_lab12)
撮影 越河はるか(https://twitter.com/koshikawaharuka)




〈Kiyoto×一条ヒカル〉サービスマンとホストに学ぶ、「本当のサービス」とは何か?|前編|

歌舞伎町でホストとして名を馳せた、一条ヒカルさんが学んだ仕事の流儀。そのエッセンスは、ホスト業界にしか通用しないものなのでしょうか。現在活躍中のビジネスパーソンとヒカルさんの対談を通じて、他業界との共通項を探るこの企画。第二回目のゲストは都内高級レストラン 総支配人のKiyotoさんです。

先日、group BJの店舗を訪れたKiyotoさん。サービスマンのイメージを変えたいとの志を持つKiyotoさんから見たgroup BJは、どのようなホストクラブだったのでしょうか。2人の共通項であるサービスをテーマにお伺いしていきます。

Twitterなどで大きな影響力を持つお2人は、改めて今回の対談のために顔を合わせました。それぞれのサービスについてのお話から、伺っていきます。

レストラン業界とホスト業界の意外な類似点

サービス業に従事するお2人の、仕事へのこだわりを教えていただけますか?

Kiyotoさん

レストランのサービスというのは、あくまでその席に座っている方々が主役なんですよね。お客様がいい時間を過ごしたなと思えることが一番。必要であればわざとバカを演じることもありますが、基本的には自分が目立つことは避けますね。そういう意味でいうと、ホストの方のサービスと僕らのサービスは、真逆なんじゃないかなと。

ヒカルさん

そうですね、僕らのサービスは自分をよく見せるサービスが多いと思います。

Kiyotoさん

極論を言うと、足音にまで気をつけますからね。スタッフに対して注意することも、足音やドアの開閉の音についてが多いかもしれないです。

ヒカルさん

気付かれたら負け、みたいな感覚ですか?

Kiyotoさん

1980年、東京都生まれ。
大学卒業後、都内高級レストランに入社。グループ各店での勤務後、2012年からはグループ統括支配人となる。様々な活動・人脈を通して、サービスマンのイメージを変え続けている。オンラインサロン「アソビカタサロン」主宰。2016年に『サービスマンという病』を出版。
一条ヒカル(辻貴人)さん

1987年、富山県生まれ。
歌舞伎町ホスト2万5000人のトップでgroup BJの幹部。年間最高売上1億5000万円、4年連続で年間売上1億円突破。歌舞伎町でホストクラブ3店舗を経営する経営者でもある。AbemaTVの『株式会社ニシノコンサル』に「ホストを憧れの職業にする」テーマで出演、渋谷ハロウィンでの早朝ゴミ拾いなどが話題になったホスト兼経営者。最近2本のnote記事を執筆し、合計1100スキを超える反響を得ている。(2019年7月16日現在)

Kiyotoさん

そうですね。話がすごく盛り上がっている時に扉が開くと、みんな無意識にその方向を見てしまいますよね。その時に絶対に目が合わないよう、目線を下に向けて扉を開け閉めするように教えているんです。

ヒカルさん

目を合わさないことが気配りになる、と。

Kiyotoさん

こちらに意識が向かうと、短くてもその場の空気が止まるじゃないですか。「誰か来たな」と感じてもサッと元の位置に目線が戻るように、目を合わさない。細かいところですけど、そういうディテールまで気を配ってこの席の食事がうまくいくことが僕たちのサービスなんです。 ホスピタリティの本を見ると「サービスとは」「サプライズとは」といったこちらからのアクションについて書いてあることが多いんですよね。もちろん必要であればやりますが、僕はあまり好きではなくて。僕たちが何かをしてというより、あくまでその席を準備してきた人がどうやったら一番立つのかということを意識しています。 ご馳走してくれるオーナーに他のお客様が「ごちそうさまでした」とお礼をする。一番最後に「Kiyotoさん今日はありがとうございました!」と言っていただけるのが理想なんです。

ヒカルさん

なるほど…僕たちもお客様に気持ちよく過ごしてもらうためのサービスという意味では同じですけど、それらは全部自分たちがよく見えるようなものの延長線上かもしれないですね。

Kiyotoさん

ホストのお仕事はきっと、自分にファンを作って目立つことが大切ですもんね。

ヒカルさん

一番特殊なサービスかなと思っていて…。飲食店での細やかなサービスは僕らにとってすごく勉強になるんですけど、改めて全然違うなと感じますね。

Kiyotoさん

ただ、先日お店にお伺いした時に客観的に見て、共通点もあるなと思ったんです。ホストの方々は指名やヘルプがあるから、お店全体を回すためのキャラクターやポジション、その連携みたいなものが必要なのかなと感じて。

ヒカルさん

すごい! え、(ホスト)経験者ですか?(笑)

Kiyotoさん

いやいや(笑)。僕の持論として、1つのお店で働くスタッフのキャラクターには、バリエーションがあるとすごくいいなと思っているんです。あくまで店として、全員が僕だったらうざいじゃないですか。でも若い子たちは、僕に憧れて僕の真似をする子が多いんですよね。 「お前の年齢とお前のキャラはそれじゃないんだよ」ってよく言うんですけど、その究極がホストクラブだと思っていて。お店に行くと、一人ひとり席まで挨拶にきてくださるじゃないですか。全員キャラクターが違くて「すごい店だな」と思ったんです。 他のテーブルの多彩な盛り上がり方を見て「なるほどな」と。全員が4番ではいけないんですよね。

ヒカルさん

そこまで感じてくださっていたとは、うれしいです!

Kiyotoさん

僕らも誰をどこの担当にするかという、卓割りをするんです。 例えば、この席にAさんというお客様がいらっしゃるとするじゃないですか。予約と出勤メンバーを見て、フロアも全部チェックして担当を決めるのですが、その時に「こういう人を連れてくるだろうな」という大体の予測をつけるんですね。ただ、人には毎日気持ちの波があるものなので、この人にはこのスタッフと決められるものではなくて。入り口を入ってきたときの雰囲気や相手によって、営業中でも一気に卓割りを組み直すことがあります。

ヒカルさん

レストランのマネージャーさんって、そこまで考えていらっしゃるんですね!

Kiyotoさん

ここまでするマネージャーはなかなかいないと思います。そういう意味では、ホストクラブと近いかもしれないですね。お客様が感じる心地よさって、その日の担当によるじゃないですか。その担当の評価がよくなければ「ダメだあの店」と店全体の評価になってしまうので。

ヒカルさん

今お話を聞いていて思ったのが、サービスってエンターテイメントなんですよね、演出。スタッフ一人ひとりのエンターテインメント性や演出を見出して育てることが、サービスにつながっているんじゃないかなって。 ホストクラブって同じキャラクターがいっぱいいても面白くない。イケメンが10人いても、全然面白くないと思うんです。いろいろな男性の中から選べるから良いんですよね。それがお客様へのサービスだな、と。

Kiyotoさん

さすがですね! あとね、僕が感動したのは見せていただいたステージですよ。こんなにやりこむのか! と思って。ジャニーズのコンサートを思い出しました。行ったことあります?

ヒカルさん

いや、実はないんです。

Kiyotoさん

絶対に行った方がいいです! あの時の感動に近いものを感じました。僕がお店に遊びに行かせてもらった時は早い時間だったし、満席ではなかったじゃないですか。それでもあのステージの本気さを見たときに「これはすごいな」と思ったんですよ。これはお客さんみんな喜んで帰っているだろうなと。あれは真似できない。舐めていたわけではないんです。でも想像以上すぎました。

ヒカルさん

恐れ多いですけど、そんな風に言っていただけるとうれしいです。

Kiyotoさん

ホストクラブに限らず、お客様は全員が思い切って遊びに来ているわけじゃないですか。それぞれのお財布事情もあるし、100万円払える人もいれば、カツカツの1万円を持ってくる人もいる。でもあのステージを見られることで、シャンパンは入れられなくても満足している女の子たちがたくさんいるわけじゃないですか。無意識に周りを見渡したんですが、その時のお客様の表情がすごく印象的だったんですよね。

ホストのイメージを変える、全員参加のサービスづくり

Kiyotoさんがここまでおっしゃるステージは、どのように作っているんですか?

ヒカルさん

感動を生み出したいと始めたステージなのですが、全員集まってミーティングをすることが大事というのが最近身にしみていて。 シャンパンコールもそうですけど、普通は店のトップが作って新しく入ったスタッフたちは指導係から習うんです。全員集まるミーティングってホストクラブにはあまりないんです。だから、あのクオリティはうちの店だけかもしれないですね。

Kiyotoさん

みんなでやるのに、全員で練習はしないんですか?

ヒカルさん

そんなことしているくらいならお客様とデートしていた方がいいって、個が強いお店が多いんですよね。だから全員集まって練習するお店はgroup BJ以外なくて。 練習の段階からみんなで作るから大切にするし、より本気が伝わるっていうのはあると思うんですけど、そこを感じ取ってくださるのはめちゃくちゃうれしいですね。

Kiyotoさん

スポットライトを浴びている人に注目が集まりがちですけど、周りの人たちの輝き方に目がいくんですよね。うちもそうですけど、若いスタッフの動きこそ見られるじゃないですか。

ヒカルさん

わーーっ!!! うれしいです! 僕らが目指しているところは、そこなんですよね。シャンパンコールってお客様を囲むわけで、前にいるのは売れているキャストだから、別にそのままでいいんです。

Kiyotoさん

自分のことだから、自然にパワーが出るもんね。

ヒカルさん

はい。だからこそ肝心なのはお客様から見えない子たちだと思ってます。その子たちがだるそうにやっているようなお店は、サービスになっていない。一番後ろだろうが膝を曲げて汗を流しながら、一生懸命やるから感動につながるんです。

そういうところに気がついてもらえるってうれしいことですよね。

ヒカルさん

何年もやってきて、そこに気がついてもらえることって本当になくて。一回来ただけで気がつくって、すごいですよね。

Kiyotoさん

そういう部分は、レストランも近しいからかもしれないですね。お店に入った瞬間になんとなくわかるじゃないですか、空気感って。「自分は関係ないから」と思っているスタッフの雰囲気とか。極端な話、僕らは100万のワインを売ったとしても給料は1円も変わらないわけですよ。そうするとモチベーションなんて上がりようがない。長期的に見たら給料上がるかもしれないですけど、直で跳ね返って来ることは今のところないので。働くスタッフのモチベーションをコントロールするのって本当に…ね。

ヒカルさん

難しいですよね。

Kiyotoさん

ただ、僕らは楽って言ったらいけないですけど、お客様が主役であり、お店には食事をしに来ているというところなんですよね。僕の場合は瞬間の繰り返しですけど、ホストの方々は自分自身が商品じゃないですか。だからごまかしが効かないなと。1時間なら1時間まるまる対峙すること、その人の心を揺さぶるって相当なエネルギーがないといけないし、相当自分の生き様とか自信がないと無理じゃないですか。短い時間でお客様の深いところまでグッと入り込むというのは、すごいなと思いますね。


“業界を変える”大きな志の中で辿り着いた、次世代の育て方」後編に続く

取材・執筆 柴田佐世子(https://twitter.com/saayoo345
編集 高下真美(https://twitter.com/t_mami134)
柴山由香(https://twitter.com/yuka_lab12
撮影 越河はるか(https://twitter.com/koshikawaharuka

〈高木新平×一条ヒカル〉レッテルは自ら貼られにいって個性を磨け|後編|

歌舞伎町で名を馳せた一条ヒカルさんがホストで学んだ仕事の流儀は、他のビジネスにも通ずるのか? 活躍中のビジネスパーソンと他のビジネスに活かせる法則を対談形式で見つけていくシリーズ。第一回目はNEWPEACE代表の高木新平さんです。

前編では、ホストという一見特殊に見える仕事につまったマネジメント術について、主に伺いました。後編では、現在12店舗を持つまでに成長したgroup BJの戦略に学ぶ、弱者がとるべき戦略自分という商品を売るために必要な個性の磨き方についてお聞きしました。

弱者がとるべき戦略とは?

他グループに比べ、店舗数が少なかったgroup BJ を突出させた戦略とは何だったのでしょうか?

ヒカルさん

一般的にはすでに売上を持ったプレイヤーを引き抜き、売上を上げるお店が多い中、うちでは未経験者からスタープレイヤーを育てることにこだわっています。引き抜きは一時期売上が増えたとしても、2~3年後には解体しているケースが多い。

その理由は、移籍者が「自分のおかげだ」と天狗になってしまうせいで、店の空気が悪くなっていくこと。うちではどんなスタープレイヤーに対しても、ルールは変えません。そのマネジメントによって、店の雰囲気は良いまま売上が増えていっているんです。

高木さん

すごいですよね。巨大な組織が既にある中、小規模でも新しい個を立たせる戦略で勝ち切ることができる良い事例ですよね。ただ、目新しさがなくなるとすぐ飽きられてしまうので、弱者の戦略はそこからが勝負だと思います。そこで大切になってくるのが、社会にコミュニケーションしていくことだと思う。

一条ヒカル(辻貴人)さん

1987年、富山県生まれ。
歌舞伎町ホスト2万5000人のトップでgroup BJの幹部。年間最高売上1億5000万円、4年連続で年間売上1億円突破。歌舞伎町でホストクラブ3店舗を経営する経営者でもある。AbemaTVの『株式会社ニシノコンサル』に「ホストを憧れの職業にする」テーマで出演、渋谷ハロウィンでの早朝ゴミ拾いなどが話題になったホスト兼経営者。最近2本note記事を執筆し、合計1000スキを超える反響を得ている。(2019年5月28日現在)
高木新平さん

1987年、富山県生まれ。Vision Architect / NEWPEACE CEO 博報堂から1年で独立。「よるヒルズ」「リバ邸」などシェアハウスを全国各地に立ち上げ、ブームを牽引。また、ネット選挙運動解禁を実現した「ONE VOICE CAMPAIGN」を主導、2014年の東京都知事選でネットをフル活用した選挙戦をプロデュースする。 2015年4月 VISIONING COMPANY「NEWPEACE」を創業。社会文脈を起点としたビジョン作りを武器として、自動運転、シェアリングエコノミー、他拠点生活、D2C、卓球日本代表など、新たな潮流を仕掛け続けている。

ヒカルさん

社会にコミュニケーションってどういうことですか?

高木さん

例えば、僕が仲良いOCEAN TOKYOという美容室に高木(琢也)という美容師がいるんですけど、そいつと一緒にやろうと思ってるのが、学校につけていくカツラを作ろうという企画で。

学校にいる時間って24時間分の8くらいじゃないですか。学校の時間だけカツラを被って、他の時間は自分の好きな髪色や髪型でいられるという企画なんです。これをやったら議論が起きると思う。枠から飛び出て価値観をぶつけにいくと議論が起こって注目が集まり、応援者が増えていく。それをヒカルさんは自然にできている。すごいと思います。

ヒカルさん

そんな風に見てくださってるなんて、本当にうれしいです。

人生のビジョンはいらない。シンプルに売れたいでOK。

今はビジョンを持てない人も多いと思うのですが、どう見つければいいのでしょうか?

ヒカルさん

シンプルに「売れたい」でいいと思います。「有名になりたい」・「評価されたい」とかでもいいじゃないですか。それをやりたいこととして設定して、そのために何をするかをアドバイスした方が前に進める。迷って足が止まるくらいなら、シンプルに決めて動く方が確実に前に進めるし、結果も出ます

高木さん

なるほど、確かに。学生さんと会うとよく「自分らしさや人生のビジョンを見つけなきゃと思うけど、見つからないんです。どうしたらいいですか?」と聞かれる事が多いんですよね。

ヒカルさん

学生ならなおさらですよね。立派なことを掲げないといけないと思うのかもしれませんが、シンプルな目標の方が、例えブレたとしても軌道修正がしやすいんですよ。「やりたいことが見つからない」という質問には、やれていることがないだけと指摘してあげればいいので。

高木さん

「やりたいことがない」と言い出すのは、なんででしょうね?

ヒカルさん

売れていない現実を見ていないか「向いてない」とスネている状態だと思います。「向いていないと諦める前に、この1ヶ月本当に120%でやったの?」という話だと思っていて。僕はそういう時「僕が諦めていないのに、なんで君は勝手に諦めているの?僕から見たら、やれることはたくさんあるのに」と伝えます。

高木さん

それくらいシンプルに「売れる」という目標を置く方が、わかりやすくて良いですね! ビジョンなんてそんな簡単に決まらないし。

ヒカルさん

結果が出ないのは「これやる意味あんの?」とブレるからです。でもビジョンを信じていたら、例え今回うまくいかなかったとしても後悔にはならない。「次に活きる」と、自分の中で転換できると思います。

レッテルは貼られにいって個性を磨け。

高木さん

「ビジョンを決めて走る」ということで言うと、まさに経営者も同じだと思うんです。実は経営者って、起業したくて起業した人より、大企業の環境が合わずに辞めちゃってやむを得ず事故的に起業した人も多いんですよ。

大企業から追放されたというレッテルも、自分でチャンスに変換する。それで努力して本当に成功に変えるんです。レッテルを恥ずかしがって自己処理しちゃうと、ただの事故で終わっちゃう。

ヒカルさん

確かにそうですね。レッテルを武器に変換していくマネジメントは、僕もよくやっています。

高木さん

武器といえば、一条さんがスタッフの髪色を変えさせる内容の記事を読んで、めちゃくちゃ共感したんです。広告代理店を辞めた時、よく一緒にいた家入さんとなぜか「平成の金さん銀さんになろう」って決めたんです(笑)。でも美容院に家入さんが来なくて、僕だけ金髪になった(笑)。

でも、金髪にして自分が異質な存在になったことで、とるべき態度がクリアになったと感じました。そういう装置として髪を使うのも、レッテルを貼られにいくのと同じだと思います。

ヒカルさん

まさにそうだと思います。

高木さん

優秀な学生やビジネスパーソンほど、そういう個性やコンプレックスのような「何か」を欲しがってますよね。それこそさっきの悩んでた学生は、レッテルを貼られにいったらいいと思うんです。

優秀さは永遠に上がいるから競争が終わらないし、他に飛び抜けた個性はなかなか見つからない。でもレッテルを貼られにいくと、レッテルがついた瞬間に自分の設定が変わって、そこから個性が生まれていくと思います。

ヒカルさん

そうですね。ホストもレッテルの一つなので、急に自分への態度が変わってヘコむ子もいます。その時も、同じことを言いますね。「レッテルを貼られてからの逆転劇の方が面白いじゃん! 誰もが共感できるシンデレラストーリーの主人公になれるって、おいしいよ!」と。

高木さん

まさにそうですよね。

自分という商品が提供できる“価値の言語化”が必要。

レッテルは武器になる。未経験から1億円プレイヤーをつくるのは簡単ではないですが、そういう個性を見つけて伸ばしていくことがコツなのでしょうか。

ヒカルさん

1億円プレイヤーになるためには、自分という商品が売れ続ける状態をつくらなければなりません。それには自分が提供できる価値の言語化が必要です。一回の接客で多額のお金を受け取る仕事なので、これができていないと「こんなにお金を払ってもらっていいのか」と罪悪感を抱いてしまうこともあるんです。

僕はそんな時「100万円のバッグに負けてんの? 君は」という言葉をかけます。お金を使ってくださったお客様に対して、その分の対価をお返しできる自信がなければ、ホストの仕事はできない。

高木さん

まさにそうですね。僕のやっているVISIONINGも、自分の時間を売って経営者のビジョンを作り、それをどうやって世の中に出していくかを決めるんです。「この社会、この時代になぜこの人がいなければいけないのか」を言語や映像にすることで、究極の自己肯定をする仕事。だから、ホストの仕事と共通するところがあるなと思いました。

僕も一行の言葉で、数百万円をいただくこともあります。その度に「その価値あるの?」という疑問が浮かんでいてはいけない。言葉としては一行だけど、その言葉はこれから先、何千万から何億円の意思決定をする柱になる。それがわかった上で仕事をすることが、重要なんですよね。

今は選択肢が広がったことによって、生き方に迷う人も増えました。だからこそ「自分という商品をどう売るのか」というシンプルな目標がめちゃめちゃ必要だと思います。難しい目標にすると、達成できなくてもウヤムヤに出来てしまうから。そう考えると、ホストってシンプルで良い仕事ですね。

ヒカルさん

そんな風に言っていただけるなんて…、ありがとうございます!

高木さん

一回僕もホスト体験したいな。肩書きやこれまで積み上げてきたキャリアを全部ゼロにして、体一つで戦うっていう。相当悔しい思いをしそう(笑)。

以前、TVにコメンテーターとして出た時、嫁からめちゃくちゃボロクソに言われたんです(笑)。「視聴者ニーズも理解せず、自分のフィールドでしか戦っていない」と。その場に合った行動ができていないと気づかされた、良い経験だったんですよね。

ヒカルさん

いつもと違う環境に身を置くことは、めちゃめちゃ素敵なことですよね。

高木さん

ありがとうございます(笑)。ホスト体験はまっさらな初心者になれる貴重な機会だと思うので、ぜひ今度お願いしたいですね。

ヒカルさん

ぜひ、お待ちしています(笑)。

対談を終えての感想

高木さん

ホストは自分を売るという、シンプルを突き詰めた仕事だと改めて思いました。みんな自分らしくとか、やりたいことがないとか言っているけど、まずは「自分を売れるようになる」のが大事だと思います。ホスト自体に偏見はなかったですけど、こんなにも他の仕事に転用できる考え方がたくさんあると知れて、面白かったです。

例えば仕事で行き詰まって会社を辞めた人が寺で修行するみたいに、一回ホストで自分を磨き直すと人生を見直す機会にもなるんじゃないかなと思いました。体験したらきっとすごく発見があると思います。ありがとうございました!

ヒカルさん

歌舞伎町のホストという仕事を長く続けてきましたが、経験と知識が浅く勉強不足だと思っていました。今回、ビジネスの第一線で活躍されている高木さんとお話して「学びがあった!」と言っていただけたことは、自信になります。

すごくありがたい言葉をたくさんいただいたので、より強く、歌舞伎町を変えるために邁進していきたいと思います。ありがとうございました!

編集後記

ホストは、一見特殊と感じる人も多い仕事。しかし、意外にも彼らがやっているのは「約束を守り続け、真剣に人に向き合うことで人間性を磨く」というシンプルで本質的なことでした。それはホストという仕事に限らず、他の仕事でも活かせることなのではと感じさせてくれます。

自分のフィールドを出て肩書きをなくし、まっさらな“個”に戻る。そんな裸一貫で戦うホストから「自分という商品を売る」エッセンスを学び、仕事に活かしてみてはいかがでしょうか。


取材・執筆 高下まみ https://twitter.com/t_mami134
編集・撮影 柴田佐世子 https://twitter.com/saayoo345

〈高木新平×一条ヒカル〉「誰でも1億円プレイヤー」を実現するマネジメント術|前編|

歌舞伎町でホストとして名を馳せた一条ヒカルさんが、学んだ仕事の流儀。そのエッセンスは、ホスト業界にしか通じないものなのでしょうか。現在活躍中のビジネスパーソンとヒカルさんの対談を通じて、他業界との共通項を探る企画がスタートします。第一回目のゲストはNEWPEACE代表の高木新平さんです。

今回の対談は、一条ヒカルさんがご自身で書かれた記事【1億円プレイヤーが続々と生まれるホストクラブには「儲けの秘密」がある】を、高木さんが読んだことがきっかけで実現しました。「未経験から1億円プレイヤーを輩出する究極のマネジメント」をテーマにお伺いしていきます。

今回初対面のお二人。同年代かつ富山出身で同郷ということもあり、懐かしい地元のエピソードですぐに打ち解けていました。

高木さん曰く、富山から東京に出てくるのは「北アフリカからニューヨークに来るレベルの出来事」。それだけガッツがあるとお互いに認め合います。

富山から上京後、原宿で美容師として働いていたヒカルさんがなぜホストになったのか、そしてホスト嫌いだった彼がなぜホストとして生きていくと決めたのか。そこから対談はスタートしました。

ホストになってまもなく「この道で生きていく」と決めた。

ヒカルさんはもともとホストがお嫌いだったとお伺いしたのですが、ホストになったきっかけを教えてもらえますか?

ヒカルさん

僕、もともと美容師だったんです。美容師といえば原宿表参道という時代で、新宿自体も嫌いでした。

高木さん

なんかわかります。カルチャーが大きく違う感じはありましたよね。

ヒカルさん

同じ年の子たちより早い時期から働き始めていたので、技術には少し自信がありました。地方から代官山の有名店に転職が決まったタイミングでたまたまホストクラブを紹介していただいて、初めて自分の目で見たその世界が面白いと感じました。美容師の仕事は1年くらい抜けてもいいかなって、気軽な気持ちではじめたんですよね。

でも、思っていたよりうまくいかないんですよ。初めてNo.1になるまでに9ヶ月、そこから高額売り上げで注目されるようになるまでには、2年以上かかりました。

一条ヒカル(辻貴人)さん

1987年、富山県生まれ。
歌舞伎町ホスト2万5000人のトップでgroup BJの幹部。年間最高売上1億5000万円、4年連続で年間売上1億円突破。歌舞伎町でホストクラブ3店舗を経営する経営者でもある。AbemaTVの『株式会社ニシノコンサル』に「ホストを憧れの職業にする」テーマで出演、渋谷ハロウィンでの早朝ゴミ拾いなどが話題になったホスト兼経営者。最近2本note記事を執筆し、合計1000スキを超える反響を得ている。(2019年5月28日現在)
高木新平さん

1987年、富山県生まれ。Vision Architect / NEWPEACE CEO 博報堂から1年で独立。「よるヒルズ」「リバ邸」などシェアハウスを全国各地に立ち上げ、ブームを牽引。また、ネット選挙運動解禁を実現した「ONE VOICE CAMPAIGN」を主導、2014年の東京都知事選でネットをフル活用した選挙戦をプロデュースする。 2015年4月 VISIONING COMPANY「NEWPEACE」を創業。社会文脈を起点としたビジョン作りを武器として、自動運転、シェアリングエコノミー、他拠点生活、D2C、卓球日本代表など、新たな潮流を仕掛け続けている。

その2年で何が変わったのでしょうか?

ヒカルさん

「この道で生きていく。」という覚悟ができたことですね。仕事への取り組み方、お客様への接し方が変わりました。従業員を見ていても、結果を出す人は覚悟が決まっているなと感じます。

高木さん

その感覚、すごくわかります。

ヒカルさん

同じ職種でも、覚悟があるかどうかで全く違いますよね。「ホスト業界を変えたい」とgroup BJに入ったものの、当時はまだ1店舗しかない小さな会社でした。歌舞伎町の中には暴力や詐欺まがいのことをやるホストもいて、そういうホストがいるお店にもなかなか勝てなかった。

悔しかったですよね。でも、僕らが誠心誠意お客様に対応しながらこの街で一番になり、有名になったら僕たちのやり方が正解になるじゃないですか。「そうすればこの街を変えていける。」そう思ったんです。

高木さん

面白いなぁ。従来とやり方が全く違うんですよね?

ヒカルさん

そうですね。歌舞伎町を変えたい、No.1になりたいというのは単に稼ぎたいという話ではなくて、働く子たちにとっての一番良い環境を作りたいということなんです。

ホストは30代になった時に、真価が問われる。

ヒカルさん

20代は売れていたのに、30代になった途端に停滞するホストが、実は少なくありません。これは、売れたことで周囲から甘やかされてしまうことが主な原因ですが、多くはその理由を自覚していないと思います。

ホストって究極“自分が商品”なので、人間性を磨いていかないと売れ続けることは難しい。だから僕は「信号を待て。」と言っています。

高木さん

信号ですか?

ヒカルさん

はい。group BJでは歩きタバコ禁止などのルールがあるのですが、その中の1つに深夜であろうが周りに誰もいなかろうが、赤信号は待てというものがあります。

高木さん

それをみんな素直に守るんですか!? どんな風に伝えているんでしょうか?

ヒカルさん

「ギャップがお金につながる」と伝えています。ホストってイメージが悪いので、信用が薄いんですよ。だからこそルールを守る・約束を守ることをおろそかにしてはいけない。それがお客様からの信頼につながるし、何より人が見ていないところで約束を守ると、自分の自信になるんです。

自分に自信を持てると、人前に出た時も「俺はここまでやってる」って言えるじゃないですか。それが結果に繋がっていくところをスタッフも見ていて明確にわかるから、みんな守る。そうやって人間性を兼ね備えたホストが育っていきます。

高木さん

なるほど! この間のnoteがすごく反響あったのも、売れるホストになる小手先のテクニック論じゃなくて、ホストこそシンプルで泥臭いことをやっているということが読者に伝わったからなんですね。

ヒカルさん

そう言っていただけると嬉しいです。スタッフの人間性にこだわるうちのグループが歌舞伎町でNo.1を獲れば、歌舞伎町は変わると本気で思っています。

高木さん

なるほど。個人が売れた話だけで終わらせないから、たくさんの方が応援してくれるんですね。僕のやっているVISIONING(ビジョニング)も社会的に対して「こういう社会をつくりたいんだ」と伝えて、応援してくれる仲間を増やす仕事なんですよ。

ヒカルさん

VISIONINGですか?

高木さん

はい。いわゆるブランディングと違って、実績をアピールするだけでなく「こういう社会や未来にしたい」と社会に向かって投げ、仲間を増やしていくことがVISIONINGの目的です。

話を聞いていて、まさに一条さんと同じだなと思いました。みんな過去の自慢話を言いたがるけど、それはその人を応援したくなる仕組みにはならないと思うんですよ。大きい課題を投げて、「みんなで変えていこうぜ」というのをヒカルさんは自然とやっているんだなと。

ヒカルさん

そういうお言葉をいただけると、めちゃくちゃ嬉しいですね。

“自分を売れる”一流のスタッフを育てる育成術とは?

厳しいことで有名なgroup BJ には、未経験者ばかりが集まると伺いました。未経験からスタープレイヤーへ、どうやって育てているのですか?

ヒカルさん

僕は自分という商品=人間性や生き方がお金に変わる仕事がホストだと思っていて、それは常に伝えています。うちが教育しているのは基本、人間性と生き方を磨くことだけです。

お金がない時の振る舞いには、生き方がもろに出ますよね。今の行動が未来につながると信じている子は、お金がなくても明るい。未来では稼げているという意識があるから、売上が上がりやすいんです。逆にお金がないと落ち込んでしまう子は、ビジョンがブレやすいんですよね。

振る舞いと結果が見えやすい世界だと思います。3カ月前に売れていたやつが全然売れなくなった時、その間の生き方を見返すと「やっぱりな」って思う点があるんですよ。答え合わせの回数が異常に多いので、正しいチョイスが自ずとわかるようになりました。

高木さん自身も経営者として社員を育てる立場ですが、育成で心がけていることはありますか?

高木さん

自分の功績ではないですが、要望とサポートの両方をやることですね。おかげさまで、会社全体が家族みたいな関係になれた感じがあります。

ヒカルさん

めっちゃ良いチームなんですね!

高木さん

ありがとうございます。でも、僕だけだった時は恥ずかしながら離職率が半端なかったんですよ(笑)。綿密なサポート役がいてくれるおかげで心理的安全性が生まれて、定着率もアップしましたし、主体的な企画が増えました。あとは、そういう環境が整ったおかげで、コンプレックスをさらけ出しても大丈夫という空気ができました。

ヒカルさん

わかります! ホストもコンプレックスを持っている子が多いんですけど、自分も言えない弱みさえもネタに変えてくれる仲間って結構居心地良いんですよ。「俺の一番嫌な部分を受け入れてくれた」ってなるんでしょうね。

高木さん

そうなんです。コンプレックスはモチベーションだと思うんですよ。僕、生まれつき左手に障害があって、ずっとコンプレックスだったんです。半袖になることが嫌でロンTを着ていた中学時代、周りからダサいと思われてました。でも、ストリート系が流行してロンTブームが来たら、一気にかっこいいに変わった。「違いが価値になる」ってことに気がつきましたね。

その経験があるから、周りから「違う」と見られている人を応援したいっていう原動力になっていますね。過去は辛かったとしても、いまはつながりあえる人がいる。そうすればコンプレックスもポジティブに変換できますから。

ヒカルさん

確かに。ホストも仕事のコンプレックスがある子ほど、反骨心を持って活躍していますからね。

誰でも売れっ子ホストに変えるマネジメント術。

高木さん

でも、未経験だと全然キャラも何にもない子も来るわけですよね。反骨心だけじゃ売れっ子にするの難しくないですか?

ヒカルさん

確かに個性が見つけられない子も多いですね。でも、自分で気がついていないだけで、必ず良いところはあるんですよ。僕がすることは、個性を作ってあげることです。

高木さん

本人のやりたいことではなく、誰かに価値を感じてもらえるところを見つける感じですか?

ヒカルさん

人によって違いますね。例えば「ホストはこれがウケるから」という意識で洋服を選ぶ子がいたら、「自分が一番かっこいいと思う服で来て。」と伝えます。実際に着てきたら、めちゃめちゃ褒めてその子のテンションを上げるんです。自分の好きなものを選んで褒められたら、嬉しいじゃないですか。

高木さん

それは嬉しいですね。

ヒカルさん

その子自身が楽しんでいると、お客さまはついてくる。自分のあり方がわかるようになります。一度そういう経験をすると、次からはアドバイスも素直に聞いてくれる。その繰り返しで個性が立って、振る舞い方がわかって、自分のターゲットもわかるようになるんです。もちろん全員に通用する方法ではないので、方法は男の子によって変えています。本当に何も主張がない子の場合は金髪にしたりして、外見から「変わる」ことを体験させていますね。

高木さん

なるほどねー! 面白いな。こういう風にスタープレイヤーをどんどん作って、歌舞伎町を変えていってほしいですね。この間北海道知事になった元夕張市長みたいに。その人は夕張が財政破綻した後に市長になって、元は主流派じゃなかったけど、今回北海道自体を変えるというビジョンで知事になり、主流派になった。だからgroup BJ もそういうストーリーで歌舞伎町を変えてほしいですね。なんか未来はこっちでしょ、みたいな。


レッテルを貼られにいって個性を磨け」後編に続く


取材・執筆 高下まみ https://twitter.com/t_mami134
編集・撮影 柴田佐世子 https://twitter.com/saayoo345

【整形1050万円⁈】ホスト『楠唯』のプロフィールを徹底調査!年収は?出身は?整形前の写真や在籍店舗などのまとめ!

出典:bjgroup

テレビ番組『かみひとえ』にて特集された『整形ホスト』についての実態。その中でも一際異彩を放つ存在感あるホストが登場しました。

ホストの名前は『楠唯』。今回はお茶の間で話題になった、整形ホスト楠唯について徹底調査してみました。衝撃的な整形前の写真や年収など様々な彼の実態について迫っていきます!

ホスト『楠唯』とは?

2019年7月8日に放送された番組『かみひとえ』のホスト特集で登場した楠唯は、整形をしすぎということで話題になりました。

まずはじめに、楠唯のプロフィールをご紹介していきます。探れば探るだけ意外な一面が見えてくる魅力的なホストなので、ホスト好きは必見ですよ!

ホスト『楠唯』のプロフィール

出典;groupbj

ホスト『楠唯(くすのきゆい)』は、1992年1月13日生まれの27歳で血液型はA型です。身長は177㎝で体格も大きめ、リアルで見たらすごい存在感かもしれません!

ニックネームは、ゆいにゃんで趣味はアニメやドラマを見ることで、ヴィジュアル系やアイドルが好きだそうです。少しオタク気質な意外性溢れるホストです。

最高売上1500万円以上の人気ホスト

彼は月間1500万円をコンスタントに売り上げる、実力派ホストでもあります。整形ホストとしてイメージが強くなる一方で、確かな実力を兼ね備えたホストなのです。

もしかしたら今回のテレビ番組出演をキッカケにより人気度が高まり、2019年には年間1億円プレイヤーとして活躍するかもしれませんね。

現在は支配人という役職でCLUB GUYS全体をみている、地位も確立したホストで、今年の9月にはグループBJから展開される新店舗の新しいオーナーとして、活躍されるそうです!

ホスト歴は9年のベテラン!

出典:groupbj

ホスト『楠唯』のホスト歴はなんと、驚異の9年です!高校卒業後すぐに家を出て、歌舞伎町の世界へ飛び込んだそうです。

前職はアドバイザーをやっていたそうですが、一度ホストをやめてアドバイザーをやっていたのか、夜にホストをやりながら昼職でアドバイザーをやっていたのかはわかりませんでした。

ホストを始めたキッカケは?

楠唯がホストを始めたキッカケは『単純にかっこいい』『お金が稼げる』という至ってシンプルな理由でした。

しかし、彼がホストを目指し始めたのは、なんと高校生から!雑誌メンズナックルからホストナックルへと見る雑誌が派生し、『ホストに絶対なる!』と決めていたそうです。

高校卒業と同時に始めたホストは、楽しくてとにかく『天職』と語っていました。

楠唯の出身地は?

出身地は不明でしたが、『緑溢れる田園風景に囲まれたあの街』とだけ記載されていました。もしかしたら都内から離れた田舎に住んでいたのかもしれません。

楠唯はなぜヴィジュアル系ホストというスタイルを取っているのか

出典:Twitter

彼のスタイルはホスト業界では、少し邪道な『ヴィジュアル系』です。上司には『ウチではV系は売れないよ』とも言われた楠唯ですが、それでも自身のスタイルを貫き続けました。

彼は自身の個性的なスタイルを貫くことで他のホストとの差別化を図りました。イケメンが多いホスト業界では、ただのイケメンでは売れないと感じたのです。

『100人中100人がかっこいいホスト』にはなれない彼は、『100人中2人が好きなヴィジュアル系』へフォーカスを当て、ホストとして成功する事ができました。

もちろん彼のスタイルの根源は『ヴィジュアル系が好き』という所にありますが、知的で戦略的で人間としてかっこいい魅力溢れるホストという事が伺えます。

衝撃!1050万円の整形はどこをしてる?

ここまで紹介した楠唯は整形に1050万円をかけている整形ホストとして、大きな反響を呼びました。そんな彼の整形の内訳を次は調査してみました。

整形箇所は…

整形した箇所は、鼻、顎、目、皮膚と4箇所であることを自身の口から明かしています。中でも衝撃的なのは、耳の軟骨を取り出して、鼻に移植したという話です。鼻筋の作り方が、生々しくリアルですよね!

他にも整形費用に一番お金がかかったという顎は、なんと360万円にも及ぶそうです!皮膚の整形や髭を薄くしたりなどなど…とにかく色々な整形に手を出しているようです。

次は、頬ボネを削る整形手術をするか迷っているそうです。その見積書は150万円を超えるとのこと。

楠唯の整形前との比較写真がすごい!

出典;Twitter

なんと言っても衝撃的なのが・高校生のころの整形前の写真と現在の自分との比較写真です。ここまで人間は変われるのかと思わされる写真ですよね。

パスポートの写真が整形前だったという事もあって、空港の顔写真審査のときに止められるほどの違いだそうです(笑)。

HOST-TVでも楠唯の整形事情が知れる!

出典:HOST-TV

楠唯は実は、テレビに出演するずっと昔からHOST-TVでの定期的レギュラー番組も持っています。そこでの密着題材は『整形ホスト』です。

彼の整形後の顔の変化も各章によって違うので、色々な角度から楽しめる事ができます!最近アップされた動画では、プライベートにも密着していて彼のオフな一面も楽しめますよ!

楠唯が在籍する『CLUB GUYS』はどんな所?

たくさんの話題性を持ったホスト楠唯の在籍する『CLUB GUYS』はどんな所なのか、気になる方へ向けて続いてはCLUB GUYSの店舗を紹介していきます。

CLUB GUYSは、十人十色様々なホストが在籍しており、未経験からの入店2ヶ月で1000万円を突破したツワモノホストや一億円プレイヤーなどが在籍する有名店です。

group BJ/グループBJの系列店!

出典:groupbj

今ホストクラブ業界でじわじわと台風の目になっているグループBJの系列店でもあるのが、CLUB GUYSです。グループBJは、ホストクラブ業界では普通ではない色々な挑戦をしているホストグループです。

故・ぼくのりりっくのぼうよみこと『たなか』が体験入店したホストクラブもグループBJの系列店で、またきゃりーぱみゅぱみゅが訪れたお店の系列店としても有名です。

ホスト×アイドル『毎週金曜日はアイドルタイムがある⁈』

出典:Twitter

CLUB GUYSには、毎週金曜日に『アイドルタイム』というイベントタイムが設けられています。グループBJでは、ホスドル という新しいジャンルのホストも育成されています。

時間は20時〜21時、22時〜23時の二回。これらの時間内で来店したお客様は、SET料金が半額になるうえ指名料もカットとなる、お得なサービスとなっています。

ホスト業界全体のNo1記録保持者・6年連続1億円プレイヤーが在籍している⁈

出典:group-bj

一般的には、ホスト界のNO1といえばローランドなどを想像される人がほとんどだと思いますが、実はCLUBGUYSではホストクラブ史上もっとも売上を保持しているホストがいます。

ホストの名前は『YU-MA』。あまり世間では知られていませんが、彼は6年連続一億円プレイヤーという、誰も成し遂げたことのない記録を保持する実力派ホストなのです。

彼は代表取締役でありながらも、現在もプレイヤーとして現場に立っているので、YU-MAさんに会いたいかたはぜひCLUBGUYSへ遊びに行ってみてください!

CLUB GUYSの初回料金は?


ビジター料金(初回) 90分 / 5000円。Jビジター料金 90分 / 6000円。VIPビジター料金 90分 / 10000円の3種類から初回料金を選ぶ事ができます。

飲み物は、好きな焼酎1本と割もの飲み放題となっています。比較的高い値段設定となっていますが、サービスや店内の質などが、他のホストクラブとは1ランク違う、最高級のおもてなしを楽しませてくれます。

ぜひ気になるホストがいたら遊びに行ってみてください!

CLUB GUYSの店内は?

出典:clubguys

店内には多数のシャンデリアや、ガラスケースで覆われたグラスのタワー、ボトルのタワーが各所にセットされています。

超豪華で異空間な世界は、『一流デザイナー』がお店をイチから作り上げている事が理由の一つです。ぜひ記録保持者YU-MAが思い描く世界観を、初回料金で楽しんでください!

ホスト『楠唯』の気になるSNSは?

最後にホスト楠唯の気になるSNSについてまとめてみました。楠唯が気になった姫さまたちは、全員チェック必須ですよ!

楠唯のツイッター楠唯

楠唯は、ツイッターアカウントを2つ持っています。一つはホスト専用のアカウントもう一つは、相互フォロー専用のアカウントです。

相互フォローのアカウントは、姫さまやSNS経由からきたユーザーとコミュニケーションをとるアカウントになっているので、運がよければツイッター上で話せるかも?

楠唯のインスタグラム

楠唯のインスタグラムは、2017年で残念ながら更新が止まっている様子です。

しかし見てみると今よりも整形していない様子なので、整形をあまりしていないころの写真が楽しめるという意味ではおすすめのアカウントです!

まとめ

いかがでしたか?整形ホスト『楠唯』の魅力はまだまだ伝えきれないほどあります。あるホストには『温かみのある人間』と紹介されるほど、人間力が高いホストです。

整形にもとても詳しく、整形についての相談も受け付けているので、整形の話を聞きに行くのもいいかもしれませんね。ぜひ人間としてあたたかいホスト『楠唯』に一度会いに行ってみてください!

【高岡由佳に刺されたホスト】琉月・るなが復帰!!在籍中のお店やツイッターやインスタ・事件の原因を徹底調査!

出典:twitter

5月23日歌舞伎町の少し外れにある、新宿のマンション下で男性が刺されているのが見つかった。流出した画像には血まみれの男性が横たわっていて、横にはタバコを吸って誰かと電話している女性が写っており話題になった。

男女の関係は、ホストとお客さん。ホストの名前は『るな』、加害者の女性は『高岡由佳』という名前で、加害者側の女性は『可愛いい』とインターネット上で話題にもなりました。

そんな衝撃的な事件の被害者である『るな』が、7/1に完全復活を遂げホストプレイヤーとして現場に復帰したそうです!今回話題のホスト『るな』について徹底的に紹介していきます!

ホスト『るな』のプロフィール

ホスト『るな』の復帰後には、より多くの被害者るなの情報を見つけることができました。事件の裏に見える、彼の意外な一面とは?今話題のるな博士になりましょう!

ホスト『るな』の年齢・出身地・身長・経歴・本名は?


出典:instagram

ホスト『るな』の年齢は不明。出身地は栃木県だそうです。身長は170㎝でかなり細め。気になる前職は、鉄筋をやっていたそうで体は『細めのマッチョ系なのでは』と予想しています。

本名は不明ですが、ホスト『るな』は『琉月』と書いて、るなと読みます。話題になった『るな』とひらがな読みで認識されてしまっているので『琉月』と漢字でも覚えてあげましょう。

るなが働くホストクラブは?

話題に話題を呼ぶホストるなですが多くの人が、次に気になってくるのが、『どこのホストクラブで働いているのか』についてですよね。

FUSION-ByYouth-(フュージョンバイユース)


出典:ameblo

ホスト『るな』が働いているホストクラブは『FUSION-ByYouth-(フュージョンバイユース)』というお店で働いています。

また後々ホストクラブについて紹介していきますが、るなはその店舗で5月度売上3位を記録する、列記としたホストプレイヤーだったのです。

実力がついてくれば、女性の関わりも増えてくるもの。女性の恨みを買ってしまう確率も、グンと人気ホストなら上がってしまいます。

ホスト復帰後のホストるなの詳しい活動は?

約1ヶ月ぶりにホストクラブへ現役復帰したるなは、元気な姿を写真付きで投稿していました。

あまりにも早すぎる復帰と、元気な姿、そして若干の自虐ネタを挟んで話題を呼びました。rt数は脅威の6000rtを記録しました。続いては、復帰後のるなの心境や活動をまとめました。

刺されたことは自虐ネタとして使って元気に営業中!!

なんと彼は高岡由佳に刺されたことを逆手に取り、自分のステータスに『刺されたホスト』を追加し、自分のキャラクターにしたのです!

刺殺未遂という衝撃的な暗い事件を彼はプラスに変え、人々に訴えかけ、ポジティブにホスト人生を歩もうとしている姿は、とても勇敢でユーモラスのあるホストだということが伝わってきます。

るながホストを復帰した理由は?

ここまでポジティブなツイートをたくさん紹介してきましたが、彼自身ただヘラヘラしている訳ではありません。

読者達がみているところでは、『元気で明るい』『刺されたことは気にしてない』と感じることがほとんどですが、彼自身別に余裕がある訳ではありません。

死線をくぐり抜けてきたからこそ明るく振る舞えるのかもしれません。影では通院をいまだにしており、身体的なダメージの回復と共に、心療内科にも通い、心の傷も直そうとしているのです。

現在るなは禁酒中!

復帰といっても刺された箇所は内臓。しかも肝臓部分です。まだまだ体は治っておらず、お酒はまだのめない状態です!

指名してお酒を頼みたい場合は、自身で飲むか他の周りのホストとお酒を楽しむ事になりますが、『るな指名』でお酒を頼んでくれたらきっと喜んでくれますよ!

可愛いと話題!加害者の高岡由佳はどんな人?

ネットで話題を呼んだのは加害者本人の可愛さにもありました。とにかく可愛いと話題だった高岡由佳は、ガールズバーの経営者として働いていました。

高岡由佳の犯行理由とは?

本人の供述では『好き過ぎて殺したくなってしまった』『ずっと一緒にいるためには殺すしかなかった』と話していたが、ネットではホストるなの浮気によるものという情報もありますが、真意のほどは定かではありません。

真実はただひとつ??

意味深にるなが呟くように、真実はひとつしかありません。きっと元気に活動しているのも、自虐的に自身の出来事を話すのも、るなは悪くない理不尽な理由から刺されたのではと推測できます。

たくさんの噂を鵜呑みにせず、広い目で考えると良いでしょう。刺されても尚、元気にホストをやってこられるメンタルは、本当にプロのホストなんだなと伝わってきますよね。

高岡由佳のインスタグラムも判明!


出典:instagram

ツイッターで話題になったのは、高岡由佳のインスタグラムがとにかく可愛い!というものでした。投稿にある高岡由佳の動画もかなり定評があり、『好きすぎて刺した』×「可愛い」という化学反応からネットでは爆発的人気を誇りました。

現在はもちろん投稿は止まっており、話題性高さからフォロワーは74000人を記録する人気ぶりです。少ない人数のフォロー欄を見るとホスト『るな』がいるのが事件との関与の信憑性を、さらに高めている様に感じます。

新感覚ガールズバー・ときめきBinBim


出典:instagram

高岡由佳は逮捕当時、職業不明となっていましたが『新感覚ガールズバー・ときめきBinBim』の店長をしていた様です。

2018年10/10にプレオープンしてまもないガールズバーで、16:00〜23:30まで営業していた様ですが、現在ツイッターは非公開となっていて営業しているかは不明です。

FUSION-ByYouth-(フュージョンバイユース)はどんなお店?

FUSION-ByYouth-(フュージョンバイユース)は、実は2019年の4月にオープンしたばかりの新しいホストクラブです。話題性の高さからてっきり大手ホストクラブなのかな?と勘違いしてしまう人も多いんだとか。

そして幅広いジャンルのホストたちを揃えていて、いろんな客層の方から愛される、小さいホストクラブです。そして何よりイケメンが多い!今後の成長が楽しみなルーキーホストクラブです!

営業時間は朝の6時〜12時まで。毎週金曜日が定休日になっているので注意しましょう。

FUSION-ByYouth-(フュージョンバイユース)の店内は?


出典:instagram

フュージョンバイユースは、2019年4月にオープンしたばかりの超新人ホストクラブです。公式HPもなく、お店の公式インスタグラムやツイッターもまだありまません。

何もかもまだまだ不透明なお店で、かろうじて見つけたのがお店のPR写真でした。今後どんどんアップデートしていくであろう、超新星フュージョンバイユースに期待大です!

FUSION-ByYouth-(フュージョンバイユース)の初回料金は?

フュージョンバイユースの初回料金は、90分3000円の割もの飲み放題になっています。延長料金は2000円で合判初回という制度もあり60分2000円です。お気軽に足を運べる金額で、話題のホストるなに会えるのは破格ですね!

住所は『東京都東京都新宿区歌舞伎町2-33-1 第6トーアビル6階』。

電話番号は『03-5155-3604』です。

ホスト『るな』の気になるSNSは?

最後に話題のホストるなの公式SNSについて紹介していきます。それぞれいろんな楽しみ方がありますので、意外な一面がみたい方はぜひチェックしてみましょう。

ツイッター

るなのツイッターは質問箱や自虐ネタを中心に興味深いツイートをたくさんしています!もちろん営業日のことや売上のこと、指名のことなど様々なツイートをしているので、気になるかたはぜひフォローしてみましょう。

話題性の高さから現在、フォロワーは10000人を超えています。人気ホストになってしまわないうちに会っておきましょう!

インスタグラム

インスタグラムでは更新は少なめではありますが、自身の写真を日々の出来事と共に投稿しています。

写真だけみたい!という方はぜひインスタグラムをフォローしてましょう!フォロワーは現在9000人を突破している模様。

まとめ

ホスト琉月(るな)は元気な姿で、見事ホストを現役復帰することができましたが、まだまだ治療中の身です。

明るく振舞っている人でも心の奥底では、何かと戦って頑張って、ホストという仕事で、お客様に夢を日々与え続けています。そんな琉月もその一人です。

誰よりもホストとしてのプロ根性を持っていて、やりがいを感じている、琉月はこれからホストとして大きく成長していくでしょう。気になる方は有名になる前に指名しておくといいかもしれませんね!

ホストの水揚げとは?水揚げするメリット・デメリット【本当にできる!?】

ホストに水商売を辞めてもらい、自分が養うことをなんというか知っていますか?「水揚げ」と言います。好きなホストを自分だけのものにできたら、こんなに嬉しいことはないですよね?

今回は、その「水揚げ」についてメリットやデメリットなどを詳しく解説し、水揚げをするには何をすればいいのかなどご説明していきたいと思います。

ホストの水揚げとは?

ホストを水揚げするというのは、ホストに所属するホストクラブを辞めてもらい、彼の生活の全てを自分が引き受けるということです。

ただし、水揚げには金銭的な問題や現実的な問題など、様々な困難がつきまといます。それでも、少数ではありますが水揚げに成功した人がいるのは事実です。

水揚げするのは容易ではない

水揚げしたいホストが人気のホストであればあるほど、経営に響くため店側も簡単には辞めさせてはくれません。まずは店側を納得させる必要があります。

また、お店を辞めることができても、無職になったホストを養っていかなければなりません。高収入の場合は問題ないかもしれませんが、そうでない場合は養い続けていくのは大変なことです。

他にも本人の意識の問題なども出てきます。どれだけこちらが水揚げをしようと思っていても、ホスト本人が拒否すれば、やはり難しいでしょう。どちらにせよ一筋縄ではいかないと思っておいた方がいいですよ。

水揚げをするメリットは?

水揚げは容易ではないとお伝えしましたが、それでも達成した人がいるということは、それだけのメリットがあるということですよね。

ここからは具体的に水揚げをするメリットをひとつずつみていきたいと思います。

ホストを自分だけのものにできる

なんと言っても、ホストを自分だけのものにできるというのが一番のメリットではないでしょうか。ホストクラブで働いている限り、別のテーブルのお客様にかける時間はなくなりません。

また、ホストであれば営業でデートなどをする場合もあります。それが水揚げをすれば、自分のためだけに時間や優しさ使ってくれる。それは何にも変えがたい大きなメリットと言えますよね。

だからと言って束縛するのはあまりオススメできませんが、お気に入りのホストを自分だけのものにできるなら、どうにか水揚げを成功させたいと思う方もいるでしょう。

ホストクラブに行くお金が必要なくなる

お気に入りのホストを水揚げすれば、ホストクラブに行く必要がなくなります。ということは、今までホストクラブに通うために使っていたお金が必要なくなるということです。それは大きなメリットですよね。

ただし、ホストクラブに通って使うお金がなくなった分、ホストを養うための生活費やホストのお小遣いなどを渡す必要が出てきます。

ホストクラブでいくら使っていたかにもよりますが、一日に何十万円も使っていたとすれば、ホストを水揚げした方が安く済むかもしれません。

水揚げをするデメリットは?

次に水揚げすることでのデメリットについてもお伝えしていきたいと思います。あえてデメリットをお伝えするのは、デメリットを知ることでその対策をとったり、冷静に判断するのに役立て頂きたいからです。

決して「水揚げ」を反対しているわけではないので、安心してくださいね。それではみていきましょう。

ホストを養っていかなければいけない

上でも少しお伝えしましたが、ホストを水揚げすると彼は無職になります。すぐに別の仕事が見つかればいいかもしれませんが、そう簡単にいかない場合もあります。

その場合、生活費やお小遣いなどを渡して、ホストが生活していけるようにしなければなりません。ホストクラブに通っていた分のお金が浮いたとしても、養っていくためにお金が必要になります。

期間にもよりますが、高額所得者でない場合はそれをずっと続けていくというのは簡単なことではないでしょう。ホスト以外にやりたい仕事が早く見つかるようにサポートしてあげましょう。

水揚げをする際にも多額のお金を払うこともある

水揚げをするときには、お店とのやりとりも無視できません。もし、ホストがお店側に借金などをしている場合は、その全額を肩代わりしたり、またお店との契約内容によっては違約金のようなものが発生する場合もあります。

ホストが辞めるということは、そのホストの人気や売り上げによってはお店にとっても死活問題になりかねません。最近は店舗移籍でも高額な移籍金が発生します。

どんなホストを水揚げするのかにもよりますが、水揚げには多額のお金がかかると心得て、ある程度お金に余裕を持って挑みましょう。

生活水準の低下に不満を持たれる

ホスト時代の生活と比べて生活水準が低下すると、水揚げされたホスト自身が不満を訴えてくる可能性があることです。

人気ホストが水揚げによって収入がなくなり、今までは買えていたものが買えなくなったり、自由に使えていたお金が使えなくなってしまうと不満に繋がります。そうなってしまうとお金の切れ目が縁の切れ目となってしまうこともあります。

水揚げしたいホストがどれほどの生活水準なのかは事前に確認して、不満を持たれて縁が切れてしまわないように先手を打ちましょう。

ホストの彼を水揚げする方法

彼氏の職業がホストで、お店を辞めて欲しいという場合も、水揚げしたい理由によくあります。この場合は、彼がどうしてホストを職業に選んだのかを知ることが重要になります。

ただホストを水揚げする場合と違って、お金の問題だけでなく彼自身を納得させる必要があるのでさらに難しい場合もあります。それでは、どうすればいいのでしょうか。

相手に最優先でお金を回す

ホストを職業に選んだ理由として多いのは、お金が稼げるからということではないでしょうか。彼に最優先にお金を回しホストをしなくても自由に使えるお金があれば、彼がホストの世界に身を置き続ける理由はなくなります。

働く理由がお金でなくなることで、別にやりたいことを見つけたり、やりがいのある仕事を見つけるかもしれません。彼のホストになった理由を聞き出して、お金と答えた場合は、彼にお金を最優先に回して水揚げをするのがオススメです。

専業主夫にしてしまい働かない状況を提供する

もう一つ有効な方法が専業主夫にすることです。ホストを辞めることと同時に結婚も決意させなければならないので、少し難しいかもしれませんが、二人の未来のためには理想の方法とも言えます。

彼を水揚げして結婚し専業主夫にするということは、あなたが彼をこの先ずっと養っていくことを意味します。

それは言葉で言うよりとても大変な決断ですが、それでも本気で彼を水揚げしたいならぜひトライしてみてくださいね。

よく考えてから水揚げを検討しよう

水揚げは容易でないことは分かって頂けたと思います。もちろん、水揚げがうまくいけば、お気に入りのホストが自分の側にいてくれるという大きなメリットが待っています。

メリットとデメリット、両方を天秤にかけよく考えた上で、それでも!と思えるなら水揚げを検討しましょう。

すぐにリリースすることもあるので慎重さも大事

水揚げを検討する際に、最後に一つ注意点をお伝えしておきます。たとえ、ホストが仕事を辞めることが出来ても、またすぐにホストの世界に戻ってしまうことがあります。それをホスト用語ではリリースと呼んでいます。

せっかく多額のお金と時間を使って、必死になって水揚げをしてもすぐにリリースとなっては元も子もないですよね?

水揚げはする側の問題だけでなく、水揚げをされるホスト側にも考え方や感じ方があるので、慎重に見極めることが大事ですよ。

まとめ

ホストの水揚げについていろいろとご説明してきましたが、いかがでしたか?お気に入りのホストを水揚げして、自分だけのものにしたいという想いは、ホストクラブに通う人なら、多少なりとも誰にでもある気持ちではないでしょうか。

ホストを独占するというのは、決して容易なことではありませんが、絶対に叶わないというものでもありません。無理をして水揚げに踏み切るのはオススメできませんが、慎重に検討してから水揚げという夢を叶えてくださいね。

ホストクラブでの「チップ」とは?ホストにチップはあげてもいいの?【禁止事項も】

ホストクラブでお気に入りのホストができると、そのホストにお酒を入れてあげたくなるのはもちろん、他にも愛を込めて何かプレゼントをしたくなりますよね。

そんなとき選択肢のひとつとしてあげられるのが「チップ」です。お会計とは別に感謝の印として渡すお金のことですが、詳しく知らない方もいるのではないでしょうか。今回はホストクラブのチップと、それにまつわる注意点についても徹底解説していきます。

ホストクラブでの「チップ」とは?

海外のレストランやホテルでは良いサービスをしてくれたスタッフに、感謝の気持ちを込めてチップを渡すのが一般的です。

日本ではあまり馴染みがないですが、お店で楽しませてくれたホストにお小遣い感覚でチップを渡すお客さんもいるようです。

実はチップの語源はフランス語やドイツ語で「酒を飲むためのお金」という意味だったという一説もあるので、ホストと楽しくお酒を楽しむ場であるホストクラブにぴったりの言葉ではあるかもしれませんね。

ホストクラブでチップを渡すのはOK?

チップは良いサービスに対する感謝の印ではありますが、現金を渡す行為に少し抵抗を感じてしまう方もいるのではないでしょうか。

ここからはホストにチップを渡してもいいのかについて解説していきます。

チップ・タクシー代などとしてならOK

ホストクラブ店内でチップを渡すことや、タクシー代としてお金を渡すことはOKとしている店舗は多いようです。

ホストの出勤前後にデートをする同伴やアフターでは、デート代をお客さんが払うこともあるため、その時の飲食代・タクシー代などの名目があるお金なら問題ないということですね。

非常に難しいラインではあるので、トラブルを確実に避けたい方はお金を払う時にホストを通さず自ら従業員に渡すなど、配慮をすると安心です。

お店によっては完全NGのこともあるので確認すべき

お店に通うお客さんがホストに直接お金を渡してしまうと、もちろんお店としては1円の利益にもなりません。そのためホストとお客さんの間での現金のやりとりを一切禁止としている店舗もあります。

そういった店舗でルールを破るとホスト自身がお店からの信頼を無くすことになるので、いくらバレないようにと言っても、ホストに無理やりお金を押し付けるようなことはしないでくださいね。

それぞれのお店によってルールは異なりますので、事前に内勤のスタッフなどに確認しておくのがいいでしょう。

元々はチップが一般的だった!?

1965年に東京に初めてオープンしたホストクラブであるナイト東京では、チップを払うのが一般的でした。

現在のホストクラブからは想像が付きませんが、営業開始当初のナイト東京はたくさんの男性ダンス講師を雇った女性のためのダンスホールで、サロンスペースと呼ばれる休憩エリアでは講師にチップを払うことで一緒にお酒を楽しむことができました。

その後、講師はダンススキルだけでなく容姿やタレント性も重要視されるようになったそうで、様々な能力が求められる点では今のホストとも近いものがありますね。

ホストにチップを渡すときの注意点

では、いざチップを渡したい時に気をつけるべきことは何でしょうか。

ここからはホストにチップを渡すときの注意点について解説します。やり方によっては担当ホストとお店の関係が崩れる可能性もあるので、十分注意してくださいね。

単に現金を渡すのは「裏引き」となる

店内でチップとして、またアフターでのタクシー代などとしてではなく、何の名目も無しに現金を渡す行為は裏引きと言われます。裏引きは直引きとも言われ、ホストの世界では有名な禁止事項とされています。

裏引きがバレたらホストにペナルティが

裏引きをすると本来ならお店に入るはずの売り上げがホストに直接支払われてしまい、お店が必要ない状態になってしまうことから、ホストとホストクラブの関係性が崩れてしまいます。

万が一裏引きをしたことがお店にバレた場合には、ホスト自身がお店ごとに決まったペナルティを受けたり、最悪の場合お店を辞めなければならない可能性もあります。

大切な担当ホストに迷惑をかけないためにも、裏引きは絶対に禁止ですよ。

お客さんはどうなる?

ペナルティを受けるのはホストだけではありません。お客さん自身も、そのホストクラブに出入り禁止になってしまう可能性があります。

そうなると、大好きな担当ホスト会いに行くこともできなくなってしまいます。ホストを愛するが故にお金をあげたはずでも、これでは本末転倒です。

また、ホストクラブにまつわるタブー行為は「爆弾」と呼ばれ、裏引き以外にも担当ホスト以外のホストとの連絡先交換などが含まれますので、合わせてチェックしてルールを破ることがないよう注意してくださいね。

ホストをもっと喜ばせたいときは?

ここまでホストに渡すチップについて解説してきましたが、もっとホストに喜んでもらいたい方には下記の方法がおすすめです。

チップよりもシャンパンなどのお酒を入れる方がベター

ホストに愛を伝えたいなら、まずはお店で高価なお酒を入れてあげるのが一番。ホストであればお客さんからのお酒の注文を喜ばないはずはありません。

普段は高価なボトルが頼めなくても、ここぞという時に奮発してみるのもひとつの手です。もちろん日頃からお手軽価格なお酒を頼むのも大切ですので、無理をする必要はありませんよ。

ホストのナンバー争いに貢献する

ホストクラブではお店に在籍するホストの月の売上額をランキングにし、その月のナンバー入りホストとして発表します。

ホストは多くがナンバー入りを目指して日々接客に励んでいるため、お客さんにどれだけお酒を入れてもらえるかは重要なポイントになります。

自分が頼んだお酒により担当ホストが結果を出すことができれば、ホストのナンバー争いに貢献したという満足感も得られますし、何よりホスト本人も喜んでくれることは間違いありません。

あまりお金をかけられない時はフードを

お酒をたくさん頼むほどお金の余裕がない時は、ホストクラブのメニューにあるフードをプレゼントとして注文するのもおすすめです。

ホストは基本的にお酒を飲んでいる時間が長いので、食べ物を食べられるのを嬉しいと感じてくれる人も多いよう。ホストの食べたいおつまみやデザートを頼んで、仲良く一緒に食べるのも楽しいですよ。

お酒以外で渡したい場合は「プレゼント」

お店に行った時はいつもお酒を頼んでいるし、たまには何か他のことがしたい!という方には、事前にプレゼントを準備してみるのはいかがでしょうか。

あらかじめ担当ホストに欲しいものを聞いておくのもいいですし、さり気ない会話の中で好みのものを聞き出すのもおすすめです。

ホストにおすすめのプレゼントは?

ホストにプレゼントをあげると言っても何を選んだらいいのかわからない…。そんな方にまずおすすめしたいのがアクセサリーです。

アクセサリーなら種類が豊富なため、担当ホストにぴったりのアイテムが見つかる可能性が高いでしょう。普段から彼が持っているアクセサリーや服をチェックしておけば、その趣味やブランドに合わせて選ぶこともできます。

また、意外と嬉しいと言われているのが、ちょっとした家具や家電。ホストは美意識が高い人も多いので、インテリアや美容グッズならきっと喜んでくれます。

サプライズプレゼントも!

思いもよらないタイミングでプレゼントをもらえると、嬉しさも倍増しますよね。誕生日やクリスマスなどのイベントではない時だからこそ、サプライズでプレゼントを渡すのもおすすめです。

サプライズをする場所も店内、店外と様々ですが、ホストクラブ来店中に担当以外のヘルプホストなどに協力してもらうのも良いでしょう。担当ホストが席を外したタイミングを見計らい、ヘルプホストにこっそり相談してみてくださいね。

まとめ

ホストクラブのチップについて解説してきましたが、いかがでしたか?担当ホストへの愛や感謝を伝えるにはまずはお店でお酒を入れてあげることが一番です。

チップを禁止している店舗では、そのルールを破るとホスト自身がペナルティを受けることもあります。大切な担当ホストを困らせないためにも、お店のルールに従ってホストクラブ遊びを楽しんでくださいね。

【偏見を無くしたい】きゃりーぱみゅぱみゅがホストクラブへ⁈ファン賛否両論で話題に。

出典:instagram

先日日本を代表する有名なアーティスト『きゃりーぱみゅぱみゅ』がホストクラブへ遊びに行った事をツイートしSNS上で話題になりました。

そのツイートを見たSNSユーザーの意見は賛否両論。そんなホストクラブへ行ったきゃりーぱみゅぱみゅに関するまとめと、きゃりーぱみゅぱみゅが行ったホストクラブの調査を業界1早く調査いたしました!

『人生経験としてホストクラブへ連れてってもらいました!』

6/12きゃりーぱみゅぱみゅが知人の誘いでホストクラブへ行ったとツイートし、『ホストクラブ』というエンタメが受け入れられない、一部のファンから批判の声を受けました。

動画の内容は、『シャンパンパン!うぉい!うぉい!うぉい!』というホストクラブならではのコールの動画でした。

賛否両論の嵐

画像のほかにも、『行かないで欲しかった…』『なんかショック。』『ハマりすぎないでね。』などと、マイナスなイメージを払拭しきれていないホストクラブに対して多くのコメントが寄せられました。

ホストクラブというお店に行っただけで、ここまで色々な賛否が出るのはさすがきゃりーぱみゅぱみゅと言ったところでしょう。

『どんな世界でもNo1は魅力的』

そんな世間の反応を受けて、『どんな世界でもNo1の人は魅力的』とホストクラブを始めとする、水商売に対するポジティブなツイートをしました。

No1になるホストは、全てのお客様を楽しませるエンターテイメントのプロです。

男性が女性と会話するだけで『数千万、数億円』の価値を生み出すのには、世間が想像するホストクラブとは”真逆”の魅力溢れる男性たちが出迎えてくれるんです。

『偏見を無くしたい』

世間の偏見的、批判的なリプライに対し、続けてきゃりーぱみゅぱみゅは『偏見を無くしたい』ともツイート。

今のホストクラブに行ったことがない人が思っている『過去のホストクラブ』と『今のホストクラブ』は実は全く違った世界なんですよね。

きゃりーぱみゅぱみゅはどこのホストクラブへ行った?

そんな有名なきゃりーぱみゅぱみゅが足を運んで行ったホストクラブは一体どこなんでしょうか?独自の調査で特定してみました。

コールをする中できゃりーぱみゅぱみゅの動画に映り込む隣の男性、今回きゃりーぱみゅぱみゅの担当として接客したホストと推測されます。

隣には人気ホスト『一条ヒカル』の姿が!


出典:Twitter

実は隣の男性はホスト業界ではかなり有名な『一条ヒカル』というホストです。AbemaTVや地上波放送にも出演しているローランドに次ぐメディアの露出があるホストです。

一条ヒカルとは?

身長は180㎝以上でかなり細身。俳優の佐藤健に似てるホストとして有名です。彼の実績はとても輝かしいものです。

年間1億5000万プレイヤーで25ヶ月もの間1000万円を売り上げたホストとして有名です。25ヶ月連続1000万円は、あのカリスマホストローランドでもなし得なかった偉業と言えます。

『業界のみられ方を変えたい』

今回の一件で一条ヒカルはホストとしてのプライドとホスト業界の見え方を本気で変えたいとツイートしていました。

黒いイメージのある昔のホストとは違う、という事を全力で伝えていく魅力溢れるホストです。

きゃりーぱみゅぱみゅが行ったホストクラブは?


出典:groupbj

きゃりーぱみゅぱみゅがお忍びで行ったホストクラブは、一条ヒカル在籍の『groupBJ』の『CLUB DARLIN』『clubartist』『CLASSY』と推測されます。

お忍びという事もあり調査してもわからなかったのですが、この有名店3店舗という事はわかりました。

まとめ

『きゃりーぱみゅぱみゅ』と『ホストクラブ』という相反するコラボ?は世間を騒がせてくれました。

きっとまだまだ世間のホストクラブに対する目は変わらないですが、少しづつホストクラブはクリーンな業界へ変わりつつあります。

昔とは違ったクリーンな楽しいホストクラブがいつの日か、一般的な楽しい一つのエンターテイメントになれたらいいなと思っています。

これをきっかけにホストクラブに興味を持った方はぜひ一度足を運んでみてくださいね!


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